ASIカメラは電源が付属していないので別途調達しておく必要がある。
出力12V5AのACアダプターと、USB3.1ケーブル(3m)も購入した。
このUSB3.1ケーブルはケーブルが太くて取り回ししにくいが、
その分フェライトコアと相まってノイズには強そうだ。
電源が来たので、早速設定にかかる。
これがASI6200MMProのASCOM設定、
ゲインは100(初期値)
オフセットは初期値=0だが、50の設定(でいいのかな?)
USB3の表記あり
こちらはガイドカメラ、ASI120MMの設定
初期値のまま
USB2の表記あり
フィルターホイールの設定、
Edit Wheelのボタンで、
番号とフィルターを関連図ける(これはASCOMドライバー)
番号とフィルターを関連図ける(これはASCOM)
これで、MaxImDLのカメラ設定は終了。
試しに1秒露光で画像をダウンロードしてみたが、2xビニングで1,2秒だった。
あまりにも速すぎる、これに慣れたらもうSTLは使えない。
まだ実戦配備はできないが、
この赤いカメラの性能とやらを早く見てみたいものだ。
画像については、n2068ddさんの指摘の通り、派手な横縞が多い。
ダークやフラットで除去できるならいいけど。
こんにちは
マキシムDLでうまく接続できて良かったですね。
CMOSというカメラには、バンディングノイズというものは、あるものなんです。(笑 別名RTSノイズ(ランダムテレグラフシグナル)とも言います。
これは、アンプ増幅しているという宿命でしょうか。
そしてこれは、
ダークでは消えないです。
バイアスサプレスでも消えないです。
何故かというと、フレームごとに全て形状が違うからです。
ある周期でフラフラしながら移動して歩きます。
そのために、Ditherがあります。
CMOSの場合は5分以下に露出を切り上げて、枚数を増やしてディザーで散らす手法が主流です。CCDのように10分とか15分はかけない人が多いように見えます。
ソフトウェアで消す場合、
ピックスインサイトに「キャノンバンディングノイズリダクション」というスクリプトがあるので、それを適用すると、シャドウのノイズはかなり見事に消えます。副作用は無くて、画像が甘くなったりはしないのがいいです。
もうひとつの手法は、
センサーに搭載されている、「HCGモードを起動して低減する」です。これはセンサーのアンプが2段のレイヤー構造になっていて、HCGモードだと下のアンプが起動して、バンディングノイズを消してくれます。数値でいうと半分以下になります。
おそらくこれは、数学的にデータを処理しているのではなく、相関二重サンプリングをもう一度かけてノイズを減らしているのでないかと想像しています。
威力は絶大で、バンディングノイズはほとんど気にならなくなります。
CMOSには、ノイズの絶対値は低いけれども、こういうノイズがあるので、極低レベルの信号がノイズと干渉してしまいます。それで、スペクトログラフなどの微小なレベルの精度を上げるために、ゲインを200くらいまで上げて使う人もいるくらいです。
そうであっても、トータルのダイナミックレンジやSNはもはやCMOSが上回ってしまいましたから、これも時代なのだと思います。
n2068ddさん、情報ありがとうございます。
CMOSの画像処理でもいろいろあるのですね。
参考になります。
実際に撮影してみないと、これがそうなのかと実感できると思いますが、
今日も雪まみれで、撮影できるのはかなり先になります。