コシヒカリはあまりにも有名になりすぎてしまった。
欠点の多すぎるコシヒカリではあるが、
それゆえコシカリの改良版はたくさん開発されてきた。
ところがこれがダメなんだわ。
ダメなのはコメそのものよりも、新しい品種が市場に受け入れられないことにある。
例えば、
「イクヒカリ」
これはコシヒカリが背が高く倒伏しやすいという欠点を改良した背の低い品種でコシヒカリの孫にあたる?のかな。
コシヒカリ直系で味も悪くないのに知名度がなく市場では売れなかったのか姿を消した。
数年前だったか10年位前には作っていたことはある。
「あきさかり」
3年前まで作っていた。
これもコシヒカリの系列なんだが、奥手の品種だ。
奥手は昔から日本晴が主流だったがあきさかりに切り替わった。
しかしこれも売れずに農協は作るのをやめろと言い出し、
日本晴にしろと方針転換をした。
日本晴は値段が安いのだが、安さを求める一部の外食産業で需要がある。
結局売れる米を作れということなのだ。
コシヒカリが偉大すぎてほかの品種が見向きもされない、というのが実情か。
作る側からすれば、作りにくい(病弱、倒伏しやすい、高温に弱い)というか
味以外は欠点だらけのコシヒカリよりも作りやすい品種がいいとおいらは思うけどね。
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