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2008年10月31日
 ■ 昨日はダメだった

昨日は快晴で、8時ぐらいにはドームに到着。
透明度は普通か、若干悪かったがその分シーイングは良さそう。

新月直後だし、これは期待できそうな夜だと思い、気がいが入る。

いきなりFocusMAXでピント合わせを行うと、FLIのポジションで2900程度。
気温順応とかしてないために、このままではピントがずれる。
外気温は7度、ドーム内気温は10度だが徐々に低下。
ちまちまとピント合わせていると、FLIのポジションで2900-->2950-->3000とOUT側にピントが移動する。
8時半くらいからNGC1300に向けてL画像の撮影に入るが、どうも星像がおかしい。
ガイド星がピントを外しているような感じで???
L画像を2枚ほど撮ってみたが星像が悪すぎる。

気を取り直して再度FocusMAXでピントを合わせなおすと2800がピント位置であった。
ピント位置がOUT側に行ったりIN側に行ったり動きがよくわからない。

なんだかんだで10時からL画像の撮影に入る。
今度はうまくいけそうだ。

と思ったら、雲の来襲。
雲の動きをよく見ていると、近くの山岳地帯(ここから越前海岸までずっと山岳地帯)から濃霧が
湧き上がってきて上空で消えかかっている。
時間の経過とともに、上空で消えるのがだんだん消えなくなって雲の塊が覆い始めた。

上空は確実に晴れている。濃霧というか雲というか地表付近でのみ天気を悪くしている。

11時を過ぎても悪くなる一方なのでお隣さんもあきらめて一緒に撤収。
なかなかうまくいかないね。


なんだかんだで10月も今日で終わり。
なんと、10月もこのブログは皆勤賞であった。
今後は天気も悪くなるだろうし、ブログネタもあまりなくなるから更新も途切れるかもしれない。

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2008年10月30日
 ■ シーズンオフ

新月期だというのに天気予報はずっと曇りか雨。
もう冬型の天気になったようだ。
でも11月になっても撮影のチャンスはまだあるだろう。

と思っていたら、お隣さんから
”晴れてますよ、天の川がみえますよ”
と悪魔のささやきが。

明日も仕事があるのでどうしようかな?とは思いながらも
晴れる機会はもう少ないはず。

行くか。

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2008年10月29日
 ■ 応募すっかな

batou.jpg

17時間かけた馬頭星雲、プリントして応募すっかな。
実は今年は天文雑誌にまだ1度も応募してない。

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2008年10月28日
 ■ 毒キノコ

秋も深まり、山にはキノコが生えている。
食べられるものもあるが、食用にはならない”毒キノコ”もあってこいつは危険だ。

天文用語で”毒キノコ”というと、これ(↓)しかない。もちろん食べられない。
doku1.jpg

色合いが緑色の毒毒しい色をしているからなのか、キノコの形に見えないこともないからなのか、
いつの間にか”毒キノコ”と呼ばれるようになった。

馬鹿でかくて重いのだが超広角の視野があり、まあそれは素晴らしい眺めではある。
FS102と組み合わせて覗いたことがあるが素晴らしい見え味だった。
ただ最周辺部では色が付いて収差もあるのだがそんなことはどうでもよい。
視野が狭くて見えないのに比べると見えた方が圧倒的に良い。

ところが、こんな”毒キノコ”を持っていてもここ3・4年は全く使っていない。
(これを宝の持ち腐れという)
撮影ばかりで眼視なんてしないのからそうなるのだが
どうしたものかな?

ドーム行っても全部PCから操作ばかりで鏡筒や赤道儀も触ることはなくなりファインダーすら覗かない。鏡筒のフタを外したり着けたりすることはやるがそれ以外は全くしなくなった。
岡野大先生は、撮影前にアイピースでちゃんと空の状態を確認しなさい!と仰っておられるが、
接眼部はカメラを付けっ放しのままだ。

接眼部はフォーカサーとカメラをくっつけた状態でバランスを取ってあり、眼視仕様にするためには手間がかかりすぎるのと鏡筒のバランスが大きく崩れるために、カメラを付けたままの状態にしてある。

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2008年10月27日
 ■ やっぱりボロボロ(2)

NGC1300.jpg

NGC1300 L:10mX12

こっちもあまりいい写りではない。
淡い腕がそれなりに出てはいるので条件がよければもっと枚数を稼ぎたいところ。


もう冬型の天気で、今後1週間は曇りか雨。
いやな季節になったな。

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2008年10月26日
 ■ やっぱりボロボロ

NGC2261.jpg

2日前に撮影したNGC2261 ハッブルの変光星雲

冬の天の川がきれいに見えるほどの絶好の透明度だったが
シーイングが悪く、雲雲来襲で10分x6枚しか撮れなかった。
RMSWonderも0.3-0.4程度で星像がぼてぼて、なかなかうまくはいかない。

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2008年10月25日
 ■ 昨日はつらかった

昨日の夜は天気は良くないと思っていたが、お隣さんから行きましょうよと誘われた。
しばらくは天気が悪そうなので、晴れるのなら今日しかないかも、と思ってダメもとで行った。

夜の9時過ぎに現地へ着いたらきれいに晴れ上がっている、素晴らしい夜空だ。
透明度が抜群に良い。
シーイングはやや悪そう。

南の低空も条件が良くてどこを狙うか迷ってしまう。
結局、南の低めの銀河、エリダヌス座のNGC1300に狙いを定めて撮影開始。

と思ったら、西から雲の塊がやってくる。
Lを3枚撮影後にガイド星を見失い、しばらく停止。

約1時間ほど、お隣と世界の経済情勢、為替のこと、衆議院の解散時期のことを語り合いながら
晴れるのを待つ。
晴れ間が戻ってきたので撮影を続行。

しかし、断続的に雲が西から押し寄せてくる。
そのため気が気ではない。
ガイド星を見失ったり、撮影を再開したり、ちっとも落ち着かない。

それでもNGC1300をL12枚撮影後、ハッブルの変更星雲に向けてまた撮影開始。
だが、雲の襲来に耐えきれず、不完全なLを6枚で撤収。

透明度は確かに良かったのだが、シーイングがものすごく不安定。天候も不安定。
シーイングは良い場面もあったが悪い時が多く、雲の襲来で落ち着かない撮影だった。
これなら家でゆっくり寝ていた方がましだったかも?しれない。

天気予報によれば、本日は晴れるとの予報だったが朝8時頃からどん曇りでちっとも晴れない。
昨日の夜はたまたまの晴れ間だったか?

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2008年10月24日
 ■ 物欲の秋

世界経済が混乱している中、急激な円高到来。
1$=91円

ここまでくると輸出関連産業は大打撃で今日も株価大暴落だったが
輸入品は安くなるというメリットもある。

今欲しいモノはたくさんあって、
1.大型赤道儀
  これは国産?それともAP1200とかもいいのだが、故障した時のことを考慮して国産か
2.ラージチップカメラ
  これはもう輸入品しかない。
  FLIもいいし、SBIGのST-Xは年内とかいってるが来年だろうな。
  ST-Xが出たらST-Lの中古がたくさん出るだろうからそれ狙いでもいいし早くST-X出てくれ

どちらにしても高価なものなのでほいほいとは買えない。
世界経済も混乱しているが我が家の経済状態も混乱している。
趣味にお金を注ぎ込めなくなってきている。orz

投稿時間 : 21:18 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年10月23日
 ■ ソフトバンク

天文ネタではないが、10月になってからソフトバンク危機説があちこちでよく見かけるようになった。

株価も今日は936円で終わってしまった。8月は2000円超えていたんだけど、半分以下にさがった。
J-CDSの値も800を超えていつ倒産してもおかしくない水準であるといえる。
(リーマンは660で破たん、一般的には200を超えてイエローカード、600を超えてレッドカードらしい)
10月になってから世界同時に株安や経済危機に突入し、信用収縮状態に陥っているので借金を多く抱えるソフトバンクが危ないということらしい。
CMが激減し端末メーカーへの端末代金が支払われていないとか経済紙に書かれてもいる。

まあ危険なのは危険なのだろうけど私見だがすぐに倒産はないと考える。
毎月ユーザーからの通信料なんかで日銭(日ではなく月かもしれないが)の入る商売なので何とかお金は回している限りは大丈夫なんだと思う。

だけど、いくら顧客獲得のためとはいえ、あんな端末の売り方ではそう長くもないかもしれない。
ドコモの端末は新規で1台あたり5万6万だが、ソフトバンクモバイルでまともに買うと10万近くする。
しかし誰もそんな高い値段で買わなくなった。
機種は古くなるがスパボ一括0円とかやりだしたら誰もまともに買わない。
古い端末だって原価はおそらく数万円はしたものと思われる。
1台あたりの顧客獲得に対して販売店には販売奨励金、それに紹介したら紹介した人にも5000円とか1万円とかのキャッシュバックなんてのを考えると1台あたり10万近いお金をかけていることになる。(だからまともに購入すると10万近い値段になるのだろうな)

それを一般向けにはスパボ一括0円で、法人向けにも0円でばらまいている。
これじゃあ通話料収入も期待できないし端末代金の回収もできない。
こんな売り方をすれば売れば売るほど顧客数は増えるがお金はいくらあっても足りないだろう。
この先どうなるか?

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2008年10月22日
 ■ 昨日は不発

昨日も快晴でおそらく今週最後の晴れだろう。
ということで、仕事を終えてからドームへ。

確かに快晴で天頂付近は天の川も見えている。
しかし、低空はもやがかかったようでドームより低地の田圃は白くよどんでいる。
山のふもとも白いガスがかかっていて、そのうちあのガスがこちらへ来るんじゃないか。
お隣、グレーテル氏もやる気をなくしたようで、22時には撤収と判断。

結局昨日はG画像のフラットを撮影して、PoleAlignMaxで極軸を少し調整しただけ。


フラットが決まったので、やっとNGC908の処理にかかる。
フラットがきれいだと、気持ちよく処理できる。

最近やっと遅ればせながらレイヤーの使い方が少しわかってきた。
レイヤーで、背景と腕と中心部を分けて処理してみた。↓ NGC908
NGC908_2.jpg

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2008年10月21日
 ■ ナローのゴースト

IC434_ghost.jpg

馬頭星雲の北側に輝星がある。
この輝星にゴーストが出る。

輝星の周囲に円形状に出るのは仕方がないが、この画像のように、上下に出るとやっかいだ。

ちなみに、H-Alphaフィルターを通すと、構図とりやフォーカスのための数秒露光ではこの輝星しか写らない。
実際にはクリアフィルターで確認しながら構図を合わせるので、もう少し星数は増える。
だけど、この輝星の位置で構図を決めている。

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2008年10月20日
 ■ 執念の17時間

IC434_2008_3a.jpg

IC434 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 H-Alpha-Filter(13nm) 30mX34(17Hours) -15℃
CCDStackにより1次処理、CS3の天文用アクションでSpaceNoiseReductionをかけただけ。

1対象にこれほど時間をかけたのはこれが初めて。
自分でもこれほど執念深い性格だとは思わなかった。

1日目:3時間でガスにやられる、空は悪い
2日目:5時間、空の状態は最高に良い
3日目:5時間、空の状態はやや良
4日目:4時間、空は悪い

満月期に快晴だったから馬頭に集中して撮影できたのだと思う。
新月期だったら別のものを狙っていただろう。

撮影に関してはこれで打ち止め。
あとは画像処理に専念してもっと表現力をつけよう。

投稿時間 : 22:04 個別ページ表示 | コメント (4)

2008年10月19日
 ■ 夜空のフラット

sky_flat.jpg

実際の夜空に向けて、フラットを撮影してみた。

条件としては月のある明るい天頂付近の空。
鏡筒の先に乳白色のアクリル板を乗せて1枚10分、クリアフィルターでL画像用のフラットを撮影する。
(月の光が直接入らないように、ドームのスリットを西に向ける。)

これだと背景レベルは10,000なんていくはずもなく、3000程度になる。
それでもレベルを調整してやると白い横縞のフラットになる。

これでとりあえずフラット補正をしてみると見事に決まった。
ccdst2.jpg
これがその画像。
完全に横縞が消えたわけではないが、かなり決まっている。これで十分だろう。

ちなみに数日前のフラットが決まらない画像は、
ccdtst1.jpg


こうしてみると、フラットは、実際の夜空に向けた方がいい結果が出るようだ。
たまたま満月過ぎの明るい月のある明るめの夜空ではあるが、ある程度の背景レベルを出すためには必要なのかもしれない。
月の無い夜空でのフラット撮影が理想的なのかもしれないが、そんな夜はフラットではなく
銀河か星雲かのものを撮るだろう。

投稿時間 : 20:30 個別ページ表示 | コメント (3)

2008年10月18日
 ■ 馬頭(H-Alpha)その2

IC434_2008_2.jpg

IC434 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 H-Alpha-Filter(13nm) 30mX26(13Hours) -15℃

昨日も天気がよくて、引き続き馬頭星雲の5時間追加露光。
これでトータル13時間かかった。
これで画像の荒れは改善したものの、明るい部分は8時間露光とあまり変わらんな。

だが、暗黒帯の諧調が良くなってきた。
CCDStackによるCombineで、今回はNeatImageは処理なし。
(背景の荒れはやはりNeatImageをかけるときれいにはなるんだが)

これで今年の馬頭星雲は打ち止めとするかな?、もうちょっと頑張るかな?。

投稿時間 : 11:06 個別ページ表示 | コメント (4)

2008年10月17日
 ■ 偶然か?フラットばっちり

H-Alphaでの馬頭星雲、合計8時間、16枚

IC434_2008.jpg

IC434 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 Filter:H-Alpha(13nm) 30mX16 -15℃

16枚を重ねてやっとまともにはなったが、まだざらつきはある。

IC434_2008_a.jpg

これは中央の馬頭のみ等倍表示してみたところ。
(実はNeatImageで少しごまかしている)


この画像を処理する際、フラット補正用のフラットはクリア用のL画像用をそのまま使った。
これがきれいにフラットが決まっている。
偶然というか、たまたまヒットしたんだろう。
試しにフラットなしで処理したところ、横縞が派手に出るのでフラット補正は必要だった。

投稿時間 : 19:20 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年10月16日
 ■ 昨日の撮影

昨晩は、大きな月があったが一晩中快晴のいい天気だった。

透明度◎
シーイング◎○
風:◎無風
月さえなければ最高の夜空であったが、それでも撮影にはいい天気だった。
月の影響で天の川は見えないし、背景も白く、すばるも目を凝らさないと確認できない。
2等から3等あたりまでしか確認できない。

こんな月のある晩だからこそ、H-Alphaで撮影だ。

前回、馬頭星雲を3時間露光したが淡い星雲ゆえ露光がまだまだ足りない。
それで、昨日は、23時半から5時間かけての撮影とした。
1枚30分×10枚になる。従って撮影終了時刻は4時半過ぎ。
4時半過ぎまで天候は変わらず撮影が順調にできた。
前回は月の無い夜に馬頭を撮影したがその時よりも写りはいい。
シーイングがよかったからか。

撮影を開始してから寝たのだが、それでも今日の仕事は辛かった。
今日の夜も晴れてはいるが、うす雲があったりと条件は悪い。
2日連続でなくてよかった、体が持たない。

投稿時間 : 19:35 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年10月15日
 ■ 2つの壁

天文マイスターを目指すなら2つの壁を乗り越える必要がある。

今はただ晴れた日に撮れればいいやという感じでやってはいるが、もっと向上心を持って
上へ上へと目指し、レベルを上げていくのも疲れない程度にはやっていこうと思っている。
(あくまでも趣味なんだし)

それで、上のレベルを目指すとして、とりあえず2つの壁がある。

1.英語の壁
やはり最も進んでいるのはアメリカだ。
アメリカは軍需産業と金融工学で持っているような国だと思っているが、
天文の世界でもなかなか優秀だ。

日本のソフトではステライメージがあるが、これにとらわれすぎていた。
確かに歴史もあるし、デジタル現像も優秀だ。
ステライメージ1つで相当のことができる。
ちょっと前まではステラだけで処理をしていたが、考え方を改めなくてはならない。
CCDStackやMaxImDLのコンポジット機能はステライメージよりも数段優れている。
実際に使ってみて実感できる。

英語の壁を乗り越えてアメリカの情報に接していないと時代遅れになってしまうのではないか、
あちゃらで開発されたソフトには素晴らしいものがいっぱいある。
お隣、グレーテル氏はなかなか研究熱心で有用なソフトを紹介してくれているし、
実際に使い方も教わって、今は師匠と弟子の関係が逆転してしまった。

その2.フォトショップの使い方をマスター
特にレイヤーマスクを多様した画像処理は避けては通れなくなってきた。
もちろん、レイヤーマスクなんか使わない状態でも通用する生画像が撮れればいいに決まってるがそうはいかない。
コンスタントに入選されておられる方はほとんどレイヤーマスクを駆使して画像処理をやっているはず。
実際に目の前で処理していく過程を見たことがあるが、ぼろぼろの素肌でも厚化粧を施せば見違えるほどきれいになるのだ。
今の時代はレベルが上がりすぎて、フォトショップをマスターしていることが前提の世界になりつつある。

ちょっと考え方を変えていかなくてはならないかな、と最近思っている。

今日は満月過ぎだが快晴で透明度もいい。
今から出撃して馬頭の続きでも撮りに行くか。

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2008年10月14日
 ■ 修学旅行の小遣い

うちのバカ娘(高2)が修学旅行に行っている。

先日、修学旅行の小遣いをくれと言ってきた。

3000円でいいか?  → あきらかに不満そうな顔

まあ確かに小学校じゃあるまいし、3000円では足りないな。

5000円もあれば十分だろ? → まだ不満たらたら

なら、1万円もってけ → 不満そうな顔は変わらず。


本当はいくら欲しいのかを聞きだすと、3万程度は欲しかったようだ。
これにはおいらもブチ切れて、
「熊本や鹿児島行っても何も買うものはないぞ!、そんなに金はいらん!」とどやしつけた。
(九州の方々、ごめんなさい)

投稿時間 : 19:46 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年10月13日
 ■ 横縞は

ccdtst1.jpg

横縞は厄介だな。
原因はフラットが完全に合っていないため。
(とはいえ、かなり近い線まで来ているのは確か)

フラットをいろいろいじくりまわしても結果はかえって悪くなるばかり。
総合的にみると、現状のフラットが一番ましである。

今後どうするか?

1.完全なフラットを撮り直す。
  横縞が白く出ていることから、もっと光を当てて、縞のコントラストをあげて撮影。
  この場合、昼のドームスリット法によるフラットで撮り直す。
  夜空で時間をかけて撮り直す。
  やってみる価値は当然ある。

2.現状のフラットで我慢する。
  中心の対象のみをマスクして、背景のみにぼかしやトーンカーブ切捨てで目立たなくする。
  消極的なやり方ではあるが、銀河や惑星状星雲など、日の丸構図で中心に対象がある場合
  に限られるがほとんどそういった対象なので有効な方法ともいえる。

実際に、この横縞はレベルでいうとほんのわずかのレベル(256諧調の数レベル)なのだが、
背景にあるために目立ってしまう。実際に明るい部分(銀河中心部)ではまったくわからない。

なぜ今頃こんな横縞で悩むか、というと、処理の限界ぎりぎりまで処理するようになったから。
過去のやり方は横縞を目立たさないように控え目にやっていたのが現状だった。
特に明るい惑星状星雲などは、対象が明るいために背景との輝度差があって目立たない。

暗めの銀河や、銀河の淡い腕を出そうとすると、この横縞問題にぶち当たる。
ST-8XEも長年使ってきたら新しいカメラを買うのがいいのかもしれない。

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2008年10月12日
 ■ 馬頭(H-Alpha)

batou2008.jpg

IC434 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 H-Alpha(13nm) -15℃ 30mX6

久しぶりに撮影した馬頭星雲
Hαで30分の6枚(3時間)かけてもS/Nが上がらす、淡い散光星雲はつらい。
画像が荒れ荒れで、NeatImageでちょろまかしてもこの程度。
だからあと2晩ほどかけてじっくりやらないとだめかもしれない。

ただし、ST-8XE(ABG)特有の横縞は写っていないので、H-Alphaでブロックされたのだろうか。

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2008年10月11日
 ■ CCDStackの処理

CCDStack での1次処理。

これがCCDStackによる、ダーク・フラット補正、コンポジットしたもの
L_ccdst.jpg

これがステライメージによる、ダーク・フラット補正、コンポジットしたもの
L_stl.jpg

同じ元ネタで処理してみると、やはりCCDStackで処理した方が淡い部分がよく出ている。

ステライメージは、どちらかというと単純に処理する。
ステライメージもシグマクリップはあるのだが、選別途中の過程は見れないし、シンプルであるがゆえにそこそこ使える。

CCDStackはピクセル単位にシグマで選別をかける。
このソフトは機能もすごいが与えるパラメータが多すぎて使いこなすのが難しい。
ただ原理を理解しながら理屈を考えながら処理できるようになると腕が上がったように思える。

それにしても、背景と銀河の腕のきわどいところを出すようにすると、ST-8XE(ABG)の横縞模様に悩まされる。
フラット補正はしっかりかかっているのだが、レベルのコントラストが合わない。
昼のドームスリットを少し開けた昼間のフラットではダメなのか?
夜、曇り空でフラットを撮るべきなのか?
ST-8XEという古いカメラを捨てて新しいカメラを買うべきなのか?

投稿時間 : 22:14 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年10月10日
 ■ これ欲しかったんです

etc1.gif

電気湯沸かしポット、
電気屋さんやホームセンターへ行くと、これがあれば便利だなあと思っていた。
でも携帯用のコンロがあるからお湯はいつでもすぐに沸かせる。
無理して買うほどのものではない。

実際安いアイピース程度の値段なので買ってもたかが知れている。

ところが先日、福引でこれを当てた。
もちろん1等とか2等ではなく、もっと下のランクなのだが、あの電気ポットが当たればいいかなと
思っていたら、願いがかなってしまった。

容量は2.2Lと少なめなのでこれも都合がいい。
早速ドームに持ち込んで、コーヒー1杯だけ沸かして飲んだけど、あると便利だね。

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2008年10月 9日
 ■ 昨日の晴れ間

昨日の夜も快晴。

上限の月があるので、最初は極軸合わせで時間をつぶす。
極軸合わせには、PoleAlignMaxを使うのだが、毎回結果が微妙に異なる。
極軸を追い込んだつもりだが、下手に触らない方が良かったのかもしれない。
極軸を追い込みしだすとあっという間に3時間はかかってしまった。
 
一応快晴なんだが、微妙に空が白い。その分シーイングはよい。
0時から、オリオン座の馬頭星雲に向けて、H-Alphaで撮影開始。
1枚30分で、8枚だと合計4時間。4時過ぎには撮影終了の予定。

撮影開始してから、ドーム内で寝る。
寝心地は悪いが平日で仕事の疲れもあり、すぐに眠る。

午前3時半ごろ、やけにPCがパカパカうるさくて目が覚める。
うす雲に覆われていて空が真白、オリオン座の星座自体はかろうじて確認できるが、
ガイド星を見失ってパカパカうるさかったのだろう。
撮影を中止して帰宅して寝て仕事。
どの程度写っているのかは不明。

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2008年10月 8日
 ■ 寝心地は悪い

ドーム内ではものすごく寝心地が悪い。

座布団2枚を敷いて枕を用意して寝袋に入って寝る。
これが寝心地が悪い。
下にマットレスでも敷けば改善するかな?

寝心地が悪いと眠りが浅いから時間になるとちゃんと目が覚める。
だからこれはこれで都合がいい。


 
 
帰宅して布団の中に入るとこれが最高に気持ちがいい。
自宅ではぐっすり眠れる。

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2008年10月 7日
 ■ MaxImDL V5.01 (2)

自宅PCで、MaxImDL V5.01 をシミュレータ環境で使っているが、なかなか面白い。
便利な使い方もある。
これってV4系統でもできると思うがV4はドームまで行かないと触れないのでよくわからない。

mdlv5_1.gif

撮像画像を右クリックして出てくるポップアップメニューで、
・Crosshairs をチェックすると、十字線が表示される。
 たとえば基準星導入でど真ん中に合わせたい場合には便利だ。
 (おいらはいつも目検討でだいたい真ん中に適当に合わせている)

・一番下の Slew to Pinpoint Center をクリックすると、その対象に自動導入してくれる。

mdlv5_2.gif

これはシミュレータで、導入してくれたところ。
M27の画像があるから、星図画面にもM27のイメージを自動で貼り付けてくれる。
(M27の画像がなければ星雲のイメージは表示されない)

M27はガイド星の関係でわざと中心から外してあるが、その外した状態で導入してくれる。

これがどれだけ便利かというと、同じ対象を2回や3回に分けて撮像する場合に、
カメラの向きは合わせておかないといけないが、同じ構図で合わせる場合に便利だ。
たとえば、撮像途中で雲にやられたとか、夜明けで断念したとかで続きの撮像をする場合、
何も考えなくてもこの構図に合わせてくれる。(赤道儀の導入精度にもよるけど)
 

この画像からの導入というのは、実は画像に保存されているFITSヘッダーの情報を読み取っている。

mdlv5_3.gif

FITSヘッダーには、対象である M27 や、その赤経赤緯の座標(RA,DEC)などが格納されている。
ちなみにこの画像は、H-Alphaで撮像した画像をコンポジット合成した画像なんだが、
きちんとFITSヘッダーには情報が格納されている。
これは7月に撮影したものだが、TELESCOPEやOBSERVERの情報はないが設定していなかっただけ。
(そのためには、あちこちにある設定画面で、なるべく情報を正確に登録しておく必要がある)

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2008年10月 6日
 ■ MaxImDL V5.01

前回、WindowsXP環境で、MaxImDL V5 と FocusMAX の組み合わせでWindowがみつからないとかエラーを出すが、一応動くのではないかと書いた。
実は、このWindowsXPでテストした時の状況として、
MaxImDL V5.00
FocusMAX V3.4.1
の組み合わせで行っていた。

MaxImDL V5用に対応した FocusMAX V3.4.14 で行っていなかったので、
今回は、
WindowsXP
MaxImDL V5.01
FocusMAX V3.4.14
の組み合わせで動作確認をしたところ、きちんと動作した。

aqstar.gif

Solveに失敗はしているが、これはシミュレータ環境でやっているためであり仕方がない。
(撮像画像はこの画面のように固定である)
しかし、Solve以外のエラーを出すこともなく、AcquireStarが完走した。

これがきちんと動いているので、MaxImDL V5に入れ替えてもいいのだが、まだちょっと不安はある。

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2008年10月 5日
 ■ 昨日は不戦敗

昨日の土曜の夜は快晴だった。

だけど、透明度がものすごく悪い。
一応天頂付近のはくちょう座−わし座あたりは天の川も見えてはいる。
しかし、まあなんというか、低空の空がどんよりとかすんでいる。
明日は雨が降るというから天気は下り坂なんだろう。

うす雲はあるが快晴は快晴。
これが極軸合わせだとか光軸チェックとかなら何の問題もない空なんだが、撮影となると二の足を踏む。
お隣グレーテル氏はすぐに見切りをつけて9時過ぎに撤収。

10時過ぎまで様子を見ていたが一向に改善せずにあきらめて撤収。
もう今月の新月期も終わりか。
どうせなら平日は雨が降ってもいいから、金曜土曜だけ快晴になってくれないかな。

 
 
今日は家族サービスで映画「崖の上のポニョ」を見に行ってきた。
夏休みの映画なのだがまだやっている。(上映期間もこれでラスト)
夏休み期間は仕事が忙しくて構ってやれなかったこともあって、遅い夏休みかな。

映画そのものは楽しめる内容だったが、どうもしっくりこないことがある。
たかが金魚か人魚か一匹(一人か)のことでなぜ月がでかくなったり地球滅亡ということになるのか?
おそらく海面を数十m上昇させるために月の潮汐力を利用して月を引っ張り寄せたから?
ファンタジー映画なんだから人魚でも魔法使いでも古生代デボン紀の魚(三葉虫もいたけど)が
いてもいいのだけど、月がでかくるなるのは頂けないな。
月を地球に近づけるには軌道を変更しないといけないし、そもそも膨大なエネルギーが必要だ。
どうもファンダジーの世界と月軌道というのは相容れない。
天文とか理科関係に疎い人なら何も考えずに映画を楽しめるだろう。
下手に天文をかじっていると余計な知識が邪魔をして映画を素直に楽しめないのかな。

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2008年10月 4日
 ■ NGC908

NGC908C.jpg

NGC908 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:10mX30 RGB=5mX18

とりあえず、サクッとLRGB合成してみた。
全体的に青い感じでいいのかな。
時間をかけて撮像したのだからもっと画像処理に時間をかければさらによくなると思うが、、、。

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2008年10月 3日
 ■ 昨日も晴れ

快晴なのはうれしいが、平日だとちとつらい。
またまた昨日も快晴だったので、2日連続。

天候は確実に朝まで晴れると確信していたので、途中のスーパーで冷凍の焼肉パックを買って
撮影の合間にミニ七輪で炭を起こし、お隣グレーテル氏と一緒につつく。
寒い夜は焼肉もいいが鍋もいいなあ。

空の状態は、前日と同じだが、シーイングは改善している。
この時期、狙う対象が手ごろなのがあまりない。
12時過ぎならオリオンも上がってくるしいくらでもあるのだが。

くじら座のNGC1055を狙ってみた。
M77のすぐ近くにあるが、これってガイド星がないのよ。
写野内には上に3つ明るめの星があるが、ガイドチップにはない。
ガイド時間を5秒とかで無理やりガイドしたら星が流れてしまった。
また近くに輝星があってそれのゴーストも入り込んでくる。
なかなか難しい対象ではある。

NGC1055.jpg

輝星があると、スパイダーの十字状の光芒がきりっとしていてピントが合っているのが気持ちいい。フォーカサーで合わせるピント合わせは楽チンでもう手動には戻れない。
 
 
今日は晴れないから安心してゆっくり眠れるのでうれしい。

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2008年10月 2日
 ■ 昨日は快晴

昨日は快晴だった。
ただ、風が強い。シーイング悪そう。

そうはいっても晴れたら機会を逃さずに撮影しておくべき。

夜の10時ごろまでは、気温は17度程度あり、比較的暖かい。
ところが、12時過ぎると気温がどんどん下がり、3時半には10.6度まで下がった。
 
 
何を狙ったかというと、この前、月がある時に狙ったNGC908。
夜の10時頃はまだ低空で、山の上に近い。
最初はR画像で時間稼ぎをしようと、2Xビニングで5分X12枚(=1時間)
次もG画像を5分X12枚で1時間。
ここまできてようやく高度も上がったが、B画像も5分X12枚しないとバランスが悪い。

ここでL画像の前に、気を取り直して、ピントを再確認する。
すると、気温の低下とともにピント位置がIN側に来ているとばかり思っていたが、
予想に反してOut側に寄っている。

ここでピントを固定して1時半からL画像を撮り、寝る。
3時半に目が覚めてL画像を12枚撮ったところで終了。

シーイングが悪くて RMS Wonderが0.4-0.5とぼろぼろ。
星像も肥大していて頑張った割には期待できないかもしれない。

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2008年10月 1日
 ■ NGC7331

ngc7331.jpg

9月に撮影したNGC7331

やあと処理したのはいいんだけど、いまいちキレがないかなあ。
2回か3回に分けて撮っているので撮影時の温度が違うということを後から気がついた。
また処理のやり直しだ。

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