フラットを撮り直すために、プロのアニメーターが使用する
「B3判 LEDトレース台」なるものを購入した。
A3判では、短辺は300mmを下回るので小さすぎる。
その上となるとB3判(B4を2枚分)となり、かなりデカくなるが仕方がない。
その分お値段も高くなるが、和歌山リモート用の鏡筒の蓋兼フラットパネルより安い。
上の画像に写っている冊子のものがA4サイズなので、かなり大きい。
プロのアニメーターではないが、こいつでフラットを撮るのだ。
B3判だと、短辺がフードの直径よりわずかに大きくちょうどよい大きさであった。
こいつを抱えて雨の中ドームへ持参。
そしてフラットをNINAで撮影。
フラット撮影は、先達者の意見を考慮し
1.枚数は各フィルター毎に100枚
2.輝度は1/2程度の明るさ(32,000程度)を確保
3.L,R,G,B,Ha,O3,S2を全部撮影
これでフラットは決まるのか?
今年撮影した画像で試してみた。
上は昔のフラットでWBPPした画像、
下は今回撮影のフラットでWBPPした画像で、
結果はバッチリやないっすか。
実を云うと、若干傾斜カブリがあったので、GradientCorrectionをかけた。
とにかく背景が滑らかで均一になり、ゴミの痕(ドーナツリング)もなく、素晴らしい。
今まではフラット板なんて邪道だとか食わず嫌いで通してきたし、
スカイフラットこそ一番だと考えていたが、
何でもっと早くからフラット板を使わなかったのか、悔やまれる。
何を考えていたのだろう。
というか、何も考えていなかっただけかもしれない、ただのマヌケだったようだ。
考えが変わったのは、和歌山リモートで、
鏡筒の蓋兼フラットパネルを使ったフラット画像が物の見事に
一発で決まったことがきっかけだったわけではある。
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