ダークを撮るには蓋をしろとな

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ZWOのカメラはSBIGとは違い、メカニカルシャッターがないんだな。

APTでダークの撮影をしようとしたら、
「カメラに蓋をするのを忘れるなよ!」と警告メッセージが出る。
リモートではどうやって蓋をしろというのか。
(PHD2でダーク画像を撮影時には現地にいたので脚立に上って蓋をした)

苦肉の策で、S2フィルターを選択して、夜間に撮影することにした。
他に方法がない。
なんてこった。
これはAPTの問題ではなく、カメラが原因だ。
NINAにしたところでこれは同じだろうと思う。

20220225_1.jpg

一晩寝かせてダークを100枚撮影、
割と素直なダーク画像ではある。

20220225_2.jpg

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コメント(6)

こんにちは。
同じく、ダーク撮影に困りますよね、。
私もHaで曇りの夜にダークライブラリーを作成したりしています(^^;
ナローバンドフィルターを搭載していないカラーカメラは、、被りまくりで使い物になりませんでした(笑)

タカsiさん、こんにちは。
そうなんですよ、リモートならではの弱点が露呈しました。
メカニカルシャッターがない分、軽くコンパクトにできる反面、微妙に使い辛い面があります。
それを考えるとSBIGのカメラの使い勝手は最高でした。

モノクロカメラはフィルターホイールがあるのでナローバンドフィルターで何とかできますが、カラーカメラだとフィルターもないだろうし困るでしょうね。

こんにちは

私の場合、データのキャリブレーションは、PIを使っているので、ダークの撮影は1回のみ120フレームです。
PIの場合、ダークサプレスは、データを見ながら自動的にスケーリングしてくれるので、「温度と時間ごとのライブラリーは一切不要」とマニュアルにあるものですから。

なので、フラットダークもPIに任せています。PIのダークは、バイアスオフセットを補正してあるので、原点がゼロになっていますし。

CCDならそれで良いんですが、昔のアンプグローの多かったCMOSは、アンプグローがスケーリング出来ないので、撮影時とダーク撮影時の温度と時間は厳密に合わせる必要がありました。
ASI6200になってアンプグローが消えたので、PIのスケーリングが有効になりました。

私の使っているATIKのCCDのシャッターは、縦走りシャッターで1秒以下の露出ではムラが酷くあまり芳しくないです。その点では、かなりの高速シャッターでも露出ムラが無いCMOSの方が個人的には使いやすいです。

n2068ddさん、こんばんは。
ASI6200のダークやバイアスは安定していそうな感じですかね。
STL11000Mの場合はバイアスが汚いというか安定しないというか、温度に合わせたダークでしかいい結果を出せませんでした。とはいえ、STL11000Mも今から思うとそう悪くはないような気もしますが、もう売り払ってしまいました。

こんばんわ

昨年、

 ASI6200とATIK16200の双方を交互に使ってみました。ダークは、全てPIのスケーリング機能を使って充ててみましたが、どちらも特にエラーは無かったです。ASI6200はゲイン100です。

 フラットを充てなければ、どちらも背景は、スケーリングだけで、ビタッと均一にノイズが消えてくれました。

 ダークはどちらも均一で、画面内にムラも無いですが、ASI6200のほうが平均レベルが低いです。面白いことに、KAF-16200のダークにはバッドカラムの縦筋が全く無いです。

 バイアスノイズの平均値も同様に、ASI6200の方が少ないですが、ノイズが均一であまり縦筋は無いです。KAF-16200では、縦筋が沢山見られ、バイアスノイズらしい画像になります。バッドカラムはこのデータたけに現れるので、スケーリングしないデータだということらしいですね。バッドカラムも比較的薄いです。
 そういえば、温度違いによるバイアスデータというのは、作っていませんでした。今度機会を見てチェックしようと思います。

 私の場合、最大の問題がフラットです。

 まず、LCDフラットは全く合いませんでした。それに加えて波長が自然光と異なるので、カラーは特にダメでした。LCDにデフューザーを充ててもダメでした。そのため市販のフラットパネルは買う必要が無いことが分かりました。

 スカイフラットは、白昼のブルースカイフラットは、
は、CCDの最低露出時間は3秒としているので、取得できませんでした。

 ミッドナイトスカイフラットは、ピクセルカウントをフルウェルの半分あるいは1/3まで露出させるのが大変なので、まだ取得していないです。晴れているのに撮影せず、フラットだけ撮影するというのがもったいなかったのが理由です。

 トワイライトスカイフラットが、昨年唯一成功したフラットですが、CCDだとまだシャッタームラらしきものがあって芳しくなかったです。スカイフラットは、デフューズする、いわゆる「Tシャツフラット」だと全く合いませんでした。

 CMOSのトワイライトスカイフラットは、唯一ピタッとフラットが合う結果となりましたが、フィルター枠の干渉が周辺で現れるのと、フォーカス位置を撮影時とフラット取得時に厳密に揃えないと中間にリング状の段差が現れました。それと、天空輝度の傾斜勾配の影響がバカにならなかったので、今年はLRGBの全フィルターにライトポリューションフィルターを充てる計画です。トワイライトのデータに写る星の筋は、PIのシグマクリップで全く綺麗に消えてくれるので良いのですが、アルゴリズムの関係でノイズが多いです。「枚数を沢山取って減らしてください。」との説明でした。
 ナローバンドは、光害の影響を受けたので、7nmではなく3nmに変えることにしました。フィルターは全てアンマウントタイプに変更しつつあります。フルサイズに有効48mmはビネットが大きいですね。

 総体的に、ASI6200の方がKAF-16200よりフラットは均一で使いやすい印象です。私の光害環境だと光路内の迷光をかなり拾うので、今年は無反射塗料で対策をする予定です。いずれにしても全てやり直しで、PIの推奨フレーム数は、90なので頭が痛いです。

n2068ddさん、おはようございます。
ダークはただ撮るだけなのですが、次は厄介なフラットなんですよ。
STL11000Mの場合は、昨年夜のスカイフラットがうまく決まったので何とかなったのですが、ASI6200はこれからどうするか悩んでいます。
やはり夜のスカイフラットを1晩かけて撮影しようかとは思っています。
とにかくフラットは難しいです。

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このブログ記事について

このページは、ピカチュウが2022年2月25日 08:00に書いたブログ記事です。

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