2021年6月アーカイブ

温度監視が難しい(3)

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梅雨の工作
20210630_1.jpg
ラズパイ4に温度センサーを接続する。
数百円で買った温度センサーに接続ピンをはんだ付け、
工作というほどのものではない。
これをラズパイ4に接続する。

あとは、ソフトの設定だ。
こういった事例はネットに山ほどあるので見様見真似で設定する。
apache2, php, python などをインストールして、
apache2でwwwサーバーにてデータを提供し、
自宅PCのブラウザから表示する。
20210630_2.png
これは日中テスト表示した画像で、
気温が上昇していく様子を表示、
データ取得は10分ごとに行っている。
やはり視覚的に見えるのはいいかもしれない。

ドーム内の監視映像の気温表示も残しておくが、
こっちのほうがいい感じだわ。
やればできるものだな>おいら。

ラズパイがあるとこういった小細工が簡単にできるし、
いい時代になったものだな。
素晴らしい。

草刈り

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また草刈りだ。1カ月でこれだけぼうぼうになってしまう。
20210629_1.jpg
草刈り前

20210629_2.jpg
草刈り後

ここから見えるコウノトリの巣
ヒナは巣立ちしたが、まだ近くにいる。
巣に戻ったり、近くの田んぼにいたりする。
おいらは鳥屋じゃないので無理して撮影しようとは思わない。

なかなか晴れない中、少しは晴れ間の間をぬってリモートしている。
本格的な撮影まではいかないが、肩慣らし程度ではある。

最初の導入で基準星(ベガとか)に向けてもCCDには捉えられない。
そこでPlateSolve(MaxImDLのPinPoint)ですよ。
これで同期をとれば、あとは基準星でもM天体でも
CCDのほぼど真ん中に入ってくる。
というか、これができないとリモートはできない。
PHD2による極軸合わせの効果は抜群ですな。

ピント合わせはFocuMaxでやるが、
Vカーブを実行して割り出したピント位置と
AutoFocusでピント合わせした位置が若干違う。
大した手間ではないが、Vカーブを実行した値が正確だ。

Vカーブを実行時、焦点の内外像をCCD画像で表示するが、
FSQの場合、まん丸で実に気持ちがいい。
Vカーブも理想的なVカーブを描くし、
Vの右辺と左辺の頂点付近の乖離度も少ない。
製造してから20年以上経過したとはいえ、素晴らしい星像だ。

VPN接続の落とし穴

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VPN接続した場合、ネットワークはすべてVPNを通して接続する。
その結果、VPNへの通信量が膨大になる。
光回線を引いているなら別だが、携帯回線だと通信量の増大はやばい。

これを防ぐには、VPN接続のネットワークをデフォルトゲートウェイから外す。
そして、VPN接続するアドレスを個別に追加してやることで解決できる。

■VPN接続のネットワークをデフォルトゲートウェイから外す方法

ネットワークの設定から、VPN設定したネットワークのプロパティを開く
20210622_1.jpg

TCP/IPのプロパティを選択し、
20210622_2.jpg

さらに詳細設定を開く
20210622_3.jpg

リモートネットワークで...のチェックボックスを外す
20210622_4.jpg

■VPN接続したいアドレスを個別に追加する
WindowsPowershell(管理者モード)から、以下のコマンドを入力
Add-VpnConnectionRoute "VPN接続名" -DestinationPrefix 192.168.100.0/24
                        (VPNネットワークのアドレス)

ドーム内Web監視は、ラズパイでストリーム配信を行うことにした。
撮影用パソコンは撮影に専念させるとして、
Web監視までパソコンを使うなんてもったいない。

監視動画をラズパイで再生するのには荷が重いが
ストリーム配信するだけなら負荷はあまりないだろう。
というわけで、ラズパイでストリーム配信できるように組み込んでみた。

20210621.jpg

起動と同時にストリーム配信する。
自宅パソコンでは、VPN接続したうえで
Webブラウザでストリーム配信を受けて監視動画を表示させる。

通信量を節約するため、
 動画の解像度は、640x360
 フレームレートは、0.2
としている。

真夜中ではあるが、わずかな明かりでも何とか監視できる。

温度監視が難しい(2)

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20210616.jpg
温度監視は、温度計を監視カメラで映すという方法で考えてみた。
パソコンの液晶が明るく映っているのは無人ではないからだ。
無人になったらパソコンの蓋は閉めっぱなしなので、どの程度映るかは不明。

温度計だけの製品はないので、時計で
・温度表示のある
・外部電源供給が可能である
・常時発光できる
時計を購入した。
温度以外の表示はいらないので、厚紙を当ててマスクする。
画像の右下の端っこに映るようにしてみた。
これでどうだ。

電源制御装置(3)

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20210615.jpg
新しく届いたPING対応版の電源制御装置を設置した。
こちらは問題なく、漏電もしていない。
とりあえずこのまま使うとするか。
電源ON/OFFするソフトもそのまま使える。

電源制御装置(2)

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電源制御装置をドーム内に設置したが、
どうも漏電?しているようだ。

というのも、この装置本体の電源を入れていないのに、
(電源コードは接続している)
電源を接続したパソコンのラッチを触ったら
少しだけビリビリした。

あと、フォーカサーなど、12V機器のための
AC-DC12V電源(外枠がアルミむき出しのもの)で、
たまたまそのアルミに触れたときにビリビリした。
本体の電源を入れていないにも関わらずだ。
アースピンのない電源コードだったからか?

しかし、これはまずいぞ。
即座にブレーカーを落として、電源制御装置を外した。

20210614.jpg
左側が漏電した怪しいもの、
右側は、同じ機器だがPING対応型のものを新しく手配した。

PING対応型のものは、自宅で、人体実験してみたが
こちらは問題なさそうではある。
人体実験も、びくびくしながら、ちょっと触って、とやりたくはなかったが。

リモート撮影は、この電源制御装置がないと機能しないのだ。
当たりを求めて同じ製品を買うのも馬鹿らしいし、こんなガチャなんてやりたくない。

値段は高くても、もっとしっかりした他のメーカーの製品を買うべきか。
ここは手を抜けないので、明京電機の装置を手配した。
納期はちょっとかかるが仕方がない。
安かろう悪かろうというか、安物買いの銭失いに嵌っている。
なかなかうまくは行かないものだな。
こういった挫折を味わうのも楽しみの一つと捉えるのもよいが、
お金が無駄になるのは困る。

鏡筒用Webカメラ設置

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20210607_1.jpg
鏡筒の向きに合わせて、鏡筒の向いている方向の監視用として
鏡筒に低照度対応のWebカメラを設置した。

20210607_2.png
MaxImDLのWebCamで接続すれば、このように画像が出る。
低照度対応とはいえ、夜にどこまで映るかはわからない。
視野の中心は鏡筒の向いている方向だ。
画像は斜めになっているが、天の北を上にした構図である。

監視用のWebカメラは2つある。
ドーム内部の監視用と、鏡筒の向いている方向の監視用で、
MaxImDLで接続するのはどっちがいいのだろうか。

温度監視が難しい

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USB温度ロガーはたくさんあるが、
遠隔地の今のリアルな温度が知りたい。

いくつか商品をあたってみたが、いいものがない。
Linux系の自作物でも温度ロガーでWeb公開して
ブラウザで表示するものはあるが、そうではない。

今の温度が知りたいだけ。
ラズパイ4で、現時点の気温の取得はできそうだ。
30分毎にメール送信するか?
これならやってやれないことでもないが
気軽にパッと見たいだけなんだけどな。

となると、卓上電波時計で温度表示のあるもので、
常時発光表示できるものを購入して、Web監視カメラで映すか、
なかなかうまい方法はないかな?

Webカメラ監視

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Webカメラによる監視を行う。
鏡筒の状態を監視するのが目的だ。
子午線越えしても、しばらくはそのまま撮影を続行する。
どこで止めるかの判断のためだ。
そのため、北から南方向にカメラを向ける。

ラズパイ4を用意して、Webカメラを接続してみた。
そしたら動きが遅すぎる。荷が重いようだ。
設定が悪いのか、どこかがおかしいと思うが考えるのが面倒だ。

ラズパイを引っ込めて、Windowsパソコンに切り替える。
こちらはまあ無難に撮影はできる。
20210604.jpg
カメラは広角90度なので、明るければ、このように確認できる。

20210604_2.jpg
昼の場合、スリットを閉じると暗くて見にくい。
スカートからわずかに光が差し込む。

夜の場合は、真っ黒で何が何だかよくわからない。
薄明りでいいので照明が必要かもしれない。
って、自分で光害を作り出すようだがな。

WANルーターを設置

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自宅での設定も終わった。
やっとヤマハのWANルーターを現地に設置。
電源制御装置も設置。

20210613.jpg
自宅よりも、こちらの方が電波の入りはよい(直線で見える距離に携帯基地局がある)。
自宅からのVPN接続も問題なしだ。
ドーム制御も完璧だし、極軸もバッチリだし、STLカメラも準備OKだ。
これでリモート天文台として、とりあえずは稼働できる。

ただ、用もないのに接続するのはいいが、
当たり前だが、その分通信量が増えていく。
準備できると晴れ間がない。本格的に梅雨入りか?

再キャリブ

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鏡筒の向きがズレていたので、再度キャリブレーションを取り直す。
前回は赤道儀もなく、いい加減にやったのだろうと思って、
今回はきっちり真面目にやり直しした。

そしたら、部分的にエンコーダーからの信号が途絶える。
よく観察すると、エンコーダーが回転しない区間がある。
エンコーダーを交換して組み立て直した時に、
ばねで抑えるねじを締めすぎていたらしい。
このばねを調整し直しして、やっとまともに動作するようにした。

20210606_1.jpg
鏡筒の向きが正しくなり、スリットの中心を向く。
これでようやくドーム制御が正常になったようだ。
恒星時追尾や目標天体への導入でもドームの向きはは完璧に連動する。
素晴らしい。

これでリモート天文台がまた一歩近づいた。

極軸合わせ PHD2(2)

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赤道儀の向きを変えたこともあり、再度、極軸合わせを行う。

PHD2を使うのは同じだが、前回はやり方を間違えていたので、今回は正しく行う。
まずは、南中前後の赤緯0度で、方位角の調整だ。
20210611_1.png
ここで赤の線(赤緯)が水平になるように方位角の調整。

続いて、東低空方向の赤緯0度で、高度角の調整だ。
東の低空は開けているが、あまりにも低いと空がかすんでいるのでガイド星が見えない。
ガイド星が見えるそこそこの高度まで上げる。
20210611_2.png
ここで赤の線(赤緯)が水平になるように高度角の調整。

どちらも、ガイド補正のブレが大きい。
この日は低空のシーイングが最悪でガイド星がブレにぶれまくっていた。
この後で少しガイド撮影してみたのだが、ガイド星が暴れすぎる。
RMSWonder値が1.2(通常は0.3とか0.4以下)とか暴れすぎるほどひどい状態だ。

20210611_3.jpg
前回と違って、今後の調整の余地を大きくとっておく。

前回も3時間ほどかかったが、今回も3時間ほどかかった。
極望でやればサクッと終わるんだがな。

これで極軸調整は終わりとし、いよいよリモート撮影が近づいてきたぞ。
STLカメラの乾燥処理も済んで、冷却しても結露はなくなったことだし。

STLカメラの乾燥剤

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前回、空に向けてカメラを動作させたが、すぐに結露してしまった。
PHD2は冷却制御ができないので、どうでもよかったが、
MaxImDLで冷却するとすぐに結露する。
再開しようとすると、いろんなところで
些細ではあるが問題が発生してくる。
そりゃあ10年もほっとけばそうなるわな。
年に1度は乾燥剤のお手入れをする必要があることを
すっかり忘れていた。

STLカメラを2台とも自宅に持って帰り、
風呂場で分解し乾燥剤を取り出す。
左下:STL6303E+AO-8
中央:STL11000M+AO-L
20210610_1.jpg
風呂場は一番埃の少ない場所で、ここで作業を行う。
Oリングを取り外して、オーブンで焼く。

20210610_2.jpg

赤道儀の向きを調整

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前回、PHD2で極軸を追い込んだが、方位角の調整はぎりぎりだった。
20210609_1.jpg
この際だがら、赤道儀の向きを西向きに少し振りなおす。
次回晴れたら、またPHD2を使って極軸調整を行う予定。

20210609_2.jpg
赤道儀を下ろしてから、
黒い架台の下側にあるネジを緩めて向きを変える。
やってからわかったのだが、赤道儀を下ろさずにできる。
無駄な作業をやってしまった。

電源制御装置

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この装置が一番苦労した。
(あまり大したことではないが)
というのも設定がうまくできなかった。
何とか設定はできたけど。

20210603_1.jpg
IPアドレスで、若い番号には何も割り当てずに
電源制御装置は固定IPで第4オクテットを10に設定、
2から9は割り当てしないのと、機器も接続しない。
これで何とか設定ができたけど、
これ、結構わからんかったぞ。
接続する機器については、固定IPで第4オクテットを11以上で設定を行うことにする。
つまり、ドーム内のネットワークはDHCPではなく、すべて固定で割り振る。

あとはWebブラウザからアクセスすればよいが、
毎回IDとパスワードを入力するのが面倒だ。
ブラウザに記憶させてもやっぱり面倒だ、大した手間でもないのだが。

何かないかと探したところ、
Vecterでフリーソフトが見つかった(2007年)。
あと、星羊翁様の公開ソフトも見つかった(2017年)。
日付の新しい、星羊翁様の公開ソフトを使わせて頂く。
(ありがとうございます)

20210603_2.jpg
自宅パソコンからOn/Offが可能になった。

VPNで接続しておけば、
自宅のパソコンから直接制御ができる。
これは素晴らしい、実に素晴らしい。

VPN接続したら、自宅パソコンから、
リモートデスクトップで接続する。

リモートデスクトップはセキュリティ上いろいろあるが
そこは覚悟の上で行う。
VPNで接続するので、VPNを突破されない限り、安全だとは思う。
VPN以外で直接アクセスしても何も反応しない。

例えがいいか悪いかは別にして、
直接アクセスした場合、門や扉は空いているが何も見えない。
VPNの場合は、秘密の裏口から合言葉で中に入るようなものだ。

このようにルーターの設定で、ポートをあけるとかの設定は一切不要だ。
ただし、相手先のパソコンでリモートデスクトップ接続を有効にしておく。
(デフォルトは無効になっている)

20210602.jpg
自宅パソコンから、リモートデスクトップ接続した画像。
相手先パソコンの解像度は1920x1080。
自宅パソコンのモニターは4Kなので、相手先パソコンは2台並べて表示しても余裕だ。
相手先パソコン1:撮影用
相手先パソコン2:Webカメラ監視用
ただ、監視用は、常時ではなく、30分か1時間に1度にして画面はすぐに閉じる。
撮影用にしても、10分×8枚撮影とかやりだしたら、画面は閉じる。
通信量の節約のためだ。
光回線なら繋ぎっ放しでいいけれども、月額課金をケチって携帯回線なので
この程度は我慢しないといけない。
それでも一応リモートできるだけでもありがたい、と思うことにする。

ここまで、割と簡単にできる。
難しいものではない。

ルーター設定(2)

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続いては、VPNの設定だ。
まずは、ヤマハが無償で提供しているDynamicDNSである
ネットボランチの設定だ。

20210601_1.jpg
設定といっても好きな名前をつければよいだけだ。
登録が完了すると、
xxxxxxxx.aa0.netvolante.jp
という名前で外部からアクセスできる。

ここからが、VPNの設定になる。
リモートアクセスの設定になる。
20210601_2.jpg
L2TP/IPsec にチェックをいれ、認証鍵を登録するだけだ。
後はデフォルトの設定でよい。

その後ユーザー登録を行う。
20210601_3.jpg
VPN接続時のユーザー名とパスワードを登録する。
1つでいいのだが、予備も含めて2つ登録した。

画面の例では、ユーザー1でVPN接続した状態である。

今度は、自宅パソコン側の設定
20210601_4.jpg
Windows10のネットワーク設定で、VPNを新規登録する。

ここでの設定は、その前にルーター側でVPN設定した内容を登録すればよい。
これで、一発でVPN接続が可能だった。
思う通りに事が運ぶ、実に素晴らしい。

ルーター設定

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20210531_1.jpg
契約したSIMがとうちゃこ。

20210531_2.jpg
ヤマハ NVR700W にSIMを刺し、ルータでAPN情報を登録する。
認識して、回線が開通した。
アンテナが2本しかないけど、田舎だからか?

もちろん最終設置場所ではドコモLTEで接続できる。

これでもう引き返せなくなったか。

スマートプラグ

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最近流行のスマートプラグってどうなのか?
WiFiは必須だが、遠隔で電源のOn/Offができる。
操作はスマホのアプリからしか行えないという欠点はある。
だけど、いまいち信頼性があるのか?が不安だ。

スマートプラグに接続する家電は、
電源コンセントに刺すだけで動作するものしかできない。
その点、天文機器はそれで充分である。
暖房器具とかはスマートプラグに接続してはいけない。

パソコンについては、
BIOSの設定で、"AC Power Restart"だったか?
AC電源Onの検知で電源Onする機能を有効にしておけば
電源が入ると同時に起動する。
ので、BIOS設定は必要だが使える。
WakeOnLANでなくても電源Onは可能だ。

でもなあ、やはりスマートプラグは使う気にはならないな。
とはいえ、このやり方も保険として考えておく必要はあるかな。

20210606_2.jpg
極軸合わせのため、パソコンを南側に設置しておいた。
パソコン画面で確認しながら極軸の調整を行うためだ。
次回、もう一度PHD2で極軸の設定をやるか。

極軸合わせ PHD2

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やっとまともに晴れたので、極軸合わせを行う。
PHD2を初めて使う。
パラメタ設定はよくわからないのですべて初期値のまま行う。

STL11000Mを接続するが、メインCCDにして動かすとやたら遅い。
今どきUSB1なんてものを使う方が悪いのだが仕方がない。
でもこれじゃあんまりだってんで、ガイドCCDに切り替えた。

最初は、赤緯0度付近の南中する場面で、方位角の調整だ。
20210608_1.jpg
方位角の調整は、青の線が水平になるように方位角を調整する。
(赤の線は無視する)
バージョンによって違うのか?は不明だが、方位角の調整は青の線だ。
というのも、青の線は、EASTに対してプラスかマイナスかを表示する。
赤の線は、NORTHに対してプラスかマイナスかを表示する。

最初のずれが大きいのでどっちに振ればいいのかわからなかったが
何とかコツをつかんだ。
しかし、赤道儀の調整幅のギリギリ近くまでずらさないとだめだった。
10年でこんなに動くものだな。
これじゃあ、あと2年位しか持たないな。

20210608_2.jpg
次に高度の調整。
これがものすごくずれまくっていた。
というか、最初から高度42度くらいの設定で、そんな馬鹿な。
修理のため、工場に送ったらこの仕打ちだ。

高度をぐりぐり下げて高度35度あたりで再挑戦。
鏡筒の向きを真東、高度35-36度あたりに向けなおす。
高度の調整は、赤の線が水平になるように高度を調整する。
(青の線は無視してもよいが、ほぼ水平になる)
ここまで追い込んだ。

ここまで約3時間。
この方法は、調整して、様子を見ての繰り返し。
様子を見るにしても、ある程度時間をかけないと結果が出ない。
かなり時間がかかるので、その間に追尾状況が刻々と変わる。
1時間もしないうちに、鏡筒を赤緯0度南中直前とかに振りなおす。
そしてまた時間をかけて調整して、様子を見ての繰り返し。

ガイド星の緑の十字線の中心に、紫色の〇が調整範囲の円として表示されるが
これが小さくなるように追い込むのだな。

最初慣れないのもあったが、何とかそこそこ追い込めたと思う。
北極星が見えれば5分もかからないのにな。

この後、パーク位置から、基準星に向けて自動導入してみた。
CCD画像のど真ん中ではないが、まあ少し離れている程度で導入はできる。
最初はとんでもない場所にしか導入できなかったが、
あれだけ極軸がずれまくっていたらそんなものだろう。

(追記)
どうもやり方を間違えていたようだ。
方位角調整では、赤の線が水平になるように、
高度調整では、青の線が水平になるように、
調整するのが正しいようだ。
(結果的には追い込めたと思ったが)
頭がぼけているな。

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