SH2-129 ケフェウス座にあるが、中心部のイカは難物だ。
周囲の赤いヤツ(SH2-129本体)は明るく、NINAの撮影直後の画像でもはっきりわかる。
イカはものすごく淡いO3で光っており、ナローバンドでしか狙えない。
月明かりの撮影であったが、月なしの撮影で狙うべきだろう。
淡いので無理やり炙り出しているので、画像は荒れ荒れだ。
難物ではあるが、2,3時間程度の撮影でも炙り出せるけど、
もっと枚数を稼ぎたくなる対象ではある。
もう季節遅れなので、来年に持ち越す。
【撮影データ】
鏡筒:タカハシ FSQ106(530mm F5)
架台:タカハシ EM200 Temma2
カメラ:ZWO ASI6200MCPro
Filter:L-Ultimate 5分×56枚 4時間40分
ガイド:ZWO ミニガイド鏡(150mmF5) ASI220MM-mini PHD2
撮影日:2025年8月31日,9月1日
場所:和歌山県 NNRV(リモート撮影)
処理:PixInsight,BXT,SXT,NXT,NarrowbandNormalization他
私も今年イカにチャレンジしたのですが、出てくる画像に何も写って無くて
半ば諦めました。
私の中では最大の難物だと思っています。
カラーセンサーでも良く撮れてますね。
撮影場所と画像処理技術が素晴らしいのだと思いました。
私が自宅で2023年6月に撮影した時は画面にイカがくっきり現れて
おおって声が出たのを記憶しています。
撮影データを見るとF5.13で30分露出していました、しかもBIN4で。
3nmのOⅢが11枚、Hαが4枚で1枚1枚しっかり写ってましたので
画像処理はとても楽でした。
コウモリ星雲は言うほど明るくはないのですが
イカが暗すぎて感覚が違ってた気がします。
今年試写した時(BIN3で5分)はコウモリすら写りが悪いと感じたので
過去画像を見て思い出した次第です。
金子さん、こんにちは。
このSH-129というよりは、イカ狙いなので
先月末から今月にかけてしつこく狙っていました。
月が半分程度なら何とか写りますが、月が大きくなるにつれてどんどん写らなくなります。
WBPPにかけてもリジェクトされるだけで撮影するだけ無駄でした。
月のない透明度の高い夜に狙うべきもので難物でした。
リモート撮影地の和歌山は天の川がよく見えますので
暗い空だと思います。