SVBONY SV241

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SVBONY SV241。
12V電源とUSBハブを集合させた製品である。
大きさはクレジットカードと同じ大きさであり、
コンパクトにまとまっている。

じっくりと観察すると
良さげな物ではあるが、欠点もある。

入力用の DC INPUT 12V は、5.5-2.5という規格で少し太い。
通常の12V DCプラグは 5.5-2.1という規格であり、
ここに電源を入れるのが大変だ。
アマゾンで変換プラグは売っているので入手はできる。

20250613_2.jpg

入力用の DC INPUTは10Aまでの対応だが、
(自分用としては)実際にはそこまで使うことはない。
撮影用カメラは3Aは必要だが、他の機材も大して電力は食わないので
DC 12V-5Aで十分だろうと思う。
入力用の電源は付属していないので、これもアマゾンで調達できる。

出力用 DC OUTPUT 12V は、6個もある。
後述するが、USBの口が少ないのに、DC OUTの数が多くてアンバランスだ。
大は小を兼ねるので多い分には困るわけではないけどねえ。

あと、USB2.0の口が1つしかない。
いくら何でもこれでは少なすぎる。
USB2.0の製品は天文用としてはそこそこ多い(フォーカサー、赤道儀通信用)
ので、せめて2,3個は欲しいところ。

USB3の口は2つで、これも微妙といえば微妙。
今の所、USB3を必要とするのは撮影用のカメラだけなのでこれで足りるけど。

USB2.0やUSB3の口が足りないならUSBハブで増やせることではある。
しかしそれならそうと最初から増やしておけ、と思う。

一番理想的なのは、
 DC OUT を2個減らす
 USB2.0を+2個(またはUSB2.0を+1個とUSB3を+1個)。

使い道がないのは、USB-C が1つ、5V電源専用のUSB2.0。
USB-C は今後の製品で出てくるかもしれないし、USBハブに使ってもいい。
5V電源専用のUSB2.0は鏡筒用のヒーターの接続を行うために用意されている。
それを使う人には便利だが使わない人には無用の長物だ。

というわけで、使えないわけではないが、帯に短し襷に長しってところか。
帯と襷の中間の位置づけで使う道を模索するしかない。

自分の環境だけだけど、撮影カメラと赤道儀の電源は独立して分けたい。
なので撮影カメラをメインに据えるなら赤道儀は外すし、
赤道儀メインに据えるなら撮影カメラを外す。

そういう意味では撮影カメラをメインに据えた使い方で考慮し、
電源とUSBケーブルを纏められるものは纏めて使う方向で行けばいいかもな。

コメント(2)

USB3.0でもUSB2.0使えますがそれはダメなんですか?

tezさん、おはようございます。

確かにUSB3.0はUSB2.0としても使えますが、
それでも3個しかないので少ないかなと、結局USBハブで増やすしかないので、最初からもう少し用意しておいてくれたらいいのに、と思っています。

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このページは、ピカチュウが2025年6月12日 08:00に書いたブログ記事です。

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