フラットが合わない。
昨年秋、STL11000Mで撮影再開した時も、同じくフラットが合わずに悩んだ。
その時は、晴れた夜に、ゴミ袋スカイフラットを撮影した。
それがたまたま見事にマッチしたフラットで、奇跡のフラットだった。
今回も、同じく晴れた夜に、ゴミ袋スカイフラットを撮影した。
これが全然ダメで時間の無駄に終わった。
何がだめだったかというと、輝度が低い、明度のレンジも狭い。
フラット補正をかけてもフラット補正力が弱くてダメだった。
レンジ幅をいじって何度も試したが何をしてもダメだった。
これは、STL11000MのL画像フラット。
輝度が低い、明度のレンジも狭いが、これが見事にSTL11000Mで決まった。
このフラットを、画素数を合わせてASI6200MM画像にも適用したが
全然だめだった。
異機種間フラットはだめだった。
これはセンサーが大きく異なるのでそもそも無理があったといえる。
そこで、夕方、日没後の空に向けて、薄明フラットを撮影したのがこれ。
輝度は65536の1/4に達するフラットだ。
L画像で、0.1秒露光を10枚分をもとに作成した。
M51の画像に適用したところ、まあまあのレベルでフラット補正が決まった。
しかし、強調すると粗が見えてくる。
右上と左下の背景が暗い。
これが斜めかぶりとか、円形かぶりなら救いようがあるけど
そうではないので難しい。
L画像だけなら我慢して使える。
しかし、RGB画像になってくると、背景の色むらがもろに出てくる。
(もちろん、RGBそれぞれで個別にフラットを作っている)
今後の方針として、
1.あくまでも良質のフラット画像を追い求める
しかし、どうやって撮影すればよいのか?
EL板とかで撮影したフラットで確実に補正しきれるのか?
2.ほかの手段でカバーする
例えばFlatAidとかに頼る
星を消してセルフフラット画像を作成し除去する
(→これやってみたけど、、、やり方が下手だったのかな?)
PIのDBEをとことんマスターする
RGBをレベル補正/トーンカーブで背景だけを切ってごまかす
なかなかうまくいかない。
まあこの辺りをうまくこなせるようになったら
小学生レベルは卒業できると思う。
こんにちは。
フラットが決まると、気持ちいいですよね!
リモートにて、最近使っているフラット画像取得方法を紹介します。
1,快晴の薄明時に赤道付近に筒を向け、星が大きく流れる程度にRAを動かしながら1秒フラットを100枚程度撮影する
2.100枚のフラット画像をσクリップでコンポジット
たったこれだけですが、今のところ良質なフラットが出来上がっています^^
6200MMでも使用できていますので、RAの往復操作が面倒ですが、一度お試しいただく価値はあるかもしれません。
ご参考までに、。
タカsiさん、こんにちは。
そういうフラット撮影方法がありましたか。
ポイントは星を大きく流すこととσクリップですね、これは是非ともやってみます。
薄明ドリフトフラット法とでも名付ければいいのでしょうか、貴重なアドバイスありがとうございます。