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2008年9月30日
 ■ 9月は皆勤賞

何だかんだで9月も今日で終わり。
9月のブログは珍しく毎日記事を書いたことになる。
中にはしょうもないことを書いたときもあったが(今日もしょうもないことですけど)
なかなか皆勤賞とはいかない場合が多い。

天文ネタのブログなので、記事にする内容は
1.撮影機材や関連ソフトのこと
2.撮影した状況のこと
3.撮影した作品のこと
4.その他
というわけなので、ある程度撮影していないとネタにならない。
今月はあまり晴れなかったがそれでも2・3回は撮影している。

とにかく、晴れて撮影できないとブログのネタにもならない。
ネタが尽きたらお隣のグレーテル氏から画像の提供をしてもらおうかな。

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2008年9月29日
 ■ Ascom POTH

Ascomってのは知れば知るほど有難みが実感できる。
たとえば、Ascom対応ソフトで、ナイトビジョンのチェックをしたとする。
そうすると動作しているAscom対応ソフト全部がナイトビジョンモード(真っ赤っか)になってくれる。

POTHについて、
Plain Old Telescope Handsetの略称ではあるが、架台を制御するハブとして動作してくれる。

POTHを使うと、TheSKYでリンクさせた画面に、FocusMAXでAcquireStarを実行すると
TheSKY上には鏡筒の向いている●印が連動して動いてくれる。
あるソフトで天体と同期をとると、他のソフトの座標も同期してくれる。

おいらの環境としては、こんな感じ
                            ______
NJP Temma2 ---RS232C----COM1---| POTH |
                            ''''''''|''''''''
             ----------------------+------------------------
             |           |            |           |
         MaxImdl       TheSKY     FocusMAX       ACP

架台の制御を各種ソフトでやるのだが、デバイスはCOM1の1つしかない。
この1つのデバイスを共同で使えるようにしてくれるのがPOTHで、これがなかったら
たとえばTheSKYでCOM1を使ったらCOM1はTheSKYが占有して使うことになり、
他のソフトは使えない。

もっとも、COM1が1つしかないのなら、COMポートを仮想的に分配してくれるソフトもある。
http://com0com.sourceforge.net/
http://hp.vector.co.jp/authors/VA038157/VCOMDD/vcomdd.htm

こちらのパターンだとこんな感じか
NJP Temma2 ---RS232C----COM1
                     |
            +-----------+---+----------------+-------------+
         ___|____      ___|___        ___|___     ___|___
         | COM2 |      | COM3 |      | COM4 |    | COM5 |
         '''''''''|''''''''      '''''''|''''''''''       '''''|''''''''''''     ''''''|'''''''''''
            |           |            |           |
         MaxImdl       TheSKY     FocusMAX       ACP

まあやることはどちらも同じようなものかもしれないが、Ascom POTHがスマートだな。
それに設定する内容も、Ascom POTHなら架台はPOTHの指定のみでよい。
POTHの設定で、たとえばタカハシテンマでCOM1を指定するだけでよい。

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2008年9月28日
 ■ ついてないなあ

昨日は、一時的な晴れにつられて出撃したけれども曇られて不発。
これはまあ仕方がない。

しかし、突然PC(家庭用2台目)が壊れるのはたまらない。
電源入れてもうんともすんとも言わなくなったので、マザーかCPUがやられたのだろうと思って
とりあえず、マザーを新しく買ってきた。

マザー交換しても、症状が変わらないので、もしかしたらCPUか?
もうCPUしか怪しいところはないので、またCPUだけを買いに行く。

新しいマザーと新しいCPUは当然ながらちゃんと動作した。
古いマザーと古いCPUとどっちが悪いのか検証してみたところ、どちらとも壊れていたようだ。

mbcpu.jpg

気を取り直して、もう一度PCを組み上げて、ちゃんとOSが動くかどうか?の確認を行う。
これが時間がかかる。
マザーは(旧)Intel965pチップセット → (新)Intel P45チップセット
CPUは(旧)Core2Duo E6420 → (新)Core2Duo E8400

HDDは4台あって、ブート時に起動HDDを切り替えるのだが
HDD0 某BSD系OS これが信じられないことに一発で動作した。
     やはりUNIX系は安定度が違う。
HDD1 WindowsXP Pro これが動かない、上書き再インストールが途中でこける。
     これは何とかしないと困るなあ。
HDD2 WindowsVista64 これが動くには動いたが動きがあやしい。
     ドライバ関連を全部インストールし直しして、何とかまともに動くようにはなったが、
     MediaCenterが”デジタルデバイスがどうのこうの”とエラーを出して動かない。
     いろいろ調べたら、CPUが変わったためにDRM情報が合わなくてエラーを出している。
     (MSめ、余計なことしやがって)
     C:\Users\All Users\Microsoft\Windows\DRM の中身を全部削除して動いたがが、
     これはシステム属性や隠し属性がついていてまともには表示されないから性質が悪い。
HDD3 データ用でOSはない。

今日はこんなことに振り回されて何もできなかった。
貴重な日曜日がつまらないことでつぶれてしまう。

最近ついてないから、おとなしくしよう。

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2008年9月27日
 ■ 今日は晴れないはずなのに

と思ってのほほんとテレビでも見ていたが、外に出てみると快晴だ。
また曇ってくるかもしれないが、この夜空では出撃するしかないだろう。

ダメもとで行ってきます。

 
 
ダメでした。
どうも一時的に晴れただけみたい。
骨折り損のくたびれ儲け。
不発で帰宅する時っていつも空しいね。

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2008年9月26日
 ■ PoleAlignMax の設定

これも忘れないように設定内容を保存しておく。
これは一度合わせると、なかなか動かすことがないから特に重要だ。

pam1.gif
これは起動直後の画面で、重要な設定箇所がある。
・Telescopeボタン、POTHを指定(POTH-->Ascom Temma)
・Measure Slew East or Slew West --> 東天か西天か、圧倒的に東天の場合がほとんど。
・Telescope RA Slew --> 赤経方向に何度振るか、最初は5度程度、徐々に大きくして精度を高める。
・Exposure --> 露光時間、ある程度時間をかけないとSolveに必要な恒星が写らない。

pam2.gif
Plate Solveタブの設定内容
・Plate Solve --> PinPointを使う。
・Object Detection --> デフォルトでいいと思う。
・Reference Catalog --> GSC1.1のカタログで、インストールパスの設定
 Use 5x5 Spiral Search もチェックし、同心円上に位置を探索する。
・Plate Parameters --> 下のボタンを押してCCDのピクセルサイズからのFOVを求める。
 ピクセルサイズ9μで、2xビニングだと、1.579となる。
・Solve Parameters(Advanced) --> 特に必要はない。

pam3.gif
Setupタブの内容
・Imaging SW --> MaxImDLを使う。撮像後の遅延時間はデフォルトの3秒でいいだろう。
・Site --> 観測地の緯度・経度だが、Use Telescopeをチェックしとけば、Ascom Temmaから情報を参照するので手間いらずだ。
・Centering --> デフォルトでいいと思う。Cross Hair というのは、最初の恒星から赤経に振って、また元に戻ってきて十字線の中心に合わせる操作があるが、その時の十字線を表示するか、その十字線の幅をどうするかの設定である。この場合の露光時間、遅延時間もデフォルトでいいと思う。
・Delay after slew(sec) --> 赤道儀を動かした後の遅延時間(秒)
・Message Display(sec) --> メッセージ表示の時間(秒)

 
 
FocusMax と似たような設定(例:GSCカタログとか、CCDのスケールサイズとか)は共通でもあり、微妙に異なる部分もある。
各ソフトに応じて適切に設定しておかないといけない。

投稿時間 : 22:30 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年9月25日
 ■ FocusMaxの設定

FocusMaxの設定内容を保存しておく。
突然PCが壊れてもインストールはできるが細かい設定までは覚えていないだろうから。

fm1.gif
これは起動時の画面、特に設定する項目はない。


fm2.gif
これはSetupタブ、初期値のままでもよいと思う。
ただ、Moveの設定で、In(Out-->In)、Out(In-->Out)どちらでもよいが、
個人的にはOutが好きだな。


fm3.gif
Featuresタブ、
・AcquireStarはEnable(ただし、PinPoint FullVerが必要)、これの設定画面は別にある。
・CCD CentralRegion はEnabledでなくてもよいが、
 Focus用恒星を真ん中にいれてやっているのでこの設定
・Focus Routineはチェックしておいた方がいいだろう。
 失敗した場合、5秒待って3回リトライする。
・Focus Convergenceは光学系のゆがみを考慮しなくてもいいからチェックなし
・Dim Star Detection
 Focus星が暗い場合に露光時間を延ばしてくれる設定なのだが、Enabledにしていても
 実際には失敗して役に立たない。Focus星は4等から6等代のFocus星を選ばないとダメだわ。

fm4.gif
AcquireStarのAcquireStarタブ
・Rtn slew はチェック、(これで元いた場所に戻してくれる)
・Zenith ようわからん
・Meridian cross はチェックしない(子午線はまたがない)
・Center Star は PinPoint (PinPointに任せる)
・Settle time はデフォルトでいいだろう(何かの待ち時間)
・Min Alt 最低高度(この設定の場合は高度60度以上、少し下げてもいいかな)
・Min slew 今いる場所から最低どれだけ動かすか、0度でもいいけど
・Target Star Selection Focus星の等級の範囲を設定する、
 あまり暗いのはいやだから4等〜6等代とした。

・FinalPointing 何となくわかるが、ちょっと意味不明
・Sync 赤道儀と同期を取る
・SpiralSerch 同心円上にFocus星を探す
・Exp sec 撮像時間、10秒でいいだろう


fm5.gif
AcquireStarのPinPointタブ
・Star Detection Focus星を検出する際のパラメータ、デフォルトでいいだろう
・Plate Parameters これはCCDカメラの仕様によって異なる
 ビニング数は2、X&Y Scaleは、CCDのピクセルサイズ(9μ)から計算された値
 (横のボタンで計算してくれる)
・Catalog 星図カタログを指定する。
 Ascom では GSC 1.1 をよく使うらしい、これのインストールしたフォルダも指定する


fm6.gif
Systemタブ
・Focuserの指定、おいらはFLIのPDF
・Backlash FLI-PDFはバックラッシュなしでよい
・Imaging SW MaxImDLかCCDSoftのどちらか
・ProfileはVカーブの結果が格納されるので設定不要
・Systemは、フォーカサーシステムの名前とパスを指定する

 
 
画面にはとらなかったが、Telescopeの設定もある。
TelescopeはPOTHの設定にしてある。
(POTHからAscom Temmaへ繋いでくれる) 
この設定をしておかないと、AcquireStarが失敗する。
 
 

この設定画面は、FocusMax V3.4.1 のものである。
最新バージョンは、V3.4.14 であるが、これはMaxImDL V5用に用意されたもので
MaxImDL V4では問題があるようだ。

MaxImDL V4なら、FocusMax V3.4.1
MaxImDL V5なら、FocusMax V3.4.14
ということらしいのだが、MaxImDLV5はいろいろ問題がありそうなので、しばらくはV4.62を使う。
MaxImDL V5もV5.1かV5.2になるまで様子見がいいようだ。

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2008年9月24日
 ■ King Rate

temma2.gif

Ascom Temmaの設定画面で、"King Rate"ってのは何か?って思っていたのが、
天ガの記事を見て納得した。(天ガも役に立つ記事を書いてくれている)

天ガには”キングスレート"という表記だが同じことだろう。
これは要するに、恒星時追尾のスピードが大気の影響で遅くなったりするわけで、
極ほど速い、天頂も大気の影響を受けにくいので速いが、低空になるほどスピードは遅くなる。
だから多くの赤道儀は恒星時追尾速度よりもほんの少し遅くしたキングスレートで動いている、というわけ。

そういえば昔、Ascomを使わずにCCD撮像していたころ、ほんの少し赤経のスピードが遅いんじゃないかと感じていたことがあった。
ガイドせずにノータッチで5分ほど撮像していると遅れていたのだがその時は極軸のズレだろうとしか思わなかったが、M1だったかM76だったか忘れたが天頂とか極に近い場所だったと思う。
今から思うとキングスレートで動いていたのだろうと思う。

Sidereal Rate(恒星時追尾)がデフォルトだが、King Rateにすべきなんだな(特に低空は)。

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2008年9月23日
 ■ NGC908

NGC908.jpg

NGC908 FRC-300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:10mX12

月がある中で撮像したNGC908。
超低空は懲りたので、そこそこ高度の高い(が、やや低空)の銀河。
これならなんとか狙えそうだ。


昨日は快晴で透明度もよくシーイングも比較的よかった。
月さえなければ最高の夜空だった。

宵の口からACPの動作テストをM33を指定して行っていた。
結果からいうと、今のシステムでは自動運転には無理がある。
だが、惜しいところまでは来ている、あともう少し。
このもう少しが、なかなか厳しい。

1.対象導入
  これについては、70点(100点満点で)
  対象導入そのものはどんぴしゃではないがまあまあ来ている。
  問題はガイドチップ上にガイド星が思い通りに載らない。
  ここが一番の問題点だ。

2.ピント合わせ
  これは95点
  FocusMAXのAquireStarが完璧に動作してくれる。文句なし。
  ただし、Vカーブで指示したピント位置と、AutoFocusで合わせた位置が
  PDFで約50カウントのずれが生じる。(まあ誤差の範囲か、焦点深度には入っている)
  このずれは、IN側にずれる傾向にある。気温の低下とともにピント位置がIN側に移動するため、
  かえって好都合かもしれない。
  
  対象導入の前に合わせるとか、30分(時間は指定可能)に1度づつ合わせるとか、
  この機能は素晴らしい。(ただし、AutoFocusが完璧に動く環境であること)

3.ガイド
  ガイドだけ見れば95点、
  AO-8ガイドも完璧にこなす。
  ガイド星が暗いと、露光時間を延ばしながら何回でもリトライする。

  ただし、1.とのからみで、このガイド星を使ってくれと思っていても、
  そこまで導入の精度がない点が惜しい。

今のシステムでは、人間が手操作してやらないとガイドチップにガイド星が載らない。
NJPはいい赤道儀なんだがそこまでの性能がない。もっと大型のしっかりした精度の高い赤道儀が必要だ。

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2008年9月22日
 ■ 炬燵は置けそうか

と思ってドーム内の場所を見渡して、入口入ってすぐ右側が一番よさそうだ。

現状の状況は↓こんな感じ
domec5.jpg
(ビール一箱置いてあるけど全然飲まないんで持って帰るか)

食糧関係のボックスを移動させれば何とか場所は確保できる。
場所を確保して、ここの場所はきれいになった。↓

domec6.jpg

1.2m四方の場所はあるので一番小さい炬燵なら置けるだろう。

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2008年9月21日
 ■ Ascom Temma のGPS機能

ってどんなものか?
ちょっとだけ興味があるので試してみた。

↓のTemma Driver Setup のメニューバーにある "GPS" をクリックする。
temmagps1.gif


GPS接続用のダイアログボックスが出てくる。
Help画面(といってもWeb)によると、NMEA,4800bpsは決め打ちみたいだ。
COMポートを指定して "Link" を押す。
temmagps2.gif


正しく接続されると↓の画像のように、GPSからの情報が表示される。
"Send"クリックで、時刻をPCの時刻に同期させ、観測地情報(緯度・経度・高度)を
Temma Driver Setup に送信してくれる。
temmagps3.gif

GPSからの情報が反映された画像、↓
temmagps4.gif

たったこれだけ、別に有難い機能ではない。
強いて役に立つとすれば移動で使う人々か。
それでもかなりASCOMに依存してシステムを組んでいる人でないと有難味はないだろうな。

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2008年9月20日
 ■ そろそろ冬支度

昼は暑いが夜は寒い。
夜の気温が15度を下回ると厚手のジャケットを着ないと寒い。
9月上旬はこんな感じだった。

夜の緯12時を過ぎるとオリオンが上がってくる。
やはり冬の星座だけあって気温も低くて寒い。

冬支度といっては何だが、小さい炬燵でも買ってドームの隅っこに置こうかなと思っている。
寒い時はこたつでぬくぬく、これに限る。

冬の寒い時、炬燵に入ってほんわかあったまってくると、猛烈に眠くなる。
ドームないで炬燵に入っていて眠ってもいいように、ACPの操作をマスターして自動運転させよう。

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2008年9月19日
 ■ WindowsXPの再インストール

仕事用で使っているPCの調子が悪い。
Cドライブの容量も少なくなってきたので新しいHDDを用意して新規にインストールすることにした。

WindowsXPのインストールはもう数十回もやってきているのでどうってことはないが、まともに使えるようになるまでに、やたら時間がかかる。

XP本体やアプリ(Officeとか開発ツールとか)そのものは、CDを入れて「次へ」をクリックしていくだけで大したことはしないが、サービスパックやらUPDATEを全部当てていくと、やたら時間がかかる。

今日は、朝からインストールを始めて、
午前中にWindowsXP(SP-3, UPDATE全部)
午後からOffice(SP-3,UPDATE全部)
夕方からVisualStudio2005(SP-1,UPDATE全部)
今、やっとOracle10gのインストールが終わった。

後は明日か。

まる1日かかるのは覚悟していたけど、まる2日かかるな、これは。

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2008年9月18日
 ■ 悩ましいピント移動

8月、9月上旬と回数は少ないが撮影してきた。
悩ましいのはこの時期だからか?ピントの移動である。

8月は、夕方:気温30度→夜半過ぎ:気温20度程度
9月は、夕方:気温24度→夜半過ぎ:気温14度程度
と、約6時間で10度もの気温が変動する。

PDFのポジションでは、
8月は、夕方:3400→夜半過ぎ:2800程度
9月は、夕方:3100→夜半過ぎ:2500程度
と10度で約600カウント(約720μ程度)の移動がある。

一応、毎回まめにドーム内気温、PDFの示す気温、PDFのポジションとデータを取っているが
悩ましいのは、気温の変動とリニアに反応しないことだ。

ドーム内気温は最初激しく徐々に緩やかに一定の割合で低下するが、PDFの示す気温は遅れて低下しだすのだがこの気温の差があいたり縮まったり、それに合わせてピント位置も微妙に変動する。

お隣・グレーテル氏はもっと深刻だ。
気温の低下とともに、ピント位置は内側によるのだが、なぜか気温15度を境にしてピント位置が外側に向かうという不規則さがあるのだという。

FRC300の場合はそこまでひねくれてはいなくて、一応、気温の低下とともに内側に移動する。
(が、気温とリニアではないけど)

気温の変動が激しい夏場だけの問題なら、エアコンを入れて撮像前の数時間にドーム内気温を低下させておく必要があるのかもしれない。(まあやるとしても来年だけどね)

 
 

最近、やっと、ACPの使い方が理解できてきた。
ACPを使うと、たとえば30分に一度の割合でピントを自動で合わせなおすこともできる。
(この設定は簡単だ)
これって、FocusMAXのAquireStarを呼び出しているのだろうと思う。
今いる場所を記憶し、近くの指定した範囲内の等級(通常5-7等級)のガイド星に振って
そこでオートフォーカスして、また元の位置に戻ってくるというあれだ。
今度からはACPを練習しながら使ってみよう。

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2008年9月17日
 ■ MaxImDL V5 (3)

MaxImDL の単独の使い方は何とかなる。

問題は、単独ではなく、別プログラムからMaxImDLを呼び出して使うソフトがいくつかある。
たとえば、FocusMAX, ACP, PoleAlignMAX これらのプログラムからきちんと制御できなければならない。

と思ってテストしたところ、うまく動くようだ。
WIndowsVistaでドライバは全部シミュレータでは問題なく動く。

これならWindowsXPでもうまく動くに違いない、と思って試してみたところ、
一応動くんだけど、何となくあやしい。
FocusMAXやPoleAlignMAXではログにエラーがずらずらっと出てくる。
よく見ると、PinPoint Full Versionがないとか言っている。
ACPはしばらく使わないとExpireされるのか?
LANケーブルを引っこ抜いてレジスト情報を入れたら正常に登録されてPinPointエラーはなくなった。

FocusMAXもPoleAlignMAXも動くようだ。

mdl7.jpg

だが、エラーが出ている。
MaxImDLのタブがないとか、Main Window, CCD Window がないとか言っている。

mdl8.jpg

でもCCDで撮像して画像表示とかはしている(シミュレータで)ので、一応動いてはいるのだろう。WindowsVistaではこのエラーはなく、完全に動作している。

mdl9.jpg

PoleAlignMAXはエラーで止まるんだけど、これはシミュレータ環境でやっているからであって、
画像の読み込み・表示・解析はちゃんと行っている。

というわけで、結論としては、WindowsXPでも何とか動くだろう。
次回、ドームには、予備機にV5を入れて動作確認を実機でやってみる。
これでうまく動けば正式に実戦投入となる。

 
 
 


(↓)これはおまけ画像。
mdla1.jpg

MaxImDLでも星図ソフトもどきは動作する。
TheSKYには遙かに及ばないがそれに近いことは可能だ。
これは M27 で表示させてみたが、TheSKYのように星雲のリアルな形は出ないが
CCDとガイドチップの枠の表示も可能だし、もちろん回転もできる。
(この枠を表示させるのには苦労したが)
隣に、M27の実際の撮像画像を並べて表示させてみたが正確に星図が表示されている。
でもやっぱり、TheSKY6には足元にも及ばない。

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2008年9月16日
 ■ The Sky 6 の文字化け

sky1.jpg

こんな感じでTheSKYの一部が文字化けする。

sky2.jpg

検索画面も文字化けする。
これでも実害はなく、ちゃんと使えているから気にせずに使ってきた。
でも気になって何とか原因をつかみたいと思ってあがいてみた。

フォントキャッシュの削除やフォントの入れ替えとか、TheSKYの再インストールとかやってみたけどダメ。

検索エンジンで検索しようにも ???? の文字では検索できない。

文字化けで検索していくつか事例をあたっていると、
コントロールパネルの「地域と言語オプション」で「日本語」になっているか?チェックしる
というのがあって、見てみたら

sky3.jpg

まさしく、その通りですた。
日本語に切り替えてちゃんと表示されるようになってやっと晴れて気分がよくなった。
しかし、誰だろう、この設定を変更したヤツは?

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2008年9月15日
 ■ NGC7662

NGC7662_2008.jpg

NGC7662 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:5mX12 R=G:3mX4(x2) B:3mX6(x2)

Blue Snow Ball Nebula

小さいが輝度のある惑星状星雲なので比較的撮影しやすい。
ちょっと色の乗りが悪くていまいちかな?

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2008年9月14日
 ■ MaxImDL V5 (2)

いきなり実戦投入ではまずいので、ある程度練習しておかないとだめだわ。
ということで、シミュレータ環境で操作練習を、と思ったが、SetupSequenseの画面はどこ?
いきなりつまずいてしまったが、AutoSaveのボタンを押せばよかったのか。

mdl5.jpg
この画面が出れば見慣れた感じで、Lが10分で8枚とかの指定ができる。
Ditherの指定はAO画面でやるとして、モザイク指定はV5の新機能なのか?
あと、Astrometric Resyncというのも新機能?としてある。
これはおそらく、ガイドしているうちに星図と微妙にずれていくのだが、定期的に星図を補正してくれるのかな?だとすると便利な機能といえる。

mdl6.jpg

いつもGroup By Slot で撮像するのでこのチェックを行う箇所もある。
これなら実戦投入しても問題ないだろう。

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2008年9月13日
 ■ MaxImDL V5

MaxImDLのV5
新バージョンである。

今年のCANPで田中さんがデモをやっていたのを見ていたが、どんなものだったかよく覚えていない。
実際にインストールしてみても、V4.62とぱっと見は変わらないが、細かいところで大幅に変更されているのがわかる。


mdl1.jpg
このCameraControlは撮像によく使うのだが、ここは変わりすぎていて慣れるのが大変だ。
今までがタブがありすぎてごちゃごちゃしていたのが却ってすっきりしていていいかもしれない。


mdl2.jpg
ここはFocuserとかTelescope関連だが、いろいろ増えてにぎやかだ。
デバイスが増えすぎたためか、一括Connect/Disconnectもできる。


mdl3.jpg
Focuser関連では、Vカーブもできるがこれは今まで通り、FocusMAXで十分だろう。
(FocusMAXはAquireStarもあるしね)


mdl4.jpg
AllSKYは星図ソフトなんだが機能なさ過ぎであまり役に立たないかも?
基準星導入とかしか使い道がないかもしれない。
TheSKY6があるからそれで十分。

MaxImDLはV4.62で十分満足している。
V5にする必要があるのかな?

でもいつかは古いVerを捨てて新しいものにしていかないと取り残されるという気持ちもある。
10月からは実戦投入してみるか?

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2008年9月12日
 ■ 毎月増えていく

電気料金

5月分 8,204-
6月分 8,410-
7月分 9,082-
8月分 9,423-

この調子でどんどん増えていくのか?
おそらく1万あたりで頭打になるのか?

ほとんど、除湿機の連続運転での料金が8割-9割はあると思う。

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2008年9月11日
 ■ 低空は難しい

昨日、一昨日と頑張った NGC1097

NGC1097.jpg

頑張った割には出来はよろしくない。
赤緯-30度は手ごわい。
今までこんな低空狙ったことがないからまあそれなりに写るだろうとタカをくくっていたのだが、
とんだ思い違いだ。

撮影しながら、お隣・グレーテル氏と話もしていたのだけど、
・ここの天頂付近は天の川が濃く見えるほど条件がよい。
・だけどせっかく南の低空も狙えるのだから、ここは低空の難物を狙うべき。
 (天頂付近はいつでも狙える、が、ライバルも多い)

ということなんだけど、カメラの性能もあるのだが、これほど難しいとやはり条件のいい天頂付近を狙う方向に考えざるを得ない。

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2008年9月10日
 ■ Ascom Temmaドライバ

ascom_temma.jpg

Ascom のTemma ドライバが新しくなっている。
GPSによる位置情報取得とかの機能が追加されたようだが、移動派ではないのであまりありがたみはない。


今日も晴れている。
月は12時ごろに沈むので、9月の新月期最後のチャンスかもしれない。

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2008年9月 9日
 ■ 月曜日は晴れるのか

金曜や土曜ではなく、月曜に晴れてもねえ。
とはいえ、月も23時には沈むので条件としては悪くはない。

秋の乾いた高気圧に覆われるので湿度も低く、透明度もよさそうだ。
これは撮影に行かなきゃ、ってわけで、仕事が終わってドームへ直行、22時到着。
グレーテル氏は先に来ていた。

NGC7331のL画像を8枚撮ってから、ろ座にある、NGC1097銀河を狙う。
LRGB全部撮り終えたが、シーイングが悪くてぼろぼろ、ガイド星が飛び跳ねる。
NGC1097は赤緯-30℃。こんな低空だからなおさらだ。
透明度はいいんだが低空は明るい、ガイドぼろぼろ、うまく写っているかがよくわからない。

明日の夜も晴れそうだが、どうするかね?

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2008年9月 8日
 ■ 機材は順調?なのか

この前の月曜日にPoleAlignMaxを使って極軸を追い込んでみた。
その時の結果がこれ(↓)

pol5.jpg

ほとんど完璧に極軸が合っている。
でも実際にはAO-8ガイドをすると、徐々にずれていく。
極望で北極星を合わせる方式よりはまともなんだけど、まあこれが限界なんだろうなあ。


それからこれは、FocusMaxによる、Vカーブの結果。
これだけきれいなVカーブだとなぜかうれしい。

fmax2.jpg

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2008年9月 7日
 ■ 手が3本あれば

半田付けはあまり得意ではないが、いつも半田付けをする度に手が3本あればやりやすいのにと思う。

タカハシTemma と PCを接続するRS-232Cのケーブルなんだけど、
お隣さんから長いのをくれ、九州からも長いのをくれということで気前よく放出していたら
手持ちのケーブルが無くなってしまった。

材料を買ってくればいくらでも作れるので3本作っておいた。

これが材料(↓)
cable-a3.jpg

これが完成品(↓)
cable-a4.jpg

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2008年9月 6日
 ■ NGC253

N253C.jpg

NGC253 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:10mX8 R:5mX4 G:5mX4 B:5mX6

カラー化したけれど、いまいち色の表現がおかしい。
(緑にかぶっている)

カラー画像の露出が足りないか。
カラーなんて多少色が乗っていればいいので処理の仕方を変えてやってみよう。

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2008年9月 5日
 ■ ダークが決まると

きれいになるねえ。

N253T2.jpg

N7331T2.jpg

まあ、これはこれでいいんだけど、NGC7662用の-5℃で5分(x1ビニング)と3分(x2ビニング)
のダークを撮るのを忘れてた、orz
また、ダーク撮ってこないとダメだねえ。

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2008年9月 4日
 ■ Dithering Guide

ao_setup.jpg

ディザリングガイド、撮像時にわざと数ピクセルずらしながら撮像するテクニック。
MaximDLとSBIGのAO7/8ではAOガイドの時に上記設定画面で、DitheringのEnabledにチェックをつけるだけでこの機能が働く。

このメリットとして、同じピクセルに同じ星像や星雲を載せないのでより背景がなめらかになるという。

というわけで最近になってようやくこの手法を取り入れて撮像するようにした。
ところが、ダークが合わないとかえって画像がおかしくなる。
(これは正しいダークで処理すればいいだけのこと)

↓これはNGC253なんだけど、ダークがあわないからノイズが目立っておかしいという例。

N253T.jpg

正しい温度のダークを撮影してきちんと処理すればもっときれいになるはず。
ダークが合わないのは置いておいて、NGC253はCCDではやっと撮影できたのだが、
ガイド星の関係でこんな構図しかとれなかった、orz。
モザイクしようにも隣のエリアにはガイド星がない。
もっと大きいチップなら全部入るのだろうけど、また別の苦労もあるんだろうなあ、きっと。

それにしても、NGC253は南の低空(というほど低空でもないが)で自宅からは絶対に狙えない銀河なんだが、ドームからだと晴れてさえいれば狙えるのはうれしい。
ただし、南の低空は晴れていても条件が悪い場合が多く、なかなか狙えない難しい対象ではある。

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2008年9月 3日
 ■ ダークを撮るのを忘れてた

N7331T.jpg

前回撮影した NGC7331 であるが、冷却温度は-5℃
情けないことに、この温度のダークを撮っていなかった。
-10℃のダークを使ってみたらノイズ出まくり(当たり前か)

今度ダークを撮ってこないとだめだなあ。

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2008年9月 2日
 ■ 二日連続で

晴れてくれるのはうれしいが、平日はちょっとつらいものがある。
しかし、明日からはまた天気が崩れるので今回の新月はこれで最後かもしれない。
というわけで頑張った。

一晩中快晴でよい天気ではあったが、夜半過ぎからは透明度が悪くなりもやってきたような感じだ。
しかし、夜半までは透明度、シーイングともにバッチリで、極軸の追い込みは完ぺきだし、
FocusMAXもきれいなVカーブを描いてくれる。

季節遅れかもしれないが、NGC7331を撮影後、NGC253のRGB画像を撮影し撤収。

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2008年9月 1日
 ■ やっと9月

過酷な夏も終わり、やっと9月に突入。

昨日の8月31日は日曜だったけれども天気が良さそうだったのでドームへ。
お隣のグレーテル氏も先に来ていた。
夜半前半は曇り攻撃で、極軸追い込みも中途半端でだらだらと過ごすが、10時過ぎからいきなり快晴。
透明度もよく、天の川もくっきり。
はくちょう座からケフェウス、カシオペアと秋の天の川が白い。おまけに、カシオペアなんかはW以外にも星がありすぎて久しぶりにいい空。

夜半前には、NGC7662(青い雪だるま)をさくっと撮影し、12時過ぎから南の低空(ってほどでもないが)NGC253を狙う。
しかし、1時半ごろから雲に覆われて撤収。

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