NJP Temma2赤道儀の故障の頻度が高かった件で、
環境面での問題があると以前から指摘されていた。
環境面といっても、漠然と広い範囲なので、具体的にはわからない。
・雷が多い
・電源ラインの問題か?
・信号線(赤道儀との通信ケーブル)?
と、大雑把に考えてもこの程度は思いつく。
雷が多いのは確かにそうだが、だからといってどこまでやるか?
(現状は何もしていない、気休めにサージ対策のコンセントは使っている)
そこで、電源ラインに問題があるのだろうと、探ってみた。
といっても特別何かをするわけでもなく、
電源ケーブルを取り替えてみた。
ACアダプターではなく、24V2Aのスイッチング電源に切り替えた。
これで現状は動作させている。
取り替えた方の、今まで使っていた ACアダプター(24V2A)を
自宅に持ち帰り、これで動作検証を行ってみた。
EM200 Temma2 に繋いで動かす。
NINAからちゃんと接続し、動作している。
適当に天体を導入したり、パークしても問題なしだ。
(クランプは緩めているので、ケースの中で赤道儀は空回りするだけだが)
となると、残りは、信号線(赤道儀との通信ケーブル)関係か。
ドーム内の機器では、
・パソコン側のCOMポート
ドッキングステーションの本物COM1(今まで使っていた)
→ USB-シリアル変換機のCOM3(今回変更した)
・信号ケーブル
ケーブル1(今まで使っていた)
→ ケーブル2(今回変更した)
今回は、上の2点とも交換している。
どちらが悪いのかの検証はしていない。
とはいえ、信号線関連が一番怪しいのかもな。
もうちょっと様子を見続ける。
Sもとさん こんにちは
24V2Aのスイッチング電源?
おそらく、中国製の汎用品ですよね?
この手の電源アダプターは、AMラジオを近づけると、
ノイズまみれになるくらい品質が悪いんですよ。
モノによって違いますが、ザーッという場合もあるし、
キュルキュルという場合もあるし、ポツボツという場合もあったりとか、不要輻射が野放しです。
それで、私の使っているβ-SGRなども誤作動する場合があると聞きます。
タカハシの電気系統はノイズや発振には弱いです。
安全回路とかプロテクション回路が確か一切無いんですよね。
最新のは知りませんが、
極性反転の場合は一発でアウトです。
私の使っている海外製品のほとんどには極性プロテクション回路があるので、瞬時に遮断してくれますが、temma2あたりのタカハシには無いと聞きます。
逆に、最新のタカハシのモーターコントローラーは
不要輻射のレベルがヨーロッパ規格を通過できなくて、販売することが出来ない。
「なんとかしてほしい」とヨーロッパの人たちは嘆いていますね。
個人的に電源は、不要輻射の少ないシリーズレギュレーターが良いとは思うのですが、最近見かけなくなりましたよね。
私は、中国製の電源には痛い目を見ているので、パルス電源であってもコーセルの日本製にしています。そのコーセルでさ、最近は中国製が大半を占めるようになりましたが。
中国製の電解コンデンサーには、液漏れとか暴発、あるいはドライ化などで結構痛い目を見ています。ドライになると発振するので、プロテクションが無いと回路は飛びますね。
n2068ddさん、こんばんは。
24V2Aのスイッチング電源は、もう20年近く前に部品屋で購入したもので、中国製かどうかは不明ですが、かなりしっかりした電源でして、見た目も中身も問題ないと思ってます。経年劣化は不明ですが、しっかりと動作しています。
それまで使っていたACアダプターは間違いなく中国製です。
今回は電源系統が故障の原因ではないとの思いが強くなりました。