南中前後に撮影するのがいいのだが

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20221025_1.png
これは、先週の撮影で、L画像を46枚撮影したときのHFR履歴。

ここには星の数のグラフも併記されており、
時間の経過とともに、星の数がリニアに増えていく。
グラフの頂上が南中時で、その後徐々に下がっていく、実にわかりやすい。
ちなみに、この日は透明度は悪かった。

画像の質を決めるのは、HFRで数値が小さいほど良い。
これを見ると、低空ではなく、ある程度高度があると良い結果になる。
やはり南中前の2時間、南中後の2時間を狙うのが一番良い。
とはいえ、なかなかそうもいかないのだが。

20221025_2.png
こちらはガイドのグラフ。
赤経の動きが怪しい。
ガイドエラーは、赤経>赤緯の傾向は昔からある。

赤経のガイド強度はかなり低めの設定だ。
理由はガイド強度を高めると、このグラフがギザギザになるから。
次回は、赤経のガイド強度を調整しながらやってみるか。

それでも、HFR履歴でもわかる通り、
HFR値が2.9とか3.0~3.2はかなりいい数値だ。

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こんばんわ


今日は、こちらも久々に晴れて、今撮影しているところです。
ガイドグラフ、私のところでも、赤経の方が値が悪いです。
エラーRMS値で、RAが0.5秒角、DECが0.25秒角くらいです。

私のガイドは、PHDのZfilterアルゴリズムを使っています。
露出時間0.5秒で、敷居は0.46あたりとして鈍感にしています。
これだとほとんどガイドパルスは発生してないで、たまーに、
DECのパルスがいくつか出るくらいです。
PHDは、RA軸はほとんどノータッチ状態でガイドしているようですね。
パルス間の星の動きは、シーイングの動きという事になります。

なので、
エラーの大部分の要因はシーイングじゃないかと考えています。
今日は、北海道としては、たいへん良い部類の空です。
透明度は悪く、SQMが19をずーっと下回っていました。
人間活動とSQMが連動しているので、もう少ししたら19を超えるのではないかと思います。
夜半過ぎに19.2となるのが私の家当たりの空の暗さで、
原理的には、
19.2等級を下回る暗い星は写せないということになりますね。
フォトンノイズフロアーに紛れてしまうので。

ちなみに、今日は焦点距離2400にasi6200を使っています。
やはり焦点距離が長いといいですね。
オーバーサンプリングなのは当然ですが、
6μのCCDより明らかに細かい部分まで写っています。

n2068ddさん、こんばんは。

今晩も天気がいいので撮影してます。
もうすぐ店じまいとなります。

日によってガイドの安定度がかなり違い、最近は悪くなる傾向にあります。
今夜は、シーイングボロボロで、ガイドが暴れています。
RA:0.6-7
Dec:0.5
くらいですかね。
露出は2秒でやってます。

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このページは、ピカチュウが2022年10月25日 08:00に書いたブログ記事です。

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