PixInsightは機能が多く、できることから始める。
昔やったことがあるとはいえ、使い方や操作は記憶にはなく初心者・小学生と同じレベルだ。
(PixInsightを使うようならもう小学生のレベルじゃないだろうけど)
ちょっと使った感想としてはとにかくわかりにくい。
だけど、STFでStretch(ダイアログ出さずにCtrl+Aが楽、F12で解除)は常識のレベルにしておく。
まずは、DBEで背景のカブリ、偏りを補正する。
フラットが決まったとはいえ、若干補正しきれない部分が残る。
ステライメージの周辺減光/カブリ補正で微調整するが、マウスの微妙な匙加減が難しい。
ステライメージの代わりに使いたい。
下の画像は、CCDStackで下処理した画像で、左側の背景が暗く、右側の背景が明るい。
試しに、自動でやってくれるABEを実行してみたのが下の画像。
パラメータの調整はしていないこともあってダメですな。
ABEが目的ではないのでこれ以上は深追いしない。
そこでDBEを実行してみる、四隅に星を避けて点を打つ(下の画像)。
DBEの実行後の画像が下の画像で、四隅だけでもうまくいく。
パラメータの調整なし。
わからなかったのが、Correctionで、Subtraction減算かDivision除算かを
選択しないと何も起こらない。
Subtractionでやる。
Normalizeはチェックを付ける。
Discard background modelはチェックを付ける(余計な画像が残らない)。
Replace target imageはチェックを付けない。実行後の画像は別に作るので
実行前と実行後の比較がしやすいため。
といったことは使っているうちにわかった。
本当は、銀河の周辺に、点をたくさん打てばいいのだろうけど、
フラット補正がある程度決まっていれば四隅だけでもいけるようだ。
DBEかけた画像にさらにDBEかけてさらにDBEかけてもあまり効果はない。
補正した画像は、Saveで保存するが、
32bit floatだと、他のソフトで開いたときにレンジ幅が0-1になる。
0-65535にするには16bit Unsignedで保存すればよいが
PixInsightだけで処理するなら(精度の高い)32bit floatでやればいいと思う。
PixInsightの優秀な(というかわかりにくいというか)ことは、
一度設定したDBEの情報は、一番下の左の▶(New Instance)を他の画像にも適用できる。
さらに、▶(New Instance)をドラッグしてProcessとしてデスクトップ(というのか?)に
おいておいて、元のDBEを閉じてもこのProcessを使ってもよい。
(こういったことは知っておくと便利だけど、これはわからんぞ)
また色々操作したことをProjectとして保存でき、あとで再現することも可能なようだ。
DBEだけなら割とわかりやすいが、攻略は結構大変だな。
まあ英語を読むこと自体は(面倒だとは思うけど)大したことはない。
それよりも画像処理の基本をマスターしておかないと何をやっているのか?
どうしたいのか?何のためにやるのか?が追い付いてこない。
まだまだ修行が足らない。
よくもまあ、皆こんなソフトを使いこなしているのは大したもんだよ。
還暦まじかの爺には頭がついてこれないよ。
昔、グレーテルさんに教わったのは、カブリ(光害などの傾斜)がある場合は、減算で処理。ムラ(周辺減光など。この場合、フラットのマッチング精度による誤差)は、除算で、処理する、でした。
ウチは光害がきついので、各画像に、MaxImDLのAutoRemoveGradientでカブリは補正しているので、残っているのはムラ(フラット誤差)ということで、安心して(?)いつも除算で処理してます。
UTOさん、コメントありがとうございます。
確かに減算か除算かは悩むところですが、できるなら減算でやった方が画像の荒れが少ないかと。
グレーテルさん、どうしているのか全く分かりません。