2025年9月アーカイブ

M45とその周囲の分子雲

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M45_202509.jpg

前回の和歌山訪問時、オフアキガイドからガイド鏡ガイドに移行した。
焦点距離は530mmから150mmとなり、PHD2ガイドのグラフがかなり平坦になった。

その最初の作品がこれだ。
周囲のもくもくを何たらストレッチであぶりだしてみたが派手すぎるかもしれない。
なんというか、派手好みのアメリカ親父的な芸風だな。

M45本体はそっちのけでどうでもよくて(どうでもよくはないが)、
周囲の茶色のもくもくと、薄くて青いベールのような星雲との絡み合いが面白い。

ずっと前からメローペの下というか南側は色合いが違うと思っていたが、
青と分子雲の茶色?と入り混じってあの色になっていたのか。
長年の謎がこの画像ではっきりした。
今時の進化した画像処理のおかげといえる。

月没後の撮影で、撮影枚数は少ないが撮影条件は良かったのかもしれない。

PixInsightでは、RC大三元(BXT,SXT,NXT)はもちろん、ImageBlendも使っている。

【撮影データ】
鏡筒:タカハシ FSQ106(530mm F5)
架台:タカハシ EM200 Temma2
カメラ:ZWO ASI6200MCPro
Filter:NO Fitler 5分×30枚 2時間30分
ガイド:ZWO ミニガイド鏡(150mmF5) ASI220MM-mini PHD2
撮影日:2025年8月30日
場所:和歌山県 NNRV(リモート撮影)
処理:PixInsight,BXT,SXT,NXT他

ゴルビー買えず、クイーンニーナ

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仕事場に売りに来る地元の農家さん。
今回はゴルビーがあると聞いていたが買えなかった。
代わりにクイーンニーナというブドウを買った。

20250902.jpg

ゴルビーと同じく、赤系のブドウである。
ゴルビーの味は忘れたが、クイーンニーナも甘くておいしい。
皮ごと食べられるというが、
実際に食べてみると皮はシャインマスカットよりも少し厚いかも?だけど、
シャインマスカットみたいに普通に食べられる。

SH2-140

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SH2-140_202509.jpg

SH2-140 ケフェウス座にあるが愛称はないみたい。
中央の赤いヤツがSH2-140である。
これ、SH2-140以外の周辺部がかなり淡くて処理が難しい。

【撮影データ】
鏡筒:タカハシ FSQ106(530mm F5)
架台:タカハシ EM200 Temma2
カメラ:ZWO ASI6200MCPro
Filter:NO Fitler 5分×102枚 8時間30分
ガイド:ZWO OAG-L,ミニガイド鏡(150mmF5) ASI220MM-mini PHD2
撮影日:2025年8月25日,26日,28日,29日,30日
場所:和歌山県 NNRV(リモート撮影)
処理:PixInsight,BXT,SXT,NXT他

8月の新月期の第2弾。
これも天候不順というか薄雲攻撃ばかり、ガイド不能も多かった。
全撮影画像の半分程度は捨てている。

8月の新月期はこれで終わり(隠し玉はある)。
薄雲さえなければ量産体制にもっていけたが無理だった。

ガイド鏡ガイドに変更したが

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20250903.jpg
上:今までのオフアキガイド(焦点距離530mm)のグラフ
下:ガイド鏡ガイド(焦点距離150mm)のグラフ

こうしてみると、ガイド鏡ガイドはグラフが平坦になり、よくなったように見える。
しかし、秒角単位で見ると、実はほんの少し悪化している。
ガイドの焦点距離は、長い方がやはり有利なのかも?とも思う。
とはいえ、実用上はこれで何の問題もない。

思えば昔はSBIGのCCDでAOガイド(これも一種のオフアキガイド)でやっていて、
4年前にCMOSカメラにした時もOAG-Lでオフアキガイドをやっていた。
ガイド鏡ガイドはやってこなかったわけで、今回が初のガイド鏡ガイドだ。

オフアキガイドはやはり優れたガイドシステムであると思う。

ではなぜ、ガイド鏡ガイドにしたのか?
理由は、フィルターの有無でピントがずれるから。
フィルターなしとフィルターありではピント位置がかなりずれる。
フィルターをUV/IRタイプのものを入れれば済む話であるが、
カメラのカバーガラスもUV/IRタイプのものなので、
同じものをもう1枚入れてもなあ、という思いがあった。

あと、今は横構図でしか撮影していないが、
そのうち縦構図で撮影したいものが出てくる。
そうした時も、ガイド鏡ガイドだと何も考えなくてよい。

そういった事情があってのガイドシステム変更だ。

また和歌山へ行ってきた

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8月30日(土曜日)、再び和歌山へ行ってきた。
朝10時ごろに出発し、現地には15時前に到着した。
現地作業を行い、20時30分頃に現地から撤収、帰宅したのは日付が変わってからだ。

現地でやることは色々あって、
1.周辺の草むしり
2.雨対策でコーキング
3.中の掃除(掃除機をかける)

それが終わってから、
4.鏡筒の蓋兼フラットパネルの微調整
 (少しズレだしてきたので元に戻す)
5.ミニガイド鏡の設置とピント出し
6.ミニガイド鏡でPHD2の再設定とガイドテスト
7.メインカメラの回転位置が1度ちょいずれていたのを修正

ミニガイド鏡は、ZWO社の30mmF5でEDガラスを使った最新型。
前回訪問時にはピントが出ず、今回はリベンジだ。
原因はわかっていたので、今回はちゃんと対策してピントもちゃんと出た。

20250901.jpg

ミニガイド鏡と撮影鏡筒の光軸合わせはしなかったけど、
どちらも撮影画像に同じ天体を捉えていたのでまあ十分だろう。
ファインダー台座って取付にズレがあるものと思っていたが、
ほぼ正確だったとは驚いた。
さすがはタカハシ製品。

PHD2で強制キャリブレーションしたが、なぜか失敗ばかりする。
同時に現地にいた人に聞いたら、
「ガイド鏡の焦点距離を入れ直ししないとダメだよ」
おかげで助かった。
焦点距離の変更とは、現地では頭が回らなかったよ、ありがとうFさん。

もう思い残すことはない。
よほどのことがない限り、これでもう現地には行かないぞ。

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