APT,NINA,FocusMax, オートフォーカス優劣比較

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※これは個人の感想です。
 真に受けず、こいつ何かほざいているぞ、との認識でお願いします。

APT, NINA, FocusMAXで、
各ソフトにおけるオートフォーカスの評価として
100点満点で採点してみた。

結果は、
 第1位. NINA 100点
 第2位. APT   98点
 第3位. FocusMAX 0点

この採点結果について説明する。

第3位の FocusMAX(V3系)が0点なのは、結果を信用していないから。
頭の中では絶対王者として君臨しているFocusMAXだが、
それはオートフォーカス機能ではなく、Vカーブ機能である。

Vカーブ機能は設定した移動量と刻み幅でフォーカサーを動かし
その時点のピント位置を求めるツールである。
このVカーブで求めたピント位置は今でも信用しており、
これが絶対王者である。
なにせもう15年以上も前から使っているのだ。
20210916.jpg
ではなぜ、オートフォーカス機能を信用していないかというと、
理由はそのアルゴリズムにある。
FocusMAXのオートフォーカスは、いきなり最初からは動かせない。
Vカーブを最低20回以上実行してVカーブの実行履歴を作る必要がある。
そして過去の実績から、
 1.Vカーブの右傾き(OUT側)の傾斜度
 2.Vカーブの左傾き(IN側)の傾斜度
 3.1.から求めたピント位置と2.のピント位置との差(Difference)
の平均値を求めるのだ。
そうやって初めてオートフォーカスが実行できるようになる。

オートフォーカスを実行すると、Vカーブを動かすのではなく、
ピント位置を3回変えながら、右傾きor左傾きの傾斜度を測定し
Differenceの平均値から計算してピント位置を割り出す。
これが信用できない。
というのも、毎回Vカーブを実行したとしても、空の状態により
Vカーブの傾きもDifferenceもかなりばらつくのだ。
いくら平均化したところでそんなものは信用できない。
信用できるのは、Vカーブで求めたその時点のピント位置だけなのだ。

APTやNINAのオートフォーカスは、FocusMAXで言うところのVカーブを実行し、
その結果でピント位置を求めるタイプなので、これは信用できる。
結果だけなら、APTもNINAも100点満点だけど、APTは2点減点とした。
その理由は単に使い勝手が少々悪いだけというもの。
慣れればどうってことはない。

NINAは、手動なら単に「オートフォーカス」というボタンを押すだけだし、
撮影中は指定した条件で自動起動するが、どちらも同じ動きをする。

APTは、最初の起動は、FocusAid, FocusCraft, AutofocusAidの3点セットで
起動しないと動かない。この点で減点2点とした。
(今後のバージョンアップで改良されるかもしれないが)

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このページは、ピカチュウが2022年3月22日 08:00に書いたブログ記事です。

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