赤道儀の不調、その後

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一時期頭を悩ませた赤道儀の不調、その後の話。

一応今の所は問題はないが、まれに発生することはある。
なので本当の原因は分かっていない。
(原因はどうやら赤道儀本体かもしれないとの考えになってきた)

撮影前に、正常かどうかの確認はしている。
あまり時間もかからず、すぐに結果は分かる。

まずは設定内容の確認、
前回と同じなので確認はしないが、異常時は必ず確認する。

20250711_1.jpg
確認する箇所は赤枠内だ。
TE(TelescopeEast)にするために、OTA West, Scope Pointing East:筒先は東 の設定だ。

確認の最初は、NINAで接続後に、「S」南へ振ってみる。
20250711_2.jpg
この画像では、筒先は手前側に動き、鏡筒は下を向く(これが正しい動きだ)。
監視カメラの画像を見ればすぐにわかる。

その時の赤道儀の状態は、
20250711_3.jpg
赤枠の通り、ALT(高度)は下方向へマイナス表示し、
Dec(赤緯)もマイナス表示すればOK。
「N」北向きでもいいのだが、「S」南がわかりやすいのでこうしている。

異常時は、こうならずに、
ALT(高度)が逆方向(プラス値)にカウントする、
鏡筒も逆向き(北)に動くときもあるが、南に正しく動くが高度が逆向きのこともある。
とにかく、高度がおかしい表示となる。

NJPやEM10のTemma2兄弟はこんなことは起きないのだがな。
なので赤道儀本体かもしれない、コンデンサーの抜けとか?
 
 
 
とはいえ、こうなった場合の対処方法はすでに確立している。
手順は、
1.赤道儀を停止し、NINAで接続を解除し、NINAも終了する。
2.赤道儀の電源を一度切り、一呼吸おいて、電源を入れ直す。
 (ここが重要なポイント)
 パソコンの再起動は不要。
3.正常時のASCOM Temmaのレジストリを取り込む。
 (これはホームポジションの復元のため)
4.NINAを起動し、設定内容の確認。
 内容が変わらずともOKを押す。
 (ここも重要なポイント)
5.NINAから赤道儀を接続する。
これで復旧する。
後は、空に向けてPlateSolveすれば完全に同期する。

ただ厄介なことに、これ1回で復旧できる場合もあるが、ダメな場合もある。
それでもあわてず、この手順を繰り返すことで復旧する。

20250711_4.jpg
電源は自作のアプリで制御できるようにしている。

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このページは、ピカチュウが2025年7月11日 08:00に書いたブログ記事です。

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