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2008年7月31日
 ■ 新月期

もう新月期に入ったようだ。

昨日の夜は久しぶりの快晴なのでドームへ。
やりたいことがいっぱいあって、光軸の再確認(自分のとお隣グレーテル氏の分と)、ACPスクリプトのデバッグ。

平日は仕事もあるから2時前に切り上げたが、まだ月は出ない。
もう新月期に入っているようだ。

ACPスクリプトのデバッグも途中まではいいのだが、Solveに失敗する。
赤道座標の与え方が間違っているようだ。

FocusMAXの便利な機能、AcquireStarの単独実行も試してみたが、
最初失敗したが設定箇所の不備があり、正しい設定でちゃんと動いた。
これは見ていると結構面白い。
指定等級の恒星に赤道儀を振って、フォーカス用恒星をうまく中心に合わせようとする。
そこでオートフォーカスして、元いた場所に戻す。
ところが元いた場所もどんぴしゃりではないので、これもうまく中心に合わせようとする。
ここまでやってComplete。なかなか賢い。

それから、ACPが標準で提供している Autofocus.vbsのテスト実行。
これを実行してみると先程行った AcquireStar をそのまま実行してくれる。
(最初にフィルター何にするかね?と聞いてくるのでこれはLuminance決め打ちに直した)
ところが、挙動がやや違う。
手動でやる場合とACP-Autofocus.vbsとの挙動の違いは、最後に元いた場所に戻すところまでは同じだが、手動でやる場合はうまく中心に合わせる(という設定をしている)のだが、ACP-Autofocus.vbsの場合は、それをせずに元いた場所に振るだけでおしまいになるので、完全に元いた場所には戻らない(赤道儀の精度がそこまで出ていないだけなんだろうけど)。
この点だけが気になった。

しかし、もう新月期に入っているので当分は撮影に専念してACPのテストは月が大きくなるまでお預けするしかないな。

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2008年7月29日
 ■ WindowsVistaで開発環境

acp_vista.jpg

ACPの開発用に、自宅PC(WindowsVista)で開発環境を作った。
ドームでデバッグやってても効率が悪いのと、ネット環境がないので困った時の検索ができない。
当分自宅でACP用のスクリプトを作るために、自宅PCに開発環境を作った。

WindowsVista(64bit)であるが、FocuxMAXも動くしMaxImDLも動く。
ただデバイスはすべてシミュレーションドライバに当てている。
このシミュレーションドライバというのは、こういう場合に非常に役にたつ。

何よりも画面が広い(30' 2560x1600)のでヘルプやら何やらいろんなものを並べても余裕だ。
ドーム内のPCはXGA(1024x768)なので狭すぎる。

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2008年7月28日
 ■ FocusMaxの便利な機能

といってもFocusMax単独ではなく、PinPointというソフトが必須なのだが、
ボタン一発で、近くのオートフォーカス用恒星(等級は指定できる)に移動して
オートフォーカスして、またもとの位置に戻ってくるという素晴らしい機能がある。
これまたお隣のグレーテル氏の情報によるのだが、勉強熱心で頭が下がります。

fm1.JPG
FocusMax起動時に、一瞬、"AcquireStar"というボタンが現れて消えるのだがこれが気にはなっていた。
実はこの"Acquire Star"というのがまさにこの機能である。
"Acquire Star"の機能を有効すると、このボタンが常時表示される。
設定内容はをきちんと設定する必要はある。

fm2.JPG
設定箇所はこの画面になるが、いろいろ設定する箇所は多岐にわたる。

この機能を試してみようと思っているが晴れないね。

FocusMaxのヘルプファイルを読むと、Scripting 欄にいろいろ記述がある。
もちろんACPで制御してこの便利な機能を使うことも可能だ。
というかリモート制御の人たちは当然この機能を使っているはず。
とりあえず単独でうまく機能するかを確認しないと先に進めない。

いやもうアメリカ人ってのは合理的なんだろうけどこんな便利な機能をちゃんと作って
実現させてるってのがすごいね。

(注)FocusMaxはV3.4.1が必須のようです。

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2008年7月27日
 ■ たまにはグルメ

毎年夏になるとなぜか集まるグループがあり、今年も参加。
本当は晴れていた夜なので機材の調整ややりたいこともあるのだが、ここの料理が楽しみで参加した次第。
場所は東尋坊の近くの日本海に面している民宿。

↓まずは、お刺身コース。
080726_1.jpg

続いて若狭牛のステーキ
080726_2.jpg

これはあわびのバター焼き
080726_3.jpg

肉じゃが、いつものこの巨大なじゃがいも丸ごとがたまりません。
080726_4.jpg

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2008年7月26日
 ■ ちょっと回り道

今日も晴れているのでドームへ。

そろそろACPで本格的にテストをしようかと思ってはいるのだが、極軸と光軸という基本的なことを押さえておこうと思っていた。

まずは極軸、PoleAlignMAXで追い込む。

pam1.jpg

前回ある程度やっていたのでさらに追い込む。

pam2.jpg

こうやって追い込んだつもりが追い込みすぎて却って極軸をずらしてしまったようだ。
PoleAlignMAXは赤道儀が100%正しい精度で動くということを前提にしている。
NJPは優秀な赤道儀だと思うが、移動用であり、据え付け型の大型赤道儀に比べてれば精度は悪い。いろいろやってみたがAO-8ガイドの精度は前回のがよかった。無駄な時間を過ごした。
とはいっても、東西方向はほんの少ししか動かしておらずほぼ前回と同じ。上下方向がそこそこ上へ向けたので、次回はその分下げておけば極軸に関してはそれでいいだろう。


そして光軸、結論からいえば光軸は合っていて調整は不要だったのだが、いじってしまった。
センタリングスコープで副鏡の位置調整を行い、主鏡も調整が必要か?と思い少しいじったが
かえって星像がおかしくなったのであわてて元に戻した。どの程度動かしたかは覚えているので元に戻しただけ。
時期的には夏の天の川は何中を過ぎているので、星がたくさんあるであろう場所として
ペルセウスのhχに向けてCCDInspectorを起動。

ccdisp1.jpg
光軸は合っているし、CCDの撮影画像でもきっちり星像がまん丸なのでこれはこれでOKだろう。

結果的には無駄な時間を過ごしたが、これで次回からはACPのテストに入れる。

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2008年7月24日
 ■ ブログ記事を

今日も懲りずに書いている。

何のためにブログをやっているかというと、他人に読んでもらいたいという気持ちも少しはあるが
どちらかというと自分の日記代わりみたいなものをだらだらと書いているだけ。

天文やっているので天文に関することを主に書いている。
撮影した画像であるとか、機材を購入したとか、遠征したとか、機材をいじったとか、そういうことを中心に書いている。

通常であれば定期的に何か書いているだろうけれど、更新がない時は仕事に追われているか
何らかの事情で身動きがとれずにいるか、天文のネタがないか、やる気をなくしているか(笑、不定期にこの病気になります)のどれかだろう。

掲示板とは違い、ブログの主が主体となって行う作業であるから、更新をさぼっていると訪問客も少なくなるが、反面、面白いネタを毎日欠かさず書き続けると人気のブログにもなる。
当ブログはアクセス数でいうと1日あたり数十から百程度なのだが、検索エンジンなどのロボットアクセスがあるために正確にはよくわからない。
だから人気があるのかないのかよくわからないが、人気目的でやっているわけではないし、自分のやりたいようにやっている。

機材の設定であるとか、重要なことは忘れないようにメモ代わりに書いていることもあって、これらの情報は、同じ機材や同じような環境の人であれば多少は役に立つこともあるかもしれない。

今だから正直に白状するが、ブログをやりだしたきっかけというのは、2004年秋のMiniCANPへ参加した時に、よしざわさんから、
「まだ公開してないけど、ブログをやり始めたんだ、こんな感じ、、、」
と見せてもらったことがきっかけになる。(よしざわさん、元気かなあ?)

そのころ、自宅サーバーを立てて、立てたのはいいが、何の目的もなく、自宅サーバーを立てることが目的でやったために、自宅サーバーの使い道がなくて困っていたところ、ブログにも使えるじゃん、ということでやっと自宅サーバーの目的を見つけた。動機が不純といえば不純ではある。

投稿時間 : 19:14 個別ページ表示 | コメント (7)

2008年7月23日
 ■ 今日は観望会

約1か月前、CANP2008会場として利用させて頂いた鯖江青年の家で
今日は小学生相手に観望会。

今日は夕方からは雨の予報だが、雨は降らなくても曇りの空。
しかし、晴れ間もあって、木星は望遠鏡で覗くことができて一応面目は立った。

終了時に天体写真を1人1枚づつ配るのだが、今日は珍しくM57/M27から無くなった。
いつもは月・惑星系から無くなっていく傾向にある。
太陽が寿命を迎えるとあんな感じになるのだという説明をしたために興味をもってくれたようだ。

投稿時間 : 21:43 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年7月22日
 ■ リモート制御と自動運転

リモート制御と自動運転はちょっと違う。

・リモート制御
ネットワーク回線を通じて遠隔地の機器を操作する。
ネットワークを通してドーム内のPC(の電源をいれてから)を操作して
天体の導入、ピント合わせ、撮像を行う。

これはこれで、昨日の結果を踏まえて何とかできそうな感じはしている。
今現在は、インターネット回線がないので現状では無理なのだが、回線を引けば何とかなりそう。

・自動運転
これは人間が操作するのではなく、完全に機械任せで本当に自動で撮影を行う。
埼玉のKさんが実際にやっておられるがかなりのノウハウを必要とする。


自分がやりたいのはどちらかというと当初はリモート制御のほうだった。
ドームまでは車で20・30分程度で行ける距離なので行こうと思えば近いのだが、
自宅で酒でも飲みながら遠隔操作で撮影できれば楽だろうと単純に思っていた。
ネットワーク回線と多少の機器を用意すればかなり現実的に実用できそうだ。
ところが、自動運転もノウハウはいるがACPや他のすぐれたソフトを使えば
やってやれないことはないのではないかと欲が出てくる。


だけど、しばらくは、ドームに出向いて現地の空を見ながらの活動はしていくつもり。
すぐそばに赤道儀や鏡筒がないと気分が出ない。
でも、機材いじりや自分の思い通りに機材を操ることもやっていて面白い。
ドーム制御とか別の面白さにはまりかけている。

投稿時間 : 19:58 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年7月21日
 ■ さらに前進

今日もドームへ、昨日のテストの続き。
1つは、極軸の精度の確認、もうひとつはリモート制御のための動作確認。

・極軸の精度の確認であるが、結構いい感じ。
AO-8ガイドを1時間ほどやっていたが、
最初は50%,50%でスタートする。
15分後、55%,55%程度
30分後、60%,60%程度
45分後、72%,70%程度
55分後、75%,75%程度でようやくセルフガイド発動
完璧ではないが今まででは最高の精度が出ていると思う。
とはいえ、ほんの少しのずれはあるわけだから、もう少し極軸を追い込んでみてもいいだろう。

・リモート制御のための動作確認
これの目的は、ACPで自動化を目論んではいるが、その基本原理と実際の動作を身をもって体験しておきたい。でないと何のために操作をするのか、トラブル時の対応がうまくできるか、現在の機材で本当に可能なのか?といったことが検証できない。

前提条件として、昨日の最後は、アルタイルに同期した状態でParkし、電源(CCD&NJP)を切った。

本日は、電源(CCD&NJP)をいれて、MaxImDLよりTelescopeをConnectし、Parkを解除。
ここからスタートさせた。

まず、ベガに向けてGoToし、一応は動くが、CCDにはとらえていない。
ファインダー内にはいるが、ちょっと離れていてこれではCCDには載らないのが明らかにわかる。

そこでPinPointLEですよ。↓
MaxImDLに標準機能として搭載されているけれども、この機能を実際に使っている人は日本ではごくわずかだと思う。
pp1.jpg

このPinPointLEで実際に向いている方向の天体を星図カタログとにらめっこして実際の座標を取得してくれる。それでSyncすると、SolvedPositionがでてきてSyncして実際に同期がとれる。

ここで、再びベガにGoToして、CCD上にベガが載ってくる。↓
pp2.jpg

だけど、CCDのど真ん中ではない。
ここでさらに、PinPointLEをやると、CCDからベガが逃げるので、連続してやっても効果はない。
PC上にあるハンドコントローラーで、ベガをCCDの中心に持ってきてSync。
これは、赤道儀の精度が出ていないからだろうと思うが、大型赤道儀では大丈夫なんだろうか。

次にM57へGoToさせる。↓
pp3.jpg

CCDには載っているがど真ん中ではない。
この状態ではガイド星がガイドチップに載らない。
PC上のハンドコントローラーでちまちまと動かしてガイドチップには載せたが、これは自動化できるものなのか?

ここまで、確認のためにファインダーを覗きはしたが一切赤道儀や鏡筒には触れていない。
PC1台だけの操作でここまでやれたのだから、ある意味、すごいと言えばすごいことなのだろう。

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 ■ 夏と極軸

summer2008.jpg

夏休み(子供だけは)になったと同時に梅雨明けしたようで、青空がまぶしい。

夜は月が大きいが、お隣さんと極軸の追い込みを行う(というか教えてもらう)。
PoleAlignMaxというフリーソフトを使う。

pol3.jpg

最初は8分−9分程度のずれがあったが、徐々に追い込んで↑は3分程度まで追い込んだところ。

pol4.jpg

この画像ではわかりにくいが↑このように赤道儀の東西/上下を動かしながら真ん中の星を
矢印方向に真ん中に見ながらあわせる。

今までいくつか極軸合わせのソフトを試してきたが、これはなかなか画期的なものだ。
原理的には、天頂付近の星を導入・同期させ、そこから5度(これは自分で指定、10度でも)づつ赤道儀を動かして3度(最初、2回目、3回目)撮像する。それと星図カタログ(GSC1.1とか)とを比較して極軸のずれを測定する。もちろん、赤道儀が正確に動くということを前提にしてはいるがCCDユーザーによる、CCDユーザーのための極軸合わせソフトだ。

これにより、極軸のずれを1分以内に追い込み、ある程度動かしても対象をほぼど真ん中に導入できるようになったと思う。

しかし、ここまでもってくるのが大変だった。
各種設定がきちんとされていないとまともに動かない。

ASCOMのドライバで、TelescopeAPI/POTHは必須である。
TheSKY, MaxImDL, PoleAlignMax の3つが同時に赤道儀とつながることになるからだ。

最初は、導入後に赤道儀が停止すること、PoleAlignMaxが"SOLVE"(星図カタログマッチング)に失敗ばかりして悩んでいた。原因はPOTHの画面でチェックするところが3か所あって、そこにチェックが入っていなかったことによる。

PoleAlignMaxはログ画面も同時に表示されて何をしているかがずらずらっと出てくる。
SOLVE失敗のときは、星の赤道座標がRaもDecも00:00:00を出しているのでおかしいとは思っていた。POTHのドライバが座標を出していないからだとわかって設定箇所を調べていたら原因がわかったのだが、英語をよく読んで細かい設定の意味を全部調べ上げることと動作原理をよく理解していかないと使いこなすのも大変だ。だけど、こんなソフトを考えて作ってしまうアメリカ人というのもなかなか偉大な人種だと思うようになってきた。合理的で大雑把なんだけど考え方の発想が日本人とは違うのだろう。

投稿時間 : 05:44 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年7月18日
 ■ 海外ソフト

最近忙しいのでブログ更新さぼってます。

天文用のソフトは海外製のソフトで実用的なものが多い。
もちろん国産ソフトでもステライメージのように立派な純国産ソフトもあるが、
PhotoShopやTheSKYのように日本語用にローカライズされているものは有名だが
ローカライズされていない優秀な海外ソフトがかなりある。

英語だけのソフトだと英語を読まないといけないので敷居は高くなるが、それでも
こんなことができるのか!といった痒いところに手が届く使い方も結構あるものだ。

たとえば、これはグレーテル氏に教えてもらったのだが
・ASCOMのTemmaドライバで赤道儀をParkできること
・ASCOMのTemmaドライバで赤道儀コントロールをMaxImDLとTheSKYで同時に連動して
 使うことが可能であること(POTHを使う)
これは教えてもらって、こんな便利な使い方があるのかと関心したほどだ。
(英語に堪能な人がうらやましいです)


CCDWareの製品だと
・CCDInspector 光軸の確認、追い込みに使える
・CCDStack CCD画像の高度なコンポジット合成ができる
・CCDAutoPilot CCDカメラやドーム制御ができる
実際に購入しなくても30日は機能無制限で試用ができる。


DC3-Dreams の製品で ACPという天文総合制御を可能にしてくれるソフトがある。

acp.jpg
これはACP。左上にへんなじいさんがあらわれて音声でいろいろガイドしてくれる。

この製品は60日というお試し期間は無料で使えるが、お試しせずにメーテルさんに頼んで共同購入した。
(メーテルさんには、わざわざ専用掲示板まで用意して頂いて恐縮の限りです)

このソフトは、ドーム制御、赤道儀制御、CCDカメラ制御、ローテーターやフォーカサー制御などを統合して何でも思い通りに操ってくれる制御ソフトでリモート天文台を運用している人はこのソフトで制御しているという話だ。
ただし、ドーム制御はドームにある程度の仕掛け(電動モーターやエンコーダーなど)があることが前提ではある。

もちろん、何をどう制御するかは自分で作らないといけないが、基本的なパターンは用意されているようなので、最低限の基本動作から少しづつマスターしていきたいが、仕事が忙しくいなるとじっくり構ってられないのがつらいところだ。

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2008年7月14日
 ■ ナローのM27

この前の土曜日、一人焼肉していたころ、M27をH-alphaで狙っていた。
Fが暗い鏡筒だからナローは当分やめとこうと思っていたが、月もあるし、今月はもうチャンスはないかもしれないと思ったら無理やりナローで撮影することしか思い浮かばなかった。

10分1枚じゃ全然ダメなんで、思いっきり露光しようと1枚30分とした。
いくらコンポジット前提とはいえ、最低8枚は欲しい。
というわけで30分x8枚=4時間露光にチャレンジしてみた。
(その間の暇つぶしも兼ねて一人焼肉というわけ)

PM9:00からスタートしてAM1:00過ぎに終了の予定だったが快晴は長続きせず、AM0:00過ぎからうす雲が流れ始める。
結局、7枚目の終盤あたりで露光不足のパカパカエラー音が頻発するが何とか頑張って7枚はGET。

ここからドームを閉じて30分のダーク画像を撮影開始してから帰宅。
翌朝、目覚めてから再びドームに向かい、ダーク画像を回収。

M27Ha.jpg

M27 FRC-300(F7.8) ST-8XE+AO-8 Shuler-Halpha(10nm) 30m X 7枚

時間さえかければこの程度は撮れるということはわかった。
ナローはやってみると苦労もするがうまく撮れると面白いね。

こうなると、OIIIフィルターも欲張りしたくなるがフィルターが入る余地がない。
CFW-8Aはフィルターが5枚しか収納できないから、思い切ってGを外して入れてみるか?
銀河ならLRLB法で逃げれるかもしれないし、、、。

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2008年7月13日
 ■ ちょっと前進

前回書いた、モーター暴走の件、これは何とかなりそうな感じかな。

昨日の夜、天気が良くてドームへ行き、いろいろ実験してみた。
1.RJ45のモジュラー接続をやめてD-Sub9pin接続に変更したが、現象は同じでダメ。
2.別電源方式をあきらめて、同一電源にする。これだと問題はないがカメラも赤道儀も電源を入れっぱなしになる。
  そこで、赤道儀がParkして完全に停止した後で、両方とも電源を切ってしまう。
  これでは再開時にどうなるのか?、そこからSyncせずにGoToができるか?

結果、2.の方式はいけそうな感じだが、若干問題もある。

赤道儀がParkして完全に停止した後で赤道儀もカメラも両方まとめて電源を切る。
しばらく放置する。
その後、赤道儀もカメラも両方まとめて電源を入れると、赤道儀は恒星時追尾を開始した。
そこからPCを起動し、MaxImDLでConnectしGoToで導入か可能だった。

一つ問題があるとすれば、電源ON後、MaxImDLで赤道儀とのConnectの時間を極力短くしないとズレが大きくなる。だから、先にPCを起動し、MaxImDLも起動しておく。赤道儀&カメラの電源ON後すぐにMaxImDLからConnectすればよいことがわかった。

かなりトリッキーなやり方だがやってやれないことではないし、そういう形での運用だと思えばよい。

これで一歩前進したわけであるが、また一つ課題が現れた。
極軸の追い込みをきっちりやっておかないと導入の精度が出ない。

撮影終了時点で鏡筒はだいたい子午線付近を向いていて、ウエイト軸は水平に近い。
そこから鏡筒を東の水平向きにParkさせ、その状態から再開させてGoTOさせると基準星がCCDのチップに載らない場合がある。載らなくても近いのは近いのだが。

これを解決するには、
1.極軸の厳密な追い込み
2.PinPointとかのソフトでマッチングさせる。

極軸の追い込みは当然としても、ソフトで星図と照合してずれを補正させることはどうしても必要になってくる。KさんもPinPointを使っているということだし、やはりこのソフトは必要なのか。


おまけ、
昨日の夜は晴れていたしグレーテル氏も来るのかと思ったが来なかった。
昨日の夜は、ミニ七輪で焼肉をしていたの(当然ドーム内ではない)だが夏の夜は野外で焼肉に限る。道具(机、椅子、ミニ七輪、炭とか)は事前に持っていってあるので、食材のみ持っていけばよい。ただ本格的な道具ではなく、小さいので一度に肉は2切れしか焼けない。あと、白色光の明るいライトを当てないと肉が焼けているのかどうかの判断ができない。

昨日は一人でちまちまと肉を焼いて食っていたが、地元の野良猫が一匹匂いにつられてやってきた。だが野良猫よ、おいらはYASUさんとは違って野良猫には厳しいのだ。残念だが構ってやれずに追い返した。

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2008年7月12日
 ■ ちょっと課題が

NJP-Temma2でもPark機能をうまく使えばリモート制御もできると思って喜んでいたがいろいろ問題を抱えている。

その1:電源
Park中も電源は入れておかないと情報が保持できないだろうから、常時電源を取ることにした。
AC100Vから12Vを取るとするとACアダプターがあればいいだろうと思ってロボフォーカスについてきたACアダプターを付けたらアンペア不足でモーターが高速で回らない。
ロボ用の電源は容量が足りないのだろう。
まあ電源自体は100V-->12Vのスイッチング電源は探せば2-3K円くらいでいくらでも探せるので
これ自体はたいした問題ではない。

その2:モーター暴走
これは昔からそうなんだけど、赤道儀の電源ON状態で、SBIG-STカメラの電源を入れずに
ガイドケーブルをCFW-8AのRJ45コネクタに繋ぐと赤道儀のモーターが勝手に回る。
赤道儀の電源は入れておくが、STカメラの電源は切りたい、ということが今の状態ではできない。
赤道儀とSTカメラの電源を同時に入れっぱなしなら問題はないがSTカメラはファンが唸ったままで長時間ほおっておくのも気分が良くない。
CFW-8AのRJ45コネクタを使わずにD-Sub9pinの分岐ケーブルでつなげば問題はないのか?
これは次回やってみようと思う。

なかなかすんなりと思うようにはいかないねー。

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2008年7月 9日
 ■ TemmaのPark機能(2)

本日ドームに行って実機テストを行ってきた。

夕方で曇りなので星は全く見えないが、とりあえず、アークトゥルスに向ける。
目盛環で北緯20度付近(実際は19度)、
南中1時間前なので、ウエイト軸を水平にしてから目盛環で1時間戻す。
これでほぼアークトゥルス付近に向いたはず。

MaxImDLを起動し、TelescopeContorolよりアークトゥルスに同期
ここまでは問題ない。

ここからParkさせる。指定位置でのParkで鏡筒は東向きの水平とする。
これがきちんと動作した。鏡筒の向きも問題ない。
エルデ光器のドーム制御機も反応して鏡筒の向きにスリットが連動して動く。

完全にParkするのに2・3分かかるがこれは仕方がないだろう。
モーターは完全に停止している。

ここからPCをシャットダウンし、時間をおいてから再起動。
MaxImDLを起動し、Connectすると、Park解除の画面が一瞬表示されてモーターが
恒星時追尾を開始した。(前回、Park解除後は動かないと書いたが間違いのようだ)
EM10Temma2は音が静かでわからなかったがNJP-Temma2はやかましいのですぐわかる。

次に、Sync(同期)せずにM13を指定しGoTo、これも問題ない。
目盛環や鏡筒の向きから判断して間違いなくM13の方向を向いている。

(おまけ)
MaxImDLでPark後、TheSKYでPark解除できるかやってみた。
結論としてだめだった。
TheSKY日本語版はASCOMではなく独自手順で通信するのでそもそも無理がある。
TheSKY英語版はASCOMのようなので英語版なら可能だと思う。

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2008年7月 8日
 ■ 天ガ8月号

やっと本屋さんで買ってきた。
(定期購読している星ナビは5日に到着)

最優秀の電波銀河、中心部の解像感は素晴らしいと思う。
この鏡筒は、お隣グレーテル氏の鏡筒と同じFFR312。
よく見ると、周辺部(特に左端)にコマ収差が出ている。
これはこれで光軸をきっちり合わせてはあると思うが、光軸の中心が中央やや右寄り?なのか
スアリングのせい?かどうかがよくわからない。

昨年に持ち込んだようなので、FFR312の1号機なんだろう。
グレーテル氏のは2号機になるのだろうか、とにかく鏡が入手できないようなので幻の鏡筒ともいえる。

それにしてもオーストラリアの観測所か、いいなあ。
気軽には行けないのが問題だな。

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2008年7月 7日
 ■ TemmaのPark機能

ASCOM の タカハシ-テンマ用ドライバに Park 機能がついたということはメーテルさんとこの掲示板で知ってはいたが、検証せぬままずるずると過ごしてきた。

最近グレーテル氏から、これは結構使えるよという情報が入り、それではということで自分でも検証してみた。

必須条件
1.いうまでもないがASCOMプラットホームV5.0以降(現在はV5.0a)
2.ASCOM用タカハシドライバ (現在は5.0.22)
3.ASCOM準拠ソフトウエア(例:MaxImDL等)


MaxImDLのTelescopeControlからTemma by Takahashiを指定しConnectする
tm1.jpg

Connectする前に、SETUP画面でCOMポート、鏡筒の向き等を設定しておく。
tm2.jpg

あとは、基準星となる恒星やM天体,NGC天体を指定して、Sync(同期)やGoTo(導入)ができる。
tm4.jpg

Park機能は、Connectした時に現れる TemmaHandboxで指定する。
tm3.jpg

ParkControlの中に、Park情報を指定する。
・Park at Current Position(現在の状態でパーク)
・Slew to Alt-Az Before Park と Park時の水平垂直座標 (指定位置でパーク)
と選べるが、指定位置でパークの機能がありがたい。
たとえば、発光パネルの向きでパ−クさせてフラット画像の撮影とかもできる。

一応、設定として、東向き(90°)水平(0°) でパークさせたらちゃんと指定どおりに動いたのには感動した。当然パークだから恒星時追尾はなくてじっとしている。

Unpark on Reconnect にチェックを付けておけば、次回接続時にパークを解除してくれる。
(パークの解除だけで鏡筒の向きは変わらない、向きを変えるにはどこかにGotoさせる必要がある)

これで、撮影終了後、パークさせて終了(ただし赤道儀の電源は切ってはいけない)。
後日、PC起動してMaxImDLからConnectさせると、いきなりGotoが可能になるわけだ。

つまり、NJP-Temma2を使っている限りリモート天文台は不可能とあきらめていたわけだが、
NJPのままでもリモート天文台は可能になる。
完全リモート制御にはハードルはまだまだ高いが、一歩どころか二歩三歩と前進した。

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2008年7月 5日
 ■ 冠山峠

梅雨が明けたわけではないようだが、天気は一気に夏になってしまった感じがする。

ちょいとドライブ(ガソリンの無駄遣い)がてら、冠山峠まで行ってきた。
前回は2006年10月に遠征した時なので、おそらく2年ぶりになる。

kan1.jpg
これが冠山峠
大きな石碑がある。
福井県と岐阜県の県境となっていて、福井県側は池田町なのだが、
岐阜県側は自治体合併でころころ変わっている。徳山村→藤橋村→揖斐川町

kan2.jpg
これが峠からみた冠山、山頂まで徒歩で約40分程度。

kan3.jpg
山の絶壁を細い道がくねくねと続く。
車がかろうじて通れる幅しかない。
崖から転落したら間違いなくあの世行きだろう。
わき見運転をしてはいけないが景色がいいので見とれていると大変なことになる。

kan4.jpg
峠から福井県側の様子。
透明度が悪くてかすんで見える。

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2008年7月 4日
 ■ 晴れてはいるが

7月の新月期、絶好の週末だ。

今日は晴れてはいるが、やる気のない空である。
昨日は大雨が降って今日は透明度も高く、、、と期待したがまるでダメ。
ものすごく透明度が悪くて近くの山がかすんで見える。
黄砂なのか?昨日の雨で水蒸気が多すぎるのか?

せっかく晴れていてもこの空じゃあピントのテストとか極軸の追い込みとかで
まともに撮影できる状況ではない。

ドームに行くか?
それともふてくされて酒でも飲むか?

結局、ドームへ行ったが、辛うじてベガがやっと見える空、
あほらしくなってすぐに帰ってきた、、、orz

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2008年7月 2日
 ■ メインPC復旧

p5qpro.jpg

結局、マザーボードを新しいのを購入して入れ替えして家庭用メインPCは復旧した。
GIGA-BYTE製マザーは嫌いではないのだが、何となくASUS製のマザーにしてしまった。
ASUS製マザーは、メーカーとしては信頼しているのだが、AMI-BIOSを積んでいるのが気に入らない。
GIGA-BYTE製マザーはAWARD-BIOSなのが気に入っている。だけどBIOSエラーを出されるのでは困る。

BIOSなんてどこでもいいじゃないか、そのうちEFIになっちまうんだから、ということもわかっているのだが、AWARD-BIOSが好きなのよ。
なんてったって改造が楽。

理由あって、BIOSは改造して使っている。
このマザーのように比較的新しいマザーのBIOSは頻繁にUPDATEされる。
その度に改造しまくるのだが、これが楽かどうかということが大きいポイントなのだ。
購入時のVersionは0506だったが、最新は0703になっている。早速0703のBIOSにUPDATEした。

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2008年7月 1日
 ■ BIOSが飛んだ

家庭用のメインPCのBIOSが飛んだ。

いきなり画面が変わって、BIOS CHECKSUM ERROR とかなんとか
Enterキーを叩いたらそれっきりだんまりでウンともスンとも言わない。
今までこういったことは数回あったのだが、いつも自力でBIOS復旧作業でなんとかなっていたが
今回はどうしてもダメだ。もともと不安定といえばそうかもしれない。

困ったなあ、どうするかねー。

GIGA-BYTE製のGA-965DS4なんとかという2・3年前のマザーだから修理せずに
新しいマザーボードに入れ替えるかな。

家庭用PCは2台あるので、こういう場合のために何もできなくなるわけではないが
(こうやってブログをかくこともできるし)
メインPCでやっていることができなくなるのは痛い。
メインPCのHDDはたぶん生きているはず(生きていてくれないと困るのだが)なので
マザー交換で凌ぐしかないか。

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