今日から仕事初めで、仕事に行く。
どうせ冬は雪で撮影できないから、仕事でも苦にはならない。
で、PixInsightの話。
PixInsightのPCCというColorCariblation機能だが、使ってみて凄いなと思う。
今まではどうしていたかというと、手作業だ。
手作業で背景が灰色になるようにするが、微妙な匙加減が難しい。
こんなことを手作業で完璧にやるのは神業でしかない。
いくらAstorodonのTrueBalanceとのふれ込みのフィルターを使ったところで
カラーバランスは崩れている。
実際に、PixInsightでは、RGB合成後、
最初のSTFで鎖のボタンを外さないと色が偏る。
で、PCCを使うとこれが一発で決まるのだ。
STFで鎖のボタンありでも、RGBの縦の線が揃っているのは素晴らしい。
そして、SCNRという緑カブリを取るツールも不要だ。
これぞ神ツールであるとおいらは絶賛する。
原理的には大雑把には、星の観測情報をもとにカラーバランスを取っているとの理屈だ。
こういった考えを編み出し、機能として実装してしまう天才がいる。
昨年暮れに追加になったSPCCは正直いって結果の違いがよく分からない。
SPCCのために、GaiaのDBを60GB分もダウンロードしたけれどもディスクの肥やしかな。
原理的には銀河の場合、銀河の種類に応じてカラーバランスを変化させるというが
そこまで細部にこだわりを持つほどおいらはまだ使いこなしていないのだ。
SPCCは、PixInsightを隅から隅まで使いこなした達人が使うものかもしれない。
実際に使ってみると簡単で、背景を選んでその場所を指定して実行するだけだ。
ところがエラーが出て動かない。
WBPPではPlateSolverは成功したはずなのだが?
これは時期的にNINAではなくAPTで撮影していて、それが原因かと。
NINAで撮影した画像ではWBPPを通せばこんなエラーは出ない。
こういう場合は、あわてず騒がず、手動でPlateSolveしてやれば解決する。
Script > Image PlateSolverを起動すると、天体の座標は最初から入っている。
念のために、SerchしてM106を選択し、PlateSolverを実行する。
こうすることで、PCCが正常に実行できる。
結果をグラフで丁寧に出してくれる。
とりあえず今の段階では、理屈や原理は深く考えずに操作方法のみ習得する。
ある程度操作にも慣れて、全体像が見えるまでになってからなら、
理屈や原理を理解してもいいだろうとの考え方だ。
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