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2006年10月31日
 ■ 馬頭星雲付近(D50改)

IC434_D50.jpg
FSQ106(F5) NikonD50改 ISO800 10分X9枚 三ツ星OAG4+ST-237Aガイド

一眼デジカメ(ニコンD50)での馬頭星雲付近

馬頭星雲は淡いだろうと思って10分露出でやってみたが、輝星は露出オーバーで飽和しきってしまう。
淡い部分重視でやる分にはいいが、輝星や明るい散光星雲まで白トビしてかえって見苦しくなってしまった。
飽和しきっているのでDDPが効かない。
ダイナミックレンジの狭いデジカメの弱点がモロに出てしまった。
冷却CCDだど懐が深いのでごまかしが効いてどうにでもなるが、デジカメではそうもいかない。
ベテランさんは、このあたりのデジカメの弱点を熟知して最適な露出や画像処理のテクでうまくカバーするのだろうけど、デジカメをやり始めた素人には荷が重いなあ。

ちなみに(↓)10分の1枚画像(ダーク・フラットのみ補正)
IC434_D50_1.jpg

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2006年10月30日
 ■ D50でのM42

M42_D50.jpg
FSQ106(F5) NikonD50改 ISO800 10分X8枚 三ツ星OAG4+ST-237Aガイド

一眼デジカメ(ニコンD50)での初の撮像
まあそこそこ写ってくれてはいるが、これは画像処理をかけまくっている。
中心部は白トビさせても周辺部の淡い部分を重視した処理を行った。

冷却CCDに比べてダイナミックレンジが狭いというハンデはあるが、撮像面積は大きい。
より広い画角が写しこめるのは大きなアドバンテージがある。
(冷却CCDでもお金さえ出せば大きな画素チップのものがあるけどね)

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2006年10月29日
 ■ 暗い、淡い、感度低いの三重苦

IC434VC.jpg
VC200L-RD(F7) ST2000XCM +AO-7 20分X9枚

空は最高にいい空だったのですが、狙う対象を間違えたみたい。
馬頭星雲は、普通はナローバンド冷却CCDで撮る物というイメージがあるが、普通に撮ってもダメ。
暗くて淡い星雲を、Fの暗いVC200Lに、感度の低いST2000XCMで狙うほうがどうかしている。
3時間かけてもS/Nが悪い。
近くの輝星(アルニタク)の光芒がゴーストとなって写っているが、迷光対策が不十分かもしれない。
(まあVCは値段も安いからこんなものかもしれない)

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2006年10月28日
 ■ やっと遠征、2年半ぶりの冠山峠

2004年5月に遠征して以来の冠山峠。
あの時は、銀塩撮影して北アメリカとかを撮影した記憶がある。
その後の福井豪雨で道路が寸断、今年6月にやっと開通したが、
すぐ工事でまたも寸断、つい先日やっと開通した。

前回は一人だけの遠征だったが、今年は熊がいるかもしれないということでグレーテル氏と同行。
朝まで快晴の絶好の撮影日和であった。

今回は、天候も期待できる予想で欲を出して、赤道儀2台体制で張り切った。
(結果的にはこれが正解だったようだ)

1.VC200L(F7) ST-2000XCM+AO-7 EM10T2
2.FSQ106 NikonD50改 NJPT2 ST-237Aガイド

2台も持っていくと準備が大変で、6時半には撮影地についていたが、
VC+ST-2000XCMでの撮像開始が10時過ぎ、
FSQ+D50の撮像開始が12時半過ぎというものすごく段取りが悪いというか
手間がかかってしまった。

ST-2000XCMは割と手馴れているが、ピント合わせにロボフォーカスを使っている。
FSQもロボを使って2台体制のために、2台あるコントローラーのどちらかがわからず
コントローラーの初期設定からやり直すのに手間取ってしまった。

VCのピンと合わせもなかなかうまくいかず苦労した。
グレーテル氏も同じVC+ロボだが、きれいなVカーブを描くのに対し、私のは鍋底型で
中間地点のここだろうなというポイントでピント位置を決定。
ここから、M1の撮像を開始したが、これは失敗作に終わる。

M1VC.jpg

ピントが合っていない。星像も丸くない。
原因としては、ピント合わせ後にカメラを回転させて構図をとったためにズレた。
比較的早い時間にピントを合わせたために気温順応していなかったことが考えられる。


それから、今回やっと使い始めたニコンD50改。今回はFSQとの組み合わせとした。
オートガイダーは、ミニボーグ45ED+ToUcamで、ガイドドッグでやろうと調整を始めるが
ToUcamのピント合わせに手間取る。ガイドドッグ自体は難しくは無いし、キャリブ不要で
すぐにでもガイドを始められるのだが、明るい星でないとガイドができない。
やはりダメかと思いながら、ST-237Aを引っ張り出し、三ツ星のOAG4に接続。
かなりの時間の無駄になる。
やはりガイダーは冷却CCDタイプに限るなあ、9等や10等でもガイドができる。
オフアキやるならSBIG STシリーズが必要かもしれない。

今度はFSQのピント合わせ。
ロボ2台持っていくのは初めてで、コントローラーとPCを繋ぐ232Cのコネクタを忘れているのに気づく。
VC200Lは撮像中なのでこいつから引っこ抜いて接続。またもや時間の無駄。
デジカメのピント合わせは苦労する。
しかし、今回は、MaxImDLでニコンD50をUSBケーブル接続して認識させ、
まるで冷却CCDでのピント合わせのように快適に操作ができる。
これはかなり便利で、フライアイルーペなんてものはまだろっこしくて使っていられない。
冷却CCDのフォーカス−プラネットモードのように部分的に切り出して、連続して撮像して画像の
転送をパカパカやってくれるので、これには感動した。

D50もFocusMAX−Vカーブでオートフォーカスもできるだろうとやってみたけれども、
動くが恒星の認識がうまくいかない。
ここは仕方が無いので、MaxImDLのFWHMや微恒星の様子をモニターしながら
PCからロボのステップをじわじわと変化させ、ピントを追い込む。
まるで冷却CCDのピント追い込みと全く同じ操作でできるので、オートフォーカスさせなくても
これなら充分実用になる。

ただ、今回のD50にはかなり苦労させられた。
PCからリモコンを使って放置プレーさせる機器やソフトももっていったがまるで役に立たずに
ダークや本撮影にしても、時計を手元に持って時間を計りながらシャッターの開閉作業を
手作業でやっていたためにこれが一番苦労した。
放置プレーができないと時間が気になってしょうがないのと追いまくられているようで精神的に滅入る。

とにかく疲れた遠征であった。

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2006年10月 8日
 ■ Windows Vista RC2

vista3.jpg
RC2 ビルド5744がリリースされたので早速インストール。
日本語化もほぼ完成し、製品版の仕上がりに近い、かなり完成度が高い仕上がりになった。
(でもバグはかなり残っているらしいが)

今後はRTMを経てゴールデンマスターを完成させて来年1月のリリースには何とかなるスケジュールで進んでいるらしい。
ただ、企業向けには11月といっているが間に合うのか?

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2006年10月 4日
 ■ やっと病気が完治

ここんところ、とある病気にかかっていた。
この病気は一度かかると慢性的に病状が長引く傾向にあるらしい。
他人から見れば病気とは思えないだろうが、本人にとってはかなり深刻な病気なのだ。
寝ていれば治るものでもないし(中にはそういう人もいるかもしれないが)
有効な治療方法があるのなら何としてでもそれにすがるだろう。
しかし、この病気は、なかなか恥ずかしくて病院に行けない。
たとえ恥ずかしさを乗り越えて病院に行ったとしても正確に病状を診察できるかも怪しい。
現在の高度な医療技術を用いても非常に難解な病気なのだと思う。

ところが最近、急に治ってしまった。
何がきっかけなのかよくわからないがもう症状も出ないし完治したのだろう。
夜はぐっすり眠れるし体調も良いし、精神的にも安定している。
今までの毎日のつらさは何だったのだろう。
原因が定かではないが、この病気が治ったのは間違いないと思う。

この病気とは、”やる気ない病”

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2006年10月 2日
 ■ M33中心部

M33_2006.jpg
FRC300(RD) F5.9 ST-2000XCM + AO-7 -10℃ 20分x7枚

昨晩の成果のM33
6枚かと思ったら7枚撮像で、最後のコマは薄雲通過していた。
やはり2コマモザイクで写野を広げないとダメか、
もしくはラージフォーマットカメラに手を出すのもそう簡単にはできない。

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2006年10月 1日
 ■ 昨年のリベンジ M33

今回の新月期は撮像のチャンスがないかと思ったけれども、やっと週末に晴れてくれた。
先週は西はりま天文台に行っていたから、今日を逃すと10月下旬までチャンスはない。

月も上弦の月だけれども、この時期はかなり早く沈んでくれるので撮像は可能だが、
何を撮るかで悩んだ挙句、昨年のリベンジということでM33に決定。

M33_cmp.jpg
左側:先ほど撮像したばかり、20分の1枚画像(ステラ5のベイヤーカラー変換)
右側:昨年の撮像、10分の1枚画像(ステラ5のベイヤーカラー変換)
共通:FRC300(RD) F5.9 ST-2000XCM + AO-7 (裏像のまま)

昨年のは、カメラが到着したばかりで10分露光でやっていたが、
今年は20分露光を基準として撮っている。
倍の時間をかけているが、レベルが2倍になっているわけではなく、
ぱっと見た目にはあまり変わらないが、明らかに画像の滑らかさが違う。
昨年のは10分×8枚、今年の分はまだ撮像中であるが、20分×8枚はやりたい。
(曇るなよ)

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