宮尾登美子の小説
宮尾登美子は歴史ものの小説が多いと思うがこれはちょっと違う。
あらすじとしては、昭和30年代に徳島の孤児だった主人公の少女が、中学を卒業後、
剣山系の山奥の神社に養女に行くところから始まり、山の生活、神社のしきたり、特に好きだった高山植物に囲まれて生きていく姿が生き生きと描かれている。
この小説はかなり昔に読んだことがあって、剣山系の山奥はどんなところだろうかと思ったものである。
3年前に、梶ヶ森に行った話を書いたが、梶ヶ森は割と剣山系に近い場所にある。
梶ヶ森に行った時もこの小説を思い出していたのだが、すっかり忘れてしまった。
四国の山はかなり険しく谷が深い。剣山も石鎚山も標高は2000メートルもないが、数字では表現できないくらいに山が険しい。
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