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2008年9月 4日

 ■ Dithering Guide

ao_setup.jpg

ディザリングガイド、撮像時にわざと数ピクセルずらしながら撮像するテクニック。
MaximDLとSBIGのAO7/8ではAOガイドの時に上記設定画面で、DitheringのEnabledにチェックをつけるだけでこの機能が働く。

このメリットとして、同じピクセルに同じ星像や星雲を載せないのでより背景がなめらかになるという。

というわけで最近になってようやくこの手法を取り入れて撮像するようにした。
ところが、ダークが合わないとかえって画像がおかしくなる。
(これは正しいダークで処理すればいいだけのこと)

↓これはNGC253なんだけど、ダークがあわないからノイズが目立っておかしいという例。

N253T.jpg

正しい温度のダークを撮影してきちんと処理すればもっときれいになるはず。
ダークが合わないのは置いておいて、NGC253はCCDではやっと撮影できたのだが、
ガイド星の関係でこんな構図しかとれなかった、orz。
モザイクしようにも隣のエリアにはガイド星がない。
もっと大きいチップなら全部入るのだろうけど、また別の苦労もあるんだろうなあ、きっと。

それにしても、NGC253は南の低空(というほど低空でもないが)で自宅からは絶対に狙えない銀河なんだが、ドームからだと晴れてさえいれば狙えるのはうれしい。
ただし、南の低空は晴れていても条件が悪い場合が多く、なかなか狙えない難しい対象ではある。

投稿者 pikachu7500 : 2008年9月 4日 00:01

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