和歌山リモートでの赤道儀は、今の所は順調である。
毎日チェックしているが、本当に順調である。
以前、和歌山リモートでの赤道儀不調の原因は、何となくわかった。
ただ、その根本的な原因は今もわからないままだ。
ハードなのかソフトなのかでいえば、ソフトの方である。
ハードとは思えない。
ソフトなら、リモートで何とか出来る余地はある。
現象としては、NINAで初回接続したときに、
1.パーク位置(水平東向き、高度ゼロ)から動き出す(これは正常)
2.NINAやASCOM Temmaでは、東天なのに地上高度が下がっていく(異常)
3.実際の赤道儀は、恒星時追尾であり赤経モーターは正常動作(正常)
ここで赤道儀を停止させ、切断する。
再度接続すると、
4.再開した位置は、
方位 270度~315度(北西方面)
高度 ばらばら(マイナスもプラスも)
ASCOMでは西天なので地上高度が下がっていく(これは正常)
だけど、リアル機材は東天を向いているのに西天として動くのはおかしい、
パークは使えない(後述)
となるので、
TelescpeEast(TE)のつもりが、なぜか
TelescpeWest(TW)として動作している状況と思われる。
ASCOM Temmaの設定では、TEとして動かして、その後、前回と同じにしている。
なぜTWなのか?
こうなったら、自動導入やパークがぐるぐる回って変なところに向かい、
限界を超えて停止する(その前に電源を切って強制終了させる)。
なぜ、TEとTWが逆転するのか、これがわからない。
根本的な原因がどこにあるのかが全くつかめないでいる。
何かの結界か?呪いか?
それはともかく、
タカハシのASCOM Temmaドライバ設定は、Windowsレジストリに格納されている。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\ASCOM\Telescope Drivers
\TemmaLite.Telescope]
正常動作した直後のレジストリと、異常時のレジストリを比較してみた。
差異はいくつかあるが、機材環境や設定で変更したものを除外すると、
"FormPosition"の値が大きくずれている。
前回からの再開するポジション情報と思われる。
この情報を、パーク位置に戻してやれば正しく動くのだろうか。
(画像の左側が正常、右側が異常時のレジストリをエクスポートした)
自宅にて、テスト用にEM10 Temma2Jrを用意して、
異常時のレジストリを取り込んで接続してみた。
そしたら、何事もなく正常に動作する。
NINAを終了させ、再起動後にレジストリの値を見てみたが
"FormPosition"の値は異常時のレジストリのままであった。
ここではなかったようだ。
どうやら"FormPosition"の値というのは、接続後に現れる
ASCOM TemmaのWindows画面での位置情報であり、無関係だったみたい。
では一体どこがおかしいのか?
さっぱりわからん。
レジストリは設定値と終了時の状態を保存してあるだけのような気がする。
和歌山リモートは、今現在は順調に動く状態ではある。
これは昨日の和歌山リモートの実際の接続後の画面。
接続後、Altの値は順調に上がっていく。
パークも正常動作する。
こうでなくちゃな、リモート撮影はできないからな。
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