四国カルストから降りて、再び高知県側、国道439、ヨサクへ戻る。
この辺りから、ヨサクは酷道へと本性を現す。
こんな感じで、車が1台やっと通れるような細い道だ。
人家はあるので、生活道路ではある。
こんな所にも人が住んでいる。
人里を離れるとこんな感じ。
狭い道だが、対向車はあり、そのままではすれ違いが出来ない。
でも20台程度はすれ違ったかな。
所々に待避所みたいなところがあり、
どこにあったかを記憶し、バックするとしたら何mかを把握しておく。
対向車が来たら、待避所が近ければすかさずバックしてすれ違う。
酷道マニアいわく、「譲られたら負け」だ。
地元の人も慣れたもので、お互いに阿吽の呼吸で
譲ったり譲られたりしてどんどん進んでゆく。
初心者は入ってはならない。
道端にあった看板。
ヨサクは四万十川の支流の一つに沿って進んでいく。
しかしその支流もダムだらけだ。
こういった細い道が延々と続く。
雪は降らないだろうから、標識はまっすぐに立っている。
酷道157,481,482などは、豪雪で標識がねじ曲がったりひしゃげたりしている。
四万十町付近では、道が広くなるが、
四万十町から四万十市へのヨサクは、また狭くなり、
山を越えるため狭いしカーブが多い、見通しが悪く、待避所も少なく
対向車が来たらどうしようもない。
ここがヨサク西コースの神髄だ。
この区間は人家もなく、対向車もなく、バイクが2台いた。
奴らも県外ナンバーで酷道ファンと思われる。
そして、夕方5時、ようたくたどり着いた四万十市(旧中村市)。
ヨサクの終点だ。
そして、ここには宿を手配してある。
もちろん、ヨサクの終点だからこそ、ここに宿をとった。
四万十市中心部は、四万十川の河口付近に位置する。
最後の清流といわれてはいるが、それほどきれいな川ではないようだ。
初めて行ったヨサク西コース、酷道を十分に堪能した。
夕方、まだ時間はあるので、足摺岬へ向かう。
四万十市から約40キロと遠く、小一時間かけていく。
足摺岬に到着した。
中浜万次郎(ジョン万次郎)の銅像がある。
展望台から見た足摺岬の灯台。
足摺岬の灯台とは反対側。
どちらも断崖絶壁だ。
四国最南端、陸の孤島で最果ての地だ。
本日の走行処理、800Km。