子供の頃、夏の暑い時は(貰い物の)カルピスを飲んでいた。
当時のカルピスは、ビール瓶みたいな茶色の瓶から、
濃縮されたカルピス原液をコップに注いで水で割って飲む。
瓶を包んでいる説明書には約5倍に薄めて飲めと、
書いてあったような気がする。
5倍に薄めろといっても誰も正確に計測していたわけではないようだ。
我が家でも適当に水を入れていたわけで、いい加減だった。
どちらかというと水多めで薄くして飲んでいた。
貧乏性だったからだな。
それから10年後か20年後かに、カルピスウオーターが登場した。
原液ではなく、そのまま飲める飲料水だ。
初めて飲んだ時、濃いなと思った。
これがメーカーが提供する標準的な濃さで正しいはずなんだけど、
薄味のカルピスで育ったために味の感覚が狂っていたのかもしれない。
良く味わって飲むには美味しいと思えるのは確かだが、
やはり濃いと思える違和感があった。
話は変わって最近の話。
冷凍食品である冷凍炒飯だが、非常用に数袋は冷凍庫に保存してある。
1カ月に一度くらいか、たまに食べるが味が濃い。塩分が多いのだろう。
夏の暑い時、野外活動(草刈とか)で汗を大量に出した時にはいいけど、
普段はちょっと味が濃いと感じる。
カルピスと違って水で薄めるわけにもいかないので、白ご飯を混ぜて薄める。
貧乏くさいのだけど、老人には味が濃いのも苦痛になってくるのだ。
1袋の半分か1/3程度を取り出してレンジで加熱し、適量の白ご飯を混ぜる。
これで自分好みの味付けというか味の濃さになる。
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