お前は何を言ってるんだ?
これには理由がある。
和歌山リモートで、赤道儀の挙動がおかしくなったことがある。
(今は問題なく動くはず)
この時は、土曜か日曜日を待って現地へ行った。
現地には、2台のパソコンがある。
制御用パソコンと撮影用パソコンの2台だ。
赤道儀本体がおかしいのか、撮影用パソコンがおかしいのか、
切り分けるために、赤道儀を制御用パソコンにつなぎ直して動作確認した。
こうして原因の切り分けを判断した。
この時は現地だからこうやって切り分けができたが、
リモートでは無理だ。
なので、2台のパソコンで赤道儀を共有できるものならしてみたい。
和歌山ではなく、近場で接続のテストを行う。
赤道儀との接続ケーブルの間に二又分岐ケーブルをいれて、
これで2台のパソコンから赤道儀をつなぐ。
もちろん、同時接続は行わず排他接続で行う。
(同時接続はやれるものならやってみたいが倫理上はよろしくないかと)
結果はダメだった。
片方の電源を落とすか、ケーブルを片方だけに繋ぐだけだと動作する。
デバイスマネージャでCOMポートを殺してもダメだった。
そう簡単にうまくいくわけではなかった。
他に何か方法はないかと色々考えてみた。
物理的にRS232Cを切替るタイプの切替機にスイッチボットでレバーを押す、
RS232Cではなく、USBの共有ならどうか?
BluetoothでSPP接続して赤道儀と繋いではどうか?
(パソコンからはCOMポートとして見えるがうまくいくのか?)
ネットワーク対応のINDI?、でもNINAでやりたいし。
考えるだけ時間の無駄という気がしてきた。
(馬鹿の考え休むに似たり、とは名言だ)
結局、機材がちゃんとまともに動けばいいんだよ。
その後、和歌山へ行ってきたが、その時にこいつを持参した。
USB装置のセレクターで、我が家にあったものを発掘した。
これは2台のパソコンでUSB装置を手動で切り替えるもの。
2台のパソコンには、それぞれUSBケーブルを接続する。
(画像の装置の下側)
共有するUSBデバイスのUSBを装置の上側に接続する。
今回はUSB-シリアル変換機を使い、その先に赤道儀を接続する。
これは使えた。
2台のパソコンでテストするときには便利であった。
やればできるものだな。
RS232Cを切り替えるのではなく、USB-シリアル変換機を切り替えるのだ。
切替は装置のボタンを押すだけなので、
スイッチボットを使えば、遠隔でボタンは押せる。
(RS232Cを物理的に切り替える方式なら同じくできると思う)
実際に使うかどうかは後日また考えるが、
とにかく、排他使用ではあるけれども2台のパソコンで赤道儀の共有はできる。
(正確には共有とは言わない、遠隔で切り替えるだけ)
スイッチボットを仕込んでみてもよいが、
今の所、赤道儀は正常に動いてくれている。
赤道儀の異常が頻発するならやってみるかと、今は考えている。
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