ガイドはずっとSBIG AOガイドばかりやってきた。
ガイド性能としてはおそらくこれが一番だと今でも思っている。
しかし、ガイド星の明るさに依存する部分が大きく、これがデメリットだ。
今年からカメラを変更し、AOガイドとはおさらばした。
その代わりに、PHD2ガイドでオフアキガイドする方法に変更した。
正直、PHD2ガイドというものがよくわからなくて悩んでいたが
ようやく何とか攻略方法を見つけた。
まずは赤経のガイド攻略。
これはデフォルト値でそのままガイドしたグラフ。
赤経(青の線)はオーバーシュートしている。
ガイドが過補正しており、のこぎり形のギザギザグラフだ。
赤経のRMSエラー値が0.8というのは相当悪い値だ。
(当時の空の状態にもよるが)
赤経のオーバーシュートが、赤緯(赤のグラフ)にも悪影響を与えているようにも見える。
この対応方法としては簡単で、赤経の強度を落としてやればよい(上図の赤枠の値)。
赤経の強度はどれくらいが適正なのかは実際に何度も試してみるしかない。
今は赤経の強度を50に設定している。
これにより、赤経のRMSエラー値が0.3前後で安定している。
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