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2005年3月31日
 ■ ステライメージ5前回内容訂正、TheSKY6アップデート

stella.jpg
前回、動画のスタックで、画像のいい順から枚数指定ができないと書いたがこれは誤りでした。
アストロアーツからメールにてやり方を教わったのですが、ヘルプにも書いてありました。
具体的には、この画像のように、評価値の見出しをクリックすれば評価値順に
(いい順でも悪い順でも)並び替えてくれます。
それで、スタック対象までをチェックそのまま、スタック対象外をシフトキーでPageUp/Downキーで
ずるずると選択してチェックを外せばOKになります。
どうも間違った情報を書いてしまってすみません。

続いて、アップデート情報です。
http://www.b-sol.jp/sky/ver6/thesky6inforsite.htm

The SKY V6 のアップデートですが、Temma系ユーザーは必須アップデートですよ。
南緯の導入ができないのを修正したとあります。

実は昨日、木星の導入で手間取ってまして動作がおかしかったんですわ。
まあ木星なら自動導入でなくても、手動でも十分導入できるので手動でやりました。
木星を導入して、TheSKY6で同期かけてもずれまくり、で1時間くらい悩んでいて
結局、アンタレス食を見逃した(低空で隣の屋根に隠れていたのが気づかなかった)
わけでして、やられたなって感じです。

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2005年3月28日
 ■ ステライメージ5

あまり乗り気ではなかったが、ステライメージ5を購入して届いた。
動作させていじってみると、フィルタ系が充実している。
si5.jpg
マルチバンドシャープなんてものには、びっくらこいた。
こいつはすごい。
細かい指定はできるは、閾値の設定はできるは、アンシャープ系で特有の
恒星像の回りの黒縁抑制オプションもある。
これだけでも買ってよかった。

あと、悪い点を挙げると、新機能として、動画のスタックもできるのだが
RegiStaxV3に比較すると、大人VS子供で比較にならないくらい、RegiStaxの圧勝。
ここ最近、RegiStaxで惑星画像処理ばっかりやっていたのでステラでもやってみたけど
全然ダメだわ。
やたら時間がかかる。
それに画像の選別が一番多いピクセルからのズレを標準偏差で指定する方式となっている。
せっかく、フレーム毎に数値化しているのだから、数値の良い順に並べ替えて
スタックする対象を上位から何割かで指定できれば済むのではないかと思う。

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2005年3月26日
 ■ 月面の画像

3月19日に撮影した月(月齢8.7)を処理してみた。
FRC300 直焦 ニコンD70改
ISO200 1/125 と ISO400 1/250 あわせて数十枚 RAW形式保存
この中からベストの1枚を選択するために、田中さん作のFFTSelecterを使う。
moon0319_fft.jpg
RAW形式をJPGに一括変換(NikonCapture4)して、FFTSelesterにかけて、
ベストの1枚を決定する。
やはり、1/250で撮影した画像がいいようだ。

moon0319_1.jpg

これが全体像であるが、画像が大きすぎるので縦横1/2に縮小してある。
ピクセル当倍の画像、月面南部と月面北部(↓)
moon0319_2.jpg

moon0319_3.jpg

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2005年3月24日
 ■ 土星の画像処理

手順1.ToUcamProで撮影したAVIファイルを RegiStaxV3で処理する。
reg1.jpg
 ここではウエーブレットをかけずに、BMP/TIFF形式で保存(640x480)
 撮影したAVIファイルすべてを処理する(10枚)

手順2.1枚づつ画像を拡大する。640x480 --> 1280x960
reg2.jpg
 余談であるが、画像の拡大は、ステライメージ4(バイリニア方式)がよい。
 フォトショップCSはデフォルトがバイキュービック方式でこれはよくなかった。
 (CSでのバイリニア方式は試していない)

手順3.RegistaxV3で、手順2.で拡大した画像を読み込み、再度スタックする。
reg3.jpg
 ここでウエーブレットを使って画像を鮮明に処理する。

手順4.フォトショップCS、ステライメージ4、NeatImage等を駆使して画像処理。
reg4.jpg
 ウエーブレットで荒れた画像をNeatImagePro(フォトショップCSのプラグイン)で滑らかにする。
 フォトショップCSで、色合いの調整、トーンカーブの調整を行う。
 ウエーブレットで画像が平坦化して立体感がなくなるのを何とか復元する。
 必要に応じて、ステライメージ4でDDP/色彩強調をかける。

 言葉にすると上記の過程を行うがここは各人の好みの処理テクがあるのだろう。

手順5.画像を縮小(1280x960 --> 640x480)してもとの大きさの画像に戻す。
reg5.jpg
 画像を小さくしたほうが、見栄えがよくなる。
 このために、わざわざ手順2.で拡大してから画像処理を施すことをやる。

はっきり言って、画像処理といってもインチキしているみたいだ。

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2005年3月22日
 ■ RegiStax V3 まめ知識

(1)最適化をする前に
regstax1.jpg
参照用の画像を作ること。参照作成(50がデフォルト)のボタンをクリックする。
上位50フレームのおいしい画像のみでスタックさせる。(下の画面の左側)
場合によってはウエーブレットをしてもよいが、通常はする必要なはい。
regstax2.jpg
この画像の左側にReference用の画像を先に作っておくのだ。
それから、最適化には、最適化&合成と最適化のみと2つのボタンがあるが、
最適化のみで最適化する。

(2)合成をする前に
regstax3.jpg
合成グラフのタブをクリックして、グラフ合成の画面を出す。
下にスライドバーがあり、これをスライドすることにより、スタックする枚数を指定する。
この画面の例では、上位35%くらいをスタック対象としている。

(3)ウエーブレットをする前に
regstax4.jpg
RGB変位のタブをクリックして、色ズレを修正する。
予測ボタンで自動的に移動量を計算してくれる。

(4)撮影時間は、約150秒(2分半)を目安にする。
150秒で約2250フレームとなる。
RegiStax V3では、2319フレームあたりで処理能力の限界になる。
まあ、長く撮影しても、AVIUTLといったソフトで分割作業はできるので
完全に失敗ではない。

その後、いろいろいじくり回して、土星画像の完成(↓)
sat_0319_3.jpg

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2005年3月21日
 ■ 木星は失敗した

jup_last.jpg
3月19日に撮影した木星。
しかし、露出オーバーで白い部分がオーバーして白トビ状態。
スタック枚数減らせば細かい模様もなくなるし、残念。
南中を待てずに低空から狙ったのもよくなかったが、
南中を待っていたら雲がかかったようなので、どうせだめだったのだろう。

jup8_last.jpg
処理をし直ししてみたが、あまり変わらんか。
元画像がよくないのでいじってもよくならない。
RegiStax V3のいじり方がなんとなくわかった。

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2005年3月20日
 ■ 土星

sat_last.jpg
季節遅れの土星
FRC300 + XP24拡大撮影 + ToUcamPro Registax3.0で処理

frc19.jpg
直焦撮影専用?の鏡筒でもこの程度は写るのか。
それにしても、天頂付近の対象は地面に寝転がってやるので大変だ。

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2005年3月19日
 ■ 撮影再開

frc18.jpg
やっと、今年の撮影を開始した。
しかし、月が大きくなり、月が沈むのを待っててもねえ、
ってことで、月面の直焦撮影。
frc18.jpg

FRC300 + D70改 ISO400 1/250

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2005年3月12日
 ■ CCDOPS V5.38 Build-2 NT

いつの間にか、CCDOPS が、ちまちまとバージョンが上がっている。
ccdops1.jpg
ガイドの方向が細かくON/OFFできるようになったが、この機能は必要なのか?

ccdops2.jpg
今頃気づいたが、ファイルを保存する形式に、FITが選択できるようになっている。

それよりも、セルフガイドやAO−7ガイドの連続撮像機能を何とか実現して欲しい。
それなら、CCDSOFTを使えってことなのだろうけど。

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2005年3月10日
 ■ 一眼デジカメ

最近は、一眼デジカメが話題になっていて、天文雑誌で取り上げられることが多い。
しかし、一眼デジカメというものは、非常にシビアであり、かなり敷居が高くはないか?
現状の一眼デジカメでは、
1.銀塩撮影も可能な暗い空
2.明るい光学系(F4、F5.6よりも明るいもの)
3.オートガイダーとガイドテクニック
4.画像処理テクニック
を必要とする。
Hαの天体用ならIRカット改造が前提であろう。

それに比較して、冷却CCDなら
1.暗い空が望ましいのは言うまでもないが都会でも可能
2.Fの暗いシュミカセ(F10)でも何とかなる
といった利点がある。
反面、画素数やチップ面積は狭いが、冷却能力や画像の品質では
やはり冷却CCDが有利である。

本当にデジタルを極めるなら、冷却CCDだろうなあ。

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2005年3月 8日
 ■ ウエイトの塗装剥がれ

weight.jpg
冬の寒い中、気がつくと、ウエイトに塗った塗料が剥がれていた。
左側は、もともとサビがひどくて、丁寧にサビ落とし、下地作りをした。
右側は、もともときれいでろくに下地作りをせず、ただ塗っただけ。
下地作りをしなかった方が塗装が剥がれた。
まあ、もともときれいなもので、わざわざ塗る必要はなかったのだが。

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2005年3月 6日
 ■ 昨年8月のお盆に実家で撮影

cyg_gamma.jpg
白鳥座のγ星付近、Pentax105SDHFレデューサ(F5.6),E200, 60min
実家へ帰省した際に撮影した。
光害があり、ノーフィルターなので青かぶりが激しい。
天の川もみえる田舎だけど、銀塩撮影は苦しいね。

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2005年3月 4日
 ■ 冷却CCD用AC電源

acpower.jpg
パソコン用の古い電源を再利用して作ったAC電源。
SBIG用冷却CCDカメラ用の電源と、赤道儀用の12Vシガーソケットを装備。
遠征(自宅撮像でも)ではデルコを使うので、これは室内での動作確認用の電源。

ただし、落とし穴があって、ダーク撮像時は撮像時と同じ電源を使わなければならない。
撮像でデルコ、ダークはAC電源だとうまくダーク減算ができない。
今のところ、メイン電源はデルコなので、ダークライブラリもデルコで作成している。

自宅からの撮像でも延長コードを使えば、AC電源でいいじゃないかと思うが、
CANPで岡野氏と電源について話し合う機会があり、家庭用AC電源だと
エアコンの動作でAO−7のミラーが不振な動きをするらしい。
結局はノイズ対策なのだが、単体電源のデルコならそういった心配はいらない。

冷却CCDカメラって、かなりデリケートな機材なんだな。

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2005年3月 2日
 ■ ブランク長すぎ

昨日の夜は快晴だった。
しかし、透明度が悪く、もやがかかったような空でいまいちだったので望遠鏡は出さなかった。
銀塩撮影は昨年の10月、CCDは昨年の11月で最後だったから、4ヶ月も望遠鏡を出していない。

設置や使い方、撮像方法といったものは、しばらく遠ざかっていると忘れてしまう。
3月に入り、そろそろ撮影のできる機会も増えてくるだろう。
4月からは、CCD撮像もできるし、5月には銀塩撮影も再開できそうだ。
そろそろ、トレーニング開始とするか。

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