先週の金曜日は晴れた。
SCWの予想では、21時から23時までの限定的な晴れの予想だったので
あまり期待はしていなかったが、19時頃から準備した。
長時間の晴れは期待できないので、NINAの攻略にかかる。
実際に空に向けるのは初めてだ。
機材は、事前に設定を済ませてあるので接続する。
カメラ、赤道儀、フォーカサー、フィルターホイール
すべて順調だ。
最初の作業は、基準星に向けて導入し、プレートソルブを行う。
19:30を過ぎても晴れないが、薄雲越しに(自宅では)星が見えている。
NINAの画面、レグルス導入したときの画像。
薄雲があったが、導入、プレートソルブも無地にこなした。
手動フォーカスターゲットという機能がある。
これはその時間帯に向けられる主要な基準星の一覧から選べるもので、
あればあったで便利かなとは思った。
今までは経験的にこの季節のこの時間帯なら、東天のXXを狙うというのが
頭に入っているので、星の名称で検索し導入していた(MaxImDLでは)。
レグルスを初期導入しても写野内にはいないので、(すぐ左隣にいるのだけど)
プレートソルブを行う。すぐに解析が終わると同時に赤道儀と同期する(ように設定した)。
続いては、撮影天体の導入だ。
メイン画面の左側の「スカイアトラス」画面で検索する。
ここではあらゆる天体の検索が可能である。
(APTの場合は、星、星雲星団、、、と検索タブが別れている)
M65を選択して検索した。
何気に便利なのがこの情報。
南中時の時刻や高度がグラフ表示されており、一目瞭然だ。
以前はこの情報を得るために、TheSKY6を起動して、
該当の天体の詳細情報(テキストのみ)を表示させていたのだ。
この情報があると、撮影計画が立てやすい。
かゆい所に手が届いている、実に素晴らしい。
あとは、導入すればよいが、
シーケンスを組む画面に移動できたり、
構図取り支援機能(未体験だが)も面白そうだ。
ここまではUIが違うだけでAPTも同様だ。
頭の中では、MaxImDLが絶対王者として存在しているが、
APTもNINAもここまでは問題なく動いているというか、動かせている。
こんにちは
順調で何よりですね。
「手動フォーカスターゲット」は、SGPでは、「ターゲットマーカー」という機能になると思います。
これは、撮影の途中でフィルターが変わった場合、明るい星でバーチノフマスクでピント合わせ直しする時、自動的にターゲットマーカー位置に移動して待っててくれる機能ですね。
ピント合わせ直したら、ボタンを押すと再び自動で元の位置に戻してくれるはずです。
ナローバンド撮影で、明るい星が画面に見えなくバーチノフマスクが使えない場合、重宝しました。
今はAFがあるので、どんな星でもピント合わせができるので、私は使わなくなりましたね。
「構図取り支援機能」は、SGPだと「フレーミング・モザイク」と呼ばれています。
天体の画像をDSSなどから読み込んだ画像に視野枠を設定すると、ジャストそのとおりにプレートソルブしてくれるという機能で、私はもうこれ無しでは撮影できないくらいです。(笑
私の場合、このフレーミングセットは、シーズンごとに15ターゲットほど1セッションとして登録しています。その日の状況に合わせて取捨選択して、順次自動撮影させています。ターゲットが西の建物に隠れる前に、それは切り上げて再び天頂の別のターゲットの撮影に切り替えるという使い方ですね。撮影計画のシナリオそのものになっています。
n2068ddさん、こんにちは。
「手動フォーカスターゲット」は、ただ単に基準星の導入だけだと思ってましたが、そんな深い意味があったとは恐るべしですね。基準星導入にしか使わないですが。
「構図取り支援機能」は、確かにモザイク合成支援として作られたようですが、違う天体もいくつか登録しておいて時間ごとに次の対象へ切り替える使い方にも応用が利くというわけですね。
NINAの高度グラフなどは、実はtelescopiusというアプリから著作権を提供されているかもしれませんね。
https://telescopius.com/
けっこう似ています。
SGPは、いくつかの海外アプリ、telescopiusやStarry Nightsあるいは、AstroPlannerのデータをインポートできるようになっています。
今は、その機能は残しつつも、独自のプログラムアプリにまい進してます。
高度グラフは便利だけど、設定の沼に入ってしまいます。
NINAもたぶん一緒だろうと想像してますが、手を出していないです。
マルチターゲットの画面を見て、しばらく静観しましょう。と見て見ぬふりをしました。
SGPは、「撮影停止や機能失敗したときにどうするのか」の設定がえらく細かいんです。
リカバリーアクションの頻度、リカバリー時間の設定、冷却の停止や継続
それをデータ転送時間からセトリング時間まで計算に入れて、設定を組まないと面倒なことになります。
当初は、リカバリー機能onにしていましたが、手間がかかってたいへんなので、
今はoffにしています。
シンプルにマルチターゲットだけで運用しし、シーケンスは、その日の気分で随時切り替えてます。
たぶん、マキシムにもこの機能があると思いますが、
スカイXとシームレスにデータが融通できるだけ有利なんじゃないかと思います。
コメントありがとうございます。
MaxImDLについてですが、MaxImDL自体はあまり高度な制御機能は提供していなかったかと思います。
ただし、撮影や制御に関する部分は部品(COMオブジェクト)として提供しており、APIもマニュアルに記載されています。
高度な機能は、ユーザー自らVBやVBSでプログラミングして勝手にやってくれだったかと。
気象センサーと連動し、完全自動運転させていた人もいらっしゃいましたのでやりたいようにはできるはずです。
私は付きっ切りで撮影を見守るタイプなので曇られたらそこで打ち切ります。
すいません。
ときどき、名前打つの忘れていました(笑。
マキシムは、言語をいじれる人向けなんですね。
考えてみれば、天文系のソフトの場合、ほとんどにAPIが使えるようになってますしね。PIもSGPにもありますね。確か最近活況を呈しているOnestepも。天文屋さんはみなさん頭が良いです。
私は環境系は、ボルトウッドとかユニヒドロンのインターフェースと気象サイトのAPIアプリをASCOMに連動させています。使ってみると気象サイトのAPIは、自宅で計測したものと比べてほとんど違いがないくらい優秀ですね。いくつか登録しています。
わたしの場合も、雲が来たらやっぱり停止しちゃいます。ドームは無いので、カバー掛けて寝てしまいます。一度土砂降りの雨にあたったことがあるので、それがきっかけでした。吹雪になって真っ白になったこともありましたし。(笑
n2068ddさん、いいんですよ、気にしないでください。
天文系ソフトはユーザーの使い方がばらばらですから、複雑な制御はかえって嫌われるかもしれません。
それだったら自分で好きなようにPGを組んでくれってことなんでしょう。