フラットが合わないなら、フラットのレンジ幅をいじる

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■フラットが合わないのは、フラット画像のレンジ幅に原因がある。
 フラットで過剰補正の場合:レンジ幅を広げる
 フラットで補正不足の場合:レンジ幅を狭める

■適切なレンジ幅を探る必要はあるが、これでフラットを合わせることは可能になる。

■フラット画像のぼかし処理
 ぼかし処理そのものは、フラットが合う合わないとは無関係
 ゴミ跡やカメラ固有の縞模様があるなら、ぼかし処理はしない
 そうでないならぼかし処理をかけてもよいのか?
 (ぼかし処理をかけたフラット補正による影響は未検証)

■ゴミ袋スカイフラット(薄明フラットではない)は、MAXレベル値が低い。
 岡野さん推奨のフラット画像のMAXレベル値は、15000-16000(65536の1/4)以上
 ゴミ袋スカイフラット画像のMAXレベル値は、2000-3000と低い(おいらの場合)
          ↓
 一般的にフラット補正をかけると、元画像が荒れる
 どうもMAXレベル値の低いフラット画像だと、元画像がより荒れるようだ
 (岡野さんはMAX値の1/4以上を推奨、他のソフトでは1/2を推奨(Gさん))
          ↓
 L画像は、20枚-30枚以上の撮影枚数がないと、きれいにならない(おいらの場合)
 (Stack時、シグマクリップを適用する前提)
          ↓
 フラット画像が決まれば、画像処理の表現力がより広がる

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コメント(2)

実際にスケーリングした例があります。
こんな感じです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_gallery_of_image_scaling_algorithms
ニアレストネイバーは、単独で使うとこのようにジャギーだらけで、画質が劣化しますが、スタッキングするとエラーの蓄積で滑らかにしてくれます。
バイキュービックは、滑らかさと解像力の引き上げが期待できるので、画像回転などには向きます。
ランチョスや他の高精度な変換は、解像度が高い代わりに、リンギングが生じるので、パラメーターの調整が必要です。フーリエ領域でフィルターをかけてリンギングを消すという手法も使われています。
私の場合、
天体写真ではランチョスはめったに掛けなかったと思います。シャープネスも常にゼロにしています。

n2068ddさん、解説ありがとうございます。
ニアレストネイバーは、単一画像では使うなとありましたが、こういう実例があるとわかりやすいですね。
Stack前提でやるからこそ効果があるのがよくわかりました。

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このページは、ピカチュウが2021年11月22日 08:00に書いたブログ記事です。

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