2006年10月31日
FSQ106(F5) NikonD50改 ISO800 10分X9枚 三ツ星OAG4+ST-237Aガイド
一眼デジカメ(ニコンD50)での馬頭星雲付近
馬頭星雲は淡いだろうと思って10分露出でやってみたが、輝星は露出オーバーで飽和しきってしまう。
淡い部分重視でやる分にはいいが、輝星や明るい散光星雲まで白トビしてかえって見苦しくなってしまった。
飽和しきっているのでDDPが効かない。
ダイナミックレンジの狭いデジカメの弱点がモロに出てしまった。
冷却CCDだど懐が深いのでごまかしが効いてどうにでもなるが、デジカメではそうもいかない。
ベテランさんは、このあたりのデジカメの弱点を熟知して最適な露出や画像処理のテクでうまくカバーするのだろうけど、デジカメをやり始めた素人には荷が重いなあ。
ちなみに(↓)10分の1枚画像(ダーク・フラットのみ補正)
投稿者 pikachu7500 : 2006年10月31日 00:01
コメント
基本的にISO感度をあげると、ゲインが上がるので、つかえる階調が減ってしまいます。
バックが上がっても、頭は4095で決まってますから。
なので、原理的には低感度の方がダイナミックレンジでは有利なのですが、写りがどうか?
どっかでテストやってませんかねー。
変わらないのなら、圧倒的に低感度が有利なんですが。
天文用冷却CCDカメラでは、ISO感度は可変できませんが、もっとも画質が活きる様、最低限のゲインで済ませています。
ま、当たり前ですね。
デジカメはカメラ内ICで処理が入ってくるので一概に低感度が有利と言い切れない面があり得ますので、
実験が必要。
投稿者 uto : 2006年10月31日 12:54
utoさん、どうもです。
デジカメもなかなか奥が深いというか、CCDとは異なる素材なので、もっと知識を深めて経験を積まないとダメです。そう簡単には攻略できません。
投稿者 ここの管理人 : 2006年10月31日 23:44
僕もATLUXの方はなんとか体裁整えたし、来月はプチ遠征してデジカメってこようかなあと思ってます。
実験は・・うーん、やっぱり遠征しちゃうとそんなのやらないでしょうね。
とりあえずISO400で写してみて、みなさんの評価から、中感度で桶か、考えてみたいと思ってます。
町中だと光害で底上げされちゃうので低感度が有利になっちゃうんだもん・・。実験にならない。
投稿者 uto : 2006年11月 1日 10:06
段階露出はいかがでしょうか?
1,2,4,8,…分露出で単純にコンポジットすれば、
ブラケットした幅だけ階調bitが稼げると思うんだけど。
投稿者 GPE-R200SS : 2006年11月 1日 15:22
段階露出は理論的には理解できますが、デジカメは撮影前後でダークを撮らないといけないので、現実的には苦しいです。
冷却CCDみたいにきちんと温度管理ができないのはデジカメの弱点ですね。
投稿者 ここの管理人 : 2006年11月 1日 19:36
あと、露光時間を伸ばした方が画質があがるのは確かなのですから、やはり段階露光を使うよりは、ISO感度可変で、ISO100で5分とISO800で5分とかの合成の方がトータル的な画質はあがると思うんですよね。
でも、温度管理が出来ないので、ダーク取得まで考えてしまうと、こちらの方がハイライト部も長時間かけてるから時間がかかってしまう・・・悩ましいですね。
投稿者 uto : 2006年11月 2日 12:18