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2008年6月29日
 ■ ドームは防湿庫ではない

domeb9.jpg

ドーム内の湿度は梅雨時はかなり上がる。
50%を超えることもある。

ドーム外の気温・湿度にかなり影響を受けるようで、晴れていれば20%-30%位だが
雨が降るともっと上がる。

CCDカメラを鏡筒に付けっ放しなもので、急激に冷却すると結露が発生するようになった。
以前はカメラを防湿ケースに保管していたので、いきなり−20度とかやっても問題なかったが
今は結露するので、じわじわと3度下げたら5分放置とかして、1時間程度かけて徐々に冷却している。

鏡筒も気温順応に時間がかかるので、CCDの冷却1時間かかっても構わない。
でも梅雨時はカメラを外して防湿庫に入れて保管しておくのがいいのだろうなあ。

リモート天文台でやっておられる方は、CCDカメラを付けっ放しにしているはず。
梅雨時でも多分付けっ放しだろうから結露とかどうしてるのかな?
やはり徐々に冷却とかしているのだろうか。

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2008年6月28日
 ■ 光学系チェックソフト

CCDInspectorというソフトがある。
これを使って撮影済みの画像を読み込ませてチェックができる。
もちろん、リアルタイムで撮影しながらのチェックもできるということだが梅雨時は晴れないから当分無理だろう。


ci1.jpg
これは像面湾曲を表示したもの。
完全なフラットではないがほぼフラットな光学系だといえる、のかな?


ci2.jpg
これはL画像による光軸の具合
ほぼ合っているが若干ずれがあるようだ。


ci3.jpg
ci4.jpg
ci5.jpg
上からR画像、G画像、B画像のもの。
光軸の狂いがL画像とは逆方向に出ているのと、G画像のずれがひどい。


ci6.jpg
LRGB全部画像での平均値。

これはどうすればいいのか?
一応、現状の状態で光軸はほぼ合っていると思っているので調整する気はないが、、、。


ci7.jpg
おまけ機能として、L画像のみでFWHM値(他もあるが)のグラフが出せる。
いい画像のみこれで選別してより良い作品作りに利用しているという方もおられるが
撮影枚数が少ないとそんな贅沢なことはできないなあ。

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2008年6月25日
 ■ ウルトラマン?

domeb8.jpg

ドームに案内したある人から言われた言葉、
「横から見たらウルトラマンみたい」

目や耳はないが確かにそう言われればそうとも思える。
ウルトラマンは銀色っぽい肌なのでそう感じてしまう。

昔、子供の頃、ウルトラセブンを喜んで見ていたが、
タテガミ?、モヒカンの毛の部分?を両手ではさんで投げる技があった。
投げているときは頭がまん丸でカッコ悪かったのを思い出す。

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2008年6月24日
 ■ ただの小物なんだが

domeb6.jpg

ドームの壁面にあるフック。
先日、CANP後に大勢のお客さんが来訪したが、中でも九州の人々が
これはいいと絶賛?していたのがこれ(↑)

domeb7.jpg

何に使っているかというと、(↑)このように鏡筒のフタをひっかけておくためのもの。

これはホームセンターで見つけたもので鴨居にひっかけるフックでネジで調整して固定する。
ドーム建設後、しばらくは鏡筒のフタを床面に置いたり立てかけたりしていたが、大きいフタだし
かなり邪魔になる。

何かうまい方法はないかと考えてドームの内壁にひっかけるのがいいだろうとホームセンターを
物色して見つけてきた。
最初は1つだったのだがぐらぐらするので追加でもう1つ、2か所固定でばっちりだ。

ドーム内は限定された空間なので如何に効率よく空間を使うか、機材や物の配置、居住性を考慮していろいろ考えている。頭の体操にもなるかな?

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2008年6月23日
 ■ CANP2008(2)

CANP2008で”星の牧場”の”よっちゃん”さんにフォトショップを使った画像処理の講演をお願いした。
(ご講演ありがとうございます)

あの華麗なるテクを見せつけられた人は皆、ハイレベル過ぎて唖然としていたようだが、
フォトショップの機能をフルに駆使すれば普通の画像が素晴らしい作品に生まれ変わるのだ、
ということを認識してくれたとは思う。
かくいう私も2・3年前に見せつけられたときはそう思った。

CANPの講演でまたじっくりと拝見させて頂いたが、昔と比べてやり方が変わったように感じた。
基本的にはレイヤーマスクを駆使して処理していくのだが、非常にスマートというか、洗練されたというか処理そのものが進化していったと感じた。

昔はマスクを作ることを主眼として元画像をネタにごりごりやって苦労しながらマスクを作っていったようなのだが、今回は元画像を色彩強調しただけものをマスクとしてストレートに使っている。
もちろんマスクの効果を強くしたり弱くしたりもするのだがそのあたりの処理が非常にスマートな感じでより自由に感性をそのまま表現できるように自在に操っていると思った。

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2008年6月22日
 ■ CANP2008終了

CANP2008.jpg

CANP2008の実行委員長を務めていた。

準備、開催と動き回ってやっと終了。
天候が悪くて気温は24・5度程度だが蒸し暑くて大変だった。

終了後、ドームとお隣のSRに20名弱ご案内。
しばらく(1週間程)行ってなかったため、鏡筒や赤道儀にクモの巣がびっしり、、、orz
定期的に訪問しないとダメですな。

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2008年6月18日
 ■ モニターの調整

3008.jpg

モニターの色合いの調整が難しい。
新しく購入したモニター(右側)の調整が難航している。
白が白ではなく、グレーに色がついている。

白を白に、グレーはグレーになるように調整したが左側のモニターと全然違う色合いだ。
このデジカメで撮影した画像では左側が正しく右側はマゼンタに偏っているように映っている。
実際には蛍光灯配下の室内なので、左側が緑っぽく、右側は緑を抑えた正常な色に見えてはいる。

白い紙(とってもただのコピー用紙だが)をキーボードの上に載せてみると白い紙と思っていても
緑っぽく見える。そういう意味で左側のモニターが正しいといえば正しいが眼で見ると緑っぽくて気に入らない。

http://miyahan.com/me/report/computer/070125_WUXGA_LCD/ColorManagement.html

ここなんか見てみるとカラーマッチングするにはWindowsではダメでMacにしると書いてあるし 安いキャリブレータは買うだけ損だとも書かれてはいる。 感覚的なものもあるのだが色合いを極めるにはかなり深い世界になるようだ。

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2008年6月17日
 ■ 今日も懲りずに

づらづらっとあてもなくブログを書いている。
ちょうど1年前は更新をさぼっていたが今年はまめに書いている。

ブログといっても機材をかったとかいじったとか撮影したとかそんな感じのものを書いているが
日記みたいなものかね。
別に隠すわけでもなく、自分の天文活動をさらけ出しているのでここを読んでいる人には行動は筒抜けだ。

天候が良くて撮影できれば撮影画像も載せるしそれに伴って機材関連の話題も書けるが
満月期や冬場の悪天候時はあまり活動できないから更新もままならない。

アクセスカウンターは設置していないが1日あたり数百の訪問はあるようだ。
(検索エンジンとかロボットアクセスも相当あるので実際の訪問数はよくわからないが)

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2008年6月16日
 ■ IC5146(まゆ星雲)

IC5146-2008.jpg

IC5146 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:10mX10 RGB=5mX4

金曜日の夜に撮影したまゆ星雲。
透明度が悪くて条件が悪い。
G画像やB画像は月の無い条件だが、恒星以外はノイズでもう無茶苦茶。
色画像は適当に色が付いていればいいので、おもいっきりばかして適当に処理。
とてもじゃないがフォトコンに応募できるレベルではない。

S/Nが悪いと画像はざらざらでろくな作品にならない。
透明度が良ければS/Nがよくてこの程度の露出時間でも何とかなるかもしれないが、
S/Nが悪いともっと枚数を稼がないとダメだな。

投稿時間 : 08:23 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年6月15日
 ■ 二日連続で

domeb5.jpg

金曜の夜も天気が良くて木曜日に続いてドームへ。
二日連続はつらいが本当にこれで6月分の撮影は最後になるだろう。

月没が0:50頃なので、実質1:00-3:00がいいところか。
L画像を10mX8枚、RGB画像を5mX4枚でちょうど2時間半。
逆算すると、0:30から撮影開始で3:00過ぎに終了のパターンとなる。

0:30から撮影開始するも、月が残っているのと透明度が悪くてR画像を先に撮影。
前日とは違ってシーイングはよくなったが透明度は悪い。月没後も多少ましにはなったが
透明度は悪く天の川が薄い。

もう時間的にいて座は狙えないので、まゆ星雲を狙うが、この淡い天体を狙ったのは失敗だったかもしれない。撮影した画像に星雲が浮かび上がってこない。
透明度のよいきれいな空が必要なんだが、なかなかうまくいかない。

投稿時間 : 08:16 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年6月14日
 ■ NGC6781完成

NGC6781C.jpg

NGC6781 FRC300(F7.8) ST-8XE+AO-8 L:10mX12 R=G=B:5mX6

わし座にある惑星状星雲
中央の青緑が弱いか?
M57よりは大きいのだが輝度が低くて淡い。

赤いリング上の上右に☆が3つ集中しているところがあるが、きちんと分離できていない。
アメリカの作例ではきちんと3つ分離しているが、シーイング・透明度もよく大口径(20'RC)での作例なのでそもそも土俵が違う。
こちらは透明度は良かったがシーイングは悪くてガイド星が暴れている状態だ。そんな悪条件なので難しい。

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2008年6月13日
 ■ 夜は寒い

昨晩は今月としては最高の夜空であった。

月が0:30頃沈むので実質0:00-3:00の3時間が勝負だ。
透明度抜群だがシーイングは悪い(3.5/5)。
23:00頃には天の川くっきり、さそり座全景もきれいに見える。
さそりの尻尾からいて座、わし座、はくちょう座、ケフェウス、カシオペアまでの天の川は今年初めて見る。

こういう絶好の時には普段狙えないような南天の低空を狙うべきだが、月があるために
さそり座いて座方面は狙いにくい。
それに時間帯的にも1つしか対象はなくて、仕方がなく前回不完全燃焼だったわし座の惑星状星雲、NGC6781を狙う。

シーイングが悪く、ガイド星が暴れていたが(RMSWander 0.2-0.3)機材は順調で正確にガイドはしている。
驚くべきことに、L画像のガイド時間は0.1秒でAO-8ガイドしていたが、そのままR画像でもG,B画像でも0.1秒のままAO-8ガイドができている。
やはり透明度がよいと背景が暗くなりS/Nが上がるために短いガイド時間でも何の問題もないのだろう。感度の悪いB画像でもレベルは低いもののガイド星の認識がしっかりとできている。
空の暗さというものがいかに重要であるかということだ。

6月だというのに気温は10度まで下がり、寒くてかなわない。
携帯用ガスコンロでお湯を沸かして紅茶を飲んだりカップめんを食べたりして内側から温める。
お隣、グレーテル氏はある程度着込んではいたが寒い寒いと文句ばかり言いながらも
サソリの先っちょ(尻尾の方)とかはくちょう座あたりをH-Alphaで着実に狙っている。
長焦点には最強のカメラ、ST-10XMEいいねえ。

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2008年6月11日
 ■ NGC5907

NGC5907.jpg

月のある透明度の悪い条件で撮影したNGC5907

RGB画像も撮影したがひどくて見るに堪えない。
ものすごく条件が悪すぎてフラットも決まらない。
今回モノクロ画像のみ。

今月号の星ナビGaBany氏のような画像は逆立ちしても無理。
周辺にあるかすかなリング状の銀河の痕跡?写るわけがない。

投稿時間 : 21:06 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年6月10日
 ■ NGC6781

NGC6781.jpg

NGC6781 FRC-300(F7.8) ST-8XE+AO-8 10mX9

昨晩はグレーテル氏に誘われてドームへ。
快晴ではあったが透明度が悪く天頂狙いのみ、シーイング悪い。

午前になったころから霧が強くなってきて午前2時ごろに全滅。

わし座の惑星状星雲、L画像しか撮れなかった、orz

投稿時間 : 20:40 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年6月 9日
 ■ 麺類かよ

天文屋はスパゲティとか焼きそばとかの麺類が大好きである。
これなしでは生きてゆけない。

機材にはケーブルが付き物で、電源,USB,232Cなどたくさんのケーブルを使う。
比較的まとまっている感じのものをスパゲティ、ごちゃごちゃに絡まっているものを焼きそばと表現する。

遠征で組み上げる場合は毎回ケーブルを出したり片付けするのでスパゲティ、
ドーム・SRなど観測室内は焼きそばになりやすいが持ち主の性格にもよる。

cable-a1.jpg

とりあえず、こんな感じでスパゲティをまとめて水道ホース(もはや食べ物ではない)にしているが
人によっては信号線にノイズが乗るのを嫌って束ねない人も多くいる。

cable-a2.jpg

投稿時間 : 20:24 個別ページ表示 | コメント (2)

2008年6月 8日
 ■ 星ナビ7月号

本日やっと来た。
定期購読してるのだが、今月はやけに遅いなあと思っていた。
明日にでも「来ねえぞ!」と電話をしようと思っていたところだった。
utoさんYASUさん間違い事件で印刷が遅れたのかとも思ったが印刷し直しではない。

定期購読のメリットといえば、5日発売前に届くこと、本屋に行かなくて済むことに尽きる。
北陸は1日遅れの6日にならないと本屋に並ばない。
それでも5日に入手しようと思えばできなくもない。
お隣、滋賀県までちょいとでかければ滋賀県の田舎の本屋にはある。
(今はガソリン代も高くなってきているのでそんな無駄遣いはしないけど)

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2008年6月 7日
 ■ 30インチ到着

dell_5.jpg

DELL 3008WFP 到着
117% ハイカラーガンマ値パネル、H-IPSパネルという噂
HDCP対応DVIx2、 HDMI、 ディスプレイポート他入力多数

早すぎる、こんなに早く来るとは思わなかった。
色合いは今後調整するとして、ドット欠けもないようだしいい感じではある。
これで30インチが2台並ぶ。
広い画面は最高だ。

左側のDELL 3007WFP を購入した時は、フラット撮影用に1台あれば便利だなとも思っていた。
24インチでは30センチの鏡筒には高さが足りない。
30インチで30センチ鏡筒を十分にカバーする。
だが、自宅の外で撮影後にこのでかい液晶モニタを運んでフラット撮影というのも面倒だし、
大げさすぎるのでやっていなかった。
ドームに持っていくということも検討したが、スリットを使った方法でフラットは十分に撮れる。

結局、自宅でPC処理や画像処理用で使っているがこれがかなり快適である。
2台あるとさらに便利、他の画像を横に表示しながら自分の画像処理も可能だ。

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2008年6月 6日
 ■ 晴れない

6月の新月期だというのに晴れない。
今日の夜は青空は見えているが雲が多く流れてくる。
週間天気予報でもぱっとしない天気だ。

機材の調子も良くしたし、さあこれからって時に梅雨入り?のような感じでなかなかうまくいかない。orz

北陸は冬の天気が悪いのは仕方がなく、あきらめもつくが、6月は割と天気がよい。
(今年は悪そうだが)
梅雨もあるが6月下旬から7月中旬にかけての時期になる。
というわけで6月の撮影に期待していたのだがどうやらダメかもしれない。

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2008年6月 5日
 ■ 24インチモニタが壊れた

dell_4.jpg

いつ買ったのかは覚えていないがデルの24インチモニタが壊れて映らなくなった。
これでは困るので引退した20インチモニタを引っ張り出して使っている。

この20インチ、解像度はUXGA(1600x1200)もあってそこそこの広さはあるのだが、
でかい画面に慣れてしまうとものすごく物足りない。
それさえ我慢すれば実にいいモニタで色合いがかなりいい。
CRTモニタを捨てて液晶に変えた時がこのモニタであってデフォルトで色合いが自然で
液晶に切り替えるのに全く抵抗がなかった。

24インチ、30インチ液晶は時代が新しい分手抜き?なのか色合いが不自然で、この20インチモニタを並べてこれと同じになるように色合いを調整しまくったのが懐かしい。

だが左には30インチの馬鹿でかいモニタ(解像度はWQXGA、2560x1600)があって、これに慣れるとものすごく不満がたまる。

と思っていたら、某所でデル30インチが祭り状態になっていて我慢できずにポチってしまった。

投稿時間 : 19:17 個別ページ表示 | コメント (1)

2008年6月 3日
 ■ WindowsVistaでFocusMAX

fmaxvista.jpg

メーテルさんところに投稿したが、WindowsVista(32bit)でFocusMAXが動作した。

fmaxvista2.jpg

ポイントはUACを切ることが重要で、UACを切らないと↑のようにエラーを出してうまく動作しない。
これがわからなくてずっとVistaではFocusMAXが動かないものだと思っていた。

FocusMAXはVB6(エラーの内容からwithブロックを使っているのでばればれ)で開発しているようで、動作のためにOCXをレジストリに登録する必要がある。
Cd/d %systemroot%system32
Regsvr32/s/u sysinfo.ocx
Regsvr32/s/u mscomct2.ocx
Regsvr32/s/u msdatgrd.ocx
Regsvr32/s/u comct332.ocx
Regsvr32/s sysinfo.ocx
Regsvr32/s mscomct2.ocx
Regsvr32/s msdatgrd.ocx
Regsvr32/s comct332.ocx
というコマンドをコマンドプロンプト(管理者権限で実行)で1つづつ実行するか、
バッチファイルを作成して管理者権限で実行してもよい。

実は、FocusMAX 最新版(V3.4.1)を探していて、その過程の中でVistaでFocusMAXを動作させる外国のフォーラムがあって、そこを読んでいたらヒントが書いてあった。
やはりアメリカではVistaでFocusMAXを使おうとしている人が結構いるようだ。

これで撮影に使うアプリは全部WindowsVistaで動作することになったが、今使っているWindowsXP機が使えなくなるまではVistaにはしないつもり。

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2008年6月 2日
 ■ フィルターの設定

filter.jpg

MaxImDLでフィルターの設定の仕方がわからなかったのだが、やっとわかった。
指定する箇所をクリックしてそのまま入力すればよかった。ただそれだけ。

ここでオフセット量を指定しておくと、連動したフォーカサー(がないと無意味だが)が
そのステップ分だけ移動してくれる。
アストロドンのフィルターセットがあれば不要だが、そうでない場合にはフィルター毎に
厚みが違うからフィルターを変えたらピント位置も変動する。
こういう場合に自動的にやってくれるのは便利なのだが、当分はナローはしないだろう。

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2008年6月 1日
 ■ あと少し

バックフォーカスの短い鏡筒は苦労する。

以前、FLI-PDF を装着して何とかピントは出ているが、ぎりぎりの状態であって
実はもう少しピント位置に余裕が欲しい。

FocusMAX Vcurve では、焦点内外像の星像の大きさの違いからピント位置を判断する。
そのためにはピント位置からある程度離れたところから開始できるようにしないといけない。

以前の場合には、PDF でのステップ位置が550前後(気温で変動するが)でピントが来る。
PDFの稼働範囲は0-7000であり、かなりぎりぎりではある。
(PDFの1ステップ=1.25μ、800ステップで1mm=1000μ)

この場合、ステップ位置が 0 - 1100 あたりの範囲でVcurveを実行することになるわけで、
シーイングが良ければ何とかV字が出るがシーイングが悪いと全然わからない。
シーイングが良ければ 星像のFWHM値で手動でピントを追い込むことが可能であり、
PDF取り付け以前はそのようにしていた。

シーイングが悪いとFWHM値が安定せず、ピントの山がわからない。
そういう場合こそVcurveでピント位置を判断できなくてはならないと考えている。
だから、あと少しピント位置に余裕が欲しい。

鏡筒とPDFを取り付ける変換リングであるが、これを削って薄くすればピント位置に余裕ができる。そう思って、変換リングを金属やすりでごしごし削って薄く加工してみた。
これがなかなか大変で木材と違って金属はなかなか削れない。
半日程度頑張っても1ミリも削れないが、0.7mm程度は削れたかもしれない。
これだとPDFで600ステップ分相当になり、ピント位置は1100ステップ前後になるはず。
(変換リングを薄く作ってくれでよいのだが納品されるまでに時間がかかる)

晴れていればピントのテストができるが、なかなか晴れないなと思ったら昨晩は晴れた。
早速ドームに行ったが濃霧でおおわれていて星が見えない。
昼まで雨が降っていたから湿度は高いし、上空は晴れているから気温が低めで濃霧が出やすいのだろう。(帰宅したら自宅でも濃霧だった)
あきらめて帰ろうかと思っていたら天頂付近の霧が晴れてベガが見えだした。

撮影は無理でもピントのテストならできると思って Vcurveを実行。

vc1.jpg

vc2.jpg

ピント位置は手動で追い込んでみても1060ステップあたりになり、Vcurveでの値とほぼ一致している。
これでVcurveの稼働範囲も 0-1100 程度から 0-2100 程度まで実行できるようになり、Vcurveの精度も上がる。

フォーカサーを使うのに固執しているのはピント位置を出してくれることもあるが、撮影中にピント位置を微調整できることにある。
FRC300は回転ヘリコイドだからフォーカサーなしだと撮影に入ってしまえばピントをいじれなくなるのがつらいのだ。

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