カラーカメラを買おうと思ったが

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最近の話、カラーカメラを買おうと思っていた。

今のASI6200MM Proに不満はない。
ただ、カラー画像のために、RGB画像の撮影が面倒だと思っただけ。

カメラは手作業で交換する必要はあるが、
ちまちまとRGBをフィルター変えながら数日かけて撮影するのも面倒だなと。
L画像はモノクロで撮りためておき、
頃合いを見てカメラを交換してカラー画像を撮影する。
結局手間暇は変わらないのかも知れない。
画像処理のカラー合成の手間は省けるが、
本格的にやるならRGB分解して再合成をやるとなると、あまり変わらんか。
ただ、カラーカメラならある程度カラーバランスはとれているはず。

先日のkさんZoom会議でも、この話題が出ていたが、
結論はどうだったのだろうか、思い出せない。

カラーカメラによる撮影は、量子効率の面で劣る。
カラーカメラでは光学系の収差により色ずれの問題がある。
(その問題の出やすい鏡筒や出にくい鏡筒がある)
光学系の問題だけではなく、低高度では大気による色ずれは解消できない。
モノクロでRGB干渉型フィルターで撮るのが一番だというのもわかるが
手軽さ、RGBでの枚数不揃いの問題は解決できると思う。
(岡野氏は、RGB-RGB-RGB...でしか撮影しない、枚数は不揃いでも可だと)

結論としてはモノクロでLRGBが一番だったような気もする。

今はCMOS時代になって、CCDとは違う時代であるのは確か。
好きなようにやればいいとは思うが、
今は理論がどうのこうのというよりも、
やりやすさ、撮影のしやすさ、画像処理のしやすさ、趣味としての楽しさ
を重点的に考えるのもいいとは思った。

で、結局カラーカメラを買うのか?
→ 今はやめておこう。

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コメント(8)

zoom御参加ありがとうございました

モノクロカメラとカラーカメラのデータでLRGB合成(カラーアシスト)の話、途中からモノクロ&フィルター撮影の話に移ってしまったのでしたっけ?私自身は「Bだけ撮ればいいや」と思って真面目に聴いてなかったかもしれません^^;

後でpdfの「RGBを高感度・低解像度で撮る」という言葉を見て思ったのですが、カラーCMOSのゲインを上げて撮り、ノイズリダクションを強めにかければ、CCD時代のビニングのような効果を得られないでしょうか。ゲインの異なるDark/Flatを用意するのは面倒かもしれませんが。

kさん、こんばんは。

先日は参加させていただきありがとうございました。
人の話を聞くのに夢中になって、ほとんど発言してませんでした。

仰る通り、CMOSカメラはゲインをいじれるのがCCDカメラとの大きな違いでして(御大様は知っているのかは不明)
白トビに注意すれば行けそうな気もします。

しばらくカラーカメラの妄想はしていたのですが、今はまだ本調子ではないので当分様子を見ます。

こんばんはー、先日のzoomではお世話になりました、私も聞いている方でほとんどお話はしませんでしたが、たしかカラーアシストの話が一瞬出ましたね。
実は私、それを今やっています、カメラは異なりますが実際にやってみて良い感触を得ています。

カメラはASI533MMPと同MCPです、モノの画像をたっぷり撮影したのち、カラーカメラに付け替えてRGBを撮り、それをカラーアシストという形でLRGB合成しています。

とてもシンプルで雲行きなどはあまり気にせず、最後のほう又は最初の方でカラーを多めに撮影します。

ビニング無し、大体ゲインも冷却も露出時間も同じです、この辺りは工夫が必要と思いますが。

フラットやダークはモノ、カラー、それぞれが必要ですが、忘れた時には予め撮りためているものを使用します。

一つ難しい点もあり、それは、カメラを付け替えるとき微妙に画角が変わる・・カメラの角度が変わるという点です。

予めずれの大きさを印しておくか、それぞれのカメラマウントの角度をぴったり合わせておくのが良さそうで、私はまだ日が浅いので、カメラ回転装置を使い、目視で光星の位置を見て合わせました。

いずれかの方法でかなりうまくいきますが、そうして処理した完成画像をまだブログにアップしていないので、良さが伝わりにくいかもしれませんが、近いうちにアップします。

数日前のブログに、合成後、簡易的に処理している途中画像NGC488を載せていますので、参考になるかはわかりませんが、宜しければご覧ください。
また、モノクロカメラの方では月夜にIRバスフィルターで銀河撮影し、月がなくなれば、L画像をたっぷり、後半でカラーを・・、そして三者を合成し処理をしていく方法です。

そうしたカラーアシストが、高性能の2600で出来るのならば、きっと素晴らしい画像が仕上がると思います。

いきなりコメントしてしまいすみませんが、何か参考になれば嬉しいです。

ではまた。

こうちゃん、おはようございます。

すでにモノクロとカラーカメラで実践されておられるとは心強いです。
やはり同じようなことを考えている人がいるのだなと思ってうれしいです。

カメラを付け替えるときの角度ですが、大体あっていればいいのだろうと思います。
PixInsightのインテグレーションでは合わせてくれるはずですよ。ずれが大きいと周辺部が無駄にはなりますが。
一番いいのは、カメラと鏡筒側の接合面に印をつけておけば再現性はあるはずですし、プレートソルブで回転角度も表示してくれるので厳密に合わせることも可能です。

色々トライ&エラーで最適なところを探る必要はありますが、面白そうだなと思っています。

こんばんわ

私は、(2)に書いてしまいましたが、
あまりにも天候が悪いので、とにかく、色が付けば良い。

と考えて、
ワンショットカラーとLの合成やりたい派です。(笑
カラーカメラだけで素晴らしい写真を撮っている方も沢山いますしね。

最近SigmaのFP/L、ASCOMで動くと聞いてムズムズしています。
けれども、
十分にお高いので、当面「それは無し」ですが。

n2068ddさん、おはようございます。

> ワンショットカラーとLの合成やりたい派です。(笑
これを考えている人はそこそこいると思うんですよ。

最初のカメラはモノクロST-8XE、
その次はST-2000XCEだったかな?カラーのもので、
感度が悪いというか、Fが暗めなので露光時間をたっぷりかければそこそこ絵にはなったのですが、それに嫌気がさして、STL6303Eでモノクロ路線に出戻りとかしてました。
そこでもう一度カラーもどうなんだろうか?
との考えがあります。

理論的にはやめとけ、との結論なので悩ましいところです。

裏面照射カラー冷却CMOS。いいですよ。
昔に、それこそスターフォレスト美園でお会いした際に、ST2000XMCの優れた特性を教えていただきましたが、今の裏面照射カラーはさらにいいです。
自分が使っているのは294MCですが、やはり、IMX571系やIMX533系などの第5世代の方が、AMPグローもなく、使いやすいと思います。
銀河だと、まだまだどうしても、フォトン数の関係でモノクロに一日の長があると思いますが、輝線星雲だったら、今だったら、カラーカメラの方が?と思ったりもします。
おまけに、カラーカメラ用のフィルターが充実しています。
カラーカメラでも、HabblePaletteが実現できる、DualBandFilterも出てますし、近赤外利用のフィルターもあり、でカラーカメラの応用性も増してきています。

面白い時代だと思います。

UTOさん、こんばんは。

色々考えて悩んでいたのですが、どうにも結論が出ません。
散光星雲ばかりならありだと思いますが、銀河もやるとなると(特に春は)二の足を踏んでしまいます。

もっと大きい赤道儀で、2台体制とれるなら片方はモノクロ、もう片方はカラーで一度に撮れるのでそれができればいいのですが、なかなか難しいですね。

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このブログ記事について

このページは、ピカチュウが2023年10月 3日 08:00に書いたブログ記事です。

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