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2006年3月31日
 ■ 今週は雪

ここ2・3日ずっと雪が舞っている。
積もるほどでもないが、屋根にはうっすらと積もっている。
せっかくの新月期なのだが、ずっと天気が悪いみたいだ。
先週の金曜日に撮像しておいてよかったといえばよかったが、
NGC4565とM57しか撮れていない。

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2006年3月30日
 ■ IC1296(M57の右上)

M57IC1296.jpg
M57を処理していて、この周辺には小さい系外銀河がちょこまかとある。
M57の右上には、Sb型の銀河があって、IC1296の名前が付けられている。
IC1396はケフェウスの大型散光星雲で有名であるが、
IC1296なんてのは知っている人も少ないだろう(と勝手に思っている)。

M57本体のみ処理する分にはどうでもよいが、IC1296を処理するとなると難しい。
M57自体が小さいのに、さらに小さいからこの銀河を生かすかどうか悩むところだ。

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2006年3月29日
 ■ M57 処理しなおし

M57_2006_2.jpg

処理しなおしの画像。
DDP−色彩強調で、白っぽくなったのを赤っぽくして、いろいろいじった画像。

他の画像はないので、今後1週間晴れる日がないと困るなあ。

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2006年3月28日
 ■ M57 もうちょっとかな

M57_2006.jpg
M57 FRC300RD(F5.9) ST-2000XCM+AO-7 10分x10枚 -25℃

この前のNGC4565のあとに撮像したM57。
最後の1コマは薄明が始まっていた。

10分程度でささっと処理した画像で、星像はゆがんでいるし、
色合いもイマイチだし、あまりよろしくはないですが、
明るい惑星状星雲も何とか方程式になりそうな予感。

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2006年3月27日
 ■ NGC4565

N4565.jpg
NGC4565 (←北方向)
(全体像を見るには、コメントなくても、コメントをクリックして下さい)
FRC300RD(F5.9) ST-2000XCM+AO-7 20分x10枚 -25℃

金曜日の夜(3月24日)撮像分。
南中前から撮像して、子午線通過後も2時間踏ん張っての撮像。
構図的には4565をど真ん中にしたら、この画像の右上の端っこの銀河が
中途半端に写ってしまった。トリミングで落としてもいいかな。
実はAO-7を使う関係上、明るめのガイド星が必要で、ガイド星の配置から
この構図がぎりぎりだった。MaximDL4で、0.1秒ガイドが可能だった。

晴れてはいたけれども、透明度がイマイチであんまりよろしくない空が
そのまま反映したような作品になってしまった。

その次の3月25日。
昼はものすごい快晴で、今夜も頑張ろうと張り切って仕事に行ったが、
夜遅くまでかかって、帰宅したら夜の12時。
いい天気だったけれども、疲れていたのと、翌朝(3月26日)は
町内の奉仕作業もあって、撮像せずに爆睡。

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2006年3月25日
 ■ 撮像中

maxim4.jpg
天気予報では晴れることになっていたが、夕方から曇り。
明日は仕事(といっても午後から)があるから無理できないし、
午前3時過ぎには月も出てくるので、
夜11時までに晴れなかったらあきらめようと思っていた。
何とか晴れそうだと確信して、撮像準備。

いつもは、CCDSOFTで撮像するが、今日は趣向を変えてMaimDL4。
使ってみると、慣れないし、CCDSOFTと作法が違うので戸惑った。
ガイドチッブのフォーカス画像がどうしても表示できなくて悩んでいたが、
どうやら SBIG AO Control の Locate で表示するのだと理解するまでに5分ほど考えた。
あの狭い枠の中の表示は戴けないなあ。CCDSOFT方式がわかりやすい。
AO-7も使えるし、放置プレイもできるのは CCDSOFTも同じで、操作も似たようなもの。

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2006年3月22日
 ■ でかいなあ

monitor.jpg
先日ポチったデルの24インチW液晶モニタ 2405FPWが到着。
でかい、隣の20インチモニタが小さく見える。
こんなのが8マソ弱で買えるなんていい時代だ。

実はポチった2・3日後には、同じ値段で、新型の2407FPWが買えたのだった。
悔しいなあ。
この2405FPWは、このロットで生産が終了したらしい。

ただ、標準では、やたら明るすぎてかなり暗く設定した。
ドット抜けもなくていい感じ。

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2006年3月21日
 ■ ブログいじり

今までこのブログは、MovableType 3.1Jを使ってきたが、いろいろ事情があって
MovableType 3.2J(MT3.2) にアップグレードを行った。
ついでに、使用するデータベースを、標準のDB_File(BerkleyDB)からMySQLに移行した。

いろいろ設定がたくさんあって、昔、このブログの設定した記憶をすっかり忘れているので
アップグレードに戸惑った。
mt-static を標準の状態から外していて、これを思い出すのに時間がかかった。
mt-static は、セキュリティ確保のために、cgi-bin 配下におかずに、別フォルダに配置していた。

データベースは、MT3.2でBerkleyDBはレスポンスが悪いとか言われているらしいのと、
最近、尾道の某寅さんがMT3.2をやりたいとかで、MySQLにした。
ブログ用のサーバーは、Linux の自宅サーバーで、MySQLもインストールはしてあったが、
DBD::MySQL とか perl との関連のモジュールがなく、全部追加インストール。

MT3.2 には、stylecatcherというプラグインがあって、これでスタイルシートを自在に変更できると
いうのだが、試しにやってみると、配置が崩れる。
もとのスタイルシートは削除してしまったので、仕方が無く、どこからか適当に
スタイルシートを取り込んではめ込んでみた。
ちょっとデザインが変わってしまった。

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2006年3月20日
 ■ そういうことだったのね

昨日か一昨日だったか、デルの24インチワイド液晶モニタが、78,000円代で
安売りしていたので、思わず、ポチっと逝ってしまった。
確か、発売当初は、15マソ円代していたはずで随分と値段が下がってきたものだなあと思っていた。
値段が下がるには、在庫を抱えこみ過ぎたか、新製品が出るかどっちかだろうと思っていたが
今回は後者の場合のようだ。

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2006年3月18日
 ■ 年度末は忙しいんだよ

oubo2.jpg
このくそ忙しいときに、今週はじめは雪が30cmも積もって(もう融けたが)
誕生日も知らぬ間に過ぎてしまった。
3月は忙しいだろうから、免許証の書き換えは2月に済ませていてよかったぜ。

カメラのキタムラにデジカメプリントも取りに行ってきたけれども、
微妙な色合いがイマイチだなあ。
背景もレベルを勝手に落としやがって真っ黒じゃねえか。
いろいろいじりたい気持ちもあるが、忙しいとだんだん面倒になってきて
このままでいいから応募してやる。
こんなやっつけ仕事じゃ応募しても落選だわ。

一緒に写っているデルのノートPC、全然触ってない。
このノートPC、多分、現時点では一番ハイスペックなんだけどなあ。
 CPU : Intel CoreDuo T2500 (2.0GHz)
 MEM : 2GB ( 1GB x 2 )
 VGA : nVIDIA Geforce 7800
 TFT : 17' WUXGA 1920x1200
WindowsVistaとか入れて遊びたいが、まだまだ先か。

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2006年3月13日
 ■ また雪が降ってきた

yuki5.jpg
3月に入って気温が10度を超えてきて、やっと春だなあと思っていたら、また雪が積もって来た。
タイヤをノーマルに戻そうかと思っていたけど、だらだらと替えずにいたのが幸いした。
3月下旬でも10センチ程度の積雪もあったこともあるし、4月の積雪もごくまれにある。

去年からの雪は消えてしまったが、また雪化粧になっちまった。
まあすぐに融けるだろうけど。

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2006年3月12日
 ■ 画像処理し直し、作品化

やっと休みが取れたので画像処理し直ししてみた。
(クリックすると別窓で画像が表示)

カメラのキタムラにデジカメプリントしようと持っていったら、
サイズがでかすぎて受け付けてくれない。orz
ピクセルサイズを4570以内に納めないと受け付けてくないのだが
そうとは知らずに4倍に拡大してもっていったのが裏目に出た。

M51b.jpg
M51

N2903b.jpg
NGC2903 外側の淡い腕を何とか出した

M63b.jpg
M63 周辺の淡い星雲を出したけど、やや荒れ気味

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2006年3月11日
 ■ 自宅での撮像

自宅は光害もある明るい空ではあるが、都会に比べれば暗いのかもしれない。
天の川は条件がよければ見える場合もあるし、条件が悪いと1等星しか見えない夜もある。

遠征しに行く場所は暗い空で天の川は良く見えるし、小熊座やうお座も全景がはっきりわかる。
銀塩撮影だと、こういった暗い空を求めて遠征しないと撮影ができない。
冷却CCDだと自宅でもある程度は写ってしまうのだから凄いことだな。
それでも冷却CCDはS/Nが命だから当然暗い空が望ましいことに間違いはない。

最近、自宅で系外銀河などを撮像しているが、明るい空とはいえ、最も条件のよい時間帯を狙っている。
当然、南中前後を狙い、低空の対象はあまり狙わない。
やはり天頂付近が一番暗いのでここを重点的に狙う。
南中2時間前あたりから撮像を開始して、南中過ぎ1時間や(場合によっては)2時間も狙う場合がある。
ウエイト軸は上を向いてカメラが三脚に当たりそうなくらいまで引っ張る。
屈折だったら絶対無理だけど、あの鏡筒ならカメラは赤緯軸に近いのでこういった無茶ができる。

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2006年3月10日
 ■ 焦点距離とピクセルサイズ

冷却CCDでは焦点距離とピクセルサイズってのが大事なんだと思う。
1つ下のutoさんのコメントを読んでみて、そういえば同じような経験があった。

NGC281_2005.jpg
NGC281 FSQ106 + ST8XE ShulerH-alpha(10nm)
これは昨年の9月にHαで撮像したNGC281
この画像を処理していて、何で星像がもっと小さくならないのか、
解像感がもっとあってもよさそうなのに物足りないのはなぜか?
と思ったことがあったがすっかり忘れていた。

ST-8XEの9μサイズでは、FSQでは焦点距離が短すぎて性能を出し切れていなかったのだろう。
岡野氏の本を読んではいたが、身をもって体験するまでは理解していなかっただけ。

FSQは銀塩撮影に使おうかなあ。

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2006年3月 9日
 ■ FSQの場合は、

系外銀河攻略の方程式が通用しない。

M101_4.jpg
M101 FSQ + ST2000XCM 20分の1枚画像(DDP処理あり)
これだけ見ると、ぱっと見はよさそうだが、
1.明るめの恒星像の周りが変に色ずれしている。
2.緑とかの原色の星がある。
これを8枚コンポジットすると背景は多少は滑らかになるが、
上記、の1.2.の欠点部分が増幅されてとても見苦しくなる。

FSQ+ST2000XCMの場合は、
1.CCDOPSでL,R,G,Bに分解して各色でコンポジット後LRGB合成
2.ステラ5を使う場合でも、カラーではなくモノクロとしてベイヤーカラー合成
  その後LRGB合成
というように、ひねった画像処理を強いられるのと、それでもまだ不満の残る作品にしかならない。

FRC+ST2000XCMでは何の苦労もなくカラー合成ができる。

この原因が何かをいろいろ考えてみたが、どうやら焦点距離の違いではないかと思うようになってきた。
岡野氏の「冷却CCDカメラによる天体撮影テクニック」では、CCDのピクセルサイズによる
最適なFOVpp(Field of View per pixel)があるということだ。
理論的なことは端折るとして、ST-2000XCM/XMの7.4μサイズでは、
焦点距離740ミリ以上でF値が5.6以下であるのが望ましいとされる。
まあ焦点距離は若干短いが、FSQでも問題はなさそうではある。
(理想的な光学系はε200/210とかR200SSくらいなものかな)

ただし、この理論はモノクロCCDの話であって、カラーCCDの場合はどうやら事情が違うようだ。
カラーCCDは、4ピクセルで1カラー画素となるので、実際のピクセルサイズは
7.4 X 2 = 14.8 ≒ 15 と思ったほうがいいだろう。
15μとして考えると、焦点距離は1500ミリ以上でF値は11以下が望ましいことになる。
FRCの場合は、レデューサーありでもなしでもこの条件を満たしている。
FSQの場合は、焦点距離が短すぎるということになる。

つまり、CCDを基準として考えると、ST-2000XCMの場合は、長焦点反射の光学系を必要とするのではなかろうか。

逆にFSQを主体にして考えると、どう考えてもカラーではなくモノクロCCDがふさわしいということになる。
確かに、過去に天文ガイドでの最優秀に輝いた作品で、FSQ+冷却CCDの組み合わせはあったが、そのどれもがモノクロCCDであった。

今頃気づいても遅かったか、グレーテルさんには申し訳ないことをした。
FSQだったらモノクロCCDを勧めておくべきだったと後悔している。

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2006年3月 8日
 ■ ステラ5によるカラーCCD処理

最近やっとカラーCCDの画像処理方法が確立した。
(別名、系外銀河攻略の方程式)
極秘でもないので処理方法を公開する。

stl5_1.jpg
まずは、ダーク・フラット補正後にホット・クールピクセル除去をしておく。
それから、ベイヤーRGB変換でカラー化する。

stl5_2.jpg
カラー化する際に、オプションはこの通り。
この組み合わせでないと色がおかしくなる。

stl5_3.jpg
M63の20分1枚画像がこの通り。
背景の荒れもわからないほどにきれいになる。

stl5_4.jpg
コンポジットした後でDDP処理を行う。
色彩強調マスクはすべて”g”で行う。
これは系外銀河特有の処理であって、散光星雲は変えたほうがいいかもしれない。
系外銀河は岡野氏のLRLB法の基本となっているG画像=L画像の代替のように
G画像がキモなのだ。
あとは好みで、ガンマを少し上げて背景をさらに落とす。

この処理方法で画像処理が大変楽になった。
カラーCCDのメリットがここに集約されると思う。

今月号の天ガで、岡野氏によるカラーCCDがどうたらこうたらとあるが、
確かに感度は低く、撮像時間が短縮されるわけではない。
むしろ、20分×8枚とかかけるとモノクロCCDとそう変わらないか、
時間がかかるのかもしれない。
しかし、画像処理はかなり楽になったというメリットを実感した人は
あまりいないのだろうなあ。

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2006年3月 6日
 ■ 今月号の天ガと星ナビに

出ていた千葉のS木さん。
たまたまM100を撮像中に発見した超新星の記事が掲載されている。

実はこの人の機材が凄い。(無断引用すみません)
赤道儀はNJPに延長ウエイトシャフトにウエイト4つで自分のシステムと全く同じ。
ということは、上に乗っかっているRCOSの12.5インチRCも30キロ以上あるということか。
黒光りのでかいドラム缶が何とも爽快だ。
こっちのRCも検討していただけに、フォーカサー内蔵の鏡筒で実にうらやましい。

しかし、この人、今後も観賞用画像のみを撮る姿勢を崩さないのが男らしい。

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 ■ M63

M63.jpg
M63(北は左方向)
FRC300RD ST-2000XCM+AO-7 (-30℃) 20mX10枚

昨日のラストショットはM63、ひまわり銀河。
この時期は、系外銀河しか狙うものはないけれども、
この鏡筒とCCDの組み合わせは結構いけてる。
バックフォーカスの関係でAO-7を止めるかフィルターを止めるかで迷ったこともあったが
AO-7を残してフィルターホイールを止めて(カラーCCDにして)正解だったかも。

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2006年3月 5日
 ■ NGC2903

NGC2903.jpg
FRC300RD(F5.9) ST-2000XCM+AO-7 (-30℃) 20mX8枚

撮れたてのNGC2903、しし座の鼻先にある。
土曜の夜に晴れてくれるのはありがたい。
ステラ5で、カラー化してコンポジットしてちょいちょいでこの画像。
外に出してあるノートPCを室内から無線LANのリモートデスクトップで操作している。
自宅での撮像は楽だねえ。

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2006年3月 1日
 ■ 新月期なのに

ずっと天気が悪いみたい。
雪もかなり融けたというのに、今日は寒くて雪がまた積もってきた。
今週末は、御園は予約でいっぱいらしくて遠征もなし。
この前のM51だけでも撮像できただけ、ありがたいと思っとかないとね。
まだまだ撮影の季節にはならんですな。

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