今年も終わりだ。
2024年の文字は「金」だった。
パリオリンピックでの金メダルのことなんだろうけど、
「金」とはお金だ。
世の中、お金がなければ生きて行けない。
お金があれば何でもできる。
それはそうなんだけど、大多数の人はそのお金で困っている。
30年前はまだ重税感はなかったが、
いつの間にか色々変わってきて、消費税は10%(8%)に上がり、
社会保険料は30%に上がり(これは消費税率よりも結構きついよ)、
個人の所得税は課税対象額が引き下げられ、事実上の税額アップた。
ボーナスは所得税のみだったのが、社会保険料もぼったくっていく。
半面、法人税は大きく引き下げられ、企業の内部留保は増えた。
公定歩合は0%に据え置かれ、お金を預けても利息はほとんどない。
結局、一般庶民の懐を直撃し、代わりに企業優遇としてきたわけだ。
もちろん一気にやると反発を食らうので、ひっそりとじわじわと
ゆでガエルが気が付かぬように時間をかけて巧妙にやってきた。
その結果が今の世の中だ。
諸悪の根源は、財務省・自民党はその通りであるが、
それを支持してきたのは国民だ。
結局国民が馬鹿だったということか。
それとも、選挙の時だけ騙されたのか?
選挙の投票率が低いのは間接的に支持したことになる。
憲法にある主権在民、国家の主権は国民にある。
それを意識している国民はどれだけいるのか?
値上げで苦しいと嘆く人は多い。
だったら行動を起こすべきだが、日本人はおとなしすぎる。
世の中を変えるには、選挙で投票する。
お金がなくて苦しいなら、お金を稼ぐように努力する。
と、口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しいし、
努力が報われるわけでもないし厳しい面はある。
せめて、来年は少しでも良くなるように願うのみ。