SVBONYの新製品を購入した。
以前に似たような製品を購入したが、今回のはそれとは違う。
以前購入したものは、製品名も型番も「SV241」
今回購入したものは、製品名は「SV241 Pro」、型番が「SV241-YC」となっている。
手に持った感じでは、ややずっしりと重く感じる。
付属品も充実しており、なかなかいいではないか。
今回購入したのは、ASCOM対応のSWITCHデバイスであり、お値段も高い。
お値段が高いといっても他社製品に比べれば圧倒的に安いといえる。
これが最初から発売されていたらなあ、とは思ったが、今更泣き言を言っても遅い。
何といってもうれしいのが、USBの数が多く6つもあること、
(USB-Cx1、USB2x3、USB3x2 これだけあれば十分だ)
電源用の12V出力ポートも、常時出力x1、ソフトウエア制御x5、と充実している。
(実はさらにもう一つあり、電圧0V~15V/3Aでソフトウエアで電圧調整可能)
さらに、露対策ヒーター用のRCAコネクタも2系統あることだ。
付属品には温度関連センサーも2本付属していて、SVBONY本体に接続する。
1つは温度湿度センサーで、基本的には鏡筒まわりのその辺のどこかに固定する。
もう一つは温度センサーで、ヒーター部分に潜り込ませて実際の温度をモニターする。
ここまでは多言語版(の日本語)で説明が書いてある。
和歌山リモートでは、屈折鏡筒に露対策のヒーターを巻いており、
ガイド鏡にもヒーターを巻いているのでちょうどいい。
現在は昔から使用しているケンドリックのものを使っているが、
接続がスマートではなく、これがすっきりできるとなればうれしい。
ソフトウエアに関しては何も説明がないのだが、自力で探しに行かないとダメだ。
1.単体動作するアプリ
2.ASCOMドライバ
の2つが用意されていて、SVBONYのサイトに行って直接ダウンロードはできる。
ただそれだけで何の説明もない、だがそれでいい。
説明はなくてもインストールして動かせば、すぐにわかる内容だ。
Geminiにしろ、SVBONYにしろ、ちょっと不親切に思えるかもしれないが、
中華メーカーは、まあこんなものだと割り切って使うしかない。
奴らは「こんなものを欲しがる天文屋は自力で何とかするさ」と思っているのだろう。
実際、それはそうなんだけど。
ソフトウエアでは、最初に
これは、単体で動作するWindowsアプリである。
接続して、1番目の電源をOFFにしてみた時の画面だ。
ASCOMとは無関係である。
次に、ASCOM関連、
ASCOMドライバをインストールし、NINAから設定画面を呼び出した画像。
接続用のCOMポートを指定し、接続デバイスに名称を付ける。
さらに
NINAから接続した、SWITCHの画面。
各電源のON/OFFと、2系統あるヒーターの制御ができる。
使い方としては、NINAから制御できるので、
詳細シーケンスを組めば電源制御も思いのままだ。
以前に購入したものは、ただのUSBと電源のハブでしかなかったが、
地元リモート用と和歌山リモート用に2基配備済みではある。
今回購入したものは、和歌山リモートに配備する予定。
今現在は、100Vの電源コンセント単位に個別に電源をON/OFFしている。
これを切り替えるとなると、いろいろ検討事項が増えてくる。
電源は個別に制御可能なので、これ1つで全部1つにまとめることは可能だ。
赤道儀は今は24Vを入れているのだが、12Vも可能でそうすれば繋げられる。
(赤道儀は24Vのままにすると思う)
どれにどうつなぐのか、悩みどころではある。
それ以上に問題なのは、手元に機材がないので、
ケーブル接続時に長さが足りるかどうかの判断ができない。
ケーブルそのものが不足するかもしれない。
(特に電源ケーブルのオスメス/オスオス問題がある)
いきなり現地で一発勝負して、勝てばいいが負けた時が大変だ。
なので、勝負下着を履いていくか、とアホなことを考えてる場合ではなく
現地調査で1回、2回目に本設置の長丁場で考えないといけなくなる。
片道400Kmは大変なんだよ。
できれば現地作業は1回きりで済ませたいが、どうするかだな。
事前に綿密に計画を立てて、プランBも考えるか。
でも和歌山はいい所なんだよな、よく晴れるし空は最高だし。
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