天体画像の最近のブログ記事

NGC5907 失敗

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NGC5907_202305.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x120枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2、cropあり、PixInsight、BTX

ちまちまと撮影していたNGC5907。
Lのみだが、どんなものかと処理してみた。

中央付近に黒いドーナツがある。
フラットにはなく、新たにできたゴミだ。
これですっかりやる気をなくしてしまった。

ゴミを取るか、新たにフラットを撮り直すか?
何らかの対策をせにゃならんのう。

NGC5907_L2.jpg
アノテーションをやってみた。
カメラの向きをきっちり赤経赤緯に合わせておくといい感じ。

馬頭星雲

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B33_202301.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha:5分x43枚(2xbin) Filter:ZWO(Ha)、cropあり、PixInsight

先週、奇跡的な晴れ間で撮影した馬頭星雲。
馬頭だけピクセル等倍に切り出してみた。
カラーまでは手が回らないので、モノクロのまま。
16bit Tiffなら諧調はあるが、jpegにしたら諧調が飛んでしまった。

しかし、シーイングボロボロだったけれども、BTXのなせる業は凄い。
長焦点での底力を見せてくれた?かもしれない。

けばいな、再処理M51

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M51_202301.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x50枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Ha:5分x30枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB) & ZWO(Ha)、cropあり、PixInsight

PixInsight一本化計画で再処理したM51。
何というか派手というより下品でけばい感じだ。
どこかの飲み屋のお姉さんみたいだ。

こうなる原因の一つは、RGB合成時の色ノリの悪さによる。
銀河の腕はもっと青が強く出て欲しいが、彩度を上げても水色だし、
Haの赤もピンク色になっている。
この辺りの改善を何とかしてくれないかと思ってはいるのだがな。

まあ今回の場合は、作品化というよりも、
PixInsightで処理を一本化して行うということが目的なので、ここで打ち止め。
やはりどこかおかしい感じはする。
処理の見直しの必要だが、まだまだ修行というか精進が足りぬな。

BlurXTerminatorは凄いな

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いつもお世話になっておりますたのしい天体観測様のサイトで紹介された
BlurXTerminatorを試してみた。
これはDeconvolutionを簡単にかついい感じで行い、素晴らしいとの紹介であった。
使い方には色々制約はあるが、基本的には、
最初のIntegration後に1回だけリニアフェーズでやれ、
モノクロカメラの場合はLのみで、RGBには使うな、とのこと。

PixInsightのDeconvolutionは決まれば素晴らしいが、
PSFをいじったり他のパラメタもいじったりするが、
これがなかなか決まらず難しいもので、未だに攻略できていない。

BlurXTerminatorは、パラメタの数も少なくすぐに効果が出るらしく、
特においらのような長焦点では特に効果があると期待できる。

20221219_1.png
これはM51のL画像、Integration後で一部を切り取ってある(Previewモード)。

まずは、デフォルトでやってみる。
20221219_2.png
これは素晴らしい。これはパラメタをいじらずに実行しただけ。
だが、もっと派手にできるのではないかと欲が出てくる。

それで、Deconvolutionでは色々格闘したPSFの値をいじって試してみる。
Deconvolutionではできるだけ小さい星を選択してPSFの値を小さくしていた。
20221219_3.png
AutomaticPSFのチェックを外してPSFを自分で調整する。
ここの値は大きくするほど効果が強く出るようだ。

この値でやると
20221219_4.png
これでもやりすぎとは思わない自分に驚く。
PixInsightの最初のページで派手に出てくるM51には及ばないが近づいてはいる。

周辺の淡い部分は若干ざらつくが、ぱっと見はあまり変わらなく見える。
これはL画像を何十枚だったか忘れたがかなりの枚数を撮影したことにより、
強力な画像復元にも耐えらるということかも?

冬は雪で何もできないから、過去の撮影画像を再処理してみよう。

NGC925、いまいちだな

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NGC925_202211.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x96枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropあり

L画像は多く撮影したが、RGB画像は足りない。
しまし月も大きくなってしまったので画像処理したが、だめだ。
枚数不足は仕方がない。

M33再処理

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M33_202210_2.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x100枚(2xbin) RGB:各5分x28枚(2xbin) Ha:5分x30枚 Filter:Astrodon I-G2(LRGB),ZWO(Ha)、cropなし

撮り増ししたM33、
やはり枚数が多いとそれなりによく仕上がる。
Haも追加して赤も出した。
しかし、これが仇となって、上部中央やや右の輝星の右側に緑の星雲があるが
これが赤くなってしまったのが悔やまれる。
ここだけ円形グラデーションでマスク作って処理すればよかったけど
面倒だったからそのまま。

とりあえず、今年のM33はこれで終了。
次回撮影からは別の天体にする。

NJP復帰第一弾、M33

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M33_202210.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x32枚(2xbin) RGB:各5分x8枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropなし

NJP帰還後に撮影したM33、構図的には苦しい。
さくっとLRGB合成しただけ。
十字のスパイダーの光芒がきれいな虹色になった。
でも枚数が足りない、ざらざらでもっと枚数を稼がないときれいにならない。

PixInsightでRGB画像の作成

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続いてREGB画像の作成を行う。
理論は後回し、操作に慣れることが最優先だ。

ChannelConbinationを起動し、RGBの各画像を指定する。
20220829_1.png

20220829_1a.png
実行すると、RGB画像を作成するが、色合いはよくわからない。

PhotomericColorCaribrationを実行する。
20220829_2.png

20220829_2a.png
何がどう変わったかがよくわからない。

続いてストレッチで色を載せるが、色の載りやすいArcsinhStretchを実行する。
20220829_3.png
これは、スライダーの動かし方がポイントだ。
BlackPointの上段で大まかに、下段で細かく追い込んでやる。

20220829_3a.png
これで色が載ってきた。

SCNRで緑色を抑える。
20220829_4.png

TGVDenoiseでノイズ除去。
20220829_5.png

20220829_5a.png
この小さい画像じゃよくわからない。

続いて、L画像の処理になるが、今回はここまで。

とりあえず今の状態でLRGBかけると
20220829_6.png
こんな感じにはなる、なんかおかしいけど。

とりあえず、RGB画像の処理をを真似してみた。
各処理でやろうとしていることは何となくわかるが、
各パラメタの指定とか、手作業で追い込む場面もあり
一度やっただけでは身に付かない。

何回も繰り返し、経験を積まないと身に付かない。
ある程度、操作をマスターした上で、理論的な裏付けを考慮しないと、
ここは大事だとか、ここはすっ飛ばしてもよいとかの判断がつかない。
奥が深いわ。

ダークの元画像が見当たらないが、
リモート先PCから自宅へ持って帰るUSBメモリにあるのではないか、
と思って調べたらUSB内にダークの元画像が100枚分あった。
これで、PixInsightのWBPPをやり直しだ。

20220822_1.png
これは、CCDStackで処理したR画像

20220825_1.png
こちらが、ダーク元画像をセットしてWBPPで処理したR画像

素晴らしい、同じ結果で処理された。

20220825_2.png
これで、L,R,G,B,Haを一括で処理した。
処理時間は古いノートPC(Coei7,4600番台,メモリ16GB)で53分。

ちなみに、今回作成したマスターダークや、マスターフラットは、
出力フォルダ中のものを取っておいて、次回からはこのマスターを指定すればよい。
マスターフラットは、ダーク処理(減算)した状態となる。

20220825_3.png
全画像を同じ位置あわせとするために、
Registration Reference Image にL画像の1枚を指定しておいた。
これを指定しておくと、L,R,G,Bで位置合わせが完了しており、
後でStarAlignmentをしなくて済む。

この下処理で重要なことは、
1.Normalization
2.Stack時のピクセル選別
であるが、ブラックボックス化しているので何をやっているかがわからない。
ドキュメントには書いてあるが、画像の枚数などで最適なパラメタで処理
しているような感じだ。
これはPixInsightに任せるしかない。

それはそうと、これで次のステージに進められる。
というか、やっとスタートラインに立ったようなものだ。

次はLRGB合成となるが、いきなりやっても、
20220825_4.png
STFでリンク外すと、カラー画像とは思えないのが出来上がる。
星の位置は合っているので、WBPPで一括で星の位置合わせができている。

20220825_5.png
RGB合成は、星の色は出るが、銀河の色は出にくい。

たのしい天体観測様のワークフローを見ると、
RGB画像とL画像は個別に処理して、最後にLRGB合成するフローとなっている。
ここはそう簡単にはいかない。

ダメだ、NGC247

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NGC247_201009.jpg

FRC300(F7.8) SBIG STL6303E+AO-8 L:10分x26枚 RG:各5分x8枚(2xbin) B:各10分x13枚(2xbin) Filter:SBIG、cropあり、撮影は2010年9月

赤道儀が不在のまま。

それでも次のターゲットをNGC247にしようと考えてはいた。
そういえば昔撮影したけど、お蔵入りしたのがあったのを思い出した。

NGC247はゾウリムシがへたったような形ではあるが、淡くて難物だ。
昔撮影したけど、画像処理がうまくいかず匙を投げたいわくつきのものだ。

12年ぶりに画像を再処理した。下処理というか、Stackからやり直しだ。
L画像はいいのだが、RGB画像が難儀した。
淡い、背景の荒れがひどい。
おまけに、感度の悪いB画像は、10分露光で枚数を多くしたために、
青の情報が多くなりすぎて、青っぽくなってしまった。
処理してもうまくいかない。(PixInsightでやれば違うとは思うが)
もっと撮影枚数を多くし、いい元画像が作れないと画像処理もうまくいかない。

赤道儀が復活したらチャレンジしてみようと思ったが、
おそらく来年だろうな。
まだまだ先は長い。

今までは、画像処理の下処理をCCDStackで処理してきた。
これをPixInsightでやってみようという計画だ。

20220822_1.png
まず、これはCCDStackで下処理した画像。
データは、今年撮影のM51、R画像を12枚分を用意し、
マスターダークは、CCDStackで作成したものを用意、
マスターフラット(R)も、CCDStackで作成したものを使用して処理。
(マスターフラットは、ダーク補正(減算)済みである)

フラットもバッチリ決まっていて、素晴らしい画像だ。

20220822_2.png
PixInsightのWBPPで処理する。
データは上に同じ。
マスターダークは上に同じ、本当なら、ダークの元画像を用意したかったが
どうも元画像を消してしまったらしくて見つからない。
(これが後に失敗の原因なるとは思わなかった)

フラット(R)は、元画像の生データを10枚用意した。
(元画像の生データから、PixInsightがマスターフラットを作成してくれる)

20220822_3.png
そして処理したのが、ででん!、この画像だ。
フラットが過剰補正していて真ん中が暗い。
ちゃんとフラット補正しているのはわかるけど、、、。

20220822_4.png
WBPPでは、ダーク補正(減算)とフラット補正(除算)は行っているのだが?

今の気分としては画像処理の下処理はPixInsightでやってみようと思ったが、
いきなりこのざまだ。

WBPPはかなり賢くて、手数は少なくていいし、
衛星とか流星の軌跡も消してくれるし素晴らしいのは素晴らしいのだが
結果がこれでは使えない。

どこかがおかしい。

その後色々調べてみると、ダーク減算を省略すると過剰補正になるとの情報もあり
結果的にはダークの元画像というか生データがないことが原因だった。
原因:ダーク画像がよくない。というかダークの生画像が必要だ。
対応:ダーク画像を作成する必要がある。

PixInsightは内部的に32bit floatでデータを管理している。
CCDStackはfloatでもintegerでもいけるが、
CCDStackではマスターダークやマスターフラットはintegerでデータを作成する。
そのためCCDStackで作成したデータは使えない、というのが今回の真相である。

今は鏡筒も下ろしたし、赤道儀もないし、カメラも外しているのですぐには作れない。
どうしたものか?
急ぐ必要はないのだが、せっかくPixInsightを攻略しようという
気分になっているので水を差すのはやる気をなくすようでよくない。
重い腰を上げてダークを作りに行くかな。

画像処理の下処理というか前処理は、10年以上前からCCDStackを使ってきた。
下処理とは、ダーク補正、フラット補正、各フィルター毎のStack処理。

CCDStack自体は10年以上前の古いままで使っているが、
これはこれで手作業は多いが、信頼性もあるし慣れていることもあり
ずっと使い続けてきた。

良い点:
 Stack時のAlignmentを自動でかつ、目視で確認できる
 σクリップのかけ具合が調整できる
 Normalize処理は背景とハイライト部の指定だけで済む
悪い点:
 手作業がそれなりにある
 LRGB一括で勝手にやってくれない
 (Alignmentだけは、LRGB一括でやれるけど、別の意味で面倒だ)
裏技:
 Stack時のAlignmentの基準は、最初に読み込んだ1枚目を基準とする
 これを逆手にとって、
   L画像:最初に処理する
   R画像:最初に処理したL画像を読み込んでおくと、R画像も同じ位置でStack
   G,B画像も同様
 そうすると、L,R,G,Bをそのまま(位置合わせせずに)処理ができる

これはこれでいいのだが、歳をとると面倒なのは嫌になってくる。
それで、PixInsightのWBPPで一括でやってもいいのではないかと思えてきた。
PixInsightは10年位前から細々と使ってきたけれども、一部の機能のみで、
でも系外銀河なんかは画像処理の腕がすごく上がったような気がしてきた。
ただ下処理は専らCCDStackでやってきた。

20220818.png
近々、CCDStackで下処理した画像とPixInsightで下処理したものを
比較検討したうえで決断しようとは思っている。
思っている、思ってはいるのだ、が、夏の暑さにばてて腰が重い。

苦難のアイリス、NGC7023

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NGC7023_202208.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x46枚(2xbin) RGB:各5分x16枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropなし

連日、薄雲攻撃の天気の中、苦労して撮影した。
L画像、シーイングボロボロ、ガイド乱れあり。
RGB画像、日によって枚数が違う、薄雲によりガイド不能のものあり。

このように、とんでもなく最低な条件ではあるが何とか処理した。
cropせず、縮小しているからそれらしくは見えるが、暗黒帯はざらざらだ。
もっと枚数を稼がないとダメだな。
もう今年は無理なので来年へ持ち越しだ。

星雲中心部は輝度差が激しいので、処理が手こずった。
低輝度部と高輝度部の2段構えというかレイヤーで処理したけど、
高輝度部を複数に分けて段階的に処理した方がいいかもしれない。
(疑似HDR方法とでも名付けるか)
300秒露光だと、中心部は飽和しているような気もするがな。

このNGC7023、今回の新月期は、南中が 0:30頃なので
22:00~翌 2:30にかけて、撮影した。
1晩で1対象だ。

M27再処理

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M27_202208.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x70枚(2xbin) R:5分x13枚(2xbin) G:5分x20枚 B:5分x15枚 Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropあり

M27を再処理した。
そもそもLRGB合成のやり方が間違っていたかも?
前回:各LRGBをストレッチ後、RGB合成、その後LRGB合成
今回:いきなりLRGB合成、その後ストレッチ、
   StarNetで星雲のみ抽出、星雲をいじってから、星を戻し元のRGBと合成
データは同一だが星の数が多くなり、かなり雰囲気が変わった。

前回は途中経過として単純LRGB合成しただけ、
その後HaやO3を撮り増しする予定だったが、
7月の長雨でこの計画は失敗した。
そのため、現状のデータで処理をやり直ししてみた。


M27_202207.jpg

これが前回の単純LRGB合成、データは上に同じ

NGC6946

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NGC6946_202208.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x44枚(2xbin) RGB:各5分x15枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropあり

7月上旬(L)と先週(RGB)撮影したNGC6946をLRGB合成した。
しばらくブランクがあると、色々忘れてしまう。
実はこの対象は初めて撮影したのだが、こんな感じでいいのかな?

カラー画像を撮影するのが面倒になってきた。
Lはモノクロカメラ、カラーはカラーカメラで撮影したいが
2台体制なら可能だけど、今は1台のみだからなあ。

M27

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M27_202207.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x70枚(2xbin) R:5分x13枚(2xbin) G:5分x20枚 B:5分x15枚 Filter:Astrodon I-G2(LRGB)、cropあり

先週撮影したM27、単純にLRGB合成した。
普通というか、素直というか、ありふれたM27となった。
HaとかO3とかで派手に仕上げたくなるものだが、あえて普通のLRGB。

さて今後どうするか?
ナローバンドに走るか、別の対象に行くか?

10年前の金星の日面通過

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ちょうど10年前の天体現象。
次回は約100年後で、10年前のこの現象を目撃して、
さらに次回も目撃する人間はおそらくいないだろう。


venus120606.jpg

FS102(F8) Nikon D50改 Filter:ND10000 2012年6月6日 07:10-13:30 20分毎の比較暗合成


こちらは動画。

M57、STL6303E+ASI6200MM

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M57_S5.jpg

今年の画像と10年前の画像を足してみた。
処理すればするほど、だんだんおかしくなってきた。
わけがわからなくなってきた。

M57、AOO+RGB(2)

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M57_S4.jpg
FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro
Ha:5分x53枚(2xbin) O3:5分x60枚(2xbin) Filter:ZWO 、
R:5分x24枚(2xbin) G:5分x24枚(2xbin) B:5分x24枚(2xbin) Filter:Astodon I-G2 、
Deconvolution、cropあり

しつこいが、M57。

O3画像を撮り増しして、再処理した。
O3でも外側のハロが写っていた。
この画像でもわかるとは思うが、どうだろう。
もっと派手に処理した方がよかったかな?

外側のハロ、更に外側にまだ淡いハロがあるのだが、
ほんの少ししか映っておらず、これは難しい。
海外のおっちゃんらはそれでも写している。

M57、STL6303E

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M57_6303E.jpg
FRC300(F7.8) SBIG STL6303E+AO8
Ha:10分x48枚 Filter:Astoronomik 、
L:10分x12枚 R:10分x12枚(2xbin) G:10分x8枚(2xbin) B:10分x8枚(2xbin) Filter:SBIG

これは10年前の撮影画像(記録では2010/05~2010/07, 2012/04~2012/05)
フィルターはSBIGなのに、緑ではなく青に偏っているのが謎だ。
赤感度に特化したKAF-Eチップの画像で赤が美しい。

この6303Eチップは背景画像がすごくなめらかで、
KAI11000MチップやASI6200MMのざらざら画像に比べると天国みたいだ。
6303Eチップは素晴らしい。

だけど、6303Eは青が絶望的に感度が悪いのが欠点だ。
AOガイドがフィルター通した光でガイドするので
これまた青の感度が悪いTC237AチップでAOガイドするので
B画像のガイドがつらいんだわ。
これに懲りていたので、昨年再開時にはSTL11000MからASI6200MMにしたのだが、
今度は背景画像の汚さに泣いている。

昔は6303Eばかり使っていて気が付かなかったが、
赤の感度がいいと銀河の描写もすごくいいのだ。
あちら立てばこちら立たずではあるが。

M57、AOO+RGB

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M57_S2.jpg
FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro
Ha:5分x53枚(2xbin) O3:5分x30枚(2xbin) Filter:ZWO 、
R:5分x24枚(2xbin) G:5分x24枚(2xbin) B:5分x24枚(2xbin) Filter:Astodon I-G2 、
Deconvolution、cropあり

低輝度AOO + 高輝度RGB で合成した。
前回の画像からアンパンマンの頭だけ入れ替えしたた感じ。
良くなったのか、悪くなったのか?

M57_202205.jpg
これは前回のAOO処理画像

M101に赤ポチを足したが

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M101_202205.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x30枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Ha:5分x30枚 Filter:Astrodon I-G2(LRGB) ZWO(Ha) 、Deconvolution、cropなし

Haを撮影して赤ポチを足した、M101。
元が良くないのに赤ポチを足しただけ。
赤ポチというよりも紫になってしまった。
Rが足りないのかBが多すぎるのか。
元が悪いと何をしてもだめだな。
貴重な晴れ間の無駄遣いになってしまった。
こんなことならRGBを撮り増しすべきだったか。

好きなんだよ、M57

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M57_202205.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha:5分x53枚(2xbin) O3:5分x30枚(2xbin) Filter:ZWO 、Deconvolution、cropあり

ようやく夏の対象に切り替えた。
小さいけど昔から好きなんだわ、M57。
過去にはLRGBで何度もチャレンジしてきたが、
今回はAOO合成でチャレンジしてみた、もちろん外側の赤い花びらを出すために。

高輝度部分と低輝度部分を無理やり合成した。
Haの外側の花びら模様を出すために、背景を持ち上げすぎてざらざらだ。
Haの外側の花びら模様が淡すぎて、いくらASI6200MMとはいえ、苦しい。

もっと枚数を稼がないとダメだなあ。
それとRGBも撮影してじっくりと取り掛かるべきか。

不十分だがM101

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M101_202204.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x30枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB) 、Deconvolution、cropなし

不十分というか不完全というか、M101。

M51やM106は3月撮影だったのでまだましだったが、
M101は4月に入ってからの撮影で、条件の悪い空だった。

透明度が悪い空で、撮影条件が悪く、枚数不足でS/Nがよくない。
画像が荒れまくりで色合いも不自然であまりよくない。
無理やり処理した感じが見え見えだ。
Haも撮影していないので赤ポチがないのはさみしい。
M101は来年に持ち越しする。

春のフェイスオン3大銀河(と勝手に命名)の、
M51, M101, M106は何とか撮影できただけでも良しとするか。

M106

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M106_202204.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x50枚(2xbin) RGB:各5分x22枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB) 、Deconvolution、cropなし

M106を処理してみた。
どうも色合いがおかしいような気がする。
この天体は色が出ないというか出にくい。
春特有の眠い空で条件は良くなかった。
無理やり処理した感じが出ているかと思う。

新しい天体を撮影しないと、もうネタがない。
この時期、あまり撮影できる物は少ない。

5惑星集合(20年前)

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これから、明け方の東天で4惑星が集合するという。
もう少し先には5惑星が集合するのか。

実は20年前の5月に5惑星が集合した。その時の画像を再掲する。
5planets.jpg
2002/05/03 19:30-20:00頃?、越前海岸の漁港、
NikonF2+28mmF2.8->F4、プロビア400

おうし座からふたご座にかけて5惑星が集合した。

20年前は夕方、西方向だったので撮影はしやすかった。
今年は明け方、東方向なので条件は厳しい。
太平洋が見えるところでないと無理だな。

20年前はデジカメの黎明期であり、銀塩フィルムが全盛期だったかと思う。
天文ガイドに入選すると副賞として
富士フィルム様からフィルム2本が送られてきた時代だった。
その副賞のフィルムを使って撮影した。
当時は銀塩といってもブローニーサイズのフィルムばかり使っていて
35mmサイズは買わなかったから副賞のフィルムを無理やり使ったのだ。

M51再処理

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M51_202204.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x50枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Ha:5分x30枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB) & ZWO(Ha)、Deconvolution、cropなし

フラット画像を作り直したのでM51を再処理してみた。
フラットが決まれば、トリミングなしでフルサイズ画像をほぼ全部使える。
フラット画像には散々悩まされたが、これでようやく次の段階に進める。

ピンクムーン

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Moon20220416.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha:0.1秒x10枚(2xbin) Filter:ZWO Ha

4/16の満月を冗談で撮影してみた。

焦点距離が長いので、フルサイズセンサーとはいえ、
ギリギリだろうなと思っていたが、何とか収まった。
月なんて十何年ぶりだろうか。

フラットを撮影した

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タカsiさんから教えて頂いたフラット撮影法
(薄明ドリフトフラット法と勝手に命名)
タカsiさん、ありがとうございます。(__)

4/2の未明にやっと撮影できた。
今の時期は急激に明るくなるので、なかなかタイミングが難しい。
夏至のあたりなら緩やかに明るくなるがそこまで待てない。

20220403_2.jpg
これはL画像のフラット画像で、これでうまくいくか?

20220403_1.jpg
M106のL像に適用したが、ぱっと見はいい感じなんだけど、
完璧とはいかなかった。
画像を強調すると、粗が見える、右側下が過剰補正のようだ。
しかし、これでも過去最高のフラット画像にはなった。
これでも一歩前進した。
タカsiさん、改めてありがとうございます。(__)

M106は、最近の撮影でかすんだ空ばかりで撮影した。
だからこれでは正当な評価はできない。

3月初旬に撮影したM51はかすんだ空ではなかったので、
M51のL画像ではどうか?
20220403_3.jpg
M106と同じ傾向となり(当たり前だけど)、背景のムラが気になる。
しかしムラの度合いが画像上部に出ている感じに変化した。
ということは、かなり良さそうなフラットではないか。
タカsiさん、改めてありがとうございます。(__)

20220403_4.jpg
やけくそで、CCDStackのFlattenBackground(これ、あまり使いたくないが)で
強調画像で強引に背景をならす。

20220403_5.jpg
レベルを整えるとこうなる。
こんなやり方は好きではないが、今のところこれが精一杯かな。

M106(Lのみ)

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M106_L_202203.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x30枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2

L画像のみ、RGBは撮影したが処理はできていない。
最近は晴れていても透明度が悪く条件が悪い。
フラットを撮りたいが、それもままならない。

M51(LRGB+Ha)

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M51、やっとLRGB合成で銀河の作品だ。


M51_202203.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro L:5分x50枚(2xbin) RGB:各5分x12枚(2xbin) Ha:5分x30枚(2xbin) Filter:Astrodon I-G2(LRGB) & ZWO(Ha)、cropあり、Deconvolution

なんか色合いが好みではないが、ASI6200MMProのLRGB初作品ではある。

10時間かけてもこれだけか、もっと枚数を稼ぎたくなる。
淡い部分をもっと出したいのだ。
それにしても新しいZWOのカメラ、まだまだその性能を引き出せていない。
修行が足りぬ、もっと精進というかたくさん枚数を稼がないと。

画像処理については、今までの知識を総動員して
L画像にはDeconvolutionとか、R画像にHaの星だけ消して比較明合成とか
腕前が小学生レベルとしては、これでも頑張った方なんだけどな。

とはいえ、画像処理は下手だし、苦手なんだわ。
どちらかというと、機材をいじったり撮影している方が好き。
ピント合わせやガイドの安定に執念を燃やすとかは大好きなんだけど。

NGC2359(AOO)

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NGC2359_202203.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha:5分x30枚(2xbin) O3:5分x20枚(2xbin) ZWO Ha, O3 Filter

NGC2359、AOO合成

HaはAPTで撮影、
O3はNINAで自動オートフォーカスも併用して撮影。

ナローバンドの画像処理方法がわからない。
単純にRにHa, GとBにO3画像を当てただけ。
そのせいで星が赤や緑色になる。

画像に関して、Ha単独ではわからなかったが、AOO合成することにより
ちょっとは立体的に見えないこともない。
Ha領域とO3領域が分離しているからそう見えるのかも?
Ha領域とO3領域が同居しているところは白く見える。
ナローバンド撮影は面白いかも、と思うようになった、
月があっても撮影できるし。

とりあえず、M97とNGC2359

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とりあえずファースト画像を2枚

M97(AOO)、2xビニング撮影だが、ピクセル等倍で切り出した。
こんなでかいのは見たことがない。
長焦点でぐりぐりえぐる撮影、、、には程遠いがな。
画像処理は適当なので怪しいけど。

M97_O3.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha,O3:各5分x30枚(2xbin) ZWO Ha,O3 Filter、cropあり

続いて、NGC2359(Haのみ)、Haしか撮影できなかった。

NGC2359_Ha.jpg

FRC300(F7.8) ZWO ASI6200MMPro Ha:5分x30枚(2xbin) ZWO Ha Filter、cropあり


最初からナローバンドでの撮影となった。
割と素直な感じで処理はしやすい。
ただし、画像が荒れ気味で枚数を多くしないと背景が荒れ荒れだ。
30枚じゃあ最低ラインで、60枚、100枚と枚数稼ぎにならざるを得ないかも?
※ナローの話であって、LRGBはまだよくわからない。

Ha撮影が順調に終わった。
時間はまだあるが、月があるので銀河以外に何かないかと思って
M97 ふくろうをO3で狙ってみる。

20220224.jpg
こちらも、5分を30枚無事にこなして、ガイドミスなし。
惑星状星雲はO3が良く写るようだ。

ダークもフラットも撮影していないから、画像処理はまだできない。
次はダークの撮影だ。

冬は雨か雪ばかりの当地にとっては貴重な晴れ間だ。

新型カメラの設定はとりあえず終了した。
それでは、何か撮影してみよう。
ただし、満月に近い月がある。
ここはナローバンドだな、
というわけで、NGC2359をHaで撮影してみる。

20220223_1.jpg
ディザーガイドも調子が良い。
ガイドはやや暴れ気味か?
Haで、5分を30枚、無事にこなした。

20220223_2.jpg
その時のログの一部。

昨日の記事で、フィルターオフセットの指定をしても動かなかったと記載したが、
設定ミスでして、正しい設定を行えばAPTで正しく動作しました。
Tezさん、ありがとうございました。

20220223_3.jpg
Tool > APT Setting で、「Offset」に設定する。
(カメラのオフセットと勘違いしていた、orz)

20220223_4.jpg
Lフィルターの状態

20220223_5.jpg
S2フィルターに切り替えたところ、フォーカサーが自動で指定したOffset分を移動した。

あとは、ナローバンドフィルター撮影のため、フィルターオフセットの計測を行う。

まずLフィルターでピントを正確に合わせた。
この時のFLI-PDFは、3140。
次にHaフィルターでピントを正確に合わせた。
この時のFLI-PDFは、2860。
計算上は-300だったが、実測は-280と出た。
まあこんなもんだろう。

20220222_1.jpg
フィルターのオフセット量を設定する。

20220222_2.jpg
ところが、LからHaに変更してもフォーカサーの動きはない。
APTでは他に設定する箇所もないし、
もちろんフィルター交換時にオフセット量を反映させるようにはしてある。
どこかまちがっているのか?

とりあえず手動で移動させるのはいくらでもできるからいいんだけど。
ここはやはり、NINAにすべきかな。

また晴れた。
今回は、リモートのみで行う。

前回の宿題であった、APTによるオートフォーカスについて、
5等級の星を用意して実行してみたところ、うまくいった。

20220221_1.jpg

やはり、そこそこ明るい星でないとオートフォーカスはうまくいかないようだ。
それに、きれいな曲線を描いている → このきれいな曲線が成功した証しであろう。

20220221_2.jpg
ログの出力内容。

20220221_3.jpg
これは全体画像。

FocusMaxと同等の性能はあるようだ。
自動でピントをずらすのはできないが、ここは我慢する。
以前のやり方と比較して、APTは同等かより良い感じである。

明るい星ならうまく機能することはわかった。
でも撮影中のリフォーカスはやっても失敗するのは目に見えている。
2000mmを超える長焦点故の問題かもしれないし、APTの抱える問題かもしれない。

心は、NINAに傾いている。

ガイド撮影自体はうまくいった。
しかし、ディザーガイドが失敗しているとログには出ている。
20220215_3.jpg

ここから、ディザーガイドとの苦悩が始まるが、寒すぎて頭が回らない。
エアコン付けてしのごうとしたがちっとも暖かくならず、
よく見たらなぜか冷房になっていた。

これではあかんと思い、撮影したままの状態で鍵をかけて撤収。
自宅に戻り、リモートで再開だ。
ぬくぬくの部屋だと頭が回り、色々調査した結果、
ディザーガイドの設定に問題があることを突き止めた。

20220216_1.jpg
Dithering Stability の設定が、最初は 0.70 の設定だ。
これを下げたが、状況はかわらず、
では、でかくしてやろうと、1.5 にしてみたら、やっと成功した。

20220216_2.jpg

2000ミリを超える長焦点では、この値を大きくとらないとダメなんだな。

20220216_3.jpg

PHD2のグラフでは、ディザリングしたときに、「ディザー」の文字が表示されるのか。
ガイドのグラフが突然跳ねたりしても、「ディザー」の文字があれば安心できるってわけだな、
芸が細かい。

ところで、STL11000MやAO-Lなどをヤフオクに出品中。
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20220215.jpg

次は、オートガイドの設定と確認だ。
ガイドカメラにはST4互換のポートがあり、
そのまま接続したがどうも機能しない。※
キャリブレーションが失敗し、何も動いていない。
(PHD2では、On Cameraの設定)

どうしてもだめだ、寒くて考える力がなくなってくる。
そういえば別のやり方があったことを思い出した。
ガイドケーブルがだめなら、ASCOMで直接赤道儀を制御するやり方だ。
(PHD2では、Takahashi Temma で接続)
これでキャリブレーションも通り、マルチスターガイドも順調だ。
かなり暗い星も捉えているようで、15等級あたりの星かな?

20220215_2.jpg
NGC2359に向け、5分のガイド撮影、ここまでは問題ない。

※後で調べたら、ST4互換とSBIGは結線が逆とのこと、、、orz。
おかしいと思ったよ。
うまくいかなくて当然だったのだが、
結線を変えて次回チャレンジしてみるつもり。

晴れた、出撃した

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先週の金曜日は珍しく快晴だった。
関東地方が雪ならこっちは晴れるのか。
この先1週間は雨か雪なので、今日を逃すと当分チャンスはない。
夕刻を待ち出撃した。

20220214_2.jpg

やることがたくさんある。
まず、メインカメラのピント出し。
慣れないAPTを起動し、プロキオンに向ける。
プレビューモードで画像を出す。
フォーカサーを100ステップ単位で動かし、
ピントが大体出たら20ステップで動かす。
FLI-PDFで、3100あたりでピントが出た。
ここまでは計算通り。

その次は、カメラの回転角度の調整だ。

20220214_3.jpg

2・3日前だったか、PlateSolve関係の設定を済ませていたこともあり、
PlateSolveは1発で決めて、FOV Angleは1.5度のずれを0度になるように微調整。

20220214_1.jpg

今度はガイドカメラの設定だ。
ガイドカメラを、ASI120MM miniから、ASI174MM miniに変更。
ガイドカメラのピントを出す。
これがなかなかうまくいかず、先端の黒いリングでは調整ができず、
少し浮かした状態でピントを出した。

気になっていた、北極星だが、
この時期の桜は葉が落ちてちゃんと北極星が見えている。
極望で確認したが、ほぼその通りであった。

前回公開したNGC1300、PixInsightのDBEをかけたが、不完全だった。

これがその画像で、背景にムラが残る。
(右下のごみは気にしないで)
20211215_1.jpg

そこで starnet++ を使い、星を取り除く。
20211215_2.jpg

星と銀河をPSのスポット修復ブラシツールで消して、ガウスぼかしをかける。
20211215_3.jpg

PSで元画像に上の画像を減算しレベル補正で調整して出来上がり。
Deconvolutionは適用していない。
20211215_4.jpg

これも一種のセルフフラット補正だが、
フラット補正で悩んでいたときにマスターした方法だが、
こういう場合にも役立つというわけか。

PixInsightのDeconvolutionで、
公式には、DeringingのGlobal drak/bright の調整をしろ、とある。

しかし、kさんが始めたGlobal drak/brightをゼロにするという
新しいテクニックが編み出された。
このあたりを深く読んで自分なりには、
1.星マスクを適切に作って Local supportに設定する
 → リンギングを抑える役割
2.銀河のみのマスクを適切に作って 対象とする画像にマスクする
 → Deconvolutionかける強弱を制御する役割
ということと理解した。

でやってみたが、まだまだだな。リンギングが残っている。
上の画像が元画像、下の画像がDeconvolutionかけた画像
20211214_1.jpg
もう少し、前述の星マスクや銀河のみのマスクの作り方やパラメタの追い込みが必要だ。

20211214_2.jpg

まだまだ先は長い。

kさんの、「元画像の輝度を詰めた画像とStarMaskのInvertをminimum合成して作ったマスク(「使用したマスク」右)を直接かけて」はまだ試していない。
これもやってみようと思っている。

最近色々忙しくて、なかなか時間が取れない。
けど、あと、もう少し。
来年になったら、ヒャッハー!するんだ...

NGC1300

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NGC1300_202112.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x45 SBIG Filter

11/28, 11/29, 12/2と晴れたので撮影した。
ガイド星の関係で、こんな構図になったが、
たまたまこれはうまくいったパターンか。

NGC1300は下の天体で、上の方にはNGC1297という銀河も写っている。
やはりNGC1300は棒渦巻き型でこちらが見ごたえのある天体だ。
もう一晩晴れてくれればRGB画像も撮影するのだがな。

とうとう冬の季節、最初から気温は7度。
ピント移動も秋と違うことが予想されたが、データがない。

11/28の状況だ。データがないので外している。
20211210_2.png

このグラフからは、30分で10カウントのピント移動(IN側)で行けそうだ。
気温のグラフで、2本の線が交差する場所から30分後に気温順応が終わると考えた。
そこからピント移動がOUT側へ逆転するのではないか、と読み取れた。

その翌日、11/29、その理論を試す機会がやってきた。
20211210_1.png

気温のグラフで、2本の線が交差する場所から30分後から、OUT側に移動させた。
OUT側に移動させるのは勇気が必要だったが、過去のデータではそういう動きをする。
これが正解だったかどうかは何とも言えないが、結果的にはハズレではなかったと思う。
もっとデータをとらないと何とも言えない。

さらに、12/2、検証したかったが、その理論を試すデータにはならなかった。
20211210_3.png


話は変わるが、この間の撮影のガイド状況は悲惨?だった。
ガイド星が暴れまくる。0.1秒のAOガイド(8,9Hz)でもあちこち暴れまくるのだ。
12/2には、0.06秒のAOガイド(10-13Hz)にしても状況はかわらずガイド星が暴れまくる。
しかし、7等級の明るいガイド星のお陰でガイドミスもなく、撮影自体には問題はない。
画像処理しても、普通に処理できる。
これがAOの威力なのか?
今どきAO使う天文屋は絶滅寸前だろうけど、最後の一人になってもAOガイドは続けるぞ。


M77-NGC1055_202112.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x24 SBIG Filter

11/28, 11/29と晴れたので撮影した。
M77を狙うつもりだったが、欲を出してNGC1055も一緒に入れた。
これが失敗で、構図的に窮屈だ。
共倒れした感じで、この構図は失敗だった。

おまけに右側に迷光があり、これは右側に4等級の超明るい星があるため。
結局、骨折り損のくたびれ儲けってやつだ。

前回のkさんのコメントに触発され、
もうちょっとまともな画像に仕上げたくて再挑戦。

前回の反省点を踏まえ、PSF画像を再作成して2パターンやってみた。
素材は前回と同じくIC342、前回のプロジェクトを開いて処理を途中からやり直す。

■最初のパターン
星の小さいものを選択したのが下の画像
20211206_1.jpg

これで結果を確認したのが下の画像(上が処理前、下が処理後)
20211206_2.jpg

■2個目のパターン
最初よりもやや大きな星を選択したのが下の画像
20211206_3.jpg

これで結果を確認したのが下の画像(上が処理前、下が処理後)
20211206_4.jpg

正直、どちらも大差はないが、
最初のパターンのほうがいいと思う。
やはり小さな星を選択すべきだ。
この程度のかかり具合ならちょうどよさそうに感じる。

ということは、あれぐらいの星を選択して、
後はパラメータの追い込みというか調整でもう少しあがいてみるか。
段々と画像処理が楽しくなってきた。

PixInsight攻略(3)Deconvolution

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無謀にも今回はL画像へのDeconvolutionという難易度の高い大技に出た。
(LRGB合成も後でやりたいけど、LRGB合成は他のソフトでもできるしな)
PixInsightならではの機能を使ってみたい。

Projectを保存しておくと、後日、何回でも途中から再実行ができるのは良いな。

ネットには色々情報があると思うが、ダメ元でもとりあえず自力でやってみる。
ある程度自力でやらないと理解できないし、操作方法にも慣れる必要がある。

そのDeconvolutionだが、いきなりは実行できない。
前振りが長いというか、下準備が大変だ。

ATrousWaveletTransformでRのチェックを外し星マスクの下地を作る。
20211201_1.jpg

StarMaskでマスクを作る。
20211201_2.jpg

DynamicPSFで飽和していない星を選択し、Export何たらでPSF画像を出す。
(あとで調べたらこの選択はミスでもっと小さい星を選択する必要があった)
20211201_3.jpg

先ほどの星マスクを元画像のL画像にドラッグし、マスクを反転した状態。
20211201_4.jpg

New Preview Modeで銀河をマウスで囲む。Previewなのでこいつを好きにいじることが可能。
20211201_5.jpg

ここまできて、やっとDeconvolutionのお出ましだ。
Deconvolutionダイアログを出し、Extend PSF で先ほどのPSF画像を選択する。
パラメータを変えながら実行してみる。なんじゃあ、これは。
20211201_6.jpg

Ringingのパラメータをいじって、多少はマシだが、これもやっぱりおかしいな。
20211201_7.jpg

このままDeconvolutionかけるとこんな画像ができる。かえっておかしくなっている。
ただ、派手にDeconvolutionかかっているから、手順としてはこれでいいのだろう。
20211201_8.jpg

ちなみに元の画像がこれだ。
20211201_9.jpg

あとで調べたら、PSF画像を作るのが失敗していて、もっと小さい星を選択すべき。

楽しい天体観測を参考に再度チャレンジしてみる。niwaさん、ありがとうございます。

結果としては、最初からうまくいくわけではない。
おまけに高難度の大技だ。そう簡単には攻略できない。
もっと精進しないとダメですな。
まだまだ頭の使い方が足りないようだが、爺にはボケ防止にもなるのかね?

PixInsight攻略(2)DBE

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PixInsightは機能が多く、できることから始める。
昔やったことがあるとはいえ、使い方や操作は記憶にはなく初心者・小学生と同じレベルだ。
(PixInsightを使うようならもう小学生のレベルじゃないだろうけど)
ちょっと使った感想としてはとにかくわかりにくい。
だけど、STFでStretch(ダイアログ出さずにCtrl+Aが楽、F12で解除)は常識のレベルにしておく。

まずは、DBEで背景のカブリ、偏りを補正する。
フラットが決まったとはいえ、若干補正しきれない部分が残る。
ステライメージの周辺減光/カブリ補正で微調整するが、マウスの微妙な匙加減が難しい。
ステライメージの代わりに使いたい。

下の画像は、CCDStackで下処理した画像で、左側の背景が暗く、右側の背景が明るい。
20211130_1.jpg

試しに、自動でやってくれるABEを実行してみたのが下の画像。
パラメータの調整はしていないこともあってダメですな。
ABEが目的ではないのでこれ以上は深追いしない。
20211130_2.jpg

そこでDBEを実行してみる、四隅に星を避けて点を打つ(下の画像)。
20211130_3.jpg

DBEの実行後の画像が下の画像で、四隅だけでもうまくいく。
パラメータの調整なし。
20211130_4.jpg
わからなかったのが、Correctionで、Subtraction減算かDivision除算かを
選択しないと何も起こらない。
Subtractionでやる。
Normalizeはチェックを付ける。
Discard background modelはチェックを付ける(余計な画像が残らない)。
Replace target imageはチェックを付けない。実行後の画像は別に作るので
実行前と実行後の比較がしやすいため。
といったことは使っているうちにわかった。

20211130_5.jpg

本当は、銀河の周辺に、点をたくさん打てばいいのだろうけど、
フラット補正がある程度決まっていれば四隅だけでもいけるようだ。
DBEかけた画像にさらにDBEかけてさらにDBEかけてもあまり効果はない。

補正した画像は、Saveで保存するが、
32bit floatだと、他のソフトで開いたときにレンジ幅が0-1になる。
0-65535にするには16bit Unsignedで保存すればよいが
PixInsightだけで処理するなら(精度の高い)32bit floatでやればいいと思う。

PixInsightの優秀な(というかわかりにくいというか)ことは、
一度設定したDBEの情報は、一番下の左の▶(New Instance)を他の画像にも適用できる。
さらに、▶(New Instance)をドラッグしてProcessとしてデスクトップ(というのか?)に
おいておいて、元のDBEを閉じてもこのProcessを使ってもよい。
(こういったことは知っておくと便利だけど、これはわからんぞ)

また色々操作したことをProjectとして保存でき、あとで再現することも可能なようだ。
DBEだけなら割とわかりやすいが、攻略は結構大変だな。

まあ英語を読むこと自体は(面倒だとは思うけど)大したことはない。
それよりも画像処理の基本をマスターしておかないと何をやっているのか?
どうしたいのか?何のためにやるのか?が追い付いてこない。
まだまだ修行が足らない。
よくもまあ、皆こんなソフトを使いこなしているのは大したもんだよ。
還暦まじかの爺には頭がついてこれないよ。

PixInsight攻略(1)過去の実績

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PixInsightの攻略にかかる。
最初に使ったのは、9年前、2012年であった。
冬は撮影できないから(できた年もあったが)PixInsightを使ってみたのだ。
チュートリアルの動画を何回も繰り返して操作を学びやってみた。

PixInsightを使ってみた感想は、まるで芸風が変わったような仕上がりに感動した。
しかし、その後、仕事の関係で趣味にかまけていられなくなり
すっかり忘れてしまった。
今ではどうやったらこの画像を作れるのか全く分からない。

再度、チュートリアルの動画を見ながらやり方をマスターするしかない。

下に当時の画像を再掲載する。

M101_2012.jpg

M101 FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x4 B:5x6(RGB:2xbin) SBIG Filter
PixInsightでM101を処理をしたのが、2012年2月だった。

最初の処理は下の画像。
M101_2009.jpg
M101 FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8
L:10mX12, R:5mX4(2x), G:5mX4(2x), B:5mX6(2x)
撮影は2009年1月、最初の処理画像がこれである。

今から思うと、たったこれだけの枚数でそこそこ処理ができている。
STL6303Eは感度も高く、画像の素直さもあって処理はしやすかった。
STL11000Mは感度が悪く画像も素直じゃなく苦行の連続なんだがなあ。
それでももう少し使い続けてみるけどな。

STL6303EとSTL11000Mのどっちがいいかと問われればSTL6303Eと即答する。
昔、誰かに質問されたことがあったがその時もSTL6303Eと答えた。
いまさらこんな古いカメラを買う人はいないと思うけど。

上手くいかない、NGC772

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NGC772_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x26 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

数字の「6」みたいな銀河。
11月に撮影した中で、このNGC772だけがうまく処理できなかった。
ダメな見本として掲載する。

実をいうと、18時~21時頃の撮影で、撮影条件は元々悪いのだ。
(似たような場所にあるNGC660を21時から撮影したため)。

淡い天体なのは確かだが、撮影条件は悪かった。
色のノリは悪いし、解像も今一つ、
もっと枚数が必要だが、来年に託す。

Stack時のNormalization

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Normalization とは正規化と訳す。
Stack時に数十枚の画像を選別するための評価を行い、
評価の高いものから重みづけを行うことを指す。

手順としては、
1.ダーク/フラット補正/Hot&CoolPixel除去/Blooming除去
2.Register(画像アライメントのこと)
 位置合わせは複数の星を自動選択してアライメント
 補間処理は、ニアレストネイバー他
3.Normalization <--- ここ
4.Data Reject
 STD Sigma Reject
5.Combine
 Mean(加算平均)
6.Save

CCDStackでの Normalization は、
 Scalar(slope):露出時間と空の透明度を調整
 Offset(Intercept):背景レベルに合わせて調整
 Both:ScalarとOffsetの両方
の3種類から選択できるが、画像処理の場合は当然 Both を選択する。
ここがStack時の一番重要な肝の部分である。
ステライメージはこの部分の説明がない(と思っている、間違いだったらすみません)

この時に、1枚ごとの画像評価を行い、結果を表示してくれる。
それが下の画像だ。(右端のWeight列)
このWeight=重み付けにより、良い画像を多く評価し、悪い画像を少なく評価し反映する。
だから悪そうな画像でも使い道が少しはあるので、捨てずに一緒に処理する。
20211124_1.png

この中で、一番評価の低い画像が下の画像で、STD Sigma Reject すると全体が真っ赤になる。
赤い部分はRejectしたピクセルだ。この画像ではわかりにくいが、全体が赤い。
20211124_2.png

この中で、一番評価の高い画像が下の画像で、STD Sigma Reject すると、
赤い部分は衛星?が通過した斜めの軌跡にしかかかっていない。
20211124_3.png

Normalizationの後で、Data Rejectを行う。
画像の評価後に、ピクセルを選別するわけだが、
画像枚数が多い場合は、STD Sigma Reject を選択し、適切な条件を指定する
RGB画像のように枚数が少ない場合は、Poisson Sigma Rejectを選択してもよいが、
RGBでも10枚や12枚は撮影するので、STD Sigma Rejectでやっている。
STD Sigma Rejectというのは、標準偏差により極端にいいものと悪いものを排除する手法だ。

撮影時に、DitherGuideを行っているので、欠陥画素の排除もある程度はしてくれる。

ステライメージではなく、しつこくCCDStackを使っているのは、
・処理の過程で1枚1枚の状態を見ながら確認できること
(これができるのが良い、画像はパラパラ漫画みたいに切り替えられる)
・処理そのものが、はっきりと定義してあって明確であること
正直、ステライメージは何をやっているのかが不明確。

その点 PixInsight は異質で、提供する機能は豊富で、使いたい機能を好きに使え、
ただし、何をどう処理するのかが明確になっていないと使いこなせない。

これまでは、理屈を後回しで画像処理の手順のみでやってきたが、
n2068ddさんのお陰で(色々ありがとうございます)、
やっと画像処理の理屈も概ね理解はできたような気がする。
そろそろ PixInsightの攻略にかかりたいところではある。

Stack時のResampling関数

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CCDStackでは
Stack時のResampling関数として、
NearestNeighbor
Bilinear
Bicubic B-Spline
Quadratic・・・
Lanczos・・・
がある

ステライメージでは、ピクセル補間の選択で
バイキュービック
バイリニア
ニアレストネイバー
ランチョス・・・
があり、
どちらも同じ単語を使っている。
(両者それぞれで全く違うのもあるが)

結局、両者に存在する、
バイキュービック Bicubic B-Spline
バイリニア Bilinear
ニアレストネイバー NearestNeighbor
のどれかを使うのが一般的だと思うが、 この使い分けが分からない。
要するに、S/Nを重視するか、解像を重視するか、その中間を目指すのか
ということなのだろうけど、理屈が分からない。

S/Nを重視するというのは散光星雲向けということなのか、
解像を重視するというのは系外銀河向けということなのか、
どうもよくわかっていない。

ステライメージのヘルプには解説はなく、単語の羅列のみ。
(不親切だな、仕様通りに作るけど、効果効用まではわからんのだろう)

CCDStackのHelpには、一般的にはBicubic B-Splineが適しているよと書いてある。
しかし、よく読むと、
StackにはNearestNeighborが適している、
単一の画像を変換するにはBicubic B-Splineが適している、と書いてある。
Stackはわかるが、単一の画像を変換するというのは、RGB画像の位置合わせのことか。
(おいらはCCDStackで、RGB画像は一気に全部読み込みし、位置合わせを一括で行っているため
 RGB画像は最初から位置合わせを完了した状態で処理している)

NearestNeighborは単一画像には使うな、
UnderSampling画像や枚数が少ない場合は使うなと。

Bilinearは、Sub-Pixelの精度を出す、非拡大や非回転でうまく働く。

Bicubic B-Splineは、拡大や回転でうまく働く。

なんかわかったようなわからんような、理屈はよくわからないが
Stack時は、NearestNeighborを使えということはわかった。

ちなみに、おいらはずっと NearestNeighbor でやってきたが
意味も分からずに処理するのもどうかと思ってですな、、、。
NearestNeighborってのは、すぐ隣のピクセルの情報を
引っ張て来て補間するということはわかるのだけど、、、。
これが解像重視ということになるのか。

小学生レベルで考えるべきことなのか、
中学校に進学してから考えればいいのか?

■フラットが合わないのは、フラット画像のレンジ幅に原因がある。
 フラットで過剰補正の場合:レンジ幅を広げる
 フラットで補正不足の場合:レンジ幅を狭める

■適切なレンジ幅を探る必要はあるが、これでフラットを合わせることは可能になる。

■フラット画像のぼかし処理
 ぼかし処理そのものは、フラットが合う合わないとは無関係
 ゴミ跡やカメラ固有の縞模様があるなら、ぼかし処理はしない
 そうでないならぼかし処理をかけてもよいのか?
 (ぼかし処理をかけたフラット補正による影響は未検証)

■ゴミ袋スカイフラット(薄明フラットではない)は、MAXレベル値が低い。
 岡野さん推奨のフラット画像のMAXレベル値は、15000-16000(65536の1/4)以上
 ゴミ袋スカイフラット画像のMAXレベル値は、2000-3000と低い(おいらの場合)
          ↓
 一般的にフラット補正をかけると、元画像が荒れる
 どうもMAXレベル値の低いフラット画像だと、元画像がより荒れるようだ
 (岡野さんはMAX値の1/4以上を推奨、他のソフトでは1/2を推奨(Gさん))
          ↓
 L画像は、20枚-30枚以上の撮影枚数がないと、きれいにならない(おいらの場合)
 (Stack時、シグマクリップを適用する前提)
          ↓
 フラット画像が決まれば、画像処理の表現力がより広がる

実は初撮影、M78

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M78_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x21 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

暗い部分の描写が今一つか、もっと枚数が必要かもしれない。
これで今月の撮影は終わり。
今年の撮影も終わりかもしれない。

淡いよ、M74(3)

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M74_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x45 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

フラットが決まって、画像処理が楽しいなあ。
淡いM74を再処理した。
L画像は45枚も撮影していたんだな。
このおかげで今回再処理したM74は、前回に比べると、かなり良くなっと思う。
1カ月前は確かに小学1年生のレベルだったと思うが、
今は小学3年生か4年生あたりまでレベルは上がっているかもしれない。

校長先生「3階級昇進して、4年生に進級」

↓これが前回のM74

M74_202110.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x45 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

こいつも淡い、NGC660

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NGC660_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x26 R:5x12 G:5x12 B:5x12(RGB:2xbin) SBIG Filter

これは3日間、7時間くらいかけて撮影した。
淡い天体は苦労するけど面白いな。

ぼちぼちのお方は同じNGC660でもっと凄いのを撮影している。
撮影時間が27時間とのこと、足元にも及ばない。

淡いんだよ、IC342

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IC342_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x30 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

トリミングなし、IC342が上に寄っているのはAOガイドのため。
最終的にはトリミングする。

フラットが決まるようになって、画像処理が楽しいな。
フラットが決まらなかった頃(先月、先々月)は、画像処理が苦痛だった。
セルフフラットやら、ステライメージの周辺減光、CCDStackのFlatten backgroundとか
色々やってもちっとも良くならない。

フラットが決まると、このIC342は、でかい割に物凄く淡いんだけど
延べ4日、合計7時間かけて撮影したせいもあって、
ここまで派手にぎんぎんにできる、やりすぎか?

画像処理は、ほとんどCCDStackで処理した。
このソフトもわかりにくいけど、毎日触ると何となく使い方がわかってきたぞ。
こいつをマスターしたら、次はPixInsightの攻略に行きたいところだが、
今はまだ小学1年生レベルだし、せめて中学校に進学してからだな。

11月の新月期は終わった

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10月31日
NGC772,NGC660,IC342 L画像を撮影

11月4日
IC342 L画像を撮影

11月5日
NGC772,NGC660,IC342,M78 RGB画像を撮影

11月6日
薄雲にやられた

11月7日
次の対象に切り替えるか、それとも撮り増しをするか?悩む
結局、NGC772,NGC660,IC342,M78 L,RGB画像の撮り増し撮影

この後ずーっと晴れない予報
11月の新月期は終わった


NGC660_L_202111.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x16

トリミングなし、NGC660本体が右に寄っているのはAOガイドのため。
この構図しか取れないのよ。

フラットが決まると実に気持ちが良い。
画像処理が楽しくなってくる。
(変な迷光があるけど、気にしない)
RGB画像は未撮影だし、L画像ももっと撮影しないと完成はしないが、
明るい未来が見えてきた。

NGC660の周辺に小さな銀河がたくさんあるのが分かる。
セルフフラット方式だと、小さな銀河は消滅したかもしれない。

フラットが決まったのは、フラット画像の作り方を間違えていたからだ。
おいらの単純な思い込みがミスにつながった。

少しだけ、M78

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M78-L.jpg

L画像しかないが、M78
jpgにすると諧調が飛んでしまうな。
次回はRGBも撮影するけど。

こいつも淡い、NGC925(2)

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NGC925_202110.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x33 R:5x14 G:5x14 B:5x14(RGB:2xbin) SBIG Filter

追加撮影してやっと画像処理ができた。
合計9時間。
フラットが合わないので、セルフフラット補正方法で処理。
フラット画像って意味あるのかね?

あとは基本的なLRGB合成。
基本処理だけでひねった処理はしていないけど、校長先生、どうですかね?

校長先生:「3年生へ進級」

NGC7635 難しい

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NGC7635_202110.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L Astronomik-Ha:10x52 R:5x8 G:5x8 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter

なぜか今月は晴れの日が多かったが、月が出ている夜だ。
ひたすら、NGC7635のHaばかりしつこく撮影した。
執念というか、10分を52枚で、9時間弱。

Ha画像はそこそこいいのだが、RGB画像と合成すると、なんかおかしい?
紫っぽくなったが、色調をいじるとかえって変になる。
まだまだ道は遠い。

こいつも淡い、NGC925

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小学3年生に進級するには、もう一つ課題をこなさないといけない。
お題は「NGC925」だ。

これは撮影経験がないので、とりあえず
L:8枚、RGB:各4枚を撮影してみた。
画像処理の達人なら何とか処理するのだろうけど、
小学2年生のレベルのおいらにとっては難しくて、処理を断念した。
こういった小さくて淡い系外銀河は難しい、M74もそうだった。

これも追加撮影が必要だが、次回はいつになるのか?
L画像の枚数も8枚では足りないし、RGBも4枚では足りないような気がする。
小学生レベルでもこれだけ難しいのなら中学生はどうなんだろうな。
小学校の間は基礎テクニックをマスターしろ、
中学校は基礎テクニックを基本に、
さらに応用力のあることをしないといけないのはわかるが。

今のところ、淡い系外銀河は苦手だ。
こんなにも苦労するとはな。
秋のマイナー銀河は長時間でやるしかないな。
晴れたら撮影だ。

NGC281(Ha)完成?

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NGC281_202110.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L Astronomik-Ha:10x18 R:5x8 G:5x8 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter

小学2年生のお題は「NGC281を完成しる」と校長先生のお告げ。

Ha画像しかなかったので、単にRGBさえ撮影できればいいやと単純に考えた。
LRGBの代わりに、HaRGBで何とかなるんじゃないかと。
R画像にHaをブレンドするという、高度な技があるらしいが、
小学2年生レベルにそんな器用なことはできない。

単純にHaRGB合成です、校長先生。

校長先生:「まあよかろう、ただしもう一つやれ、3年生進級はそれからだ」

淡いよ、M74(2)

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M74_202110.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x40 R:5x10 G:5x10 B:5x10(RGB:2xbin) SBIG Filter

追加撮影を行った。
今回は全部CCDStackだけで、Stack, LRGB合成等の基本的な処理のみをした。
何とか画像処理したが、10時間弱という長時間かけた割にはしょぼい画像だ。
淡い対象は難しい。
これでも小学1年生レベルとしては頑張ったつもりなんだがな。
(単に枚数を多くしただけの力技のみともいえるが)

校長先生:「2年生への進級を認める」

淡いよ、M74

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まゆ星雲で、保育所レベルを卒業し、小学校レベルに進学した。
小学校レベルといっても、最初は1年生からだ。

小学1年生として、「M74」と校長先生のお告げを受けた。
まあメジャーな天体だし、昔撮影したこともあり、
何とかなるだろうと簡単に考えていたのが間違いだった。

先日晴れた夜、リモートで撮影した。
たっぷりと5時間はかけたであろうか。
L画像を20枚、これだけあれば、画像処理もちょいちょいとと思ったが、
かなり淡い天体で、背景が荒れ荒れだ。
画像処理は断念した。
次回晴れたら追加撮影する。

小学1年生レベルってこんなに難しいものとはな、先が思いやられる。
他の人の撮影画像を見ると、達人レベルがごろごろだ。
おいらはこんなにもへたくそなのか。
小学1年生レベルでいきなり難易度の高いものをやらせるとは鬼だな。
2年生に進級するのはそう簡単ではないぞ。

まゆ星雲

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IC5146_202109.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x12 R:5x4 G:5x4 B:5x4(RGB:2xbin) SBIG Filter

フラット画像を撮影したので、まゆ星雲を画像処理した。
フラット画像の撮影が、ゴミ袋スカイフラット方式だったが
これがなかなか苦労した。

L画像:CCDStack 周辺減光の逆補正と斜めカブリ補正(ステライメージ7)
R画像:CCDStack 少し周辺減光の逆補正(ステライメージ7)
G画像:CCDStack
B画像:CCDStack
LRGB合成:CCDStack

このフラット補正を処理したことで、やっとIC4156の画像処理ができた。
画像処理といっても、ほとんどCCDStack、一部ステライメージ7(古いな)。
PixInsightは封印中のまま。

とりあえず、基本処理のLRGB合成を行った。
このIC5146は保育所の卒業課題としてやってみた。
小学校に進学してもいいかな?

NGC281(Ha)

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NGC281_202109.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L Astronomik_H-Alpha:10x18

ようやくNGC281を処理した。
Haのモノクロのみで(処理は楽だが)面白くはない。
ナローバンドをやるならせめて OIII も欲しいところだが、それはない。
フィルターの枠も5つしかなく、難しい。
銀河をやめて散光星雲のみに徹するなら別なんだがな。
春先は銀河しかないし。
これからは銀河中心に狙いにいくか。

とりあえずM33

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M33_20210916.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x12 R:5x2 G:5x2 B:5x2(RGB:2xbin) SBIG Filter

M33はでかい。
先週撮影したM33、中心部が下にずれているのはガイド星の関係。
撮影前から周辺部がはみ出るのは承知の上、苦しいフレーミング。
RGB画像は2枚づつのみ、しかもR画像の右上は斜めに欠けている。

M33の画像処理、まだまだですわ。
CCDStackとPhotoShopCCのみで仕上げた、PixInsightは封印中。

今のレベルは保育所、とりあえずLRGBやりました、の段階。
画像処理のやり方を完全に忘れているので、
もっと場数をこなしてレベルを上げていかないと。
次は小学校入学のレベルが目標。

10年ぶりの画像処理(2)

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20210914.jpg

今度は、PixInsight と格闘。
これがまるで分らない、、、orz

もう一度チュートリアルからやり直さないと
何をしていいのかさえ分からない。
しばらくは、PixInsight は封印しておく。

とりあえず、当面は撮影以外は、
基本的なことからじっくりとやり方を見直さないとダメですな。

10年ぶりの画像処理

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NGC281_Ha.jpg

NGC281、Ha画像、構図が右よりなのはガイド星の位置に依存したため。

10年ぶりですわ。
撮影自体はよく覚えていたが、画像処理はすっかり忘れていた。
昔やった CCDStack を起動してもやり方を完全に忘れている。

それでも何とか踏ん張ってやってみたが
ひどいボロボロ画像だ。
原因はダークやフラットが10年前のものをそのまま使ったから
白い縦筋がいくつも残っている。
画像枚数が少ないのもあるが、ダークやフラットは作り直さないとだめだろう。

撮影画像は、ネットワーク越しに全部持ってきたが、これは効率が悪い。
1晩で撮影したときの回線使用量は 250MBだったが、
(この時は監視カメラを起動せず、リモートデスクトップ画面のみ)
画像転送は 800MBだった。

次回からは、リモート先のパソコンで下処理(Stackだけでも)を行って
処理済みした数ファイルのみ持ってくるやり方にしないとダメだわ。

まずは、ダーク、バイアスを撮り溜めるところからやり直しだ。

網状星雲(2010年)

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NGC6992_2010.jpg

画像クリックで別表示となります。
FSQ106(F5) STL11000M+AO-L Ha:15x12 R:10x4 G:10x4 B:10x4 SBIG Filter
撮影は2010年

これも約10年前の撮影だ。
よく見ると、画像右側がなんかおかしい。
失敗作で放っておいただけかもしれない。
おかしいのはおかしいけど、
どうやって処理したのか、すっかり忘れている。

M42(2010年)

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M42_2010.jpg

画像クリックで別表示となります。
FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:5x12+1x12 R:5x6 G:5x6 B:5x6 SBIG Filter
撮影は2010年

これも約10年前の撮影だ。
M42の過去の画像も欠落している。

過去に処理したままだが、今やったらどうなるか?
良くなっている可能性もあるが、
おそらく悪なるばかりだろうと思う。

M13(2011年)

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M13_2011.jpg

画像クリックで別表示となります。
FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x8 R:5x8 G:5x8 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2011年

ちょうど10年前の撮影だ。
M13の過去の画像をブログで探したが見つからない。
どうも欠落しているようだったので、掲載してみた。

昔はこんなのを撮影していたのか。
今は腕がなまっているというか、頭も老化してやり方を忘れている。

動画-金星日面通過

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動画にしてみました。

最初から最後まで、動いていく様子がよくわかります。
時々雲が通過しましたが、そのまま編集してあります。
基本的には30秒毎に1ショットで合計950枚分の編集です。
(接触近辺はもっと枚数が多い)

金星の日面通過

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venus120606.jpg

FS102(F8) Nikon D50改 2012年6月6日 07:10-13:30 20分毎の比較暗合成(6.7訂正版)

今朝まで天候が読めず、ダメ元でドーム脇で準備。
まあ何とか晴れてくれたが流れ曇が時折通過したものの、何とか全行程を撮影。
とりあえず、単純に合成してみたけれど、太陽の黒点も自転しているので流れているように見える。
撮影してみると、金星が丸くならずに変な形をするが、シーイングはあまり良くなかったと思う。

第1~第2接触とか第3~第4接触は枚数もたくさん撮ったので、動画にしてみるか。

12.06.07 補足:画像を差し替えしました。

快晴だった、悔しい

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天気予報では曇りであまり期待していなかったが、結果的には最後まで快晴だった。
晴れるんなら、金環帯へ遠征したのに、、、orz

天気予報を信じるからこうなってしまう。
福井は金環帯から少し外れるが、それでも90%以上は食になるので撮影してみた。
曇りということでリハーサルもせずに何もしなかったのがたたって、準備に一苦労。
拡大撮影してみたら、倍率が高すぎて太陽がはみ出る。
これはやり過ぎだと思って直焦点に切り替えて何とか間に合った。

部分日食だと面白みに欠けるな。
これなら太陽の黒点を拡大撮影した方がましだったかも?


0521_1.jpg

食の最大 FS102(F8) Nikon D50改 AM 07:32


0521_2.jpg

食を過ぎたところ、黒点が写っている FS102(F8) Nikon D50改 AM 08:06

M101 再処理

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M101_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x4 B:5x6(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2009年

再処理シリーズもだんだんネタが尽きてきた。
このM101は、やけに黄色っぽい。ということはBが足りないのだろう。
カラー画像も手を抜かずにある程度の枚数は必要だ。
しかし、解像感や周辺の淡い部分はL画像12枚(2時間分)はあるのでそれなりに見栄えはすると思う。

早く雪が融けてくれないかなあ。

M82 再処理

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M82_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x6 B:5x4(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2010年

これは、撮影枚数が少なくて難儀した。
赤いもやもやも弱いし、構造もあまり出ていない。
欲を言えば、RGB画像が足りないし、L画像も足して解像感を出すともっとよくなると思う。
もっと撮影枚数を増やして再チャレンジするかね。

赤のもやもやは、L画像にR画像を比較明で合成してL画像にも乗せたのだが、かえってオレンジ色っぽくなってしまった。
鮮やかな赤で派手にやりたいのだが?修業が足らんね。

M61 再処理

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M61_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x20 R:5x8 G:5x8 B:10x8(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2010年

撮影したのは2年前、データを見ると3日にわたって合計6時間もかけて撮影していたようだ。
これだけ多数の元画像があると処理しやすいし色も出せる。

この手の系外銀河っていうのは、構造は出ていてもなかなか色合いが出ない。
某ママさんを見習ってひたすら枚数稼ぎモードに入っていたと思う。
その努力が報われたのか、天ガには入選させてもらった記憶がある。

M20 再処理

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M20_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x16 R:5x6 G:5x6 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2009年

3年前の画像を引っ張り出してきて再処理。
これも色ムラや背景ムラに悩まされた。
南のやや低空は条件が悪いことが多いのと季節がら黄砂の影響もあったと思う。

それに、これは散光星雲であるがために、銀河とは全然違う。
銀河と同じ処理をしてもダメなのだ。
この画像はあまり処理をせずに、ほぼそのままLRGB合成をかけている。
青がやや弱いか、もっと青を強調すればよかったかも?

小さい銀河ばかりやっているとM20って結構大きいのだと改めて思った。

NGC5907

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NGC5907_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x6 B:5x6(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2011年

昨年撮影の放置してあったデータを処理。
これも色ムラや背景ムラに悩まされた。

本当は、両端がさらに伸びていて寄生虫のようなS字カーブを描くけれども、そこまでは写っていない。
もちろん、背景にある淡い二重リングみたいなものも、背景に埋もれてしまってこれを出すのは日本では難しいのではないかと思う。

系外銀河は難易度が難しいものが多い。

NGC5248

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NGC5248_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x6 G:5x9 B:5x12(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2010年

2年前に撮影して放置してあったデータを処理。
2年前はどうしてもうまくいかずにあきらめた。背景の色ムラを抑え込んでも、もともとが淡い対象なのでかなり難儀させられた。
こいつは難しい。

NGC5033 再処理

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NGC5033_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x6 G:5x9 B:5x12(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2010年

2年前に撮影したものを再処理。
2年前も相当苦労したが今回も苦労している。
銀河の構造はよく出ているというか出るように処理した。

NGC4725

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NGC4725_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x6 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2009年

構図としては、右が北となる。
NGC4725 が中央やや上の大きいもので、その下(西)には小ぶりのNGC4712、
さらに右下にはPGC86434という小さな系外銀河が写っている。
(流石にここまで小さいとNGCナンバーではなくなっている)

ギンギン路線でやってきて、これもギンギンに処理したつもりがおとなしい感じになってしまった。
でもNGC4712の渦模様が出ているのでギンギンにはなっているはずなのだが?

この画像は昔処理はしたけれどもうまくいかずに放置していたものを処理し直ししたもの。
うまくいかなかったのは、背景のムラが多くてフラットにならなかったから。
普通に処理すると背景がカラフルすぎて処理できない。おそらく都会の空で撮影したらこんな感じなんだろう。
原因はよくわからないが、時期的に黄砂かな?と、背景が白くて良くない空だったのかもしれない。

フラット補正かけてもフラットにならない。
MaxImDLのFlattenBackgroudを使っても背景がぼこぼこ波打つ。
CCDStackのFlattenBackgroudの変な挙動を裏技的に使って背景のレベルを相対的に落とすというトリッキーな技で抑え込んでやっと処理した。それでも背景ムラが取り切れずに背景を黒く落としてごまかしている。

変な技を駆使して3年前の放置した画像を発掘したが、骨が折れたよ、orz

M51 再処理

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M51_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12 R:5x4 G:5x6 B:5x8(RGB:2xbin) SBIG Filter
撮影は2011年

M51 の処理画像。
かなりギンギン路線でいかにもギンギンに処理しましたという感じ。

昨年の4月、M13, NGC2903, M65M66 を撮影後、カメラをSTL6303Eに切り替えて撮影した。
STL11000Mもいいカメラだが、長焦点では6303ばかり使っている。
KAIチップとKAFチップ、どちらもそれぞれ性格も違うし得意分野も違う。

M65, M66 再処理

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M65M66_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x16 R:10x6 G:10x6 B:10x6 Astrodon I-G2
撮影は2011年

M65 & M66 の処理画像。
データを見ると、5時間以上かけて丁寧に撮影していたようだ。
RGBはビニングなしで撮影しているが、長焦点だし2Xビニングで良かったと思う。

今はまだ撮影できないが、NGC3628も撮影してモザイクができたらいいなとは思う。

NGC2903を再処理

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NGC2903_2012.jpg

FRC300(F7.8) STL11000M+AO-L L:10x12 R:10x4 G:10x4 B:10x4 Astrodon I-G2
撮影は2011年

今年も雪で12月から全然撮影できていない。ドームすら近寄れない。

ずっと冬眠状態でのんびりしていたが、画像処理も少し新しい技を試してみた。
まだまだ未熟で、処理の仕方によってはもっとよくなるとは思うが、とりあえず練習用に再処理。

IC1975、2回目

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IC1795_2011_2.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x12+Ha:15x8 R:10x4 G:10x6 B:10x8

これはIC1805の中の右上にある"さかなくん"。
L画像などを撮り増しして再処理してみたが、なかなかうまくいかない。
色は真っ赤にはなったが、ほとんどHaだけで光っている(Bもほんの少しあるが)と単調な感じで処理がしにくい。
Haだけでモノクロの世界にしてしまった方が楽ともいえる。

IC342

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IC342_2011.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x18 R:10x4 G:10x4 B:10x6(2xbin)

この対象は淡いのでLだけで3時間かけたが、このザマだ、orz
なかなか処理がうまくできない。
G画像B画像の時に地上にガスが押し寄せて、空の状態が悪かったと言い訳はできるが、淡い対象は難しいわ。
でも大きな対象なので撮り応えはある。

NGC1499

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NGC1499_2011.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L [Ha:15x6+L:10x8] [R:10x4 G:10x4 B:10x4]

ペルセウス座のカリフォルニア星雲
GとBの撮影時に地上がガスに覆われて背景がメロメロでひどい画像だった。
背景補正を掛け捲って何とか処理したが、こんなものかな?

それでもモザイクせずにここまでカバーして写るのがフルサイズの威力だな。


IC1805ALL.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L IC1848(左中)とIC1805(右上)と中間(右中)と二重星団(右下)のモザイク

カシオペア座のIC1805とIC1848からペルセウス座の二重星団までをモザイク合成。
星の大きさや背景と星との関係など合わない部分が多くて難しい。

モザイクするのなら、最初からしっかりとした計画を立てて実行すべき。
今回はIC1805を撮影して、その次にIC1848と、単体でせめて来たものだから、こんな風になってしまった。

馬頭星雲、2回目

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IC434_2011_2.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L L[Ha:15x8 L:10x8] RGB[R:10x4 G:10x6 B:10x6]

L画像を追加露光して再処理したもの。
空の状態が悪かったのもあるが、なかなかいい画にならない。
L画像にHa画像をブレンド、というか、ノーマライズして一気にStack処理したが、これをやるとL画像よりのイメージになる。

三ツ星の真ん中の星がちょうどすれすれで外側になるが、ゴーストがでてしまった。
こんなことならもう少しずらしてチップ内に入れてしまえばよかったかも?

反省すべき点は他にもあり、色合いにしても、燃える木が赤っぽくなってしまった。オレンジ色っぽいのが正解だと思う。強引に無理やり調整する技もあるけど今回はそこまではやる気にならず。

次回か、来年かはわからないが、再チャレンジの予定。

IC1805+IC1848

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IC1805+1848.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L IC1848(左下)とIC1805(右上)のモザイク

カシオペア座のIC1805とIC1848をモザイク合成。
合成はPhotoshopCS5のPhotomergeを使って一発合成したもの。

左側のIC1848が傾いているが、いつも赤経赤緯を長辺か短辺に合わせているので回転したのか?と思ったが、回転はしていない。よくよく考えてみたら、かなり北極に近く緯度は60度以上もあってこれはこんな風になって当たり前のことなんだな。

それじゃあついでに、ペルセウスの二重星団も繋げてみるかと思ったけど、これは間にもう1枚か2枚挟まないと繋がらないのであきらめた。
モザイク合成って結構大変なのでやりたくないが、やってみると面白いとは思う。

NGC1977、2回目

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NGC1977_2011_2.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x16 R:10x4 G:10x6 B:10x8(2xbin)

NGC1977を追加露光して再処理した。
前回よりはましになったが、あまり進歩がないな、orz

1カ月前の9月下旬は0時過ぎにオリオンが姿を現す。
しかし10月下旬ともなると、22時にはオリオンが出てくる。
気温は寒く3度まで下がった。

utoさんのM51

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M51_uto.jpg

これはutoさん提供のM51
VC200L(F9-->F7.3) ST-8XME L:10x30 R:5x16 G:5x12 B:5x12(x2bin)

実は、これは某星研のネタとして提供されたもの。
一応自分なりに下手ながら処理してみたもの。

とても丁寧に撮影されただけあって、L画像は30枚300分の力作。
おかげさまで画像のコシがあってL&Rデコにも耐えられる。
ただし、B画像なんかは枚数はあってもS/Nは悪くざらざらでとても見れたものではない。(utoさん、ごめん)
あまり他人様の生画像は見たことがないのでいい勉強にはなった。

やはりL画像の大切さは特筆すべきものがある。反面、LRGB合成を前提ではRGB画像はあまり重要ではなく手抜きをしても何とか耐えられる。
(とはいえ、RGB画像も丁寧にしっかりと撮るべきではあると思うが)

しかし流石はベテランのutoさん、20センチの鏡筒でここまで写りますよ。

ちなみに、恥ずかしながら私の画像

M51_me.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E L:10x12 R:10x4 G:10x6 B:10x8(x2bin)

NGC884,NGC869

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NGC884_2011.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L R:10x4 G:10x4 B:10x4

ペルセウス座の二重星団(hχ)
星雲ではないのでRGBだけの撮影で、もちろんビニングなしでの撮影。

背景には微妙な暗黒帯?なのか分子雲?がある。

IC1805(HaRGB)

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IC1805_2011.jpg

FSQ106(F5) STL11000M+AO-L Ha:15x10 R:10x4 G:10x4 B:10x6

カシオペア座のIC1805、右上には"さかなくん"のIC1795がある。
一応これで仕上げたつもりだが、HaRGBはなかなか苦労する。

RGB画像についてはビニングなしで撮影しているので、RGB画像単体でもいけるくらいだ。
IC1805_RGB_2011.jpg

RGB画像のみ、これはこれでいい感じ。

HaRGB画像はこんな感じ。
IC1805_HRGB_2011.jpg

HaRGB画像、やはり違和感があるが、これはこれでもいいのかもしれない。

IC1975(HaRGB)

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IC1795_2011.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 Ha:15x8 R:10x4 G:10x4 B:10x6

これはIC1805の中の右上にある"さかなくん"。

月があったからHaで撮影していたが、HaRGB合成はどこかおかしい、というか無理がある。
よく言われることだが、星の大きさが合わない、輝度が違う。
やはりL画像を撮らないとうまくいかないようだ。

NGC1977

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NGC1977_2011.jpg

FRC300(F7.8) STL6303E+AO-8 L:10x8 R:5x4 G:5x4 B:5x6

NGC1977(Running Man) M42の上にある。

輝星があるため、ブルーミングを起こすSTL6303Eでは撮影できないと思っていた。
食わず嫌いもよくない?と思って狙ってみた。
確かに輝星の周囲にはもやもやゴーストはあるが、撮影できないわけではないのかな?。

正直言ってあまり良くない出来ではあるが、もっと枚数を稼げば良くはなると思う。
月没から薄明までの時間でぎりぎりの線で撮影したため余裕がなかった。
次回の撮影で追加露光して再チャレンジするか。

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