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2006年3月30日

 ■ IC1296(M57の右上)

M57IC1296.jpg
M57を処理していて、この周辺には小さい系外銀河がちょこまかとある。
M57の右上には、Sb型の銀河があって、IC1296の名前が付けられている。
IC1396はケフェウスの大型散光星雲で有名であるが、
IC1296なんてのは知っている人も少ないだろう(と勝手に思っている)。

M57本体のみ処理する分にはどうでもよいが、IC1296を処理するとなると難しい。
M57自体が小さいのに、さらに小さいからこの銀河を生かすかどうか悩むところだ。

投稿者 pikachu7500 : 2006年3月30日 00:01

コメント

ふっふっふっ、知ってるよー。
去年の初めBORG買ってすぐに撮った。んで、orcaさん所の掲示板に
貼ったのだけど、随分昔なのでもうexpireされてるみたい。
しかしBORG+KissD改でアッサリ写ったのが、冷却Kodak CCD +IDAS Type4
だとIC1296に限らず IC銀河がことごとくロクに写らない。
フィルタはどこのが良いのか?それともCCDが悪いのか?そもそも口径が
もっと有れば解決する話のような気もするし。

先日の超新星発見した人達みたいに、30cm級RCがこれからのdeep sky
狙いの主流かなぁ。

投稿者 GPE-R200SS : 2006年3月30日 01:35

GPE-R200SSさん、そうでしたか、それは気がつきませんでした。
検索しても国内ではあまり画像が載ってませんでした。
M57が明るすぎて、IC1296は淡くて小さくて撮像するのには難易度が高いような気もします。

30cm級RCもここ3・4年くらいで普及してきたような感じですかね。その前まではニュートンだったような。

投稿者 ここの管理人 : 2006年3月30日 19:30

海外の作例では両者共良く写っているのがありますよね。
空のせいかとも思いましたが、フィルタのせいかもしれません。
海外はSBIG製LRGBが多いのでL画像が赤外まで素通しなんです。こうすると、L画像がIRCの場合と比べて輝度差を多少なりとも埋められます。

と、いうわけで、Lフィルターを赤外透過のクリアにすれば、IC銀河も良く写るのではないでしょうか >GPE-R200SSさん

自分の場合、銀河はほとんど全て赤外透過で撮像しています。
反対に散光星雲は必ずIRC、もしくはRフィルターで撮像したものをL画像としています。
IRCとクリアの差はかなり大きいですよ。

投稿者 uto : 2006年3月30日 22:08

SBIG製のLRGBフィルターは、過去のものはIR-BLOCKされてなかったようですが、ここ3・4年程度前からのものはクリアでもIR-BLOCKされていると思ってます。
実際はどうなんでしょうかね?

確かに系外銀河のS/Nを上げるには赤外透過フィルターを使うのもありまかもしれません。
ただ、私の場合は、ST-2000XCMに付属してきたIR-BLOCKフィルターを装着して撮像しています。

投稿者 ここの管理人 : 2006年3月31日 20:31

Pharmさんが調べたところ、SBIGの1.5mm厚のLRGBでのLフィルタはIRCされてないそうです(RGBは無論、IRCコート済み)。
米国からは、なんでIRCなんか使うんだ?との返答だったとか。
見た目も手持ちの3,4種類のIRCはどれも傾けると水色〜桃色の色の変化が見られるのに対し、SBIGのLフィルタは変化無し。
確かめたわけではないですが、赤外透過のクリアだと思います。

そですね、カラーCCDではIRCを入れた方が絶対にいいと思います。

投稿者 uto : 2006年4月 1日 03:03

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