シカゴ・ホワイトソックスの話。
シカゴは五大湖のほとりに都市がある。
米MLBの球団であるが、近年は負けてばかりの弱い球団であった。
2024年は年間162試合で負けは121だったか122だったか。
チームもやる気がなさそうで、今日も負けかという気持ちがあった。
スタンドの観客数も低迷し、観客席はガラガラだった。
昨年、村上宗隆が入団し、今年からこの球団で活動をはじめた。
開幕から3戦とも連続で本塁打を放ち、注目を集め、
現在でも活躍中である。
その結果どうなったか。
彼が本塁打を打つ度に人気は上昇し、チームに活気が戻った。
チームの選手が皆やる気を出し、勝ち星も上げるようになった。
その影響はチームのみならず、地元ファンにも影響を与え、
ガラガラだった観客席にファンが戻り、
売店の村上宗隆のユニフォームが爆発的に売れだした。
球団には日本企業からもオファーが舞い込み、
日本からの観戦ツアーが組まれるなど、
シカゴの街の元気も取り戻したという。
村上宗隆の一人の活躍の話である。
ボストン・レッドソックスの話。
東海岸の街だ。
ここには地元出身の吉田正尚が所属している。
今は故障者リストに登録され、今期の活動は絶望的である。
その今年の活動であるが、なかなか登板に恵まれなかった。
試合に出ると活躍しチームへの貢献はするが出番が少ない。
個人的な意見だが、どうも日本人への偏見や蔑視があったように思える。
アメリカ人は合理的に考え、実力のある者には賞賛を惜しみない人種のはず。
だけど、まあ色々あるわな。
チームは負けが込んでおり、ファンからはなぜ吉田を出さないのか、
と文句が出続けていたが、出番に恵まれなかった。
それでも控えの選手として出番はなくても、
いつでも打席に立てるように調整や練習だけは欠かさずにいた。
6月だったか、7月だったか、
チームの負けに耐え切れず、監督や首脳陣を退陣させ、組織を再編した。
新監督は打てる打者を優先的に起用し、吉田を登板させるようになった。
そしたら、そこから怒涛の15連勝、借金(負け数)14から勝越を決め、
一気にチームがよみがえった。
その主役は吉田であった。
MLBの試合自体には興味がない。
しかし日本人選手の活躍はこのように素晴らしいものがある。
ドジャースの大谷はもっとすごいけどな。
その大谷も体調が万全ではなく、今期の投手はせず打者専門となった。

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