前々回、前回からの続き
では実際に撮影シーケンスを組んで、撮影させてみよう。
天気予報では晴れは続かないようなので、途中で終了するのは覚悟の上だ。
空の状態は良くなく、撮影しても使えないかもしれない。
M51に向けなおす。
撮影シーケンスの中に、オートフォーカスをどうするかの設定があり、
30分毎に行う設定でやってみた。
ディザーガイドも"ON"の設定で、L画像を300秒×30枚で撮影を開始する。
APTの場合は撮影スケジュールの中に、リフォーカスの設定はない。
リフォーカスの設定は別にある。
そのために、フラット撮影の場合にリフォーカスさせないようにするには、
その都度設定を解除しないといけない。
この点だけは、シーケンスでオートフォーカスの設定を行うNINAが合理的だと思う。
実際に撮影し、30分経過したら、オートフォーカスが自動起動した。
結果も正常で素晴らしい。
これですよ、これ!
これをやりたかったのだ!
(APTでもできるはずだが)
オートフォーカスの実行には5分程度かかるが仕方がない。
むしろ、5分で済むならいいではないか。
オートフォーカスについては結果も含めて完璧だ。
実行結果としては、3070-3050ステップの間で収まっている。
Fの暗い長焦点なので、20ステップは誤差の範囲内だ。
最後は曇られて、30枚撮影の完走はできなかった。
30分毎のオートフォーカスは合計3回、自動起動した。
やはり空の状態は良くなくて、
時間の経過とともに撮影画像の数値は悪化している。
ガイド不能も頻発したし、ガイドグラフも暴れまくっている。
しかし、NINAで撮影できる準備は整った。
※一つだけ、課題が残った。
ディザーガイドが2割くらいの確立で失敗した。
(時間内にディザーが完了しない、致命的ではないが)
空の状況は悪かったし、ガイドの安定度も悪かったとはいえ、
パラメタの追い込みが必要かもしれない。
こんばんわ
撮影の途中でAFが設定どおりに動作するのは嬉しいですよね。(笑
それにしても、
今回のAFカーブ一段と良くなりましたね。
最初の頃に比べるとずいぶん。
フォーカスマックスで習熟済みですしね。
PHDのディザーは、離れたピクセル移動の場合、確かにセトリングタイムがずいぶんかかることがあります。
「いつになったらたどり着くんだ?」とハラハラしながらモニター見ています。
いずれは落ち着くのですが、戻り速度が超ゆっくりですよね。
n2068ddさん、こんばんは。
ディザーに関してはセトリングタイムを40-->60でディザーエラーは減りました。
月があるので今もM51をHaで撮影していますが、Haだとオートフォーカスが失敗ばかりです。
計測に必要な星の数が少ないとか、範囲を広げろとかのメッセージを出しますが、さっぱりです。
M51のLRGBのオートフォーカスは問題なかったんですけどね。頭にきてオートフォーカスは解除しました。
露光時間を5秒から8秒に伸ばしましたがもっと露光かけないとだめですね。
こんには
Haは、私の鏡筒だとF7くらいですが、SGPで特に支障なくAFしてます。
8秒なら十分かな?とは思います。
あとはAFのビニングを3*3にするとか、NINAのAFのゲイン300にするとか?
私は、Haだと2×2としています。
PSFがシーイングの影響受けにくくなるので、安定します。
n2068ddさん、こんにちは。
Haだとオートフォーカスが失敗ばかりの件ですが、
他の天体のHa/O3は5秒でもうまくいくんですよ。
M51の場合、明るめの星が1つであとは暗い星ばかりなのでM51固有の問題ではないか?と感じています。
次回同じ現象が発生したら、思い切り露光時間を伸ばしすか、3xビニングなど試してみます。