異種機材のインテグレーション

| コメント(0)

9月に撮影した画像を、昨年撮影分と一緒にWBPPを行った。
しかし、これが失敗の連続であった。

同一望遠鏡でも、フラットが違ったりすると、
WBPPで前回撮影分のフラットと、今回撮影分のフラットを分けて合作する。
そういったことをやったことはある。

それを踏まえて、異種機材でフラット(当然違う)を分けてWBPPする。
異種機材とは、ある天体(SH2-155)にて
1.FSQ106(昨年撮影分、70枚、フィルターなし)
2.FSQ106ED(今年撮影分、19枚、フィルターなし)
異種機材といっても口径、焦点距離、F値、ともに同一である。
メーカーも同じだが光学系の造りはまるで違う。
ダークは共通だが、フラットは当然違う。
フィルターは同一条件なので、WBPPでは合作して処理ができる。

失敗というのは、WBPPの中間以降、
LN Reference generation, Local Normalization, Integration で失敗する。

WBPPの設定を変えてもダメなので、どこでエラーを出しているのかを調べた。
昨年撮影分にはエラーはない。
今年撮影分、19枚の中に、撮影№=5, 17, 18の3枚だけがエラーを出している。
設定は当初のまま、エラーを出した3枚を最初から除外することで、
エラーもなく、完走した。
↓の画像
20260921_1.jpg
入力データはグループ分けして処理した。
1.FSQ106(昨年撮影分、70枚、フィルターなし、FSQ106用のフラット)
2.FSQ106ED(今年撮影分、16枚、フィルターなし、FSQ106ED用のフラット)
出力データ(インテグレーション先、86枚分)は、1本化する。

処理時間、約2時間半。
枚数的に86枚なのでそんなものかと思うが、速度的には速くなったか?
(カメラはフルサイズASI6200MCなのでサイズも大きく時間がかかる)

パソコンは第12世代(メモリ32GB)の新しいパソコンだ。
その前のパソコン(第11世代、メモリ64GB)と比較しても
CPUは速くなってもメモリが半分なのでその影響があったのか?なかったのか?
WBPPはメモリの量も重要なものだと思うが、はっきりとは言えない。
(厳密に前のパソコンと条件を合わせての比較はできなかった)

20260921_2.jpg
これはWBPP直後の画像。
STFをかけ、ヒストグラムを合わせ、暗部を少し落とした状態。
異種機材で合作してWBPPかけても画像は破綻せずまともだ。
光学系のゆがみ(コンバージェンス)もちゃんと補正する。
しかし、旧FSQ106の星割れは残ったままだ。
 
 
エラーを出した3枚は、何が悪かったのか?
20260921_3.jpg
その中の1つを選択して、オレンジ色のものだが、
特に何が悪いということはない。
むしろ数値的にはいい部類に属する。
何が原因となってエラーとなったのか、さっぱりわからない。

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.8.2

このブログ記事について

このページは、ピカチュウが2026年9月21日 08:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「AIバブルは崩壊するのか?」です。

次のブログ記事は「PixInsight 1.9.5」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。