福井の方言でよく取り上げられる「はよしねま」、「はよしねーの」。
石川県でも使われるそうだが、
意味は「早くしてくれ」で、「早く死んでくれ」ではない。
おいらは地元民であり、意味は分かるが、その言葉は使わない。
おいらが使うとしたら「はよせーま」であり、「しねま」は使わない。
「しねま」は「シネマ」であり、(イギリスでの)映画の意味になってしまう。
昔、1970年代、イギリスのロックバンド「ジェネシス」が
発売したアルバム「Selling England by the Pound」
直訳すると「イギリスをポンドで売ります※」という
ふざけたというか風刺した意味だが、
邦題は「月影の騎士」で全く意味が違う。
(1曲目の「Dancing With the Moonlight Night」から名付けた?)
何曲目かに「The Cinema Show」という曲があった。
日本語で「しねましょう」と聞こえるように歌っていたのが笑えた。
歌っていた人はピーター・ガブリエル(もちろんイギリス人)で
日本人ではないが、日本語で「しねましょう」としか聞こえなかった。
このアルバムは、世間一般的にも名盤と誉れ高く、
彼らの最高傑作との評価もある。(おいらもそう思う)
※pound(発音はパウンド)は、重さの単位であるポンドと、
イギリスの通貨であるポンドの意味があり、
「イギリスを(イギリス通貨である)ポンドで売ります」と思っていたが、
「イギリスをポンド単位で量り売りします」の意味で
当時のイギリス労働党の選挙スローガンを採用した説が正しいようだ。
ちなみにオリジナルのバンドメンバーは全員貴族※の出身であり、
身分は結構高いはずで、労働党のスローガンをというのは
相いれない世界ではないのか?、
いやミュージシャンだから何でもありなのかとおいらは思う。
※イギリスの貴族は身分が本当に高く日本人には馴染ない感覚だ。
日本でいう上級国民とも違い、平安時代の貴族みたいなものか。
川原泉の漫画でもイギリス人貴族が登場するがあれがわかりやすいかも?