再び現地へ

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先週の土曜日、再び和歌山へ。
物凄く遠いのだけど、仕方がない。
しかし、気分は上々である。

現地到着したが、当たり前だが誰もいない。
一人で黙々と作業を行う。

まず機材を全部出して、中を掃除し、雑巾がけから始める。
床が乾いてから、タイルカーペットを敷き、機材を搬入する。
電源、ネットワーク、ケーブル類を順番に設置していく、
ここまで7時間以上かかって、太陽は西へ傾く。

小屋自体は手作業で作った感満載ではあるが、リモートでしか使わないし、
見れくれは実際どうでもよく気にするところではない。

鏡筒まわり、ケーブル類は纏めず余裕を持たせて、だらりと下げておく。
監視用のAtomcam2(2台)も有線LANで設置。

20250421_2.jpg
狭くてごちゃごちゃして人が入れる余裕はない。

夕方、予報と違い、天気は晴れているが、薄雲はある。
もしかしてこのまま晴れてくれるのか?
作業は終わっているが、再度内部の再点検など入念に見直す。

暗くなったら極軸の設定だが、ものすごく難儀した。
北極星が薄雲のせいかよく見えない。
ただ、ブロック2段で位置を上げたので、極望は使える。
狭い場所で極望を覗くのが無理ゲーみたいな感じ。
中腰姿勢がつらく、自由に動ける場所もなく、つらいのよ。
こんなことなら極望ではなく、NINAの3ポイントアライメントとかいう、
ソフト的なやり方でやるべきだったか。

更に暗くなるのを待ち、20:00頃にやっと北極星が見えるようになった。
GPSアプリで北向きに合わせたはずが、方向が大きくずれていた(何でやねん)のと、
極望の高度が合っていない(緯度が3度以上も北にある地で使っていた)こともあり、
向きが合わないし、薄雲で北極星が暗くてわかりづらい。
しかし執念で北極星をとらえて位置を合わせた。
目視で見えるものがないと無理だわ。

これができると次は実際に動かして動作確認だ。
基準星(スピカ)を導入し、プレートソルブも一発で決める。
そこでパークしホームポジションに戻した後、
再度スピカを導入、ど真ん中にではないが、真ん中近くであり、OK。

その後、オートフォーカス、ガイドテストと一通りこなして作業終了。
ガイドは乱れるし怪しい動きをするが、ガイド補正はやっているので
後は設定の追い込みなので、自宅からリモートでじっくりやればいい。

これでもう現地へ行かなくて済む。
朝4時ごろ出発し、帰宅したら午前3時を過ぎていた。
もう24時間戦える時代ではないし、体がついてこれない。
こういった事情で土曜日にしか行けないが、次の土曜からはゆっくり休める。
1日で作業が全部済んで助かったけど、疲れもひどくヘロヘロだ。

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このページは、ピカチュウが2025年4月21日 08:00に書いたブログ記事です。

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