10月14日から15日にかけて、奈良県南部へ旅行に行ってきた。
その第1日目(14日)
奈良県南部は行きにくい。
というか、奈良県自体が行きにくい。
高速道路網の整備が遅れているからだ。
奈良県南部の中心部を橿原市として、どういうルートで行くか。
ナビが出した答えは、
1.大阪経由で羽曳野市から阪奈道で高速で行く(最短時間)
2.名神高速で滋賀県の八日市ICで降りて、下道(最短距離)
八日市から滋賀県甲賀、三重県に入り、そこから奈良県へ
奈良県は宇陀市、桜井市、橿原市へと。
結局、1.の大阪経由で橿原市へ。
大阪を経由して行くというのが何とも言えない。しかりしろ、奈良県。
橿原市に用があったわけではなく、最初の目的地は川上村。
千本桜で有名な吉野町の南東に位置し、R168を吉野川沿いに南下する。
ところで、吉野の桜で有名な吉野だが、橿原市からかなり離れた山奥だ。
今は車でサクッと行けるが、昔はとんでもない山奥であっただろう。
建武の新政を行った後醍醐天皇が、足利尊氏と喧嘩別れして
京の都を追われて吉野に逃れたというが、
よくもこんなところまで逃れたものだな。
吉野町からやや離れてはいるが、川上村へ。
ここに、丹生川上神社上社がありそこへ向かった。
丹生川上神社上社の本殿。
丹生川上神社上社は元々は別の場所にあり、ダム湖に沈んだ。
元々あった場所への方角に向けて祈願することもできる。
丹生川上神社上社には、他にも
丹生川上神社中社、
丹生川上神社下社、
とあり、この3つを制覇する。
とはいえ、この3社は場所が結構離れていて、車でないと行きづらい。
次に向かったのは、丹生川上神社中社だ。
丹生川上神社中社の本殿、龍神の文字が見える。
歩いて3分くらいの所に、龍神の滝があり、
そこに願いを込めて神社でお分け頂いた龍玉を投げ込む。
そして次に向かったのは、丹生川上神社下社だ。
この3社を回っただけで、橿原市から約80キロだったか100キロだったか。
丹生川上神社下社の本殿。
これで上社・中社・下社3社をすべて制覇というか参拝した。
しかし、これで終わりではない。
次に向かったのは、さらに南へ向かって天河村へ。
大峰本宮 天河大辨財天社へ向かうが、
その前にラーメン屋で腹ごしらえ。
トンネルを抜けたところにあったラーメン屋にて、
味噌バターラーメンと餃子。
大峰本宮 天河大辨財天社。
しかし、神社巡りはまだ終わらない。
本日のメインは、十津川村にある、玉置神社だ。
これが大変な場所にある。
車でないといけないが、小型の観光バスの軍団もいた。
十津川村というのは、奈良県の最南部にあり、非常に遠い。
国道R168で行けるが、元々の予定は、R169で南下し、
酷道425で十津川村へ行こうと思っていた。
天河大弁財天社へ行ったために、
ナビはR168に出てそのまま南下するルートを選択した。
これは結果的に良かったのかもしれない。
酷道425は時間帯で通行止めになっているようだ。
このあたりから天気が悪くなり雨が降ってきた。
玉置神社へ上がる途中の景色、霧で下界が霞んでいる。
この神社は、ものすごく山奥の中の山奥にあり、標高も高い。
とうとう到着した、玉置神社の駐車場。
ここからは傘をさして歩いて行かないといけない。
やっと玉置神社の本殿に到着した。
秘境中の秘境の山頂近くによくも作ったな、という感じであるが、
もう疲れてへとへとだ。
ここからさらに、山奥へ上り、石が祀られているところまで行って参拝だ。
この玉置神社というのは、熊野三山の奥の院の位置づけとなる。
玉置神社からは、熊野三山の一つ、熊野本宮大社への参拝道が続いている。
やっと、今回の旅の目的を達成した。
山を下り、十津川村へ戻る。
ここには果無集落がある。
熊野古道沿いにあり、民家が4,5件しかない。
ふもとに車を止めて歩いていくしかない。
ただそれだけだが割と有名なところだ。
グレートトラバース3で、田中陽希がここを訪れて
住民のおっちゃんと会話している。
しかし、雨が降っているし、夕暮れも迫っているし、行くのは止めた。
宿はここからさらに南へ60キロほど行った和歌山県那智勝浦だ。
宿に到着したときは夕方6時前、真っ暗で雨がひどい。
本日の走行距離500キロ。
自宅から大阪経由で橿原市まで250キロ。
神社巡りと宿までが250キロだがここは全て下道や山道だ。
宿で露天風呂に入ったが、首から下は問題ないが、
首から上は雨に濡れながらも露天風呂で体を癒す。
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