新潟県では、コシヒカリBLというコメを作っている。
コシヒカリBLといってもBL1, BL2, BL3...と複数あるがBLでまとめる。
コシヒカリBLとはコシヒカリにいもち病対策を施した品種で
コシヒカリとは違う品種であり、遺伝子も違う。
魚沼産コシヒカリの偽物が多発したことを受け、
新潟県産と他県産とを区別するために遺伝子の違う品種である
コシヒカリBLを作っているわけだ。
ところが姑息なことに玄米まではコシヒカリBLなのだが
精米してしまうとコシヒカリという品種に化けるのだ。
このあたりはコシヒカリの派生品種が全く売れないので
名前だけはコシヒカリにしたのだろうけど、
気持ちはわからないでもないがあまりにも姑息すぎやしないか?とは思う。
味はコシヒカリと同等だというが、食べたことがないので違いは判らない。
おいらが食べたとしても違いは分かるわけがない。
だけど、新潟県産コシヒカリだからうまいはずだと思っている人々は
この事実を知ったらどう思うのだろうか?
(まあ何も思わないだろうけどね)
そんな思いがあるからなのかは知らないけれど、
世の中にはマニアックというか酔狂というか(誉め言葉の)アホというか、
新潟県指定のコシヒカリBLではなく本物のコシヒカリの種籾を取り寄せて
新潟県で本物のコシヒカリを栽培する生産者もいるという話だ。
本物のコシヒカリが食べたければ福井県産のコシヒカリを買うべきだな。
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