構図の決め方を考える

| コメント(4) | トラックバック(0)

今まではずっと、SBIGのカメラでAOガイドばかり行ってきた。
AOガイドは、構図より、ガイドチップに載せるガイド星を優先する。

そのため、撮影前のプランとして、
撮影対象のメインチップ枠とガイドチップ枠の両方を星図ソフトで表示し
10等級までのガイド星があるのか、それで構図をとれるか、を判断していた。
この段階で撮影をあきらめた対象はそこそこある。

構図を考えながら、ガイド星をガイドチップにどう配置するかも考える。
まあ大体、ガイドチップの四隅付近に配置する場合が多かった。
その座標を記録しておき、
次回撮影時には、ガイドチップにガイド星の座標を合わせることで
前回撮影時の構図を再現させていた。
パソコン上の赤道儀を動かすボタンをちまちまと操作しながら
手作業で微妙な位置合わせを行っていたのが実情だ。

今回カメラを変え、撮影ソフトも変えることによって
従来の考え方は無視してよい。
フィルターの前にガイドカメラがあるので
ナローバンドでもLRGBでも無関係に暗いガイド星が使える。

今まであきらめていた対象も狙えるし、
構図も制約を受けず自由にできる(はず)。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://pikachu.ddo.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1572

コメント(4)

こんにちは

確かに、ASI174だと、オフアキシスの視野に星が無いということは無かったです。私の場合、マルチスターガイドとガイドスター自動セレクトしてるのですが、けっこう視野の端の星を選択するので、「ディザなんかしたりするのにこんな端で大丈夫なのかしら?」と、いつも心配になります。

ところで、

おそらくイナバウアー状態で導入し、子午線反転させないで撮影する場合、たいていのドライバーには安全設定がしてあって、その状態でプレートソルブができなくなっているような気がします。テレスコープイーストで西の空、テレスコープウェストで東の空への導入が基本ですが、私のどこかのアプリに「赤道儀が東の空にあると、赤緯軸は左回りで北、右回りで南」の設定があるらしく、イナバウアーで最初に入れ、プレートソルブすると、どんどん視野からターゲットが外れてしまうのです。

アプリの細かい設定で、子午線時の赤道儀の設定で、反転を数時間遅らせる設定にはできるので、西の空に回転してからのイナバウアー状態は可能なんですが。

私の場合、そこに頭を使うのが面倒になったので、自動反転にしてるのですが、そうすると、フラット傾斜が反転するので、今度はそれが悩ましいです。「方位ごとにフラットを造るか、モタライズドローテーターを導入するかどちらか」かな?と。7種類のフィルターで、東西の方位ごとに各120枚のフラット撮影はやりたくないなあ、と思って。

APTは、そのあたりどうしているんでしょうね?
プレートソルブ2は、とってもおりこうさんなので、3トライで数ピクセルの誤差で簡単に導入してくれるんですが、イナバウアー撮影には苦労しました。

n2068ddさん、コメントありがとうございます。
私の撮影のやり方として、
・対象導入は必ず東天で行う(PlateSolveも)
 撮影開始時に子午線通過した天体は狙わない
・撮影していて子午線通過した場合はそのまま続行
 イナバウアーで撮影を続ける
 この場合はPlateSolveはしない、
 西天から西天への移動もしない
というやり方でやっています。

APTの制御がどうしているかは不明なので、
そこはやってみないとわからないのが実情です。

子午線通過した場合はPlateSolveする必要性を感じません。
リフォーカスはフォーカサーのみの制御だと思っています。

ローテーターはあると便利なんですが、ペガサスのファルコンローテータは値段も手ごろでいいと思ってます。

そうなんですね。
東の空が開けているのはいいですね。
私の撮影場所は、東に自宅があって、子午線から1時間程度の範囲しかないんです。
それで、
「たった1時間のために子午線反転したくないなあ。」
というのがあって、最初からイナバウアーにしたかったりします。

ファルコンローテーターは、私も検討してます。けれど、3インチのレデューサーも含めてまるごと回したいと考えると、3インチのプリマルーチェかオブテックのものとなって悩ましいです。すんごく高いですから。

今は、「マニュアルローテーター」でプレートソルブしているので、子午線反転すると、180度回さないといけない場合があります。(そう指示が出ない場合もあるのが不思議なんですが)
そうすると、回転のクランプを緩めることになるので、子午線反転した場合は、再フォーカスの設定にしています。微妙にズレた場合があったので。
AFは、3倍ビニングをして視野を絞ってやっているので、全行程でだいたい60秒以下です。おそらく手動だったらもっとかかります。ピント用の明るい星に移動しないといけないので。

私の場合は、今のところ5フレームごと、45分ごと、フィルターごとそれに温度差1度と、しつこく設定しています。子午線反転すると、レンズの位置がシフトするので、そこは事後必ず。

構図のズレは、Ditherをやっている限りは、その範囲内となるように今ロールしているようなので、最初にプレートソルブしてからは、再度やる必要はないんですが、たまに気晴らしに入れることはあります。(笑

n2068ddさん、こんばんは。
やはり場所は大事です。
私の場合、西天は障害物があり、木を倒さないといけません。元々東天メインで考えていたので気にはしてません。

撮影はまだまだ先なので、じっくりと取り掛かります。
ある程度、現地で撮影して経験しないとうまくいかないと思ってます。

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.8.2

このブログ記事について

このページは、ピカチュウが2022年2月 1日 08:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「APT攻略(4)Aim」です。

次のブログ記事は「ASCOM Temma はPOTH Hub不要だった」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。