2008年10月 7日
自宅PCで、MaxImDL V5.01 をシミュレータ環境で使っているが、なかなか面白い。
便利な使い方もある。
これってV4系統でもできると思うがV4はドームまで行かないと触れないのでよくわからない。
撮像画像を右クリックして出てくるポップアップメニューで、
・Crosshairs をチェックすると、十字線が表示される。
たとえば基準星導入でど真ん中に合わせたい場合には便利だ。
(おいらはいつも目検討でだいたい真ん中に適当に合わせている)
・一番下の Slew to Pinpoint Center をクリックすると、その対象に自動導入してくれる。
これはシミュレータで、導入してくれたところ。
M27の画像があるから、星図画面にもM27のイメージを自動で貼り付けてくれる。
(M27の画像がなければ星雲のイメージは表示されない)
M27はガイド星の関係でわざと中心から外してあるが、その外した状態で導入してくれる。
これがどれだけ便利かというと、同じ対象を2回や3回に分けて撮像する場合に、
カメラの向きは合わせておかないといけないが、同じ構図で合わせる場合に便利だ。
たとえば、撮像途中で雲にやられたとか、夜明けで断念したとかで続きの撮像をする場合、
何も考えなくてもこの構図に合わせてくれる。(赤道儀の導入精度にもよるけど)
この画像からの導入というのは、実は画像に保存されているFITSヘッダーの情報を読み取っている。
FITSヘッダーには、対象である M27 や、その赤経赤緯の座標(RA,DEC)などが格納されている。
ちなみにこの画像は、H-Alphaで撮像した画像をコンポジット合成した画像なんだが、
きちんとFITSヘッダーには情報が格納されている。
これは7月に撮影したものだが、TELESCOPEやOBSERVERの情報はないが設定していなかっただけ。
(そのためには、あちこちにある設定画面で、なるべく情報を正確に登録しておく必要がある)
投稿者 pikachu7500 : 2008年10月 7日 20:58