タイムマシンは実現できないが、その根拠になった理論はある。
アインシュタインは相対性理論で、
・光速は定速である
・光速に近づくほど時間はゆっくりと進む
・光速では時間が停止する
・物質は光速を超えることはできない
と述べた。
この理論の延長としては、光速を超える速度では時間は逆戻りする、
とも言えるのではないか?ということで、
時間を逆戻りさせるには、光速を超える速度があればいいということにもなる。
・物質は光速を超えることはできない
ので、仮定の話ではあるが、そういう理論を考えてみたら、というだけ。
まあ現実にはできないので、単なる思考実験というわけだ。
例えば、虚数(i)という数学的な定数がある。
二乗すると-1になる数値だ。
実際には存在しないが、あると便利なので数学的にはよく使われる。
オイラーの定理では、無理数を3つ
・虚数i
・円周率π
・自然対数e
を使って、
eのπi乗 + 1 = 0
という、世界一美しい数式が存在する。
また、ホーキング博士は
「量子論を加味すると、宇宙の始まりはなくなり、時間も虚数になる」
という
「虚時間の宇宙論」を提唱した。
なので、実際には存在しないものであっても、
無視するわけにはいかなくなる場合もあるのではないか、と。
そこで仮定として、
・光速を超える世界があった
としたらどうか、を考えてみた。
つまり時間が逆行する世界である。
考えやすくするために、
時間が逆方向に進んでいく世界を以下に定義し直す。
・その中では光速は定速である。
・光速の中では時間は停止する。
・光速に近づくと、時間の進み方は遅くなる
・物質は光速を下回ってはいけない
というアインシュタインの相対性理論を似たような感じで引き継ぐ。
(と書いたがこれはどうでもよい、本質ではないので)
時間が逆方向に進んでいく世界の起点はどうするか?
太陽は赤色巨星ではなく、主系列星であり、文明が高度に発達したある時点、とする。
世の中や世界は、どうなるかというと
・人間は墓地の中から掘り起こし、老人として出現する(=生まれる)
(火葬が主体の日本では、火葬場からの出現になる)
・人間はどんどん若返り、知識・教養はだんだん退化というか低下する
・人間はやがて子供から赤ちゃんとなり、母親の中へ消える(=死ぬ?)
・その母親や父親も別々になり、やがて其々の母親の中へ消える
・文明はどんどん退化し原始的になってゆく
・人類はやがて原人に、
・恐竜は突然巨大化した状態で出現し、徐々に退化してゆく
・やがて生物も存在せず、どろどろの地球になる
・地球や惑星も小さくなりチリの集合体となる
・太陽も消滅し、水素ガスの薄い集合体になる
・宇宙が段々収縮していき、1点に集約し終わる。
と考えてみたが、そんな馬鹿な話になるのかね?
まるでSF小説みたいだ。
タイムマシンからかなり逸脱してきた。
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