機材関係の最近のブログ記事

鏡筒を降ろした

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20240401.jpg

ついこの前、鏡筒を載せたと思ったのも束の間、鏡筒を降ろした。
NJP Temma2も降ろして箱詰し、スターベースに送った。
(エイプリルフールではない、泣きたいくらいだ)

やっと鏡筒を設置した

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20240321.jpg

パソコンとドーム制御器の動作がうまくいった。

約半年ぶりに赤道儀に鏡筒を載せた。

ドーム制御器、その後

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ドーム制御器をエルデ光器へ送った。

しかし、正常に動作するという。
送り返してもらってドームへ持ち込む。
でもダメだ、完全には動作しない。

エルデ光器へ電話したら、土曜日なのに電話がつながった。
担当のkさん、お疲れ様です。

動作状況を伝えて、二人して悩む。
現象を整理すると、
◎パソコンとドーム制御器の接続は問題ない
◎ドーム制御器からパソコンへは反映する
×パソコンからの動作がドーム制御器に反映しない

問題点を整理すると、
■機器としては以下の3つ
1.ドーム制御器
 kさんは問題ないとの判断
2.接続ケーブル
 USBシリアル変換機を使って、3本入れ替えて動作を確認済み
3.パソコン本体

★消去法でパソコンがあやしいのか?

kさんから、別のパソコンで接続できないか?との提案
幸いというか古いが別のパソコンはあるので
それを起動して接続してみた。
   ↓
何と、正常に動くではないか
結論:パソコンに問題あり

原因はわかったので、kさんも納得してくれた。

中途半端に動くからパソコンに原因があるとは全く思ってもいなかった。
というわけで、ドーム内パソコンを取り替える。
インストールが大変だ。

ドーム制御器

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20240306.jpg

ドーム制御器を取り外して製造元へ送った。
約15年前に購入したが今までよく動いてくれたものだ。
うまく修理してくれればいいがな。

リモートでは、とうとうスリットの開閉ができなくなってしまった。
現地へ行って、ドーム内から物理的にコントローラーからの開閉はできる。
しかし、パソコンからのアプリによる開閉ができなくなってしまった。
困ったなあ。
こうなるとリモートでの撮影ができなくなってしまう。

メーカー謹製のアプリでも制御できないとなれば、
ドーム制御器そのものの不具合かもしれないと思うようになってきた。
もちろん、それまでに接続ケーブル(USBシリアル変換ケーブル)を
数本取り替えてテストはしている。

ドーム制御器メーカーへ相談してみるしかないか。

赤道儀を設置

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赤道儀を設置しに行ってきた。

数か月ぶりにドームの中へ。
能登半島地震では結構揺れたので物が散乱しているかと思ったが、
何事もなく以前のままであった。

とりあえずNJP赤道儀だけをピラーに載せた。
力の弱った老人なので一人では鏡筒を載せられない。

20240228.jpg

パソコンと接続し、問題なく接続できることを確認し、
適当に天体を自動導入しパークするところまでは動作した。
当然ドームの回転も連動して動く。

ただ、NINAからドームの接続はできるのだが、スリットの開閉ができない。
1月?だったか、リモートでNINAのアップグレード更新をしたのがまずかったか?

NINAから自動で撮影後はパークし、スリットを閉じるところまでやって欲しいのだがな。
まあぼちぼちやってみるかね。

1カ月ぶりに動作確認

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NJPは1か月前には修理を終え帰還していた。
その後、コロナ罹患、正月、祖父の葬儀と放置したままだった。

葬儀も終え、やっと時間が取れたので動作確認を行う。

20240112.jpg

クランプは緩めて、パソコンとの接続確認のみだ。

20240112_1.png

自宅パソコンは、MaxImDLしか入れていないので、
ここから接続してみる。

20240112_2.png

ちゃんと接続できる。
ソフトウエアから、GOTOもできるし、パークもできる。
問題はなさそうだ。

もう20年以上も前の機材だが、
(有償だけど)しっかりと修理やサポートもしてくれる。
NJP Temma2はいい機材だ。

ドーム内への設置はどうしようか?
49日の法要が終ってからにするか。

NJP赤道儀、また不調

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20231030.png
NINAで赤道儀に接続エラーが出る。
通信ができない状況と思われる。

日曜日だったので、現地へ向かう。
赤道儀本体が悪いのか、ケーブルが悪いのかもわからないので、
ケーブルや別の赤道儀(EM200/EM10)も持参してドームに持ち込んだ。

まず、ケーブルや電源はそのままで、赤道儀をEM200につないでみる。
20231030_1.jpg
こちらは問題なく接続し、動作する。

今度はEM10に付け替えてみる。
20231030_2.jpg
こちらも問題なく接続し、動作する。

ということは、赤道儀本体の問題だと判断した。

NJP赤道儀は、2年前の春に1度修理に出した。
この時は、赤道儀が逆回転する不調だった。

昨年の8月にも修理に出した。
通信はできるが、動作しないという不調だった。

それから約1年後、今度は通信すらできない。

仕方がない、また修理に出すしかあるまい。

やはり今年の下半期は何かとうまくいかないことが多い。
しかし、不調なものは修理に出すことしかできないしなあ。

ドームドライバを改修2

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前回の記事では、一応動いたが致命的な欠陥があると書いた。

まともに動作するのは、
・設定画面を出さずに使用するか、
・設定でCOMポートを選択するのは1回のみ
という条件がある。

致命的なのは、
設定画面を何度も出すと、ASCOMがエラーを出す。
エラーを出すだけならましな方で、
上位アプリ(MaxImDLやNINA)を巻き込んで落ちてしまう。
これはまずい。

20230929_1.png

これは、ASCOMが出すエラー画面。

何かごちゃごちゃした画面だが、COMポートのオープンに失敗したのだ。
COMポートのアクセスが拒否されたという、わかりにくいメッセージだ。
どうも設定画面を開く度にオープン処理へ飛んでいるようだ。
そして一度オープンすると、
そのままオープンしたままの状態ではないかと推測した。
このあたりの挙動がどうにもわからない。

ここは、オープン時の処理に例外処理を追加した。
(2つ下の画像で、上の大きい赤枠の部分が例外処理で改変した部分)

20230929_2.png

この例外処理にて、メッセージを簡略化し、
ASCOMには迷惑をかけないようにもなった。

20230929_3.png

しかし、劇的に改善したのは、小さいが2個目の赤枠に「?」を入れたこと。
これで、上位アプリ(MaxImDLやNINA)を巻き込んで落ちることはなくなった。
これで安心して使うことができる。

意味的にはデストラクタ(※)によりCOMポートをクローズする処理で、
nullでない場合にクローズするようにした。
これは、IF文でnullかどうかを判定しても同じことで、
C#はこんな書き方があるのかと感心したくらいだ。
(このドライバはC#で書かれている、VB.NETとは言語仕様が大きく違う)

※デストラクタとは、コンストラクタと対になっている。
今回の場合、
■コンストラクタ class Dome で記述して、
 COMポートの定義を行い、COMポートのオープン、通信を行う
■デストラクタ class ~Dome で記述して、
 COMポートの使用終了時に、OS(.Netframework)から呼ばれて
 リソースの開放等の記述をしておく
 C++ではデストラクタの呼び出しは可能だが、C#ではそれは出来ない
 デストラクタは省略も可能だが、
 リソースの開放を確実にするためには記述しておく
ということらしい。
これを読んで理解できる人は相当なものだ。
おいらはほんの少しだけしか分からない。
というか分かったようで何も分かっていないというのが正しい。

実を云うと、C#は触るのが今回初めてで、全くのド素人なのだ。
C#はC言語の親戚みたいなものという認識でしかない。

ズブのド素人がASCOMドライバをいじること自体が、そもそもおかしい。
ASCOMの神様がお怒りになるのもご尤もである。

とはいえ、今の世の中はDX推進の流れになってきている。
(DXはデラックスではないよ、多くの老人はデラックス派だけどなw)
DX推進の流れに乗って、還暦過ぎた爺が無謀な改修を行っている。
ASCOMの神様も大目に見てくれるとありがたい。

まあ自分一人が使うだけなので、そこは覚悟の上でってことで。
これで今の所は安定的に動作はしている。
ドームドライバの改修はこれにて終了とする。

ドームドライバを改修

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還暦過ぎ爺の手習いみたいなプログラミングだが、
やってみると何とかなるものだ。

こうなってくると、昔からの懸念であれをやってみたくなった。
あれというのは、ドームドライバの改修だ。
RS232Cというかシリアルポートでドーム制御器に接続するのだが、
ドームドライバでは設定できずに決め打ちでやっている。
この部分を設定画面で設定させて反映させようという目論見だ。

20230926_1.png
これは現状の設定画面、ただのお飾りで何もできない。

20230926_2.png
ここにCOMポート情報をレジストリから取得し表示する。
OKボタンで、レジストリに書き込む。

ドライバ接続時には、レジストリからCOMポート情報の
COMポートに対して接続させる。

20230926_3.png
そしたら、欲が出てきて、
パソコンに接続されているポート情報をすべて出して選択させてみた。

なかなかいい感じである。

20230926_4.png

実際にリモートで動作させてみたが、バッチリだ。
うまく動いてくれるとうれしいものだな。

これね、ドライバなんで直接動かせないのと、
接続する相手は自宅にないので、
リモートで接続し、実機で動かさないとテストができない。
簡単な改修だったので、一発で動いてくれたからよかった。

ただし、致命的な欠陥がある。
そのまま使う分には問題なさそうだけど。

ローテータ、その後

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ローテータが動かないままだ。

開発元に英語でメールを送り、メールのやり取りが始まった。
最初は動かんので交換してくれんか?のメール、それに返答。
その後は、あれしろ、これしろ、やってみたが動かずと返答。
10回程度のやり取りの後、購入店舗に連絡を取れとの指示が来た。

さあ、どうなりますやら。

というか、仕事が忙しくて構っている暇がない。
まあいいさ、とことんまで付き合ってやるわ。

ローテータとの接続

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やっと現物を使っての取り付け確認だが、
鏡筒からローテータの接続は無理。

鏡筒>フォーカサー>ローテータの接続しかできないことが判明。

フォーカサー>ローテータ表面(でっぱりが大きいほう)は無理。

フォーカサー>ローテータ裏面(でっぱりが小さいほう)は何とかなる。
20230809_2.jpg

ただし、画像右側やや下の、フォーカサーのモーターが張り出しており
これが干渉する。
ここを15mm分だけ嵩上げすれば、接続は可能だし、360度回転も可能だ。
(光路長の問題は残るが)

20230809_1.jpg

ローテータ表面(でっぱりが大きいほう)とカメラの接続は問題ない。

フォーカサーから、カメラ先端(K-ASTECの先端リング)までは、21.5mmだ。
フォーカサーとローテータの接続に15mmをとらざるを得ないが、
ローテータ単体の厚みが16mmあるので、合計31mmとなり、9.5mmオーバーする。

ローテータとカメラの接続をマイナス9.5mmにすれば計算は合うし、
(接続面から、奥に引っ込めれば可能だ)
何とか取り付けは可能ではないかと思っている。
最終確認はしていないが。

最終確認ができれば、特注リング2個の設計にかかれるけど、
肝心のローテータは動かないし、やる気が出ない。

20230808_1.jpg

20230808_2.jpg

到着した。

早速パソコンと接続してみたが、回転しない、orz
英語と中国語(簡体字)のエラーダイアログが出る。
"POWER が足りない?"で、OKボタンを押すも、無限ループに入る。

電源が悪いのか?
機材の初期不良なのか?

これだから中国製品は、、、と思ってしまう。

20230804.jpg

いつもコメントをいただいているn2068ddさんのご紹介により、
ワンダラーアストロのローテータをぽちった。
まだ到着はしていない。
輸送業者がFEDEXだったかUPSだったか、氏名も住所も
全部英語で書きやがれ、このボケが!(原文は中文なのでよくわからん)
と怒られて英語で返答したから、配送の準備はしているのだろう。

接続リングを特注で2つ作成しないといけない。
2つというのは、ローテータの前側と後側に必要なので。

そこで手書きで、原寸で図面を引いた。
図面を引いている途中で気が付いたのだが、
ローテータの出っ張りが干渉して接続できないことに気が付いた。

なんて間抜けなんだろう。おおまぬけとしか言いようがない。

手元に機材がないので、現地に行ったついでにある程度のサイズを測定して
これでいけると判断したが、相当頭がぼけていたようだ。

干渉を避けるには、接続リングを長くすればよいが、
光路長ギリギリというか、5mm程しか余裕がない。

このままでは取り付けは無理だな。
アキラメロンなのか。

いや待て、
まだだ、まだ終わらんよ。

ローテータは、この図面の通りでなくても、逆の取り付けも可能だ。
(逆の取り付けでは、ローテータごと回転する)
さらに、ローテータの取り付けは両側とも92mmP1メスが基本で、
n2068ddさんによると、92mmP1オスは取り外しができる。

最後の手段として、ローテータの(小さいほうの)でっぱり部分は
USB端子とDC INだったかOUTだったかのユニットになっており、
根元を削るか取り出すことが可能ならワンちゃんあるだろう。

あるいは、鏡筒>ローテータ>フォーカサー>カメラ
の接続パターンも考えられる。

とにかく、現物を見てみないと何とも言えない。
だめかもしれないが、勝率7割はあるとみてチャレンジしてみるわ。
もちろん、360度回転はできなくてよい、
せめて90度回転さえできればなあと思っている。

せっかくのイメージサークルの広い(88mmφ)鏡筒なので、
それを生かしたフォーカサー(FLI-PDF、104mmφ)はあるし、
ローテータ(92mmφ)も揃えれば最強なんだがなあ。
カメラがフルサイズでは宝の持ち腐れってことには変わりはないけどな。

ZWOカメラの乾燥処理

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ZWO ASI6200MMPro カメラ一式を外して自宅に持ち帰り、
乾燥剤を取り出して乾燥処理を行った。

20230807_1.jpg
風呂場で作業。一番埃の少ない場所である。

解体し、カメラ本体の蓋を外す。

20230807_2.jpg

蓋の内側に乾燥剤が4つあるので取り出してレンジでチン。
後は元に戻す。
カバーガラスの裏側にはヒーターの回路がびっしりと取り囲んでいる。

さあ、これで結露しなくなるのか?

結論、とりあえずは結露しなくなった。

IR撮影画像

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20230626_1.jpg
フィルター:IR640、5分x10、BTX、NGC5907の上側を等倍で切り出し
コントラストはLよりも良い。

20230626_2.jpg
フィルター:L、5分x10、BTX、NGC5907の上側を等倍で切り出し
解像感は、こちらが上。

20230626_3.jpg
フィルター:B、5分x20、BTX、NGC5907の上側を等倍で切り出し

どれも月のない夜に撮影した。
10枚程度では背景はざらざらだ。
(背景を滑らかにぼかしてやればいけると思う)
IR画像は思ったよりもきれいだったが、解像感はLに劣る。
この程度で判断を下すのは間違っているかもしれない。
IRは月夜専用なのか。

結露対策

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冷却CMOSカメラの結露対策について

結露するのは気温が高くなったからかもしれない。

結露対策の正攻法としては乾燥材のリフレッシュを行うことに尽きる。
しかし、現状のままでも何とかできないかと、考えてみた。

1.冷却をゆっくり行う
20230622_1.png
真っ先に考えたのは、この方法だ。
しかし、結論から云うと全く役に立たなかった。

2.ひたすら撮影する
20230622_2.png
撮像で、連続して撮影する。
こうすることで、センサーを酷使し、センサーからの発生熱を使う方法だ。
結論から云うとこれが一番有効だった。
20枚~30枚程度で見る見るうちに結露が消えてゆく。
これで当面は凌ぐとするか。

やっとテスト撮影

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土曜の夜はやる気を喪失して何もなし。
日曜の夜にやっとリベンジ撮影(テスト撮影)。

夕方、雲は多かったが、SCWのでは20時頃から晴れてくる予報。

久しぶりの撮影だ。
こんなに気温が高いのは今年初めだ。
1カ月前までは気温1桁台の撮影だったのだがな。

20230621_1.png
ラズパイの気温のグラフ、
夕方18時からエアコン、パソコンを起動し、カメラの冷却を開始。

20230621_2.png
20時からドームを開け、NGC5907に向ける。
・わかりにくいが、左端にNGC5907を捉えている。
・中央の黒い穴は、カバーガラスの結露だろう。
・70%以上の負荷率で、やっと-10度の冷却だ。

20230621_3.png
・PlateSolveでNGC5907をど真ん中に配置。
・カメラの向きは0.4度、カメラ取付時に印を合わせておいた、
 359度台の計測もあるので、まあこんなもんだろう。
・Lフィルターでオートフォーカスを実施、フォーカサー:3178
・中央の黒い穴は、やや縮小したか。

20230621_4.png
・IRフィルターに切り替えてオートフォーカスを実施、フォーカサー:2810
・IRフィルターの画像、横縞が多く、ぱっと見、画像がものすごく汚い。

20230621_5.png
・LフィルターとIRフィルターのオフセット値を-370に設定した。

20230621_6.png
21時頃からLの撮影開始(L:10枚、IR10枚で撮影終了)
・1枚目、中央の黒い穴が少し残る。背景の輝度:1650程度
・2枚目、中央の黒い穴がほぼ消滅。背景の輝度:1600程度
・3枚目、中央の黒い穴は完全に消滅、薄明終了。背景の輝度:1550程度
 (ここからが本番といえる)
・シーイングは安定しており、グラフが暴れない、ガイドエラー0.25~0.35秒角
・ゴミのリングは見当たらず、フィルターはきれいな状態だ

20230621_7.png
22時頃、気温のモニターグラフが19度以下になり、エアコンを停止

20230621_8.png
これがIRフィルターの初画像だ
・L画像との違いが、ぱっと見よく分からない
 (エッジオン銀河はわかりにくいのかも?)
・横縞の汚さは感じないが、汚いのかもしれない
・背景の輝度:730程度と、L画像の半分以下だ
 (ということは、緑や青の成分が大きいのだな)

NGC5907は21:30頃の南中なのであまり深追いできないし、
空の状態もよくないため、IRを10枚撮影して終了。

フィルター設置、他

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先週の土曜日は快晴であった。

IR640フィルターを設置し、エアコンのSwitchBotの設置も兼ねて。

20230619_1.jpg
S2フィルターを外し、IR640フィルターを代わりにねじ込む。

エアコン制御のSwitchBotについては、
使わずに外していたWiFiルーターを持ち込んで
ネットワークにWiFiを追加する。
そこからSwitchBotを設置し、設定する。

帰宅してスマホからエアコンのOn/Offを行ったが、ちゃんと機能する。
確認の方法は、監視カメラでエアコンの光が光るかどうかで判断する。

20230619_2.jpg
現地の様子。
草ぼうぼうだし、伐採した樹木は若葉が多く茂っている。

IR640フィルター

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最近、小物ばかりだが、ものを買っている。

20230615.jpg

赤外フィルター(IR640)を買ったのはいいのだが、
フィルターホイールは全部埋まっている。
L, R, G, B, Ha, O3, S2

フィルターホイールのどこに入れればよいのか?
一番使わないのはS2、こいつと入れ替えるか。

エアコンの遠隔操作

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ドーム内のエアコンの遠隔操作を行おうと思って、SwitchBot製品をポチった。
エアコンの制御は多岐にわたるのでラズパイでプログラミングするよりも
専用のものを使うのが手っ取り早い。

20230614_1.jpg
中身はこれだ。

20230614_2.jpg

こいつを付属のUSBケーブル(電源も兼ねている)で接続すると、
このような表示となる。

後はスマホアプリをインストールして設定する。

手始めに自宅のエアコンで試してみる。
20230614_3.jpg

自宅ではこれでエアコンの入/切は簡単にできたが、
問題は、ドーム内設置でうまく動くかどうかだ。
現地へ行ってやってみるしかないけどな。

家から外に出て、離れたところから(家庭内WiFiの範囲外)
エアコンを操作した。
これでも動作したけれども、どうやって接続しているのか?
不思議だなあ。

SwitchBotがWiFiで接続していれば(当然WiFiでインターネット接続あり)
遠隔地でも操作は可能だということは分かった。
なので、VPNを通して接続する必要はない。
ないとは思うが、SwitchBotを通してネットワークを乗っ取られたらお終いだ。

ちなみに、スマホアプリでエアコンを入れて、リモコンでエアコンを切っても
スマホアプリではエアコンは稼働中であった。
事前調査では、エアコンのリモコンの信号を受けて同期するはずだが、
エアコンのリモコンはエアコンのすぐ近くで操作したのでダメだったのかもな。
エアコンとSwitchBotの両方に向けて操作する必要があるということか。

ドーム内エアコンは、夏場だけの3カ月程度しか使わないけど
冷やしておけばカメラの冷却も楽になるだろう。

クリーニングの結果

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(前回の続き)
フィルターをクリーニングした結果、
ゴミがどの程度除去されたのかを検証してみた。
(実はkさんのZoom会議中にリモート撮影していた)

20230606.jpg

検証した対象は、M13、5分x12枚、Filter:L、ダーク補正のみで、この結果だ。
フラット補正はしていない。
黒いドーナツはなく、ゴミはちゃんと除去されていると思う。

球状星団は、どれも似通っている。
M13を特定できるのは、
 北を上にした場合、
 輝星が左やや上と下やや右に存在すること
であり、数十枚をスタックし、淡い部分をあぶりだすと
大きな球状星団であると認識できる。

カメラの向きを調整

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前回、フィルターを念入りにクリーニングした。
カメラを取り付けても、カメラの向きが気になる。
ちょっとの晴れ間で試したら、358.5度となり、1.5度のズレがある。
たった1.5度とはいえ、これは大きい値である。

その後なかなか晴れ間がなかったが、
先週、台風の来る前にある程度の晴れ間があり、調整に行ってきた。

20230605.jpg

■カメラの向き(回転角度)の調整
PlateSolveしながら、ほぼ0度、正確には0.1度で妥協した。

■極軸調整の判断
M13に向け、ノーガイドで5分間の撮影を行ったところ、ほぼ点像であった。
流石はNJP、素晴らしい。
正確には、東西にほんの少し伸びていた。
ということは極軸は正確であると判断した。

(おまけ)
PlateSolveした結果は、NINAで確認できるが、画像を残しておくのを忘れた。
撮影画像さえあれば、PixInsightでも確認できるはず。

■PixInsightで回転角度の確認
・単純にFitsヘッダー情報を見ればよいだろうと思って
 画像を開き、右クリックでFitsヘッダー情報を表示してみた

20230605_1.png

 回転角度は0度とあるが、これは嘘だ。撮影時のローテータの角度である。
 ローテータはシミュレータを登録しており、正確な情報ではない。

・PixInsightでもPlateSolveは必要だった
 画像を開き、SCRIPTからPlateSolverを実行する

20230605_2.png

 この結果、-0.176度とあるが、まあこんなものだろう。

フィルターの掃除

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フィルターのゴミが気になり、掃除をしに行ってきた。

まずは機材を取り出す。
分解してフィルターホイールの蓋を外す。

20230523_1.jpg

全部分解しなくても、フィルターホイールの蓋を外すことはできたのか。
まあいいや、次回からは直接フィルターホイールの蓋を外せばよい。

20230523_2.jpg

フィルターの中身がこれだ。
ピンセットと綿球できれいに1枚づつ清掃して行く。
これがなかなか終わらない。
延々とやるがどこで終わらせられるのか?

キリのいい所で清掃を終了し、組み立て直す。
これで撮影テストをしてみないとわからないが、
カメラの向きはズレただろうな。
また現地へ行って、カメラの向きと極軸の調整をするか。

自動化で撮影

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20230428.png

昨晩は、快晴だった。
月は大きく、1:30に月没だ。
あまり気乗りはしなかったが、撮影することにした。

自動化の手順が確立したので、
撮影対象と枚数をセットし自動化でスタート。

ポチっとしたら、
対象の導入とプレートソルブ、
その後オートフォーカス、
PHD2でガイドのスタート、
そして撮影開始。

以上を見届けてから、リモート切断し、寝る。

20230428_2.png
翌朝の状態、撮影は終了しており、鏡筒はパーク状態で
ドームのスリットも閉じている。
実に素晴らしい。

月明かりの中、L画像を50枚撮影したが使い物になるかな?
多分だめだろうけど。

自動化を考える(7)

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どうもシミュレータは動きがおかしい。
やはり実機でないと動作確認は無理だな。
ってことで、月も大きくなってきたし、実機で練習してみた。
導入から始めて、Lを12枚分を撮影し、その後終了させる流れだ。

20230410_2.png

具体的には、

事前準備作業として、
 ・NINAを起動し、各デバイスとの接続
■撮影対象の部(順番に実行していく)
 ・導入・中心合わせ・回転
   ここでは対象をM82とし、座標は手で入れておく。
 ・PlateSolveして中心を合わせる。
 ・回転だが、ローテータはシミュレータを登録して接続する。
 ・それからオートフォーカスを行い、
 ・ガイドを開始する(キャリブは実行しない)。

■撮影の部
 ・SmartExposureで撮影する。
   Lを12枚連続で撮影する。
   RGBは1枚毎にフィルターを変えないので、すべて連続撮影でよい。
   ディザーは2枚毎に行う
 ・条件として、10枚撮影毎にオートフォーカスさせる。

■終了の部(並列で実行、全部一気に動作する)
 ・ガイド停止
 ・カメラの昇温
 ・望遠鏡のパーク
 ・ドームシャッターの閉鎖
  (スライドルーフと違っていつでもシャッターを閉じてよい)

20230410_1.png

これらがすべて完璧に動作した。

20230410_3.png
終了後の画像だ。
電源は手動で切るしかできないが、これでも十分だ。

詳細シーケンスについては、やりたいことを並べるだけで実現できる。
意外と簡単だ。
やればできるじゃないか。

自動化を考える(6)

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NINAのシミュレータが完成したら、いよいよ詳細シーケンスの攻略にかかる。

撮影そのものはすっ飛ばして、終了の詳細シーケンスの攻略だ。
標準テンプレートに、Basic Sequence End というものがある。

20230407_1.png
こいつをベースに、作成した。
といっても、
・ガイド停止
・ドームシャッターの閉鎖
を追加しただけだ。

カメラの昇温については動作がシミュレータでは動作しなかったので
わざと停止してある。

これで動作させてみる。
20230407_2.png
望遠鏡のパークが中止されたというメッセージが出る。
しかし、望遠鏡はパークしているし、
ドームのシャッターも閉鎖している。

動きが怪しいが、一応動作はできているようだ。
やはり実機での動作をさせてみないとダメかもな。

ところで、各デバイスの切断はできないのだな。
まあ、これでも最低限やりたいことはできそうな気がする。

自動化を考える(5)

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NINAで詳細シーケンスを使って自動化を行いたい。
自動化といっても、フル機能の自動化ではなく、半自動化の程度で良い。

事前準備はしておいて、詳細シーケンスで起動したら、
後は放置して寝るような程度の自動化でよい。

まずは、テスト環境の作成だ。
古いパソコンで良いので、NINAとASCOMをインストールする。
このパソコンで、ドライバ関連をすべてシミュレータで動作させる。

カメラ、赤道儀、フィルターホイール、フォーカサー、ドーム、
といった機器全てをシミュレータで設定した。

PHD2でもシミュレータで動作させるように設定する。
ダークライブラリやキャリブレーションも済ませておく。

20230408_1.png

シンプルシーケンスでLRGB撮影を実行する。
まあまあ動くが、2点おかしい。
・オートフォーカスが動作はするがオートフォーカスできない
 星の大きさが一定なので、まあこれは仕方がない
・カメラの昇温が動作しない、というか、固まる

20230408_2.png

撮影終了時に、赤道儀のパークは動作した。
だが、カメラの昇温がうまく動かない。
この点を考慮してシミュレータを構築するしかないな。

自動化を考える(4)

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NINAでの動作確認までは終わった。
しかし、これで終わりではない。
これまでは事前作業であって、実はここからが本当の勝負所になる。

とりあえず、MaxImDL/NINAでの動作ができたということは、
VBScriptで、定義したCOMオブジェクトを宣言し、
そのCOMオブジェクトに対してメソッドを実行することにより、
スリット開閉の単独動作が可能になるはず。
自前でスクリプトを組む方法はある。

しかし、もっと手っ取り早く、かつ、確実な方法は、
NINAで詳細シーケンスを組む方法があり、こちらで攻めてみようかと思っている。
NINAの詳細シーケンスでは、撮影条件以外に、
撮影終了後の記述でドームのスリットを閉じることもできるはず。
電源断はできなくても、赤道儀をパークしてドームのスリットが閉じられればよい。
そうすれば撮影を開始したら放置して眠れるはず。

20230329.png

なのでNINAでドームドライバを接続し動作できたということに意味があるのだ。
ここまで時間をかけても頑張った甲斐はあったというもの。
(異常時のことまでは考えていないけど)

まあこちらに関してはこれから調査・研究が必要だが、ぼちぼちやっていくか。

自動化を考える(3)

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MaxImDLで動作したとはいえ、一歩前進ではあるが、
最終的にはNINAで動作させなければならない。

NINAは64bit版なので、32bit版に入れ替えることも考えた。
インストールのやり直し自体は手間ではない。
しかし、ここはあえて64bit版のままで動作させることにする。
NINAも64bit版インストーラを前面に出していて、32bit版は小さく扱っている。

32bit版でやれば動くだろうけれども、それでは勝負に負けたことと同じだ。
ボケ老人の拙い脳みそをフルに使って、ここはあえて茨の道を進むことにする。

とりあえず、この状態のままNINAでトライしてみる。
NINAのドーム関連では、直接ドライバを指定するが、当然動かない。
それならと、DeviceHubを通して設定すると、これであっさりと動作した。

20230327_8.png

20230327_9.png

20230327_2.png

素晴らしい。

DeviceHubすげー、
NINAの64bit版から32bitのASCOMドライバのHub機能がきちんと機能する。

20230327_6.png

NINAでは、DeviceHub Dome で設定する必要があったみたいだ。

MaxImDL(32bit)は、32bitで作成したASCOMドライバを直接指定した。
NINA(64bit)では、DeviceHubを経由して、32bitのASCOMドライバを指定した。
何となく意味は理解したし、動作原理も納得はした。
しかし、こんな調子では天文関連のWindows環境はものすごく面倒で、
素人が気軽に扱える代物ではなく、マニアだけが腫れ物に触るようになっている。

少し前の記事で、撮影環境はWindowsに限ると書いたが、その気持ちは今も全く変わらない。
難易度は高いが、自分でドライバを書くことだってできる。
(おいらは自分では書いていない、情けないけどな)
特にASCOMは英語だがドキュメントも豊富で情報も多く存在する。
その気になれば可能性はかなり広がるのではないかと思う。

それは兎も角、
20230327_3.png

NINAで、ドームのシャッターの開閉のボタンを押すことで、
これでスリットの開閉ができるようになる。

20230327_4.png
このボタンでスリットをオープンさせたところ。
画像左上がスリットだ。

20230327_5.png

こちらはスリットを閉じたところ。

何度もドーム機器の接続、スリット開閉、ドーム機器の接続解除とやってみたが、
問題なく動作している。
不満な点は、MaxImDLのように芸は細かくはないことか。

通常、こういったテスト的なものは現地で横に張り付いてやるものなんだろうが、
全てリモートでやってきた。
異常があれば、現地に駆けつける覚悟でいたが、何とかなってよかった。

20230327_10.png
ただ、通信ポートはCOM7で決め打ち(設定はレジストリに直接記述)している。
ドーム制御器とパソコンを接続しているのは、USB-Serial変換ケーブルだ。
USB-Serial変換で接続しているところの通信ポートはCOM7に固定しないといけない。
まあここは決め打ちでも動作できれば十分だ。

ここまで来るのに何日?かかったかな、時間がかかってしまった。

自動化を考える(2)

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ASCOMドライバの作成だが、ネタ(ソースコード)はある。
できれば最新の環境でビルドするところから始める。

10年以上前の古いパソコンを引っ張り出してきて、
Windows10のクリーンインストールから始めて、
MicrosoftのVisualStudio2022(Community版)をインストールする。

そこからビルドするが、ビルド自体は問題ないが、
プラットホームをどうするか悩む。
・AnyCPU: x64環境下では64bit動作、x86環境下では32bit動作(のはず)
・x64: 64bit動作でビルド
・x86: 32bit動作でビルド
とりあえずデフォルトのAnyCPUでビルドした。
(後でこれが間違いだとわかるが、最初からわかっていたら苦労しねーよ)

20230327_11.png
ソースコードに、ジョナサンという人の記述:
  ひな形を作ったから自由に使ってよい
  ただし枠組みだけだから、機能の記述は各自でやれ
  readmeはちゃんと読んどけ、と。
ジョナサン、ありがとう。

20230327_12.png
ビルド自体は正常だ。

出来上がったDLLをドーム内パソコンに転送し、
リモートで動作確認するが動かない。
MaxImDLでも動かない。
NINAでも動かない。
2年前と状況は変わらない。

色々調べてみると、手作りのASCOMドライバなので、
インストーラはなく、設定は全部手動で行う必要がある。
具体的にはCOMオブジェクトの登録、レジストリの登録・設定など。
出来上がったDLLも、所定の場所に配置する。

こうやって少しづつ進み始めたが、まだまだうまくいかない。
例えば、下の画像のようなエラーが出る。
20230327_1.png
エラーメッセージだけでは、何のことかさっぱりわからない。
このエラーは、32bit版で動作していないからという意味である。
対策としては、x86で32bitとしてビルドし直すしかない。
と書いたがここまでを理解するのにも苦労した。

ここでようやく、64bit動作と32bit動作の違いが分かってきた。
そこで、ふと気が付いた。
NINAは64bit版をインストールしたことをすっかり忘れていた。
ASCOMはおそらく32bitだ。アルパカが64bitだったような?
MaxImDLは間違いなく32bitだ。
Windowsの厄介なところは、32bit/64bitの違いをよく考えておく必要がある。
通常はあまり意識しなくてもよいが、自前でアプリやドライバを作るとなると
この辺りが問題を起こしてややこしくなるのだ。

色々悩んだ末に、32bit版、MaxImDLで動作させることを目標にした。
昔はMaxImDLで動かしていた実績がある。
VisualStudio2022では、x86 32bit動作でビルドし、これを使う。
MaxImDLではビルドしたドームドライバを直接指定してみた。

これで、少しは進んだが、また別のエラー(レジストリエラー)が出てくる。
更に調査すると、64bit動作と32bit動作でレジストリの登録場所が違うのだ。
特に64bit版Windowsで、32bit動作の場合は、
SYSWOW64配下でレジストリを作成・設定しないといけない。
(昔のMaxImDLで動かしていた時代とはこの辺りが違ったようだ)
アプリの開発者ってのは大変だな(ただのぼけ老人の独り言)。

そしてついに、やっと動作した。

素晴らしい、(心の中でガッツポーズ)。

20230327_13.png
MaxImDLで接続したところ。正常にConnectしている。

20230327_14.png
MaxImDLで、ドームタブの画面。
これはスリットオープン時の状況。
オープン中は、スリット部が画面のように半分黒くなり、
オープンが完了したら、スリット部が全部黒くなる。
閉じる時も同様で、スリットの開閉状況がよくわかるようになっている。
MaxImDLは芸が細かいなあ(こういうのは大好きなんだよ)。


やっとここまで来たか、やれやれだぜ。

Polemasterを使うが

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20230307_1.jpg
Polemasterを設置した。
NJPにはリングレベルを取り付けてあるので、EM200/EM10にも取り付け可能だ。

20230307_2.jpg
取り付け前の極望の状態だが、これはアプリ上での表示。
白丸はアプリでの北極星の位置。
実際の北極星の位置は、その上の灰色の丸。
多少のずれはある。

20230307_3.jpg
Polemasterによる極軸の設定だが、結果的には何もしなかった。
粗調整は合わせるまでもなくぴったり合っている。
微調整は、緑と赤の丸は、ずれは少しあるがほぼ重なり合っており
誤差の範囲内としてそのままとした。

Polemasterでは星がたくさん写っており、最初は北極星がどれかわからなかった。
じっくりとよく見て中央付近の一番明るい星が北極星だろうと判断したけど。

初めて使ったが、操作面では分かりやすく理解もしやすい。
よくある初見殺しはなかった。

半年前にPHD2でかなり追い込んで極軸調整しておいたが、
半年程度では極軸の再設定は不要のようだ。

木を伐採して北極星が見えるようになったなら、極望でも十分といえるが、
極望では本当に合っているのかわからない(結構近いとは思うが)。
でも北極星が見えるってのはいいねえ。

20230307_4.jpg
ついでに、監視用カメラの向きも真ん中に向けた。
画像が荒いのは、ネットワークに携帯電話用の回線を使っている関係からで、
最低の画素で最低のフレームレートでやっているから。
これでも十分だ、トラブらない限り監視することもないけど。

Polemaster到着

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20230303.jpg
Polemasterが到着した。
とりあえず、手持ちのEM10に取り付けてみた。
ただそれだけ。

現地での設置や設定はもう少し後かな。
もうそろそろ開幕シーズンになるはずだが、
まだ冬の天候だしな。

でも3月、ここから開幕シーズンで、
11月あたりで閉幕なんだけど、地の利が悪いね。

木の伐採が完了

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木の伐採が完了した。
雪はあるが、日中にスリットを開けてみた。
リモートで鏡筒に載せたカメラを使って様子を見る。

20230216_1.png
これはいつものパーク位置、鏡筒は水平で東向きだ。
周囲は雪が残っている。

20230216_2.png
これは真北だ。
画像右側が上になる。
遮るものはなく、北極星も見える(はず)。
Polemasterを買おうと思っているが、なかなか購入意欲がわかない。

20230216_3.png
こちらは南中時の様子。
明るすぎてよくわからないが、邪魔な木が見当たらないようだ。
南中過ぎても邪魔な木が見当たらないようだ。
これで南中過ぎてもそのまま撮影が続行できると思う。

北側の桜の木を伐採

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ドーム北側にでかい桜の木があり、北極星が見えない状態だった。
当初は小さい桜の木で、見通しは良かったが、
15年近く経つとものすごく木がでかくなる。

費用は掛かるが依頼して伐採してもらった。
でかい桜の木や柿の木その他の木5本ほど。

20221215_1.jpg
ドーム北側の見通しがかなり良くなった。

20221215_2.jpg
崖の下、切り株がでかい。車はおいらの車。
この道はコウノトリが巣作りすると通行止めになる。

20221025_1.png
これは、先週の撮影で、L画像を46枚撮影したときのHFR履歴。

ここには星の数のグラフも併記されており、
時間の経過とともに、星の数がリニアに増えていく。
グラフの頂上が南中時で、その後徐々に下がっていく、実にわかりやすい。
ちなみに、この日は透明度は悪かった。

画像の質を決めるのは、HFRで数値が小さいほど良い。
これを見ると、低空ではなく、ある程度高度があると良い結果になる。
やはり南中前の2時間、南中後の2時間を狙うのが一番良い。
とはいえ、なかなかそうもいかないのだが。

20221025_2.png
こちらはガイドのグラフ。
赤経の動きが怪しい。
ガイドエラーは、赤経>赤緯の傾向は昔からある。

赤経のガイド強度はかなり低めの設定だ。
理由はガイド強度を高めると、このグラフがギザギザになるから。
次回は、赤経のガイド強度を調整しながらやってみるか。

それでも、HFR履歴でもわかる通り、
HFR値が2.9とか3.0~3.2はかなりいい数値だ。

やっと撮影を再開

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先週は、久々に晴れ間があった。
乳頭温泉に行く前に、撮影が再開できた。

PHD2によるガイドについては、以前とは違った挙動だが、
細かいことを言わなければ、修理前と大差はない。

久しぶりの撮影で何を撮影しようかと迷う。
南中時刻が比較的早い、NGC7741を狙ってみた。
小さいとはわかっていたけれども、1枚撮影して止めた。

撮影再開を記念して、もっとこう派手というか、でかいのがいい。
そう思って対象を M33 に変更した。

20221005.png

M33は対象がでかすぎて、フルサイズのカメラでもはみ出る。
縦構図にすればギリギリ入るとは思うが、ローテータはなく横構図のまま。
LRGBを最低枚数で撮影はできたので、あとは処理するだけだ。

極軸合わせ

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20221006.jpg

やっと晴れ間を見て極軸合わせに行った。
極軸はズレていた。
基準星導入しても、真ん中に入ってこない。
フルサイズの画像には捉えているが、ずれている。

20221006_1.png
PHD2を使って、極軸を追い込む。
水平方向の調整は、南中付近の天の赤道に向けて調整する。
赤緯の赤のグラフが水平になればOKだ。

続いて、上下方向の調整。
天の赤道のまま、赤経のみ動かして東の低空へ。
同じく調整する。

あとはカメラの回転角の調整だが、手動で追い込むのは難しい。
でもこれをきっちり合わせておかないと、
フラット補正時のごみの輪っかがずれるんだよな。

NJP赤道儀を設置した

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20220926.jpg
帰還したNJP赤道儀をドーム内に設置した。
鏡筒も搭載して準備はできた。

後の作業は、
・極軸の追い込み
・カメラの向きを調整
が残っているので、次回、晴れた夜に現地へ出向いて調整だ。
この作業が済まないとリモート撮影はできない。
あと、もう少し。

NJP赤道儀、無事に帰還

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20220921.jpg
無事に帰還した。
早速自宅にて、動作確認したが、バッチリOK。
流石はタカハシ、信頼性は抜群だ。
これで以前と同じくリモート撮影に耐えられる。

問題はいつ設置しに行くかだ、
台風は去ったので、天気が良くなるのを待つ。

NJP再び修理に出す

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スターベース東京に電話して、工場で見てもらうことにした。
・検査するが、修理の必要なしとなった場合でも作業料は発生する
・各種ソフトの動作保証までは行っていない
ことに同意してNJPを送った。

一応、
・今までの流れというか状況を時系列にまとめた
・自分で比較検証(NJP, EM200, EM10の各Temma2)した結果
を添付して送った。

さあ、どうなることやら。

一番良いのは、費用が掛かっても修理し、以前の状態に戻ること。
(こうでないとリモート撮影はできない)
一番悪いのは、検査で異常なしで帰ってくること。

NJP戻ってきたが

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スターベースからは、RS232Cケーブルの異常という返事をもらった。
スターベース推奨のRS232Cケーブルを購入ということで、NJPは帰還した。

ところが、パソコンとの接続や、動作がおかしい。
新しいRS232Cケーブルを使っても、だ。

20220815.jpg
EM200は重いので、EM10Temma2Jrで動作確認した。
NINAを使い、接続、基準星導入、パーク、切断は問題なく動作する。
繰り返し5回やったが、問題ない。

NJPに接続して動作させると、
接続:最初は接続できる
 しかし、NINAはNINA管理の情報と赤道儀の情報が(微妙に)違うとの警告
 こんな警告は初めて見た、EM10では警告は出ない
基準星導入:うまく動作しているみたい
パーク:パーク位置まで動くが、モーターが停止せず、恒星時追尾のまま
    パーク正常はモーター停止まで行うはず
切断:切断できない
 パークが不完全なため、いつまでもパーク完了を待ち続ける

繰り返し動作(2回目)
接続:接続できない

と、こんな感じで、全く動かないわけではないが、非常に不安定。

スターベースはお盆休みなので、休み明けに連絡して、
もう一度送る。
NJP Tenna2の基盤か回路の問題ではないのか?

NJP赤道儀不調

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20220809_1.jpg

先日の豪雨の呪いかもしれないが、NJP Temma2が不調になった。
症状:パソコンとのRS232C接続ができない。

ケーブル変えたりRS232Cのポート番号を変更したりと色々やったがだめだった。
そこで、EM200 Temma2を持ち込んで、こちらで動作確認を行った。

20220809_2.jpg
EM200は問題なく、接続/切断が可能で何回やっても同じだ。

結局NJPがおかしいとの結論となり、スターベースに電話して送ることにした。

問題は鏡筒を下ろして、NJPを梱包することだが、
子供を連れて行って何とかした。
もう一人では何もできない爺になってしまった。

昨晩は晴れた。

PHD2のガイド時間を、今までは3秒でやっていたが、2秒に短縮してみた。
ガイド時間は長めのほうがいいものと思っていたが、
赤緯が暴れだす場合が時々ある。
それでも多少時間がかかるが収束はする。
赤緯が暴れた場合に少しでも収束の時間を短縮できればよいと思った。

結論:よい結果が出た。
20220525_2.png
赤緯のエラーは、0.3秒角前後に収まるようになった。

20220525.png
これは一番悪い状態だが、それでも0.5秒角には収まっている。

20220525_3.png
赤経、赤緯とも0.5秒角には収まっている。
(大きな外れがあるのはディザーガイド時のもの)

草刈作業

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草ぼうぼうだった。

20220513_1.jpg
青空の中、草刈り作業できれいさっぱり。
草刈自体は1時間ほどで完了した。
(極軸合わせは2時間もかかったが)

20220513_2.jpg
こちらは別の場所。
昨年、ジャングルだった場所、住宅街の中にある。
親が死んで相続した場所だが、放置していたらジャングルになっていた。
親が死ぬ前からジャングルだったのだが。
この画像で見えている住宅は全然見えない状態だったのだ。

昨年、近隣住民やその場所の地元区長や市役所から
「何とかしる」とつつかれて
チェーンソーで雑木を切り倒したり(2本残ったが)、草刈機で雑草を刈った。

こちらも草ぼうぼうだったのでこの前の土日に草刈りした。
昨年、雑木を切り倒しておいたので草刈りだけしたが、疲れたよ。

固定資産税を毎年払っているが、負動産のこの土地どうしたものか。
売るにしてもこんな田舎じゃ誰も買わない。
近くに売り土地の看板があるが誰も買わず、ずっとそのままだ。
大都市だったらよかったのに。

月も大きくなってきたので極軸を調整しに現地へ行った。
前回の極軸調整が昨年9月頃なので、半年以上も前だった。

20220510_1.png
■水平方向の調整前、赤のラインがズレている

20220510_2.png
■水平方向の調整前、紫の円の大きさ
ちなみに紫の円はこれにガイド星を合わせろということだが、
実際にはこれほど動かしてはいけない。
ほんの少しでよい。

20220510_3.png
〇水平方向の調整後、赤のラインが真横

20220510_4.png
〇水平方向の調整後、紫の円の大きさが小さすぎてわからない

20220510_5.png
■上下方向の調整前、赤のラインがズレている(下向き)

20220510_6.png
■上下方向の調整前、紫の円の大きさ

20220510_7.png
〇上下方向の調整後、赤のラインが真横

20220510_8.png
〇上下方向の調整後、紫の円の大きさが小さい

20220510_9.png
■極軸調整後のガイドグラフ
 シーイングは悪いが、赤緯エラー < 赤経エラー で安定している

20220510_10.png
■極軸調整後のガイドグラフ(その2)
 シーイングが良くなると、赤緯のRMSエラーは0.26 まで良くなった

この後、撮影もせずにガイドだけを2時間かけてグラフを見ていたが、
例の現象(赤緯がずれまくる)は全く起きなかった。

20220510_11.png
正確にいうと、例の現象はあるのだけれども、その2歩か3歩手前で
踏ん張っていて大きなエラーにならないという感じだ。

トータルで見ると、
赤経のRMSエラー値:0.3-0.4(悪くても0.5)
赤緯のRMSエラー値:0.2-0.3(悪くても0.5、極軸合わせ前は悪いと1.0)
(数値の単位はピクセル≒秒角)

20220510_12.png
一番いい状態のガイドグラフ、赤緯のRMSエラー値:0.19
素晴らしい!
極軸を正確に合わせたことで、ガイドがより安定した。
画像処理よりも精密なガイドを追及する方が好きなので、
こうやって結果が出るのは実に素晴らしい。

極軸は3ケ月~4ケ月に一度は再調整しておくのが無難だな。
これでやっと枕を高くして眠れる。
(撮影中は寝ないけど)

よく考えてみれば、極軸という基本中の基本を
おろそかにしていたおいらが悪いのだ、反省。
機材が悪いわけではない、むしろいい機材ではないか。

PHD2攻略(5)赤緯その4

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赤緯のガイドアルゴリズムを変更して試してみた。
いずれも同じ日に同じ対象(極に近いM101)でやってみた。

20220509_1.png
■Z Filter シーイング悪いのもあるが、あまりよくない。
一番悪い結果となった。

20220509_2.png
■ローパス 少しはましだが、、、。

20220509_3.png
■ローパス2 やはりこれが一番ガイドのグラフがきれいだ。
暴れたときは、上記3つのどれもが暴れたグラフになる。

20220509_4.png
ガイドがうまく決まった場合のグラフで比較して、これが一番だ。
赤緯の暴れはどれもあるものの、こいつが一番収束が速い。
ディザーガイドのセトリングタイムもこいつが一番短い。
デフォルトで設定されているだけあるのもうなづける。

20220509_5.png
しかし、例の現象は頻度は少ないが起きる。

PHD2攻略(4)赤緯その3

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連日、毎日晴れている。毎日撮影している。
毎日ガイドグラフとにらめっこしている。
日によってガイドグラフはシーイングにもよりバラバラだ。
安定している日もあれば暴れまくる日もある。

PHD2ガイドで、赤緯エラーの原因の一つかもしれない状況がわかった。
原因は、空の透明度により、ガイド星の検出がうまくいかない
のかもしれない。

というのも、別の日に撮影したが、例の現象(赤緯がずれまくる)が起こらなかった。
20220505_2.png
この日はずっとこんな感じで調子は良かった。
RMSエラー値は、赤経の値よりも赤緯の値のほうが低いという結果だ。
ただ、シーイングは悪く、ガイドグラフはのこぎり型ではある。

20220505_1.png
これはNINAのHFR履歴であるが、注目点は星の数(オレンジの線)だ。
この日は星の数が600を超えている。
例の現象(赤緯がずれまくる)が起きた日は、透明度が悪く
同じ対象で同じ構図だが、星の数は200前後だったかと思う。

PHD2の経験が浅いので、何が何だかよくわからない。

その後、いろいろ考えたが、対象により赤緯の緯度が違うのだ。
例の現象(赤緯がずれまくる)が起きたのは、極に近いM101での場合。
別の天体M57では極からは少し遠く(赤緯33度)、例の現象は起きなかった。
ってことは極軸のずれの影響かもしれない。

だとすると極軸の再設定が必要だが、今後は極に近い天体は撮影しないので
しばらくは問題なかろう。

→ 訂正 例の現象はどの天体でも起きた。
極軸のずれは原因の一つかもしれないとは思う。
月が大きくなったら極軸の再設定に行かないといけないな。

だが、例の現象(赤緯がずれまくる)は出ない時は出ない状態がずっと続く。
安定しているなと思ったら、突然出る。
たまに出現する場合もあれば、出現しっ放しの場合もある。
出現のパターンが全く分からない。

PHD2攻略(3)赤緯その2

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20220504.png
赤緯のパラメタを少し追い込んでみた。
Hysの値を10-->8に、(これは赤経のパラメタだけど)
MxDecの値を2500-->3000にしてみた。

20220504_2.png

赤緯がずれまくる現象は相変わらず発生するが、やや抑え気味にはなったようだ。
全体としてガイド精度は少し良くなった。
しばらくはこれで様子を見るしかないのだがな。

話は変わるが、GW後半戦だけど、気温が低い。
5/4 AM 0:00 現地の気温は 6℃、真冬じゃないか。
現地は山の中だから寒いのだろう、海から10Kmしか離れていないのだけどな。
リモートでやっている自宅の部屋は暖房なし 16℃で肌寒いが大したことはない。

PHD2攻略(2)赤緯

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続いて赤緯。
これがなかなか安定せずに相当悩んだ。
というか、今も悩んでいる最中(「もなか」ではない)だ。

赤道儀はタカハシNJP Temma2という往年の名機なのだが、
赤緯が少し弱いという弱点があり、まさにそこに付け込まれている感じだ。
鏡筒が軽ければ問題はなく弱点にもならないが、
鏡筒が重くて無理をさせているのがそもそもの問題だともいえる。

20220503_1.png
■設定その1
バックラッシュ補正はあり、というか画面上では有効化する。
NJPのようなギア駆動は必ずバックラッシュがあるので有効化すべき。

試しに無効化してガイドすると、ガイドエラーが増え、
ディザーガイドに失敗しやすくなる。
(正確にはディザー時のセトリングタイムアウトになる)
有効化している現状では、ディザーガイドの失敗はほとんどない。

20220503_2.png
■設定その2
赤緯の強度は100(MAX値)とした。

20220503_3.png
調子がいいとこんな感じで、RMSエラー値も0.3前後と素晴らしい。
大体こんな感じで、いい感じではあるのだが。

20220503_4.png
しかし、ひとたびガイドがズレだすとずれまくる。
それでも、いつの間にか収束はする。

20220503_5.png
同じくガイドがずれまくる(南側も北側も)が、そのうちに収束する。

というわけで、ガイド自体は正しく機能している。
ガイドズレが発生したときに、収束までに多少時間がかかっているだけだ。
これを何とかしたいが、どうしたものか。
このままでも問題はないのだけど、、、orz

よく考えてみれば、長焦点でのオフアキ、2300mmオーバーでガイドしているのだ。
PHD2もなかなかやるな、という感じだ。
これはこれで素晴らしいともいえるが、より完璧なガイドがしたい。

PHD2攻略(1)赤経

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ガイドはずっとSBIG AOガイドばかりやってきた。
ガイド性能としてはおそらくこれが一番だと今でも思っている。
しかし、ガイド星の明るさに依存する部分が大きく、これがデメリットだ。

今年からカメラを変更し、AOガイドとはおさらばした。
その代わりに、PHD2ガイドでオフアキガイドする方法に変更した。
正直、PHD2ガイドというものがよくわからなくて悩んでいたが
ようやく何とか攻略方法を見つけた。

まずは赤経のガイド攻略。

20220502_1.png
これはデフォルト値でそのままガイドしたグラフ。
赤経(青の線)はオーバーシュートしている。
ガイドが過補正しており、のこぎり形のギザギザグラフだ。
赤経のRMSエラー値が0.8というのは相当悪い値だ。
(当時の空の状態にもよるが)
赤経のオーバーシュートが、赤緯(赤のグラフ)にも悪影響を与えているようにも見える。

20220502_2.png
この対応方法としては簡単で、赤経の強度を落としてやればよい(上図の赤枠の値)。
赤経の強度はどれくらいが適正なのかは実際に何度も試してみるしかない。

20220502_3.png
今は赤経の強度を50に設定している。
これにより、赤経のRMSエラー値が0.3前後で安定している。

フラットについて色々悩んでいたが、ついに解決した。
結論:ゴミ袋スカイフラットが正解だった
原因:単純ミス、フラット作成時にダークを引いていなかった

STL11000Mではゴミ袋スカイフラットでバッチリ決まっていた。
輝度はさほど高くないにも関わらずだ。

そこでゴミ袋スカイフラットでフラットを作成する過程を見直ししてみた。
前回作成時:CCDStackでmake master Flatでそののまま作成した。
      (おそらくダークを引かなかったと思う)
今回作成時:1.CCDStackでダークを引いた後でStack
      2.CCDStackでmake master Flatでダークを指定し作成
今回の1.2.ではどちらも同じ結果ではあった。

20220419_1.jpg
今回作成したフラットを使用した。
かなり強調してもいい感じではある。
強いて言えば右側の背景がやや暗いが、これは十分補正可能だ。

20220419_2.jpg
これは今まで使ってきた中でも一番ましなフラットを使用。
強調するとこんな感じである。

20220419_3.jpg
今回作成したゴミ袋スカイフラットによるフラット画像。
輝度は低いが見事に決まった。

20220419_4.jpg
今まで使ってきた中でも一番ましなフラット画像。
薄明フラットは合わなかったようだ。
というか、薄明フラットにしても、ダーク/バイアスを考慮してやれば
うまくいったのかもしれない。

何というか間抜けですわ。
せっかくゴミ袋スカイフラットを手間暇かけて撮影していたのに
正しくフラットを作成していなかったという、おいらの情けなさ。
穴があったら入りたい。

20220405.png
19時台はまだ時間的に早いので、ガイドのテスト。

赤枠の部分はガイドが乱れているが、
これは薄雲攻撃を受けた時間帯だ。

薄雲さえなければガイドは安定するのだが、
最近は透明度が悪いというか靄がかかったような天気ばかりで困る。

4月の新月期、4/1, 4/2, 4/3 とも晴れずに坊主となった。

リモートで使っているパソコンのネットワークが、たまに激遅くなる。
1カ月に1度程度の割合で発生していたけど気にしていなかった。

回線が混んでいるのか?とも思ったが、
こんな田舎で遅くなるわけがない。

先日も遅くなった、数百バイト/Sの激遅。
そうなると何をしてもだめだ。
(通常なら1Mバイト/Sは楽に出る)

YAMAHAルータのリセットでもするかと思って
ルータの管理画面を出したら、TCP/IP関連のエラーが出ている。
原因はわからないが、リセットしたら通常の速度に戻った。

ずっとつけっぱなしだし、(本来ルータはそういうものだが)
1カ月に1度はリセットした方がいいのかもしれない。

20220325.png
ついでにファームウェアのアップデートもしておいた。
現地に行かなくても自宅からアップデートできるので楽だ。

フラットが合わない

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フラットが合わない。

昨年秋、STL11000Mで撮影再開した時も、同じくフラットが合わずに悩んだ。
その時は、晴れた夜に、ゴミ袋スカイフラットを撮影した。
それがたまたま見事にマッチしたフラットで、奇跡のフラットだった。

今回も、同じく晴れた夜に、ゴミ袋スカイフラットを撮影した。
これが全然ダメで時間の無駄に終わった。
何がだめだったかというと、輝度が低い、明度のレンジも狭い。
フラット補正をかけてもフラット補正力が弱くてダメだった。
レンジ幅をいじって何度も試したが何をしてもダメだった。

20220323_1.png
これは、STL11000MのL画像フラット。
輝度が低い、明度のレンジも狭いが、これが見事にSTL11000Mで決まった。
このフラットを、画素数を合わせてASI6200MM画像にも適用したが
全然だめだった。

異機種間フラットはだめだった。
これはセンサーが大きく異なるのでそもそも無理があったといえる。

20220323_2.png
そこで、夕方、日没後の空に向けて、薄明フラットを撮影したのがこれ。
輝度は65536の1/4に達するフラットだ。
L画像で、0.1秒露光を10枚分をもとに作成した。

20220323_3.png
M51の画像に適用したところ、まあまあのレベルでフラット補正が決まった。
しかし、強調すると粗が見えてくる。
右上と左下の背景が暗い。
これが斜めかぶりとか、円形かぶりなら救いようがあるけど
そうではないので難しい。

L画像だけなら我慢して使える。
しかし、RGB画像になってくると、背景の色むらがもろに出てくる。
(もちろん、RGBそれぞれで個別にフラットを作っている)

今後の方針として、
1.あくまでも良質のフラット画像を追い求める
 しかし、どうやって撮影すればよいのか?
 EL板とかで撮影したフラットで確実に補正しきれるのか?
2.ほかの手段でカバーする
 例えばFlatAidとかに頼る
 星を消してセルフフラット画像を作成し除去する
 (→これやってみたけど、、、やり方が下手だったのかな?)
 PIのDBEをとことんマスターする
 RGBをレベル補正/トーンカーブで背景だけを切ってごまかす

なかなかうまくいかない。

まあこの辺りをうまくこなせるようになったら
小学生レベルは卒業できると思う。

いい感じですな

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20220322.png
昨晩は昼過ぎまで雨だったが、夜は晴れたのでM106を撮影。
月の出は22:30なので、23:00まではL画像の撮影をする。
撮影はそこで打ち切る。

ガイドグラフもいい感じである。
フォーカス位置は、
最初の位置:3092
10枚撮影後:3022(-70)
20枚撮影後:2972(-50)
30枚撮影後:3004(+32)ここでピント位置の逆転

こちらもいい感じ。

やっと撮影システムが完成したようなので、後は晴れたら撮影する。

※これは個人の感想です。
 真に受けず、こいつ何かほざいているぞ、との認識でお願いします。

APT, NINA, FocusMAXで、
各ソフトにおけるオートフォーカスの評価として
100点満点で採点してみた。

結果は、
 第1位. NINA 100点
 第2位. APT   98点
 第3位. FocusMAX 0点

この採点結果について説明する。

第3位の FocusMAX(V3系)が0点なのは、結果を信用していないから。
頭の中では絶対王者として君臨しているFocusMAXだが、
それはオートフォーカス機能ではなく、Vカーブ機能である。

Vカーブ機能は設定した移動量と刻み幅でフォーカサーを動かし
その時点のピント位置を求めるツールである。
このVカーブで求めたピント位置は今でも信用しており、
これが絶対王者である。
なにせもう15年以上も前から使っているのだ。
20210916.jpg
ではなぜ、オートフォーカス機能を信用していないかというと、
理由はそのアルゴリズムにある。
FocusMAXのオートフォーカスは、いきなり最初からは動かせない。
Vカーブを最低20回以上実行してVカーブの実行履歴を作る必要がある。
そして過去の実績から、
 1.Vカーブの右傾き(OUT側)の傾斜度
 2.Vカーブの左傾き(IN側)の傾斜度
 3.1.から求めたピント位置と2.のピント位置との差(Difference)
の平均値を求めるのだ。
そうやって初めてオートフォーカスが実行できるようになる。

オートフォーカスを実行すると、Vカーブを動かすのではなく、
ピント位置を3回変えながら、右傾きor左傾きの傾斜度を測定し
Differenceの平均値から計算してピント位置を割り出す。
これが信用できない。
というのも、毎回Vカーブを実行したとしても、空の状態により
Vカーブの傾きもDifferenceもかなりばらつくのだ。
いくら平均化したところでそんなものは信用できない。
信用できるのは、Vカーブで求めたその時点のピント位置だけなのだ。

APTやNINAのオートフォーカスは、FocusMAXで言うところのVカーブを実行し、
その結果でピント位置を求めるタイプなので、これは信用できる。
結果だけなら、APTもNINAも100点満点だけど、APTは2点減点とした。
その理由は単に使い勝手が少々悪いだけというもの。
慣れればどうってことはない。

NINAは、手動なら単に「オートフォーカス」というボタンを押すだけだし、
撮影中は指定した条件で自動起動するが、どちらも同じ動きをする。

APTは、最初の起動は、FocusAid, FocusCraft, AutofocusAidの3点セットで
起動しないと動かない。この点で減点2点とした。
(今後のバージョンアップで改良されるかもしれないが)

APTとNINAの優劣比較

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※これは個人の感想です。
 真に受けないでください。
 鼻ホジしながら、フーンと眺める程度にしてください。

■APTのいいところ
20220304_4.png
1.ログを前面に出して表示している
 NINAはログを画面に出さないが、APTは常に表示している
 しばらく放置した場合など、遡ってエラーがないかを確認できる
 NINAもログ機能はあるが、初期値では詳細情報は記録しないのと
 ログの場所を探して表示するのは正直面倒
2.GOTO機能の正確さ
 GOTOはかなり正確で、GOTO++というプレートソルブとの連動技もよい
3.英語表記である
 NINAでも英語表記にすればいいが、日本人なら日本語表記にして混乱する
 最初から英語だとそれに慣れざるを得ないし、英語で考えることは重要だ
 MaxImDLもFocusMAXも英語表記で随分と勉強したものだ
4.フォーカサーのマニュアル移動の移動量が個別設定できる
 NINAはオートフォーカスの移動量(1/2)をそのまま使うのが気に入らない
5.撮影画像を画面に大きく常時表示する
 MaxImDLと同様、撮影画像を大きく常時表示するUIは個人的に好きだ
 だが、APTは拡大縮小時のUIに難がある
6.プレートソルブの使い分けが可能
 ニアソルブとブラインドソルブを使い分けることができるのはよい
 NINAの場合は、ニアソルブで失敗してブラインドソルブの流れしかできない
7.撮影画像の表示がきれいである(保存した画像ではなく画面表示で)
 NINAは撮影画像を表示した画像のコントラストが低いような気がする
 (NINAでは画像表示の設定があったような気がするけど)
8.APTによるPHD2ガイドはよかったが
 NINAだとガイドが暴れる。
 PHD2はAPTやNINAとは独立して動くはずだが、
 APTで追い込んだ状態だとNINAでは過剰反応する
 なのでNINAではPHD2のガイド強度をかなり落とした
 色々考えると、APTのPHD2ガイドが安定性が高いと思う
9.デモ版でも太っ腹である
 デモ版のままでも、撮影に最低限必要な機能がすべて使える

■NINAのいいところ
20220309_3.png
1.タカハシTemmaとの相性がよい
 パーク機能も問題なく動作する
 APTはパーク機能に問題がある(回避策はあるが、Temmaとの相性が悪い)
2.撮影シーケンスでオートフォーカス発動の設定ができる
 APTでフラット撮影時には、リフォーカスの設定を解除する必要がある
3.天体情報が充実している
 APTでは一部の天体の情報が欠落している
 NINAでは天体の南中時刻や高度情報をグラフ表示してくれるのはよい
4.勝手にカメラを接続しない
 APTは起動時にカメラを自動接続する、これが個人的に気に入らない
5.撮影画像の拡大縮小機能がやりやすい
 APTの拡大縮小のUIがおかしいとしか思えない
6.オートフォーカス機能はただ1つ
 APTの場合、FocusAid, FocusCraft, AutofocusAidと3つの合わせ技
 APTではFocusCraftが機能の中心と思われるがわかりにくい
7.撮影者にとってありがたい機能がある
 なくても構わないが痒い所に手が届く様な機能があって便利
8.SBIGカメラの内蔵ガイドカメラをサポート
 有志が作ったネイティブドライバがある
 SBIGのカメラを所有していないと、どうでもいい話ではあるが

■APTとNINAの共通点
1.撮影に必須機能は両者とも互角
2.ガイドは外部プログラム
 ガイドはMGENも使用できるとあるが事実上、PHD2一択だろう、
 どちらもガイドグラフを連動して表示する
 ただし、PHD2のガイドパラメタはAPTとNINAでは違うようだ
3.プレートソルブは、外部プログラム
 PlateSolve2, ASTAP, ASPS と好きなものを使えばよい
4.連動プラネタリウムソフトも外部プログラム
 未使用だが、使いたいソフトを指定して連動できる

最近使い始めたばかりで本当に使いこなした結果での記載ではない。
まあ両者とも一長一短はあるが、撮影機能に関しては優劣つけがたい。
上に記載したことは、重箱の隅をつついたようなことばかりだ。
どちらかで迷ったとしても、好きな方を使えばいいと思う。
MaxImDLよりはAPTやNINAが機能も多くて優れている。

■で、どちらを使うのか?
タカハシTemmaとの相性でNINAにする。
これさえなかったら、APTを選択しただろう。

20220317.png
今は、2xビニングを撮影の基準にしている。
Fの暗い長焦点なので、細かいピクセルで意味があるのか?との思いが強い。
2xビニングでも、SBIG STL11000Mよりは画素数は多いのだ。
ビニングしたからといって感度が良くなるわけではないけど。
2xビニングしてドリズルなんてやってみるのも無駄なようで面白いかも?
(んなあほなことはしないが)

ビニングしたFIT画像のファイルは約30MBもある。
(SBIG STL11000Mで、ビニングなしで約20MB)
ビニングなしだと100MBを超える。
現地の撮影用パソコンである程度下処理してから自宅に転送するが、
処理時間がかかるので、画像ファイルは小さいほうが良い面もある。

今後、ビニングの封印を解いて、ビニングなしで撮影することもあるだろうけど、
当分はこの路線で行こうかと思う。

0.76度のずれ

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20220316.png

鏡筒のバランスをとったときに、カメラの向きが少しずれた。
プレートソルブして、0.76度のずれだ。
これ、結構気になる。

これを正確に0度に合わせるのは難しいし、
現地で撮影しながら調整するしかないのだが、面倒だ。
どうするかな?
他に用事があればいいけど、このためだけに行くのもなあ、

やっぱり面倒だわ、と思ったけれども、夕方晴れている。
天気は持ちそうもないが、満月に近い今のうちに何とかしないといけない。
結局現地へ向かった。

20220316_2.png
手作業で何とか0.01度まで追い込んだが、これ以上は無理だ。

カメラが届いてから、約1カ月かかったが、
これでやっと撮影システムが完成した。

PHD2ガイドの安定を目指す

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晴れ間を見て、ガイドのテスト。

20220315_1.png
接続は、「On Camera」でガイドケーブル経由でガイド補正を行う。
キャリブレーションもバッチリこなしてガイドテストを行う。
ケーブルの再作成はうまくいったみたいだ。
(ケーブルを逆向きに圧着しただけなんだがな)

20220315_2.png
結果としては、赤緯のエラーはかなり減少した。
大きく跳ねることもなくなったし、補正がすぐに反映する。
やはり鏡筒のバランスが大事だわ、手抜きをしてはいけない。

ガイドケーブル経由でガイドをするか、ガイドケーブルなしでするか。
世間一般ではケーブルを減らすためにガイドケーブルなしが
主流かもしれないが、ガイドケーブル経由でガイドした方が
おいらの環境ではよい結果が出ている。

先週末はドームへ、
PHD2のガイドが暴れる原因を探るためだ。

20220314_1.jpg
やはり赤緯のバランスがとれていなかった。
カメラ側が軽くなった分、筒先が重くなっていた。
バランスはとっておかないとだめやね、基本中の基本なのに。

しかし、よくこれでガイドしていたものだ。
NJPさん、なかなかやるじゃないか。
さあ、これでPHD2のガイドが安定すればよいがな。

20220314_2.jpg
ついでに、ガイドケーブルの作り直し。
結線を逆にしてコネクタを作り直す。
このコネクタはAmazonで購入したが、
ユーザーレビューで、ガイドケーブルを作りますとか、
赤道儀に使いますとか天文屋さんの書き込みが多かった商品だ。

ガイド補正は、ASCOM経由で赤道儀を制御しているが、
「On Camera」でガイドケーブル経由でガイド補正に切り替えてみる。

ガイドの安定性が悪い?

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20220310.png
NINA攻略シリーズで、気になったのは、PHD2ガイドの不安定さ。
シーイング悪く、透明度の悪いという条件の良くない空であったこと、
薄雲が時折かかったこと、
風の影響は不明、
という外部要因が主な原因かもしれない。
(NINAの前にAPTでM51を撮影時、ガイドは安定していた)

こういった条件が悪い場合でも何とかガイドを安定できないか?
と色々考えてしまう。
やはり仕方がないのかもしれない。

しかし、一つだけミスをしていて、気になっていることがある。
それは鏡筒の赤緯バランスが崩れているのだ(と思っている)。
カメラを重いSBIGから軽いZWOに変えたけれども
鏡筒のバランスを取り直ししていないのだ。
どうしてもこれが引っかかっているので、
近いうちにバランスをとりに行きたいと思っている。

ついでに、ガイドケーブルもいじりたい。
配線を逆に結線しなおす作業もやりたいのだ。
RJ11のジャックはアマゾンで購入してある。
圧着機は昔からある。

※どうやらAPTでのPHD2ガイドとNINAでのPHD2ガイドでは違うようだ。
APTでのPHD2ガイドを追い込んだ場合でも、
そのままではNINAでは過剰反応するみたいだ。
NINAはNINAで別に追い込む必要がある。

NINA攻略(3)撮影実践編

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前々回、前回からの続き

では実際に撮影シーケンスを組んで、撮影させてみよう。
天気予報では晴れは続かないようなので、途中で終了するのは覚悟の上だ。
空の状態は良くなく、撮影しても使えないかもしれない。
M51に向けなおす。

20220309_1.png
撮影シーケンスの中に、オートフォーカスをどうするかの設定があり、
30分毎に行う設定でやってみた。
ディザーガイドも"ON"の設定で、L画像を300秒×30枚で撮影を開始する。

APTの場合は撮影スケジュールの中に、リフォーカスの設定はない。
リフォーカスの設定は別にある。
そのために、フラット撮影の場合にリフォーカスさせないようにするには、
その都度設定を解除しないといけない。
この点だけは、シーケンスでオートフォーカスの設定を行うNINAが合理的だと思う。

20220309_2.png
実際に撮影し、30分経過したら、オートフォーカスが自動起動した。
結果も正常で素晴らしい。
これですよ、これ!
これをやりたかったのだ!
(APTでもできるはずだが)

オートフォーカスの実行には5分程度かかるが仕方がない。
むしろ、5分で済むならいいではないか。
オートフォーカスについては結果も含めて完璧だ。
実行結果としては、3070-3050ステップの間で収まっている。
Fの暗い長焦点なので、20ステップは誤差の範囲内だ。

20220309_3.png
最後は曇られて、30枚撮影の完走はできなかった。
30分毎のオートフォーカスは合計3回、自動起動した。

やはり空の状態は良くなくて、
時間の経過とともに撮影画像の数値は悪化している。
ガイド不能も頻発したし、ガイドグラフも暴れまくっている。

しかし、NINAで撮影できる準備は整った。

※一つだけ、課題が残った。
ディザーガイドが2割くらいの確立で失敗した。
(時間内にディザーが完了しない、致命的ではないが)
空の状況は悪かったし、ガイドの安定度も悪かったとはいえ、
パラメタの追い込みが必要かもしれない。

前回からの続き、NINAでオートフォーカスを行う。
結論としては、オートフォーカスは見事に成功した。

20220308_1.png

前回からの続きで、M65を導入した。

中央にM65、左端にM66が映っている。
これはあくまでもテスト目的であり、M65を撮影するつもりはない。
M天体を導入し、その状態でオートフォーカスを実行するのが目的だ。

20220308_2.png
その時のガイドカメラの画像だ。
薄雲がなかなか晴れない。
薄雲がなければ、背景は黒くなるが、御覧の通り背景が白い。
この日は透明度が悪い、シーイングも悪い、薄雲ありの最低の天気だった。

話は変わるが、オフアキガイド用の四角い穴がうっすらわかる。
チップ面積の大きいASI174MMならではの画像だ。

しばらく晴れるのを待つ。
その間に、オートフォーカスの設定を確認する。
オートフォーカスを成功させるには、自分の機材にあった最適な設定が必要だ。
こればかりは、デフォルト値でそのままやってもうまく動かない。

20220308_5.png

マニュアルをよく読み、上記画面の赤枠の設定を行った。
最初の設定は、「オートフォーカス初期オフセットステップ」
意味不明の日本語で、これでは意味がわからない。
マニュアルをよく読むと、
「IN側、OUT側それぞれ撮影測定を何回行うかの回数」
であることが解る。


20220308_6.png

その次、「オートフォーカスステップサイズ」
これはその通りの意味であり、刻み幅の意味である。

つまり、現在の位置(ほぼフォーカスが合っているものとして)から
OUT側に、200ステップ×10回分=2000ステップ動かす。
そこから、200ステップづつIN側に移動しながら撮影と解析を行う(OUT側の解析)。
更に、200ステップづつIN側に移動しながら撮影と解析を行う(IN側の解析)。

FocusMAXの設定もこのような感じで、UIは異なるが移動量と刻み幅を指定して行う。

NINA独特の制御として、
「バックラッシュ補正方法」を"オーバーシュート"
「バックラッシュIN側/OUT側の値」として、"IN側 60"の設定とした。
動きを見ると、200ステップづつ移動するが、"IN側 60"の設定のため、
260ステップ移動して、60ステップ戻すということをやっている。
フォーカサーFLI-PDFはバックラッシュなしで動作する(と勝手に思っている)
ので正直いってこの設定は意味がないような気もする。
おまじないというわけではないが、おまじないの意味でしかないと思っている。

20220308_3.png

薄雲も晴れてきたので、オートフォーカスを実行してみた。
この結果では3072がフォーカス位置であり、実際に正しい値である。
素晴らしい、オートフォーカスがバッチり決まった。

FocusMAXとほぼ同じようなグラフだ。
画面が縦長なので縦に長く見えるだけ。
FocusMAXとほぼ同じような範囲と刻み幅でやっているので、この結果は信用できる。

これも、頭の中にはFocusMAXの設定と動きが絶対王者として君臨している。
FocusMAXと同じ動きを再現できたらいいなという思いが強い。
それをNINAは思い通りに再現できたのだ。

APTはその点、正しい設定も必要だが回数と刻み幅という設定ができず、
12回の回数で動くのでそれを踏まえた移動量の設定を行うことが肝要である。
ただし勝手に延長フェーズに入ることもあり、動きが少しだけ違うが結果は正しい。
やっていることは同じだが、FocusMAXに近い設定や動きをするNINAが好みだ。

まあ色々なソフトで比較するのも面白い。
結果としてみると、FocusMAX、APT、NINAそれぞれで正しく動作するのは間違いなく、
いい悪いはない、どれを使ってもよい、あとは好みの問題だ。

20220308_4.png

オートフォーカス成功時の5秒露光の画像。中央にM65、左にM66。

NINA攻略(1)基礎、導入編

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先週の金曜日は晴れた。
SCWの予想では、21時から23時までの限定的な晴れの予想だったので
あまり期待はしていなかったが、19時頃から準備した。
長時間の晴れは期待できないので、NINAの攻略にかかる。
実際に空に向けるのは初めてだ。

機材は、事前に設定を済ませてあるので接続する。
カメラ、赤道儀、フォーカサー、フィルターホイール
すべて順調だ。

最初の作業は、基準星に向けて導入し、プレートソルブを行う。
19:30を過ぎても晴れないが、薄雲越しに(自宅では)星が見えている。

20220307_1.png
NINAの画面、レグルス導入したときの画像。
薄雲があったが、導入、プレートソルブも無地にこなした。

20220307_2.png
手動フォーカスターゲットという機能がある。
これはその時間帯に向けられる主要な基準星の一覧から選べるもので、
あればあったで便利かなとは思った。

今までは経験的にこの季節のこの時間帯なら、東天のXXを狙うというのが
頭に入っているので、星の名称で検索し導入していた(MaxImDLでは)。

20220307_3.png
レグルスを初期導入しても写野内にはいないので、(すぐ左隣にいるのだけど)
プレートソルブを行う。すぐに解析が終わると同時に赤道儀と同期する(ように設定した)。

続いては、撮影天体の導入だ。

20220307_4.png
メイン画面の左側の「スカイアトラス」画面で検索する。
ここではあらゆる天体の検索が可能である。
(APTの場合は、星、星雲星団、、、と検索タブが別れている)
M65を選択して検索した。

20220307_5.png
何気に便利なのがこの情報。
南中時の時刻や高度がグラフ表示されており、一目瞭然だ。
以前はこの情報を得るために、TheSKY6を起動して、
該当の天体の詳細情報(テキストのみ)を表示させていたのだ。
この情報があると、撮影計画が立てやすい。
かゆい所に手が届いている、実に素晴らしい。

20220307_6.png
あとは、導入すればよいが、
シーケンスを組む画面に移動できたり、
構図取り支援機能(未体験だが)も面白そうだ。

ここまではUIが違うだけでAPTも同様だ。

頭の中では、MaxImDLが絶対王者として存在しているが、
APTもNINAもここまでは問題なく動いているというか、動かせている。

せっかくNINAをインストールしたというのに、
NINAを使わずAPTを起動した。
この節操のなさ!

晴れ間があったので、APTのオートフォーカスにチャレンジしてみた。
以前、コメントでタカsiさんに教えていただいた、星撮り日記様
によると、FocusCraftを使えとの記事を読みチャレンジした。

FocusCraftとAutoFocusAidを起動しただけでは何も起きない。
最初はFucusAidも起動して、やっとオートフォーカスが動いた。
一度動けば、FocusAidは閉じればよい。

20220304_1.jpg
5等級の星はなく、普通の夜空のどこか。
これでピント位置は、3100と出たが、この値は正解だ、素晴らしい。
実に素晴らしい。

20220304_2.jpg
調子に乗って、M51を撮影、M51はど真ん中に入れた。
APTのGOTOも素晴らしい、一発でど真ん中だ。
PHD2のガイドパラメタも追い込み、ガイドの結果のグラフもいい感じだ。

20220304_3.jpg
最初のオートフォーカスが成功した後、
FocusAid, FocusCraft, AutoFocusAidの画面をすべて閉じたが、
FocusCraftは動き続けている。
1枚撮影毎に、結果をログに書き出している。

フォーカサーは、最初 3100 --> 3080 --> 3060 と手動で動かしたけれど、
これなら、リフォーカス(フィルター交換後とか60分経過後とかで)も
やればできるのではないかと期待できる。

APTのオートフォーカス機能の神髄は、FocusCraftにある。

やっとAPTの使い方が分かってきたところだが、NINAもやる、そのうちに。

NINAインストール

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APTでは以下の不満点がある。
1.APTからパークすると挙動が変
 パソコンがフリーズした状態となる。
 一度リモートデスクトップを切断し、
 パークが完了した頃合いを見て再接続をすると復帰する。
2.撮影画像の拡大縮小作業が面倒
3.一部の天体の情報がない
 NGC2359は情報がなく、MaxImDLで導入した。
 MaxImDLでは未登録天体はなかったぞ。
ただし、APTの良い面もあり、不満点も上回るほどで気に入ってはいる。
ようやくAPTの操作に慣れてきたところだ。

だが別の世界を見てみたくて N.I.N.A.をインストールする。
リモートで接続し、リモート環境で撮影パソコンにインストールする。
V2 BETA 48(x64) をインストールする。(これは無謀かな?)

20220302.jpg

ちょっと触った感じでは、
1.UIが分かりやすいと思ったが、どこに何があるのか迷う、慣れの問題かと思う。
 APTやMaxImDLは撮影画像をメインに据えているがNINAはちょっと違う。
2.パークしたときの挙動に怪しい点はなく、正常にパークした。
これだけでも素晴らしい。
他の機能は晴れていないので未実行。

APTでパークがおかしい

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APTからパークするとおかしくなる。
リモートデスクトップの画面がフリーズしてしまう。
(実際のパソコンはフリーズしていない)
こうなると、リモートデスクトップを切断し、
パークが終わったころに再接続でパソコンは復帰するが、
どうもいただけない。

かといって、ASCOM Temmaからパークすると
フリーズはしないが、変なところで停止し、
本来のパーク位置ではないところでパーク完了になる。

20220301_1.png
ASCOM Temma はパークしたことになっているが、

20220301_2.png
実際にはこんな感じで、鏡筒は半分ほどスリット内側を向いている。
鏡筒の向きとドームの連動が崩れてしまうのだ。
MaxImDLではこんなことは一切起きなかった。

20220301_3.png
ドーム制御器を自動からマニュアルモードにして、
鏡筒の向き先を空の方向に向くようにスリットを手動で回転させる。
リモートでもこういう操作ができるのは素晴らしい。

晴れていれば撮影して ブラインドソルブでソルブさせ、同期して復帰できる。
実際にこれで回復したこともあったが、先日は雲られて、復帰できなかった。
それでもスリットを閉じて電源を切っておけば済む話だ。
次の日に晴れ間を縫ってブラインドソルブ、同期して復帰させたけど。
何回もやらかすと、これはつらい。

NINAをインストールしよう。

ZWOのカメラはSBIGとは違い、メカニカルシャッターがないんだな。

APTでダークの撮影をしようとしたら、
「カメラに蓋をするのを忘れるなよ!」と警告メッセージが出る。
リモートではどうやって蓋をしろというのか。
(PHD2でダーク画像を撮影時には現地にいたので脚立に上って蓋をした)

苦肉の策で、S2フィルターを選択して、夜間に撮影することにした。
他に方法がない。
なんてこった。
これはAPTの問題ではなく、カメラが原因だ。
NINAにしたところでこれは同じだろうと思う。

20220225_1.jpg

一晩寝かせてダークを100枚撮影、
割と素直なダーク画像ではある。

20220225_2.jpg

オートフォーカスがうまく行かなった原因を考えてみた。
一晩寝ながらじっくりと考えてみた。

ForcusMaxの場合、ピント合わせに使用する星は、
5等星前後を使えということが前提条件としてある。
これはなぜかというと、暗い星だとピントを外すと
星像が暗くなって検出できなくなるからだ。

前回やったのは、NGC2359をど真ん中において
そのままオートフォーカスを実行した。
NGC2359の周囲には明るい星はない。
これが原因だろう。

つまり、オートフォーカスする場合、
そこそこ明るい星がないと原理的にうまく機能しないのだろう。
次回オートフォーカスを再度検証するが、
その際には5等級前後の星を使ってみよう。

しかし、このやり方だと、撮影中にリフォーカスは実質できない。
撮影中にリフォーカスはありがたい機能なのだが、運用できないな。

ピント位置補完計画理論で大体のピント変動の傾向は抑えたので
この路線でいくか。
あるいは、どうせ1対象には3時間程度なので、
最初にピント合わせしたら、ピント移動量の半分ほどを予め移動させておくか。

それとも、別のソフトに切り替えるか?

20220217_1.jpg

APTでオートフォーカスを実行してみた。
一応ちゃんとやっているようには見える。

20220217_2.jpg
ログも成功したとなっている。
オートフォーカス実行後、計算したポイントへフォーカサーを移動させ、
そこで撮影した画像を表示してくれる。

一見ピントが合っていそうな感じはするのだが、
実はピントをOUT側に外している。
何回も試してみたが、OUT側に外してばかりだ。

動きをよく観察すると、星像の捉え方に問題がある。
ピントを外すと、ドーナツ型のリングになるが、
リング全体をとらえるのではなく、リングの一部分を捉えている。
だから失敗する。

この点、FocusMAXは素晴らしい。
リング全体を星像としてきちんと認識している。
何か設定があるのかもしれないが、ここまでで力尽きた。

ここはもう少し設定など、追い込む必要がある。
まだまだ先は遠いな。

ASI174MM到着

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2022209.jpg
ASI174MMminiが到着した。
到着したのはいいのだが、あと1日早く来ていれば無駄がなくてよかったのに。
また現地へ行って、取り付けてこないといけない。

カメラを交換した

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2022208_1.jpg
STL11000Mの最後の姿。
これを取り外す。

2022208_2.jpg
ASI6200MMProにフィルターを取り付ける。
7枚全部埋めた。

2022208_3.jpg
鏡筒に取り付けした。

外は雪が降っている。

パーツは揃った

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2022204.jpg
特注していた接続リングも到着した。
一応これで一通りは揃った。
今度の土日に現地に行ってカメラを付け替えよう。

MaxImDLには WebCam接続機能があり、重宝して使っている。
APTにはない。

WebCam接続機能は、リモート撮影しないなら不要なのだが
リモート撮影するので使っている。

何に使っているかというと、
撮影終了後、ドームのスリットが閉じたかどうかを目視で確認するのだ。
また、撮影終了時はパークした状態にするが、その確認もある。
スリットについては、ボタンを押せば閉じるのだけど、
引っかかって動かなかったとか、そもそも閉じていなかったとか
これが気になるので、Webカメラできちんと閉まったことを
目で見て確認しないと気になって眠れないのだ。

20210909_2.jpg

機材の不調があったとしても、ドームのスリットさえ閉じておけば
あとは電源を落として後日確認でもよい。

MaxImDLは温存しておくので、このためだけに
MaxImDLを起動して確認すればいいだけの話ではあるけど。
MaxImDLでなくても、カメラアプリを起動してもよいけどな。

Tezさんに教えていただいた情報(ありがとうございます)
を検証してみた。

APT と MaxImDL の両方を起動し、ASCOM Temmaをそのままで接続し
両方のソフトでそのまま動いた。
もちろん同期もしている。

POTH Hubは必要だとばかり思っていたが
そうではなかった。

構図の決め方を考える

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今まではずっと、SBIGのカメラでAOガイドばかり行ってきた。
AOガイドは、構図より、ガイドチップに載せるガイド星を優先する。

そのため、撮影前のプランとして、
撮影対象のメインチップ枠とガイドチップ枠の両方を星図ソフトで表示し
10等級までのガイド星があるのか、それで構図をとれるか、を判断していた。
この段階で撮影をあきらめた対象はそこそこある。

構図を考えながら、ガイド星をガイドチップにどう配置するかも考える。
まあ大体、ガイドチップの四隅付近に配置する場合が多かった。
その座標を記録しておき、
次回撮影時には、ガイドチップにガイド星の座標を合わせることで
前回撮影時の構図を再現させていた。
パソコン上の赤道儀を動かすボタンをちまちまと操作しながら
手作業で微妙な位置合わせを行っていたのが実情だ。

今回カメラを変え、撮影ソフトも変えることによって
従来の考え方は無視してよい。
フィルターの前にガイドカメラがあるので
ナローバンドでもLRGBでも無関係に暗いガイド星が使える。

今まであきらめていた対象も狙えるし、
構図も制約を受けず自由にできる(はず)。

APT攻略(4)Aim

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APTのAim機能とは、リアル撮影画像または過去の撮影画像(PlateSolveした結果の)に
マウスを合わせると、その座標を拾ってくれる機能である。

20220131_1.png
自宅にて、過去に撮影したM74を、Blind Solveした画像のまま、
Aimボタン押下後、マウスをクリックしてみた。
M74の真下やや右に、大きい〇(3重〇)があるが、そこがマウスでクリックした場所。
GOTO++ボタンでは、撮影とPlateSolveしながらこのポイント場所に導入してくれる。

20220131_2.png
画面右側の、Gear の直下にある架台制御の画面にも
マウスクリックした座標が同期して表示され、
ここの GOTOボタンで、導入だけしてくれる。

前回の続きを撮影したいが、前回の構図より、
ちょっとだけずらしたいという場合には重宝する機能だ。
また、とりあえず撮影対象をど真ん中に導入したが、
構図を少しずらしたい、という場合にも使える。

前回と全く同じで良いなら、前回撮影画像をPlateSolveした結果の座標で
GOTO++ または GOTOで導入してやればよい。

毒を食らわば皿までも

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20220128.jpg

もうやけくそだ。
ASI174MMminiをポチってしまった。

20220126.jpg
ZWOのナローバンドフィルターが到着した。
注文してから1週間ほどで到着、アリエクにしては早いな。
いつもは3週間から1カ月、忘れたころにやってくる。

こんな高額なものをアリエクで注文するなんで、
無謀すぎるかと冷や冷やしていたが、無地に届いた。
アリエクは、騙されて元々の考えで小物しか注文しなかったけど
冷や汗ものだった。

ドームに行ってSTLを持ってきてフィルターを入れ替えるのは
当分先かな。

APT攻略(3)フォーカス関連

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ピント合わせ、フォーカサー関連の設定だ。
これに関しては、自宅では限界がある。
とりあえず、ASCOM Focuserで設定を進めたが、実行はできない。
現地で星空に向けないとテストも何もできない。

20220127_1.png
これはフォーカサーを接続した状態。

20220127_2.png
フォーカスエイドは、撮影画像で星を選択してHFDやFWHDを評価してくれる。
これは手動でピントを追い込む場合に使用する。

20220127_3.png
オートフォーカスエイド、
これでオートフォーカスをするのだろうけど、
実際には自宅ではテスト不可能だ。

20220127_4.png
オートフォーカスエイドの設定内容、
デフォルト状態から、HFDの選択に変更した。

20220127_5.png
セッションクラフトの画面、
一番下に、フォーカサー関連の設定があり、
60分経過でリフォーカスの設定を行う。
(ダークやフラット撮影時はこの設定を外す)

とりあえずこんな所か。

APT攻略(2)架台

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次は架台の制御だ。
家にあるEM10Temma2をパソコンと接続する。
寝かせたまま、クランプは緩めておき、空回りさせる。

20220125_1.png
架台の設定は、ASCOMから選択する。

20220125_2.png
POTH HUBから、タカハシTemmaを選択。

20220125_3.png
Temmaの設定、これはMaxImDLからでも同一となる。

20220125_4.png
Connectすると、タカハシTemmaの画面が出る。
パークは解除され、パーク位置からのスタートだ、MaxImDLと同一。

20220125_5.png
APTの画面右側、Alt, Azは、パーク位置の座標を示す。

20220125_6.png
上の画面の"Objects"のボタンを押す。
基準星や、M/NGC天体を選んで"GOTO"ボタンで対象の天体に向け赤道儀が動く。
UIは異なるが、MaxImDLと同様に操作ができるのはよい。

20220125_7.png
アルデバランにGOTOした状態。

20220125_8.png
PlateSolveするには、"Point Craft"ボタンから行うが、
まずはその初期設定だ。
この画面の通り、ASTAP, PS2, ASPSをダウンロードし、インストール。
星図カタログも指定先にインストールしておく。
インストール先のフォルダを設定してやればよい。
"Blind"の場合は、ASTAP、"Near"の場合は、PS2のチェックを入れておく。

Blind Solveは、どこを向いているかわからない場合の解析、
Near Solveは、赤道儀の示す座標を中心に解析するものと解釈した。
MaxImDLのPinPointは、ここでいうNear Solveと同等だな。

20220125_9.png
これが"Point Craft"の画面だ。
通常は、基準星(この場合はアルデバラン)と思ってGOTOした画像を解析し、
実際の撮影画像の座標を取得するのだが、
その場合は、"Solve"ボタンを押下する。
設定では、PS2でPlateSolveすることになる。

別の用途として、前回撮影した画像を読み込ませ、
その画像の通りに導入したい場合もある。
この場合は、"Blind"ボタンを押下し、ASTAPでPlateSolveしてみるのかな?

試しに、STL11000Mで撮影したM74のL画像を読み込ませて、
"Blind"ボタンを押し、Blind Solveを行ってみた。
約40秒ほどかかり、解析は終了した。
fitsヘッダから座標を引っ張ているのかと思ったが、
約40秒もかかっているので、fitsヘッダは見ずにちゃんとまともに解析しているようだ。
FOV Angleも正しく計算しているようだし、素晴らしい。
このBlind Solve、恐るべしというか、実に素晴らしい。

20220125_10.png
M74のBlind Solveによる結果の画面だ。
M74の中心から左下に、画像の中心がある(十字線の中心)。
十字線の中心の〇が、Blind Solveした座標になる。

この画面の、"<< Solved"ボタンで、座標を表示した後で、
"GOTO++"ボタン押下で、上の〇の位置に撮影解析しながら自動導入してくれる。
これは素晴らしい機能だ。
実際に試してはいないが、おそらく正しく機能するだろう。

APT攻略(1)カメラ

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APTデモ版をインストールした。
半日程度触ってみて、何とか使える程度まではできたと思う。
MaxImDLに比べて機能が多すぎて全部はわからない。
最低限使えればあとは何とかなるとは思う。

まずはカメラの設定
20220124_1.png
ASCOMでも可能だが、いきなりASI6200MMProを選択できる。

20220124_3.png
カメラの設定自体は、デフォルトでいいのだろう。
霜取りの制御はありでも構わないだろう。

温度制御のボタンもあるが割愛。
ゆっくり冷やすのと、ゆっくり温めるのがある。
MaxImDLよりもゆっくりだ。

20220124_2.png
撮影の設定はここで行うが、ゲインやオフセットもここで指定するのだな。

20220124_4.jpg
テスト撮影に選んだのは、お年玉袋。
カメラレンズを逆向きに置いて、接写する感じで行う。
カメラレンズ接続アダプターはないので、こうするしかない。

20220124_5.jpg
0.01秒で撮影してみた。
指定枚数分が指定フォルダに格納。サムネイル表示も可能なんだな。

ReadingとDownloadは、2xビニングで4秒、ビニングなしで7秒で、圧倒的に速い。
実際の撮影は、PHD2に対してディザーの制御を行うので、
もっと時間はかかるが今はそこまでできない。

ガイドに関しては、PHD2に全部丸投げなので、そちらで行う。

画像の横縞が目立つ。

20220120.jpg
OAG-Lは、従来品に比べてプリズムが大きい。
ASI120MMminiのチップ面積は、OAGの光学面面積の約1/4でしかない。
ここは、チップ面積の大きいASI174MMminiにすべきだったか。
これは現物を直接確認できなかったのが原因だが、通販じゃ仕方がない。
そもそもOAG-68を前提にしており、ASI120MMで十分という思いもあった。

チップ面積が大きければ、ガイド星の選択肢も増えるので
撮影面での自由度が高くなり有利になる。
ASI174MMを買えば済む話ではあるが、戦う前から負けた気分だ。
このままASI120MMでやってみるけどな。

電源とUSB3.1ケーブル

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20220119.jpg
ASIカメラは電源が付属していないので別途調達しておく必要がある。

出力12V5AのACアダプターと、USB3.1ケーブル(3m)も購入した。

このUSB3.1ケーブルはケーブルが太くて取り回ししにくいが、
その分フェライトコアと相まってノイズには強そうだ。

電源が来たので、早速設定にかかる。

20220119_1.png
これがASI6200MMProのASCOM設定、
ゲインは100(初期値)
オフセットは初期値=0だが、50の設定(でいいのかな?)
USB3の表記あり

20220119_2.png
こちらはガイドカメラ、ASI120MMの設定
初期値のまま
USB2の表記あり

20220119_3.png
フィルターホイールの設定、
Edit Wheelのボタンで、

20220119_4.png
番号とフィルターを関連図ける(これはASCOMドライバー)

20220119_5.png
番号とフィルターを関連図ける(これはASCOM)

20220119_6.png
これで、MaxImDLのカメラ設定は終了。

試しに1秒露光で画像をダウンロードしてみたが、2xビニングで1,2秒だった。
あまりにも速すぎる、これに慣れたらもうSTLは使えない。

まだ実戦配備はできないが、
この赤いカメラの性能とやらを早く見てみたいものだ。

画像については、n2068ddさんの指摘の通り、派手な横縞が多い。
ダークやフラットで除去できるならいいけど。

Astrodon E-Series VS I-Series

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20220118.jpg
冷却CMOSカメラにいいのはどっちか?って話。

AstrodonのEシリーズは赤感度に特化したKAFセンサー用で、
AstrodonのIシリーズはKAIセンサー用として開発された。
実際、IシリーズとEシリーズのLとBはどちらも同じだという話で、
違いはEシリーズのR,Gは感度を落としている?ような話だったかと思う。
(正確にはR,Gの幅を狭めている?)
RGBの撮影枚数を同じにしたときにバランスよく仕上がるようにした
フィルターだったかと。

だからCMOSにはそもそも向いているのか?ともいえるし、
実際に使うとしたらIシリーズかな、と。

RGBに関しては、ソフトウエアでカラーバランスをとればいいだけの話で、
EでもIでも使えないというわけではないと思っている。

海外のフォーラムでも結構意見が分かれており、
LP(Light Polution:光害)により使い分けろ、
光害地なら、R,Gのバンド幅を絞ったEシリーズを、
低光害地なら、Iシリーズが良いとの意見があった。

しかし読み進めていくうちに、
Eが良い、いやIが良い、Donは何も言っていないぞ、
実際に使用してIが良いと思っている、とか
喧嘩ばかりしているので読むのをやめた。
そんな奴らはAstorodonが大好きな連中ではある。

フィルターの厚み(2)

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今のSTL11000Mで、フィルターの厚みによるピント補正値は、
3mm厚のLRGBに対し、Haは厚みがかなり薄くマイナス490だったような気がする。
ここでは計算を楽にするためにマイナス500とする。
FLI-PDFの1カウントは1.25μである。
つまり、ピント補正値は-0.625mmとなる。

3mm厚のフィルターで、ピントは1mm前に移動するので
Haのフィルター厚は、1mm厚と考えるとピタリ計算があう。
実際、AstronomikのHaは1mm厚なのだ。
1mm厚の場合、ピント位置は後方に行くので、
その分前に補正かける必要があるからだ。

FLI-PDFで500カウントの移動量は大きい。

ここで、1.85mm厚のフィルターだったらどうなるか?
計算上は、-0.38mmのピント補正値となり、
FLI-PDFとしては、マイナス300カウントとなる。

この程度なら、ガイド側のピントには影響を与えるとしても
何とかなるのではないかとの思いもある。
というわけで、ZWOのナローバンド3枚セットを試してみようかと思う。

ディザーガイドで悩む

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撮影をMaxImDL、ガイドをPHD2でやると、
おそらくディザーガイドはできない。
アステリズム様によるとできそうではある。

撮影とガイドをMaxImDLでやると、ディザーガイドはもちろん可能だ。
PHD2にこだわりはないので、
使い慣れたMaxImDLでガイドもするのが一番リスクは少ない。

ASIのカメラを使っている人はどうしているのだろうと思って
調べてみると、APT(AstroPhotometryTool)かNINAのようだ。
PHD2がAPTやNINAと連携してディザーガイドができるみたいだ。

慣れ親しんだMaxImDLでやるか、APTやNINAの新境地を開拓するか、悩む。
MaxImDLは保険の意味で温存し、新境地で試すのも面白そうだ。

APTはデモ版でもかなり使えるみたいなので、APTを攻略してみるか。
APTには、N枚撮影したらリフォーカスとか、N分毎にリフォーカスができる。
(これはNINAでも可能なようだ)
気温変動でも、N度変化したらリフォーカスもできるが、
気温は経験上あまりあてにはならない。
(気温が変化しなくてもピントは変動するし、実際の瞬間的な気温は激しく上下する)

1時間毎に(構図を変えずに)リフォーカスできるならその方がよほど良い。
気温とピント位置の変動については情報は蓄積してあるが、
そんなものに頼らずに自動化できるなら、それに越したことはない。

ASIのカメラとフォーカサーを使っている人はピントはどうしているのか
不思議だったのだが、こんな便利な機能をうまく使っていたのだな。
世の中はどんどん進化して便利になっていくものだなと実感した。
10年のブランクで時代は変わっていたのか。

新型カメラ

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20220113_1.jpg
箱から出した状態。
既に組みあがっていて、スケアリング調整済みだ。

20220113_2.jpg
OAGのプリズムが出っ張ってメインチップに覆いかぶさっていたので、
テーパーリングを一旦外してプリズム位置を調整。
フィルターはまだ入れていない。

OAGは、OAG-68を手配したが、OAG-Lが納品された。
OAG-68は旧型で、OAG-Lに変わったとのこと。

カメラ単体は軽いようなのだが、
フィルターホイールやOAGなどを全部合わせると、
それなりの重量感がある。
それでもSTL+AO-Lよりはかなり軽いと思う。

火はまだ入れない、電源がないので。
電源とUSB3.1ケーブルを早速手配しないと。

カメラの購入はSTLが2009年だったと思うので
実に13年ぶりの新型カメラだ。

すべて揃うのは2月上旬

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ポチったし、届くのを待つだけだが、
すべて揃うのは2月上旬になる。

カメラ関係は1週間もあれば到着するが、
FLI-PDFとカメラを接続するアダプターの特注品が一番遅い。
これが2月上旬だ。
どうせ天気は悪いから構わないのだけど。

それよりも、カメラ関係とパソコンまわりのケーブル、
USBとか電源とかの調整が大変だろうと思う。
ASI AIRは使わないし購入もしない。

カメラの制御はMaxImDLで行う予定。
ガイドはPHD2でやろうと思う。
ガイドカメラ(ZWO ASI120MMmini)の電源とUSBケーブルは
ASI6200からの接続でいいのかな?
独立して接続も可能だけど配線はぐちゃぐちゃになる。

と書いていたら、
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!
20220112.jpg

フィルターの厚み

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LRGBフィルターは既存のAstrodonでいくとしたら
ナローバンドフィルターはどうするか?

Astrodonは3mmの厚さがある。
3mm厚のナローバンドフィルターは、
Astrodon ... 値段が高いし入手が困難
Chroma ... これも値段は高いが入手はできそう
(3枚セットで30万かよ、、、orz)
ZWO ... 値段は安いし入手も可能だが、1.85mm厚だ。
(安いとはいえ、3つで10万弱)
なかなか難しい。

フィルターはOAGの後方配置なので、
フィルター厚が変わったら、ガイドカメラのピントがずれる。
長焦点だし、Fも暗いのでピントの許容範囲も広いと思うが
こればかりは実際にやってみないとわからない。

フィルター厚をそろえるのが一番だが、
そうするとLRGBもナローもZWOで統一するのが財布的には優しい。
Astrodonを優先的に使いたいし、どうするか、
とりあえず既存のフィルターの使いまわしで様子を見ようと思うが、、、。

今のSTL11000Mに入れたフィルターが何だったのか?
その素性がやっと分かった。
20220110.jpg
HaはAstronomikだというのは覚えていたのだが、
LRGBは、
Astrodon Tru-Balance LRGB I-Series CCD Filters Generation 2 だったのだ。
マヌケなことにすっかり忘れていた。

このフィルター(Gen2)を買おうかと思って調べていたのだが、
値段は高いし、入手困難のようだし、あきらめていた。
CCDの蓋を開けてもフィルターは円形枠なしなので、素性はわからない。
ようやく元箱を探し出したら、Astrodonだったってわけ。
しかも入手困難というか、もう入手不可能なI-Series Gen2。

買うまでもなく、自分で持っていて使っていたとは、マヌケですわ。
こいつをASI6200MMProに使いまわそうと思う。

Astrodon Tru-Balance I-Series Gen2 は、KAIチップ向けということを
知っていて購入したのかとも思うが、記憶が完全に抜け落ちている。
安けりゃ何でもいいと思っていたはずだがな。

当時の値段は$825とある。
購入した当時は1$=90円だったかな、
今から思うと購入しておいたのが奇跡だわ。

昔は日本円も強かったのだが、
今は国際的に日本円はインフレも起きず弱体化し、
アメリカはインフレで物価が高くなり、
アメリカ物は10年前の2倍以上の価格になっているようで、
日本の弱体化がこういったところでも現れている。

色々と下調べ

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まず、現状のバックフォーカスを調査
雪の中ドームへ出向いて調査する。
仕事はもうしないので昼間っから出かける。

FLIのPDFから接続リングは10mm、
SBIG AO-Lの長さはカタログ上は37.8mm、実測で38mm、
SBIG STL11000Mのセンサー面まではフィルター厚にもよるが38mm、
合計で86mmと出た。

ここからは、ASI6200MMPro+EFW+OAG68+K-ASTECテーパーリングで57.5mm
K-ASTECのサイトで更に調べると、タカハシM54接続以外にも
ビクセンM60接続も可能だ。この場合、バックフォーカスは64.5mm。
ケラレとOAGを考慮すると、M60接続がよさそうだ。
これでもバックフォーカスは十分に余裕がある。

そうすると
FLI-PDFとK-ASTECテーパーリングとの接続リングは21.5mmとなり
これで接続リングの図面を引いてみた。

ここまでくると、かなり具体的に煮詰まってきた。
あとはポチる勇気が必要だ。
ついでにポチった。

カメラが欲しい?(2)

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ZWO ASI6200MM Proの光路長を調べると
OAG+FLW+ASI6200で55mm(接続リングなし)

今現在のAO-L+STL11000Mは76mm(接続リングなし)
PDFとAO-L接続リングも9mmだったか10mmだったかの長さがある。

ZWOのOAGは幅が薄く、ガイドカメラのマウントがはみ出しているけど、
約10mmもあれば十分とみた。
接続リングをどうするかにもよるが、
間違いなくピントは出る。

PDFとの接続はどうするか?
1.専用に特注する
2.眼視用にM57接続用のものがあるので
 M57→M54を作ればよいのか
ここはその気になれば何とでもなる。

どうするかな?

カメラが欲しい?

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ZWO ASI6200MM PROのスペックを眺めていた。
実に素晴らしい。

2xビニングしたとしても、7.5μで4788x3194となり
STL11000Mよりも上回る凄いスペックだ。
長焦点だから7.5μでも十分であり、更に細かくしても?な気がする。

それに何といっても感度の高さ、これに尽きる。
日本海側という晴れにくいハンデを背負っている環境としては
感度の高さが何よりも有効だ。

AOが使えなくなるのは承知の上で、
OAGが使えるのならそれでよい。
光路図を引いてみないと何とも言えないが
ピントが出るなら、、、欲しい。

7枚のフィルターホイールにLRGBとナローの3枚
これがあれば、、、と思ってしまう。

資金面では老後の蓄えから放出すれば買えるけど
老後の蓄えをいきなり使い込むのはまずいだろう。
いつまで生きていられるのかという問題はあるし、
今買わないと80過ぎてから買っても意味がないし、
どうしたものか?
今ある機材で何とかすべきではないのか?

ところで、ZWOってどう読むのか?
ツウォ?、ズウォ?

昨日は撮影

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20211129.png
この時期には珍しく晴れたのでリモート撮影。

夕方6時の時点で現地気温は5度ちょっと。
これなら-35℃も行けるだろうと思って-35℃で冷却。
最初は93-95%だったがすぐに85%程度まで低下したのでそのまま続行。

撮影対象は悩んだがクジラ座のM77とNGC1055とのコラボでどうだ。
18:30から撮影開始、地上高度は31度で低すぎるが構わない。
フルサイズの大きさがあればこの2つは何とか両立できるが苦しいかな?

ガイド星は7等級と超明るいので、0.1秒ガイドも余裕だ。
ガイド星が暴れまくる割には、RMSは0.3程度と比較的安定している。

その次は、NGC1300に向けた。
ガイド星はこれも7等級がいた。同じく0.1秒ガイドでやる。
このガイド星を使うと、NGC1300は下の方に位置するが、
NGC1297と同居できるけど、こっちは正直どうでもいい。
月が出てくる0:30で終了するが、低空なので無理できない。

気温は3度台。寒い。
自宅では暖房入れてぬくぬくだ。
現地は寒いんだろうな。

20211110.jpg

午前0時までなら、ピント位置の予想はほぼ当たるようになった。
問題は午前0時を過ぎてからだ。
過去には、
・ピント位置はほぼ横ばいになる
・ピント位置はOUT側に逆転する
という苦い経験があった。
今回は
・ピント位置は下がる(IN側)
と予想し、その通りになったが、
なぜそうなるのかがわからない。

今のところ、午前0時を過ぎてからのピント位置は、
どう動くのかがさっぱりわからない。

もっと経験を積めば見えてくるものがあるのかもしれない。

20211102.jpg

途中まではほぼ完ぺきだったのだがな。
午前0時を過ぎてから、ピント位置はほぼ横ばいになると予想した。
ただ気温が低下し続けていたので、ほんの少し、ピントをIN側に移動させた。

ところが実際には、気温は低下していたのにもかかわらず、
ピントはOUT側に逆戻りした。
まさかこんな動きをするとは思いもしなかったよ、orz

過去の経験から、ピントの逆移動はわずかだが経験はあった。
その時の状態はよく覚えていないが、気温の上昇とか
冬場のマイナス気温だったとかだったような気がする。

もう訳が分からない、orz

10月の通信量

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20211101.jpg

10月は割と使ったけれども、通信量は約7GB。
まだまだ余裕はある。

もう少し様子を見て、今の月間10GBを下げることも検討するか。

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