カラーCMOSカメラ、凄い楽

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カラーカメラを使い始めて、考え方が変わってきた。

モノクロカメラのLRGBって、これに慣れていればどうってことはないが、
実に面倒くさい。
昔は、モノクロでLRGBしかできなかった時代があった。

今回カラーカメラの画像処理をやってみると、ものすごく楽。
今さらモノクロには戻れないよ。
L撮って、R,G,B,Ha,O3,S2もそれぞれ撮ってってことが馬鹿らしくなってくる。
リモート撮影だから、好きなだけ枚数は撮れるといえば撮れるが。

フィルター変えながらちまちまと撮影するよりも、
カラーでひたすら枚数を撮り続ける方が(今でいう)タイパがいいのではないかと。
カラーだと1晩あれば、とりあえず1枚の画像は完成できる。
モノクロだと、最低でも2晩、じっくりやるとそれ以上かけてやっと1枚だ。
歩留まりが悪すぎる。

とはいえ、和歌山リモート用にはカラーCMOSカメラを購入したけど、
元々ドーム内カメラは冷却CCD時代からモノクロなのだ。
当時は長焦点で撮影するため、あえてモノクロにした。
ナローバンドもやりたかったし。
モノクロで丁寧にやれば画質が上なのは間違いないのだけれども、
時間と労力をかなり投入する必要はある。

今の考えはカラーも結構いけると思っている。

だって、カラーだと、PixInsightでWBPPした後、
HTでヒストグラムをRGB揃えてやれば、とりあえず基本画像はこれだけで完成する。
後はストレッチなり色調をいじるなりで(これをどこまでやるかだが)
これで画像処理は大まかに完成する。
実に楽ちんである。

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このページは、ピカチュウが2025年5月 7日 08:00に書いたブログ記事です。

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