という楽器がある。
その存在は知っていたが、どういったものかは、つい先日初めて知った。
チコちゃんの番組で「のど自慢の判定はなぜ鐘の回数か?」だった。
その時に、鐘は「チューブラーベル」という楽器で現物の映像を見た。
のど自慢の番組でよく映っているあの楽器だった。
金属製のパイプにハンマーを叩いて音を出す。
パイプの長さで音程を調節するので、
パイプが横にずらっと並んでいる。
楽器としては1つだが、パイプは複数あるので、
英語では必ず複数形で「チューブラーベルズ」と表現する。
何十年も前の話だが、映画「エクソシスト」というホラー系の映画があった。
ホラーというよりは、リアルな恐怖映画で、実際にヨーロッパでは、
エクソシストという職業があり、悪魔と本当に対峙している、退治かも。
その映画のサントラとしてつかわれたのが、
イギリスのミュージシャン、マイク・オールドフィールドによる
アルバム「チューブラーベルズ」であった。
曲は2曲だが、「チューブラーベルズ パート1」と同じく「パート2」。
もう50年以上前の作品で、「チューブラーベルズ」は若い時から聞いていた。
演奏者はマイク・オールドフィールド一人だけで、色々な楽器で多重録音するやり方だ。
ボーカルはなく、楽器演奏のみだが、マイク本人によるものか、
途中で「チューブラー、ベルズ」という声が入っている。
マイク・オールドフィールドは、あんな映画に使われるとは思っていなかった、
自然の素晴らしさを讃えるために表現して作った曲だ、
と語っていたが、例の映画で一躍有名になったのは確かで、
あの映画がなければ、おいらは彼の音楽と出会えていなかっただろう。
イントロを聞くと、ああ、あの映画だな、とわかるが、聞いていくと
恐怖ではなく彼の表現した通りの雰囲気が感じられる。
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